Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

マーブルエレメンツをつくる

2010-06-02 02:02:14 | エクスプロラトリアム
昨日の日曜日、またまたいい天気だったのだけど1日中ラーニングスタジオで作業。日曜日のラーニングスタジオはとても静か。でも置いてある工具、電動ノコや、ドリル、レーザーカッターなどが使いたい時に使えるので日曜日は作業するのにいい日。去年ラーニングスタジオに初めて来たとき「ここに置いてある材料や道具は好きなように使っていいよ」と言われ、ものすごく嬉しかったっけ。何でも揃っているので、何でもつくれるありがたい環境です。

今私がつくっているのは、マーブルウォール用のマーブルラウンチャー(marble launcher)。ビー玉をころがすからくり装置のいちばん最初のスターターとなるもの。メンバーは他にもたくさん手のこんだ仕掛けをつくっていて、そういうのをマーブルエレメンツと呼んでいます。私はこども達が遊んでいる様子を見ていて、どの子もスタート地点は指でビー玉を転がしていることが多いのでそこをちょっと変えてみたくて、試しにインタラクティブなマーブルラウンチャーを製作中。うまくいくかどうかは未知数だけれど。


昨日の記事にも書いたけれど、Just experimenting(実験的にやっている)ということを誰もが分かってくれているのでやりやすいなぁと思う。とにかくモノをつくってフロアにだしてみる、ワークショップで使ってみる。それでこども達の反応を見ながら考えていくという感じ。

それと「こういうのつくってみたいんだけど、、」とか「こんなのあったらいいな」とアイデアを抽象的に口で言っているだけでは誰も話を聞いてくれない。そんなこと言ってるヒマがあったら「手を動かしてプロトタイプをつくって見せてみよ」それがエクスプロラトリアムのカルチャー。とは言っても、まだまだスキルのない私ひとりではできないことが多いので、休みの日につきあってくれたアントニオ、セバスチャンには本当に感謝。

さて、私のこれはどうなることやら分からないけれど、なんて言うんだろう、昨日はたくさんの「初めて」があって楽しかった!木を角度をつけながら切ること。ボール盤で穴をあけること。エクスプロラトリアムに来なかったらたぶん一生触らなかったであろう電動のこぎりやボール盤、レーザーカッター。こういうツールに出会った時の感動って、今まで針と糸しか知らなかった人がミシンに出会った時の感動と似ていると思う。「えー!こんなに便利なものがあったの!?」っていう。とたんに創作の幅が広がるというか。

それまでなかったものが自分によって存在するようになる、ということのおもしろさ。何歳になっても、つくることはドキドキがいっぱいだね。もちろん危険ともとなり合わせだけれど(常に気をつけないと!)。

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