夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ベルサイユのばら~フェルゼン編』(2) 柚希&凰稀特出ver.

2013-05-08 00:27:06 | 宝塚観劇つれづれ

特別出演があるということは、ポジションが下がったり、出番がなくなったりという生徒さんが出てしまいます。
今回は、未涼亜希さんの美声がパレード以外聴けないとか、蓮城まことくんの役がスパッと無くなるとか、このフェルゼン編のためのせっかくの新曲が聴けないとか…がありました。
だから、特別出演ver.にもろ手を上げて、皆が皆、大歓迎ということではない、というのは、よくわかっています。

でも、でも

凰稀オスカルと柚希アンドレを観て、(宝塚歌劇の)理想のオスカルとアンドレに出会ったと感激しましたー

「光と影」
ふたりの関係がちゃんと“光と影”なのです。
すごいと感じたのは、柚希アンドレ。
いちばんキャリアの長いトップで、押し出しの強い個性のれおんくんが、「どうすればオスカルが輝けるか?」という演技に徹していたことです。
それによって、オスカルが輝くだけではなく、アンドレのオスカルを慕う心情や包容力が、より大きく伝わってきました。
夢乃聖夏くんとのふたりの場面も、貴族のジェローデルと平民のアンドレの関係を、違和感なく見せてくれたと思います。
(オスカル、アンドレ、ジェローデルの三人だけの場面では、星組を観てる~と何だか感慨深かったです)

「幼なじみ」
アンドレがオスカルの考えというか悩みを茶化す。オスカルがアンドレの言葉にむくれる。
観ていて楽しかったです
身分を意識しないで、育ってきたのだろうな。
オスカルは“光”ではあるけれど、思いつめる性格だから、アンドレの能天気な部分(←褒めてます)に救われてきたのだろうな。
ふたりの幼い時からの関係が想像できて、ほのぼのしました。

「涙」
原作のオスカルはよく泣きます。
悲しいとき、嬉しいとき、悔しいとき。
かなめオスカルも舞台上で泣いていました。
フェルゼンから恋心を覚られたとき、フェルゼンから「白薔薇のようなひとでした」と語られたとき。
(一幕の最後の場の演出は、個人的には好きではありませんアントワネットの気持ちを推し量ったらフェルゼンはあんなことは言えないはずだし、オスカルだってフェルゼンにさえ気持ちが通じればそれでよかったはず。)
涙が、つーと一筋流れて、指先は軍人のそれではなくなる…
「あれは劇画と同じ泣き方だね」と友人と興奮して語りあったのですが…
さらに数日後、友人からのメールには…今宵一夜でもバスティーユでもオスカルさまは泣いていたと。

「金髪」
歴代のオスカルさまたちは、如何にして劇画のオスカルの翻るブロンドの髪を再現するか、心を砕いてきたわけですが…
かなめオスカルさまのお髪は、顔回りのウェーブがおとなしめ。
ラインハルトの鬘に手を加えたかな~という感じでしたが、似合っていました
それと、かなめちゃんはますますスレンダーになっていました。
友人によると、「モンテクリスト伯」でけっこう痩せたそうな…

「ちょっとしたツボ
毒入りワイン未遂のあと、激情にかられたアンドレがオスカルを抱き締めます。
かなめオスカルは、一旦は抗おうとして、アンドレの両肩をつかみます。
そしてアンドレの告白がはじまり…アンドレの肩をつかんだオスカルの指の力が次第に抜けていく…
マニアックなツボですみません

「小雨」
特出ver.限定のフィナーレです。
振りは以前と同じだと思いますが、衣装は新調で、白と青を基調に、ほんの少しの指し色の赤。
長身のふたりなので、ダイナミックでした
何がすごいって、れおんくんの肩から下は踊って動いているのに、頭というか顔は動かさず、かなめちゃんを見つめているという…


もっと書きたいのですが、際限がなくなるので、とりあえずこの辺で

特出ver.のDVDの発売が、9月だなんて
遅すぎます

コメント
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