夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エリザベート 2015』(5)

2015-08-14 10:05:35 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

8月11日(火) 昼の部

《役替わりキャスト》
・トート…井上芳雄
・シシィ…花總まり
・フランツ…佐藤隆紀
・ルドルフ…古川雄大
・ちびルドルフ…池田優斗
・ゾフィ…香寿たつき
・ルキーニ…山崎育三郎


お花さまのシシィがまた進化していました。
子供時代が、野生児っぽさも加わって、無邪気さがアップ
新婚翌朝、「あなたは私を見捨てるのね…」という言い方のフランツへの失望感がすごい。
そこからの「私だけに」なので、とてもドラマチック。
長女ゾフィの遺体を見せられたときの、トートを睨む目付きの鋭さ
そして「私だけにリプライズ」を経て、「私が踊る時」で完全にトートよりも優位に立ちます。
フランツの裏切りに動揺して「いっそ死にます」と口走ったものの、プライドは保ったまま。トートの胸に飛び込もうなどとは、微塵も思わない。
孤独を嘆いていたシシィだったが、それでも毅然と生きていた。
“鏡同士”だったルドルフの死で、それは一気に崩れます。
しかし、それはトートの愛したいシシィの姿ではなかった…
ここから、シシィの死への孤独で長い旅路がはじまります…


さて、芳雄トート閣下。
シシィと出会ったときのリアクション、まばたきもせず、呆けたようになってました。
芳雄閣下は表情が豊か。
ちびルドルフの「昨日も猫を殺した」、閣下のセリフ「待っていた、エリザベートっ」「まぁーだ、私を愛してはいないーっ」オペラで見ていると、結構楽しい
シシィがなかなか自分を受け入れてくれない悔しさに溢れています。
ですが…
高いセットの上から、ほんの少しだけ口角を上げて、氷のような眼で見下ろしている表情がいちばんゾクッとします。
そして、8月になって、芳雄閣下の帝王オーラが増してきました。
骨太になってきたように思います
骨太とは言うものの、芳雄閣下は手指の使い方がとてもきれい。宝塚の男役さんのように優雅。芳雄くんは宝塚ファンだから、そういう動きが頭に入っているのでしょうね

香寿ゾフィ。
自らが皇帝や皇后になりたかったような雰囲気の香寿ゾフィ。
ゾフィの死」の歌い方で、ああ、この人はまぎれもなく母親だったのだ…と胸うたれます


その他のキャストについて、書ききれない~

~*~*~*~*~*~

今さらの情報になってしまいましたが
今期の『エリザベート』の実況のCDが出ることになりました

予約完了

一幕は、お花さま×芳雄くん。
二幕は、お花さま×城田優くん。
フランツ、ゾフィ、ルキーニもそれぞれのキャストが別れて収録されます

もうひとりのシシィは?
残念ながらというか、やっぱりというか、ボーナストラックのみの収録です。

やっぱり、と言うのは‥‥
最近は、もうひとりのシシィの評判が落ちる一方だからです‥‥

実際に先月観劇した友人は、「私が踊る時」のあまりの酷さに唖然としたブログを書いていましたし、役作りも‥‥
彼女は、昨秋、花組版を観ていて、あの時はシシィにそんなに不満はなかったそうな‥‥

さすがに東宝も、そのような歌唱では、きちんとしたversionのCDに残せないと判断したのでしょうね。

公演回数は、ふたりのシシィはほぼ同じなので、(お花さまはレジェンドという優位はあるにしろ)、対等なWキャストとしてスタートしたはずなのに、この惨状はどうしちゃったのという感じです。

これから、きりやん、美海ちゃん、ねねちゃん、凰稀かなめさん、蘭とむくん、とOGたちの帝劇デビューが続くのだから、先を行かせてもらった者として、有終の美を飾れるといいですね(。・人・。)


コメント
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