夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『シャーロック・ホームズ ~アンダーソン家の秘密~』③

2014-02-27 11:45:23 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

最後にワトソンの一路真輝さん。

助手のワトソンを女性にしたのはなかなか面白い設定だと思いました。
オックスフォードで経済学を学んだ才媛で、オックスフォードの教授?講師?が元カレ。
ホームズと同い年。(30代設定かな?)
銃の扱いにも長けていて、医学の知識もあって、死体を見ても動じない女性です‥‥うーん過去が謎だ‥‥

ジャケットにベストにニッカボッカにロングブーツというお衣装(当時の男装のイメージ?)があったのですが、初日に颯爽と登場したとき、すごくかっこ良くて、嬉しかったです
で、ズボンのポケットに手を入れているとき、親指だけが出ていたのねごく自然に「これは男役芝居の名残だわ」とこれも楽しい発見でした。
歌は、ストーリーテラーのような歌が多く、ワトソンの心情を吐露する歌がなかったのが残念でした。
歌を歌としてではなく、ストーリーの一部として聴かせるって、難しいですよね。

今まで、泣く役、嘆く役ばかりだったので、涙を流さない役は新鮮。
再演ものがずっと続いていたので、新しい役に挑戦できて嬉しい。
『シャーロック~』の音楽は、今までのミュージカルと違って、やはりアジア人の音楽だと思った。自然に感情に入り込んでくるものがある。
などと、東京でのトークショーでは話されていました

約1ヵ月半にわたった公演も、今夜の盛岡公演が大千秋楽
キャスト&カンパニーの皆さま、お疲れさまでした
博多で足止めされたり、名古屋で足止めされそうになったり、地方を回ってからはお天気に泣かされたようですが、仙台・盛岡は順調に公演できた(できる)ようで良かったです
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『シャーロック・ホームズ ~アンダーソン家の秘密~』②

2014-02-27 11:42:11 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

では、メインキャストそれぞれについて。

アンダーソン家の双子の兄弟、アダムとエリックをひとりで演じた浦井健治くん。
柔和なエリックは想定内のキャラでしたが、アダムをやっているときの、ブラックな表情がすごく良かったです
歌もきちんと歌い分けて、東京よりも仙台の方が、ふたりの人格がより明確になっていた気がします。
浦井くんって、どんどん守備範囲が広がっていますね

アダムの婚約者でエリックの元カノのルーシーは、昆夏美さん。
可愛らしいルーシーでした
歌声も綺麗でしたよ
でもお衣装が、小柄な彼女にはあまり似合っていないように感じました

エリックとアダムの叔父のポビー・アンダーソンは大澄賢也さん。
全く踊らない役は珍しいですね
慇懃無礼だったり酷薄だったりの表情がはまっていました。

レストレイド警部はコング桑田さん。
「ホームズの考えはいつも私と同じだ。」が口癖。
出てくるとほっとする存在です。
でも、これは純粋に脚本の問題ですが、“ロンドンの白い狼”という形容は似合わない気が‥‥

シャーロック・ホームズは橋本さとしさん。
いわゆるシャーロキアンがイメージするホームズよりは、ずっと庶民派のホームズ。
そして、とても力強く生きているホームズ。
自分の慧眼で真実を暴き出しても、かえって不幸な事態を引き起こしてしまった‥‥と過去のいくつかの事件を回想する歌が印象的でした。
最後エリックに、「私は探偵であって、警察ではないから。」というようなことを言ったのは、過去の事件への思いがあり、ここで全ての真実を白日の元に晒せば、エリックのルーシーへの想いを打ち砕いてしまうことになることが堪えられないからなのでしょう‥‥

(続きます)
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『シャーロック・ホームズ ~アンダーソン家の秘密~』①

2014-02-27 11:39:25 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

東京で観て、名古屋で観て、一昨日は仙台で観てきました

リニューアルされた池袋の芸術劇場のプレイハウス(元の中ホール)は、客席の内装がクラシックないい感じに変わっていました。

名古屋の愛知県芸術劇場の大ホールは、なんと客席が5階まであるというホール。
近未来的?なオアシス21という空間に隣接していまして、田舎者のワタクシは、へぇーっと感心するばかり
中日劇場から徒歩5分くらいなので、もちろん宙組も観てきましたよ

仙台は、全国ツアーでもおなじみ、イズミティ21
終演後にアフタートークショーがありました。
でもね、トークショーに最後までお付きあいすると、終電・終バスに微妙な時間になりそうなので、なくなく諦めて席を立ちました
はい、山越えしてきた田舎者です
真冬の夜の山越えの高速道路はこわいから車で行く気にはなれなかったしね‥‥

で、舞台のお話。

韓国で各賞を総なめにしたというミュージカルの日本上陸です。

ただね、ストーリーは理解できない部分が多すぎて、事件の当事者であるエリックとルーシーの心理もよくわからなくて‥‥
ただ単にわたしの頭が悪いだけかしらね
あるいは、「こうなって、こうきて、こうして、ホームズさん、さすが解決したじゃん」と楽しむだけで良かったのかも

俳優さんのレベルは何れも高く、その点ではストレスを感じることはありませんでした

出演者9人のうち、6人は役が固定しているので、モブは、竹下宏太郎さん、石井一彰くん、宇野まり絵さんの3人で全てつとめています。
特に、宇野さんは6役くらいこなして大活躍でした。以前に別の舞台で拝見したときにも思ったのだけれど、この人は歌えるし、芝居も的確だし、愛嬌のある顔立ちの美人さんだし、もっと出てきてもいい女優さんなんですよね。
でもさすがに、モブの女性が全て同じというのは、観客側にとっては、不親切なキャスティングだと思いました。

(続きます)

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