上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

なんのために生きているのか★

2011-05-31 | うぐいすよもやま日記
政府 東電 文部科学省 原子力保安院 ナントカ委員会 ナントカ機構
そして放射能は体にいいという学者。。。
TVで「あの方々」達がえんえんと
責任の押し付け合いをやっているのを見て
絶望的な気分になりませんか。
アホらしくて情けなくて
「この日本に住む意味ってなんだろう」
とすら思う。
「あの方々たちは何のために生きているのだろう」
とすら思う。
自分の保身に躍起になるだけで
苦しんでいる国民が 今 膨大に存在していることを
まるっきりスルーしている。
「なんとか助けなきゃ」とか思うなら
ああいう発言や態度は出ないはずだ。
それは良心の問題だ。
夜も眠れないほど 「あの方々」は悩まなくてはいけないはずだ。
どうしたら苦しんでいる国民を救えるのか。
そのことを悩み抜くのが「あの方々」の生きる意味なのだ。
ところが311以降
まるっきり その方向の熱意は感じられないのだ。
それとも TV画面以外のところでは
国民の幸せのために走り回っているのだろうか。

人はたとえ大金持ちになれなくても
普通に幸せに生きていきたい という希望があるから前に進めるのに
「あの方々」の姿を見ていたら
日本と日本国民の幸せを
阻止しているようにすら見える。
阻止して生きて
果たして幸せなんだろうか。
苦しむ国民を見てニヤニヤして
「まあ俺と俺の家族は安泰だしー」とか
それぐらいの認識なんだろうか。
それってもう
人間として終わってるだろ。
終わってる人を
束にして福島の海に放り込みたい衝動にかられる。

市川房枝さん。菅さんの夢に出てきて欲しい。
なんか言ってやってください。
そう思った。唐突に。
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梅雨だ。映画を見よう★

2011-05-28 | うぐいすよもやま日記


関西も梅雨に入りました。

ページワンさんの個展の時に撮った写真をしばらく「ボ~ッと」UP。
クリスマスローズです。個展のお手伝いをして下さった「Sちゃん」さんが、
自宅のお庭の花を持ってきてくれました。
「クリスマスローズってどうしても、頭を垂れちゃうんだよね~」
とワイワイ言いながら。私は、その微妙な色合いに惹かれました。
お店の花より、庭の花はもっと野性的で「ナマ」って感じがするのです。
それにしても、冬に咲くわけでもないのに何故、「クリスマスの薔薇」なんかね?

今日から大阪でも、フィンランド映画「10万年後の安全」が公開されます。
東京や他地域の方はもう見られたのかもしれません。
今年の秋に公開予定だったのが、日本の原発事故のこともあり急きょ、
繰り上げ公開となったそうです。

原発を稼働したあと、必ず残る放射性廃棄物。
危険です。「核のゴミ」はどう処理加工しようが、
完璧に人畜無害になるまで、10万年かかるという(!)
日本でも今、「一時置き場」として、青森六ヶ所村で使用済み燃料を管理していますよね。
でも、最終処分地はまだ決まっていません。
アメリカと日本が組んで、モンゴルの奥地?に
最終処分場を作るべく計画してる…というニュースもありますが、そんなハタ迷惑な。
いずれやはり、自分で出したゴミは自分で処理せなアカンのでしょう。

フィンランドでは地下深く穴を掘り、廃棄物を半永久的に埋める計画があるよ。
…ということは、以前からニュースか何かで知っていました。
あの、ムーミンの国の「のほほん」としたムード。森と湖の美しい国。
どんなに夢のように美しい国でも、原発は稼働していてゴミは出ていたのね。。。
大阪での上映はテアトル梅田です。
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東北はあたたかだった・後編★

2011-05-23 | うぐいすよもやま日記

“ウエルカム宴会”仕様の「うみねこリゾート列車」

八戸駅からひとつ、ふたつで「本八戸駅」なんですが、わずか180円で豪華な(でも2車両)お座敷列車に乗ってしまいました。まるで居酒屋の堀ゴタツのような座り心地です。「さあ靴脱いで!飲めや唄えや!」と主張するかのようです。
「うみねこリゾート号」という新車両で、ちょいとネットで調べてみました。それによると、本来ならば特急として華やかにデビューするはずが、震災で階上(はしかみ)駅以南が運行休止になってしまい、当面、普通列車として動くことになったそうな。
木の床で大きな美しい窓。畳の座面に紺絣のお座布団。震災の影響で思いがけず私らも乗せてもらって、有難いやら申し訳ないやら。復活して「特急」として活躍して欲しいものです。

本八戸の夜は、駅から徒歩10分の繁華街にある「らぷらざ亭」という海鮮居酒屋へ。名物の「せんべい汁」もあります。ダシのきいたお鍋にせんべいを入れたら、もちもちっとした触感で癖になりそう。
ここの女将さんのブログでは、田村ヤマト君のお父さんが八戸で喫茶店を営んでおられて、お店ともご縁があるらしく、被災地でコーヒーを点ててボランティアをされているお父さんのお写真が(ブログ上に)ありました。
スケーターもよく来るお店らしく、いやはや全てが美味しい。お酒も魚もとびっきり。特にイカの造りがキラッキラッ 皿の絵柄が透けて見える刺身なんて無いよ。大阪では。
八戸で合流したお友達と5人で本日の反省会 いや、今シーズンの総括ですか。
いいんです。タカハシはやります!必ずや甦ります!うらーっ!^^;
酔ってわけわからず、しかもこの5人は全て地元人ではないのだから、フィギュアファンって一体なんざんしょ。北海道・秋田・東京・熊本・大阪から馳せ参じているのですよ。全員仕事持ちですよっ。
タクシーの運転手さんも「遠っ!!」と絶句しておられましたが、フィギュアファンは世界遠征も当たり前になっちゃって、この一連の行為だけで相当のお金が落ちるよな。もはや一大産業と呼びたい。


ファンの人から大ちゃんに送られたお花。
新井田リンク近くの「ノイエ」は私も花束買いました。リーズナブルで可愛い!センスいい!
でも会場内で売られているお花も今回は、とても質が良かったです。


お美しい静香さま。お客さんのリクエストに応じ笑顔で写真撮影(演技中は撮影NG・終演後はOK)


タカハシ君。日曜昼公演では、前夜転倒した3F+3Loのコンビネーションを成功させる。
しかし3アクセルの着氷で大きく回り込む(!) 3ルッツは綺麗。
フィナーレはこれまた前夜転倒した3アクセルからのコンボ。2ndにつけた3Loで「おっとっと」となるも素早くスピンにつなげ、「なんつって」と誤魔化す。
タカハシ!(こらっ!^^;)
いえいいんです。ビスが抜けたあの靴をどうにか持たせて、ようやく今季も終わるのですから。あの靴では左足のトウがつけないのでしょうか。だからループばっか跳ぶのでしょうか。ひゃー。ひやひやもんだ。


いつものプリンス「ふれあいタイム」。
でも、東京の時みたいに殺気だった雰囲気でなく、地方公演はいつも「なごみ系」を感じます。皆さん奥ゆかしいというか、「我先に!」ってなだれこまない。じっくりと、お目当ての選手が握手に周ってくるのを待ってはります。

結局夕方16時過ぎに八戸を出発して、新大阪に着いたのは23時過ぎ。さすがに東北の遠さを感じました。特に、返りの東京~大阪が長いよお。
福島~茨城間で徐行運転だったので通常より1時間長くかかったのですが、あまり影響は感じられず、各駅も内陸部のためか、余り地震や津波の爪痕は見えませんでした。
もっとも少し沿岸部に行けばすさまじいことになっているのでしょう。。。とりあえず今は何のボランティアにも行かず、お金だけ落としていくという横柄さで、東の皆様、誠にすみませんっ。という感じですが、東北の優しく親切な人達と海の幸のありがたさをヒシヒシと感じ、「何か貢献せねばならん」と思うばかり。
そう、スケーターの皆さんの熱演で、東北のお客さんも喜んでくれたように、私も人を喜ばすことをせねばならんのね。
どうしたらいいのかね。自分だけが楽しんじゃって、いいのかな。あかんよな。とグルグル色んな想いが胸をかけめぐるのでした。

しかし、「八戸ラーメン」のダシは美味し過ぎ(それかい)★
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東北はあたたかだった・前編★

2011-05-22 | うぐいすよもやま日記

ショー後に「がんばろう!」入りバナーをお客さんに見せてリンク一周、の荒川静香嬢

先週末、プリンス・アイス・ワールド(PIW)八戸公演に行ってきました。
費用も費用だし私はまだ次の個展もあるので、かな~り迷ったのですが、色んな思いを抱えたままでいるのも…なんと熊本のお友達が大阪経由で「行く!」というので、同行の形となりました。
八戸は青森の南部でもう岩手に近いところですが、東北はなんせ仙台旅行しか経験なし。関西から「東北」という地は、精神的にも物理的にもとても遠いのです。でも、大ちゃんも出ることだし、フィギュアシーズンのしめくくりに、ぜひとも見納めておきたかったのでした。

大阪駅18時前に出発する寝台特急「日本海」は、まさしく日本海沿いを北上し、朝8時45分に青森到着。「ガッタン!」という寝台の局地的な揺れが気になり、一睡も出来ず。私って繊細だよな(ほんまかい)。
東北は強~い風とのどかな田舎の風景が印象的でした。春コートは必須。やはり、関西とは生えてる木も既に違います。まだ菜の花も桜も残っておりました。
青森駅から徒歩数分で「青森魚菜センター」に。「魚市場」ですね。


青紫蘇の葉1枚10円也は自分で「のっける」。あとのトッピングはお店の人が「のっけて」くれる。

ごはんを一膳100円で購入し、その上に自分でチョイスした魚貝や海草などを乗せて、「のっけ丼」を頂きます。しじみ汁も100円。計800円もあれば新鮮な朝ごはん!
いや美味しいのなんのって!やっぱ東北は魚貝やね~。イクラなんて…悪いけどもー大阪でイクラ食べられないわ。全然別物だもん。お米も美味しいんす。しかし寝台特急で寝てないので、ひとくち食べただけで睡魔が襲う。くらくら~。
その後、また徒歩1分程で「青森まちなかおんせん」で朝風呂。これはネットで調査済み。
土曜の午前中から地元のおばちゃん達で一杯です。サウナもある広く明るい温泉。立派な施設で390円は安い。しかし、外は快晴ながらここでも強風にあおられ、「あーれー」と転倒寸前。東北っていつもこんな強風なんしょうか。


地元小学生が作成したそうです。お見事。ピカピカの新青森駅にて。

さてこの日の15時半からの公演を見るべく、新幹線で八戸へ移動。東北新幹線開通のおかげで、青森も八戸も実に綺麗で立派な駅です。新幹線「はやて」は結構混んでました。閑散としてるのでは。。。という予想は覆され、観光・仕事の方も多く見受けられました。
八戸から在来線で「本八戸」へ。会場の新井田インドアリンクへはタクシーで10分ほど。結局、翌日も含め計4回タクシーに乗りましたが、運転手さんは皆やさしく実に親切で、質問すると楽しくしゃべってくれるのでした。
会場近くを流れる大きな川のほとりに、燦然と八重桜が咲いていました。ピンクの並木道です。川面はキラキラと濁りも無くゆったりと流れています。「いいところですねえ~」と思わず唸ると、運転手さんは「でも、津波の時はここも大変だったんですよ」と。あっという間に大きな船が川をさかのぼってきて、橋脚にぶちあたり、それはすさまじい光景だったそうです。今こののどかな風景を見ていると、なんだか信じられないのですが。
ここ内陸部は倒壊した建物は余り無く、八戸では亡くなった方はただお一人だったそうです(自分の船を見に港に戻った方だったそうな)。駅前のちょっと寂しい光景とは違い、周りはあかぬけた新興住宅地といった感じでした。しゃれたお花屋さん「ノイエ」でお花を買い込み、徒歩1分でリンクへ。

土曜夜公演、大トリひとつ前に登場した高橋大輔先生は、転倒もありましたが(汗)、ピンクの怪しげな衣装もライトに映え、大盛り上がりでありました。世界選手権の時より自由に踊っている感じがしました。あ、スケート靴はあの時のまんまだそうで。。。よく持ったもんだー。
大トリ荒川静香大先生、この回は「ドビュッシーの月の光」でしたが、もはや貫録です。
全ての動きが「水の上を滑る白鳥」です。
イナバウアーからの連続ジャンプ!完璧です!指の先から、月光がしたたり落ちるかの如く!
私はここ数年、静香様のミスをナマで見たこと無いね。。。聞いとるかこらタカハシ(^^;)。
新しくPIWに入った南里君(ソロのトップバッター。「サマータイム」でした。前半しっとり+後半アップテンポでしゃれたアレンジ。高い3A!)、三木はるかちゃん、アイスダンス出身の澤山さん、そして相変わらずはっちゃけジャニーズ小林君(脱いだ!腹筋割れてた!)、太田由希奈ちゃん、プリンスメンバー素晴らしかったです。
太田さんは「オペラ座の怪人」のスローパートでまさに「真骨頂」でした。情感がこもった名演。スケーティングが「すいー」と、よどみないんですよね~。
それから、ゲストの鈴木あっこちゃん、東北っ子の羽生君、超・光ってました。
羽生君はSPの「白鳥」だったけど、被災後もしっかり練習していたことがうかがえます。あっこちゃんは2007年のユニバ優勝の際に、自分で振りつけたピアノ曲でした(えー曲名が即出てこないー)。繊細で泣きそうになるぐらい綺麗なスケート。
本田君と織田君が怪我で欠場でちょっと残念でしたが、八戸出身・田村ヤマト先生おしゃれに登場。「シング×3」でした。あの「こらえる着氷」も健在なり。やっぱ「俺様オーラ」あるよな、この人。
プリンスは今年も、座長の八木沼じゅんじゅん先生含めがんばっていましたが、若手メンバーが増え年々レベルアップしてると思います。
選曲も、AKBなど韓流POPなど時代に合ったものを持ってきていて、脚本も昔に比べたらよくなりましたよね。。。「寅さんと五輪真弓」の時代は終わったのね(こいび~とよ~そばに~いて~♪だったなあ)。
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浜松をは雨→晴れ→雨。。。でも★

2011-05-09 | うぐいすとお仕事

「プリマヴェーラ」 水彩画

浜松ページワンさんの個展が終わりはや一週間。
早いもんです~。私にとっての世界選手権かも(笑)。
個展の様子は、ページワンさんのブログで読めますので、またお楽しみください。


「春淡し」 水彩画

初日の4月23日(土)は実は大雨でした。心配してたけど、沢山のお客さんがみえて、私もおしゃべりしまくりでした(笑)。
今回は水彩に説明もつけてなかったので、1枚1枚「これは。。。」と解説していたような。
今、画像を見ると、私、どうやって描いていたんでしょうね(笑)。
でも、解説するより、絵を見てふわ~と気楽になってもらったらいいですね。


ページワンさん 裏庭のお茶会

24日の日曜日はよく晴れてて、庭でお茶会。このテーブルの上がぶどう棚なんですが、私は一度もまだぶどうを取ったことがありません。
「お客さんの子供さんが、テーブルの上に上がってぶどうを取るよ」とのことだったので、私もいつかやってみたい。。。大人だけど。
この日の朝は、浜松の楽器博物館の館長さん・S氏がいらしてました。館長さんは関西ご出身だそうで、インドネシアにお仕事で赴任された時の話を、興味しんしんで聞いてしまいました。


ギャラリーの中のメインのお部屋。
今回もご家族連れのお客さんが多く、ワイワイと盛り上がりました。
結婚記念日とか新築お祝いとか、ご家族の歴史の節目に、絵を買ってもらうことが多く、とても光栄です。
でも、何よりギャラリーを通していろんな人達と交流して、幸せなひとときを過ごせることが一番良いのですよね。
なんか、そういう体験が私の中に蓄積されていって、いつか絵に出てくると思うんです。
「この子はあの時のあの子。。。」とか、「この女性はあの時のお客さん。。。」とか、顔とかは似せてないんですが、イメージはしっかり覚えているので。
昔の個展で会ったちいちゃな子供さんが、すっかり成長して高校生・大学生になってるとか、次に会うときは子供を抱いてるかも(笑)。
なんか、私だけが余り成長が無いんですが、もともととてもゆ~っくりしか進まない人間なので(笑)、これからもマイペースでやっていくことと思います。

最終日はまた雨が降ってしまったのですが、夕方からはあがって晴れてきました。
翌日は日本晴れ。あー。浜松の緑が目に染みた春の個展でした。
お世話になった皆様、お客様、ありがとうございました。
今回おしゃべりできなかった方も、また次回はゆっくりと。。。と思ってます★
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