さて、男役さんたち。
役のつき方で、小池修一郎氏が使いたい、劇団が推したい男役さんがわかり、新公主演していても、そのあたりは厳しいものがありますね。
ロナンの龍真咲くん。
さすがにこうしたミュージカルになると、“まさお節”は目立たなくなるのねってことで、船酔いせずに気持ちよく観ることができました。
改めて、まさおくんって歌が上手かったのね~
ロナンが群衆のひとりでモブ、という場面がいくつかありましたが、オーラを抑えて、真ん中をしっかり立てていました。
衛兵隊士でも王候貴族のごとくきらめいていたアンドレとはえらい違いです
ダントンの沙央くらまくん、デムーランの凪七瑠海くん、ロベスピエールの珠城りょうくん。
3人で出ている場面が多いのですが、それぞれが真ん中を務めていました
かちゃは歌が上手いのに、男役として、かえすがえす声質が残念
たまきちは、真ん中オーラがUPしました。
こまちゃんは美人ですねぇでも男役としても、ちゃんと出来上がっていますよね
妖しいアルトワ伯爵の美弥るりかちゃんは、嵌まり役。この人も華奢だけれど、男役の声になっていますね
小池氏演出で恒例の、フィナーレのせり上がりも美弥ちゃん。こちらは爽やか貴公子
秘密警察のラマールは紫門ゆりやくん。その部下が、朝美じゅんくんと輝月ゆうまくん。いつも3人で出てきて、この作品ではほっこり担当
ラマールのゆりやくんは、オランプちゃん大好き~という設定があり、そのために見せ場もあって、なかなか美味しい役です。
朝美じゅんくんは劇団が、輝月ゆうまくんは小池氏が、役をつけたい生徒さんなのかな常にニコイチで、それぞれの役の違いもあまり見えませんが(でも、本人たちは楽しんで裏設定していそうですね)、息がぴったり合って楽しませてくれます
ルイ16世の美城れんさん。
錠前作りが趣味で人が良く子煩悩で、妻とフェルゼンの仲も認めている、という『ベルばら』と同じ設定なのに、脚本が違うとここまで印象が変わるのかというくらい、伝わってくるものがありました。
ちゃぴちゃんともちゃんと夫婦に見えましたし
公式の場用の白い鬘をとった地毛設定の短めのかわいいブロンドと、二幕の芝居の最後で誰よりも乗りまくって踊るのが、ツボでした
そして、今回の配役発表のときに、いちばん驚いたのが暁千星くんのフェルゼン。
つばめに見えてしまう場面もありましたが抜擢の期待には応えていたと思います。
サン・ドニ教会でロナンに声をかけるところなど、学年差を感じませんでした。
(これは、まさおくんがいつまでもフレッシュという事でもありますね)
史実の通り、「アクセル」って呼ばれているのね
軍服は、『白夜』のグスタフ3世のものでしたね←スウェーデンつながり
フィナーレでも、扱いがたまきちくんの次すごく期待されていますね
初舞台のラインダンスで、最後にひとり出てきてポーズを取っていたのがわずか3年前とは
ペイロール伯爵の星条海斗くんは熱く、この作品の憎まれ役を一手に引き受け、ネッケル役の光月るうくんは、理路整然とした演技で存在感がありました。
というところで、とりあえず終わります