夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『王家に捧ぐ歌』(3)

2015-08-18 11:04:08 | 宝塚観劇つれづれ

アイーダの兄のウバルドは、宙組1年生の真風涼帆くん。
真風くんの語りから『王家~』の幕は上がるのですが…「どうかな?」と思う隙もなく、宙組になじんでいました。
ウバルドはギラギラした武闘派。
今回は、まぁ様との直接の絡みは、ファラオを暗殺する場面だけでしたので、ふたりの芝居の相性はあまりよくわからない…というか、想像がつかないのですが…これから美味しい二番手の役が、時には悪役も回ってくると思うので、楽しみですね。

ウバルドと常に行動を共にしているのは、エチオピアの家臣だった、カマンテ@澄輝さやとくんとサウフェ@蒼羽りくくん。
ウバルドと三人だけの場面や、アイーダを案じて三人で歌う場面もあり、ラダメスの戦友役のふたりより、印象的でした。

あっきーには、花組の瀬戸かずやくんのような、頼れる二枚目の兄貴ポジションについて欲しいな。

りくくんは踊れるのに、実力を発揮できなくて残念でした。あっきーだけに踊らせずに、同じ場にいるりくくんにも踊らせれば、と思った場面もありました。でも、これが序列をくずさない宝塚の現実。
りくくんは、声はちゃんと男役になってきているんだよね

ビジュアルは良いのに、声が残念だなぁ、とまたもや感じてしまった愛月ひかるくん。ラダメスの戦友ケペルです。
前作の『TOP HAT』の役がオネエキャラで、声が高くてもOKだったのを、まだ引きずってる一時期、愛ちゃんの声が大人びてきたなぁ、と思ったのにね。

りくくんと愛ちゃんの同期で、いちばん声が出来上がっていて、歌も上手いのが星吹彩翔くんですが、こちらは童顔で損をしていて…なかなか上手くいきませんねぇ
今回は、エチオピアの兵でちょっとだけですが、ソロで歌っていました。

もうひとりのラダメスの戦友メレルカは、桜木みなとくん。
ゆうひさんが以前、自分の若い頃と顔が似ている、とWOWOWで紹介して以来、注目しています(舞台での姿は、花組の鳳月杏ちゃんの方が似ていますね)
着実にステップアップしてきていますね
今いちばん勢いのある95期の一員として、宙組ですくすくと伸びていってほしいです


エジプトのメンフィスの宮殿の場面は、大がかりな階段のセットが組まれ、金色の衣装のエジプト兵たちや女官たちが居並び、何度か発せられる「おお~~」という雄叫びもあり、かなりの迫力がありました。
こういう人海戦術は、昔も今も宝塚ならではですね
その時、両花道にいるエチオピアチームのリアクションも興味深かったのですが、とにかく目が足りません

脚本や演出への、不満や突っ込みどころは結構あるのですが
発せられるメッセージに共感できる見応えのある公演でした


新生宙組の船出に乾杯

(終わり)
コメント
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