上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

五輪前の妄想

2006-02-02 | トリノ五輪
五輪が近付き、フィギュアスケート一大ブームにも拍車が(?)
だいたい4年に一度、フィギュアブームが起こるものですが、今回は特に年末のTV放映、話題性もあり、どこのスケート教室も申込者殺到だそうな。リンクはお客さんが倍増だそうな。
こないだ「ハニカミ」という番組で「初めてのデートでスケートに行く」というシチュエーションがあったのですが、懐かしい!私の姉くらいの年代ですよ…「スケートデート」なんて。今ここにスケートブームは再燃するのね。結構な事でございます。日本はあと、男子とペアとダンスの層が厚くなってくれれば~。

今、私の手元には、四年前の丁度今頃発刊された「TVステーション別冊・ソルトレークシティ五輪完全予想」という雑誌があるのですが、モーグルの上村愛子ちゃんが、今現在と寸分変わらぬ爽やかな笑顔で表紙を飾っています。いや可愛い。天使のようだ。上村さんってほんと「ずっと可愛い」(!)。普通、四年も経てば20代女子はお肌が衰えてもおかしくはないのだが…この美貌キープ力は奇蹟的。がんばれ、モーグルも見よう。応援しよう。

さてこの「予想本」。けっこう面白かったのですよ。
フィギュアスケートのメダル予想は、「編集部」「担当記者」「佐藤有香さん(リレハンメル五輪代表・元世界女王)」の3人が◎○△…とか各選手につけてるのですが、これがなかなか。
ヤグディンとプルシェンコは◎(金メダル本命)の数が2対2で互角。有香さんは両者に◎だけど「卓越した演技力で味のあるスケートを見せてくれる。欧州のおばちゃま軍団に人気あり。」と、ややヤグびいき。編集部は「プルシェンコはジャンプ力世界一なので、4回転ルッツを決めれば金確実!」と騒いでいるのですが…サスガのプルさんも跳ばんでしょう、それは(笑)。
本田君は三者とも△=銀か銅メダルを獲る実力有り、との予想。実際SPで2位、FP4位、総合4位だったのだから、これは割と当たってる?あの時は、まさかSPで2位取れると思ってなかったから、皆、沸き立ちましたよね。新聞は「本田、金もいける!」とか、見出しも凄かった。惜しくもメダルは逃したけれど、私は「アランフェス」を滑る本田君を見ながら、立派だな~~~とジンとしてました。だってアナタ、世界最高の舞台で4番目ですよ!直前のファイナルや四大陸の様子からして「メダルはちょっと無理かも…」とモヤっていたので、私には嬉しい4位・大健闘の4位でした。でも例によってS田さんが「精神力が弱い」ってブイブイ文句言ってたのでね。ハラ立ちました(笑)。
ティムは「ゴーベル」と表記されてますが…(この時代はゴーベルだったなあ)五輪直前のこの時点では、同じアメリカの大先輩・エルドリッジのほうが「実質世界3位」と高く評価されてる。これは、年明けの全米選手権で優勝した方がエルドリッジだったからじゃないかな。で、私も期待してたんですが、フタを開けてみたら、ティムがFSで4回転を3度決めて(4トゥ2度+4サルコゥ)一躍メダリストとなりました。トッドは、SPで4トゥに挑むも決まらず。キス&クラで自分の頭を「バーン!」とピストルで打ち抜く仕草をしてましたよね。致命的な失敗なんだけど泣いたりせず、「茶目」を見せてくれた所にベテランの心意気が有りました。余談ですが、彼とストイコ(有香さんが△ひとつだけの予想)のソルトレイク演技は、泣かずにはおれなかった。この間の全日本の本田君とダブるものがありました。やはり長~く第一線でやってきた人には、万感の思いが。
他に、竹内洋輔君とイワン・ディネフが候補に(入賞候補?)。ディネフはファイナルに進出したので、急遽クローズアップされたのね。竹内君は、全日本で逆転優勝して五輪切符をもぎとった所が評価されたかな。でも確かにあのころ「はしり」のモロゾフ・プログラムは、独創的で彼に合ってて良かったです。
でも不思議なのは、アブトとかチェンジャンが、全然リストに上がってないんですよね…アブト、欧州銀メダルなのに。やはりこのテの「予想本」って自国びいきに書いてるのは仕方ないか~。
面白いのは女子予想で、有香さんが「スルツカヤ金」、編集部が「クワン金」って書いてるのに、フィギュア担当記者だけが「サラ・ヒューズ金」!
「若さ特有の勢いに乗って、大仕事をやってのける期待大」と書いてるの。いや~すごい、大当たり!私も含め、それを予想してた人って…たぶんあんまいなかったのでは。
サラは確か全米3位に終わって(1位クワン、2位コーエン)そこから「なんとかしなきゃー」ってことで、コーチのワグナーさんがフリープログラムの後半を曲・振付と大幅に手直しして、ダイナミックにゴージャスに本番で舞った!ということでしたよね。確かに「手直し後」の五輪のほうが、全米よりも圧倒的に良かった。そして「練習でも成功した事のない」3+3ジャンプを2度入れてきた度胸と集中力、地元の歓声の大後押し…とまあ、様々な要因が重なってあの奇蹟の大逆転が成り立ったのでしょうね。人間、あきらめてはいかんのだね…。Jさん、今頃どうしてますか?全米後にプログラム直しても大丈夫!大丈夫だ!?

今回も女子の「若さの勢いに乗って」現象は起きるのでは…コストナーでしょうか。「地元」「若いアイドル」「PG改善(これはするかどうか知らないが)」「思い切って大技・3-3-2(3?)を跳ぶパワーあり」…考えれば考える程、ソルトレイクのサラと重なるわ。そうそう「前年度のワールドで銅メダルだった」という状況も同じ。うーん。「コストナー金」。。。
(でも、私の本音の本音は「静香ちゃん金」^^;)
コメント (3)
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