上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

敗れる者★

2018-02-28 | 17-18コンペとショー
開会式と閉会式はなんだか「映像の祭典」って感じでしたねえ。
これからもっとプロジェクション・マッピングが駆使されていくのかなあ。
閉会式の韓国の若いアーティスト、K-POPっていうの?
かっこよかった ダンスも良かった
日本選手団もいっぱい活躍してくれて、堪能できました。ありがとうって感じですが、パラリンピックも同等に報道して欲しいですね。パラリンピックを先に開催して、それからオリンピックってした方が注目度も上がると思うのにな。

いい成績を出せなくて涙してた選手の方が、胸に残るような気がする…トシのせいか(笑)。
持てる力を存分に発揮して、たとえば「予選落ち」なら仕方ないけど、メダルも狙えるぐらいの選手が、グーンと下位に沈んでしまったら。。。

ジャンプの伊藤有希選手が好きで、御存知ない方もいるかも~ですが、高梨沙羅ちゃんと張り合う「日本の2大エース」です。
彼女の方が沙羅ちゃんよりフォームが安定してて、テレマークも毎回必ずピタッと決まる。
とても「飛行そのもの」が綺麗なんです。ノーブルで昔の船木選手みたいでしょうか。
沙羅ちゃんは原田…つうかシモン・アマン的な感じ。ノッた時の飛距離が宇宙人ぽい。人外!
昨季の終わり、伊藤さんはほとんど沙羅ちゃんと互角の戦いをしていて、優勝回数も増えてW杯総合2位。
だから五輪はメダル候補でもあるぞ…と踏んでいたら、ルンビとアルトハウスの2強がググンと台頭してしまい、伊藤さんはなかなか戦績も安定しないまま五輪になってしまいました。

五輪では予選が調子良さそうだったので、一発!があるかも…と思っていた。
なのに、何故か伊藤さんの時だけ風の吹く条件が悪い!
ジャンプって、追い風がいいのかと思ってたら、向かい風の方がいいんです~。
伊藤さんの時は強い追い風でした。2本とも。
そしてなぜか金銀メダルをとった二人の時は、いい塩梅の向かい風。
沙羅ちゃんも今回はまあまあ良い風だったかと(ソチ五輪の時は最悪の追い風)。
女子ジャンプを見続けるうちに、だんだん風のことまで気にするようになってしまった(笑)。
あと「ゲートファクター」とかいろいろあるんですが、それはおいといて。

伊藤さんが、飛び終わってメダル確定した沙羅ちゃんを抱きしめたシーンが、TVでも流れました。
自分は良くないジャンプ、はっきり言って大失敗だった。
その直後にライバルでもあり後輩でもある仲間の祝福を、パッと出来るなんて、ホンマに出来た人だな~と感心しました(でもいつも彼女はそんな感じです)。
勿論彼女の中にも、「誰でもいいから日本女子がメダルを獲ってくれないと日本に帰れない」という思いがあったでしょう。
でも出来れば自分が獲りたかった。
もっと言うなら、沙羅ちゃんと同じ表彰台に上がりたかっただろうな、と。
でも、実力とは合わない不本意な順位でした。どんなに悔しかっただろうと思うと泣けてきます。

伊藤有希選手に、今度は頂点に立って欲しい!
沙羅ちゃんと女王争いをして欲しいな。
葛西さんの愛弟子でもあるので、また鍛えて二人とも北京五輪で輝いて欲しいですね。
しかし、葛西さんはこれからも飛び続けるんだろか。
まだ「衰えた」感じはしないので、「ジャンプ界のイチロー」「ジャンプ界の三浦カズ」として、還暦まで活躍を見届けたいかも。

そして今回びっくらこいたことは、2002年ソルトレイク五輪と次のトリノ五輪でノーマル+ラージ連続2冠を達成したスイスのシモン・アマンが、まだ出ていたこと!
だってアマン、2002年当時は20才だったんよ。
「ハリポタくん」って呼ばれてたの。可愛い顔だから(笑)。
あれから16年つうことは今36才でしょうか。でも全然変わってない~!
跳び方も豪快で昔のまんま。そして可愛い人ってずっと可愛いまんまってことも驚きだ(笑)★
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フィギュアはだから少女漫画なの★

2018-02-24 | 17-18コンペとショー
だからフィギュアスケートは少女漫画なんですってば~~~~!
10代半ばの新鋭が、先輩女王をハナの差でかわして金メダルをかっさらっていく…。
この法則はまたしても発令されました。ああ、長野五輪のクワンVSリピンスキーを思い出す
あの時も17歳VS15歳で、クワンは表現に優れ、リピンスキーはジャンプ力でした。
リピンスキーは3ループ+3ループを跳べる唯一の選手で、FSで見事に決まったんですよね。
ジャッジは「クワン1位」が4人。「リピンスキー1位」が5人。
まさしく「ハナの差」勝利でした。

今日の新聞に女子上位陣の点数詳細が出てて面白かった。メドベジェワとザギトワはFSでまったく同点!フリーの場合はPCS(演技構成点)で上だった人が上位に来るルールなので、メドベちゃんが1位。でもSPの点差がそのままメダルの色を分けるという。
旧採点法の順位点システムだったら、
 ザギトワ   SP1位0.5+FS2位2.0=2.5ポイント
 メドベジェワ SP2位1.0+FS1位1.0=2.0ポイント
で、メドベちゃんの優勝だったはず(ポイント合計の少ない人が勝ち)
私としては、二人とも金メダルをささげたかったです。そして銅メダルのケイトリンも素晴らしかった!
いつも後半のジャンプで崩れる彼女が…3つ目のルッツのややミスだけでとどめたのは、ケイトリン史上最高の演技。そして細かい演技やスピード、流れの中で跳ぶ雄大なジャンプも素晴らしい。
日本勢はこれまた素晴らしい宮原さんの清らかな演技、坂本選手の勢いのあるジャンプと可愛さ。二人とも涙が出ました。坂本ちゃんのフリー終わった直後の「テヘッ(ループ、やっちゃったよ)」が可愛かった(笑)。
トシのことばかり言われて気の毒なコストナーでしたが(笑)、バレエの「牧神の午後」の世界をそのまま氷の上で表現しつくしてくれました。ソチの「ボレロ」のベジャール感といい、今回はそのままバレエ・リュス。しかしルッツ決めてくれましたねえ。団体戦からずっと4本滑ったんだから、功労賞ものだ!

フリーが終わった時、点数と順位が出た時、メドベージェワ選手の、泣いている姿が印象的でした。。。彼女は「勝った」と思ったでしょう。どうなのだろう。
でも、金メダルが決まった時のザギトワ選手の表情もまた印象的。ぬいぐるみで隠すように泣いていたのかな。タラちゃん(リピンスキー)みたいに「キャ~~~~!」ってならなかったのは、同門の先輩に対して複雑な気持ちだったのかなー。
二人の心情を思うと、ホンマに少女漫画1本作れる…「そして北京に続く」というテロップまで見えたな~わたし。
ドラマチックで凄かった女子の戦いも終わりました。
今回の試合でジャッジが出した点数の印象ですが、「男子はやや抑え目かも」「女子は少しだけ大盤振る舞い(ヘンな日本語)かも」…って感じ。ダンスとペアも「やや大盤振る舞い」かな?でも順位は納得です。
上手くいかず泣いた人、笑った人、長い道程を終えた人、これから昇っていく人。
コーチたち、応援団たち、家族たち。
色んなドラマが詰まっているから、フィギュアはやっぱり面白い★
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カルテット★

2018-02-22 | うぐいすとお仕事

 「カルテット」 水彩画 180×120mm

福屋広島駅前店での個展も先日、無事に終了しました。
足を運んで頂いたお客様はもちろん、細々とお世話頂いた店舗スタッフの皆様、まことにありがとうございました。
まだ残っている分の版画に関しては、今後、他のデパートの店舗で特集して展示してもらえるかと思いますので、その際はまたブログでお知らせいたします。
広島はやっぱり独特の?空気が流れているような感じがします。
大阪は気忙しい~って感じ。。。そうでもないかな。
今回はトンボ帰りでした。あたたかくなったらまたゆっくり広島・尾道に行きたいな。
JRの「おとなび」は、旅好きの強い味方(笑)。
↑「カルテット」は今回の新作水彩画ですが、「男の子&女の子」+「猫のカップル」で4人の作る物語です(2人+2匹)。
一人より二人、二人より三人、三人より四人…どうも私は人数が多い方が好きなのです。
お互いが共鳴しあう、影響しあうことによって、変化が生じる。そこが好き。

さてフィギュアはアイスダンスの「カルテット」。
金メダル争いの二組、カナダ組とフランス組が「抜けてる」ハイレベルで凄かったです。
どちらも世界最高得点更新。極限の美を競い合う。
フリーはフランス組が1位で、ショートダンス1位だったカナダ組が逃げ切りました。。。。
私はテッサ&スコット組も大好きなんだけど、今回も最高の出来だったけど、やはりパパダキス&シゼロン組の「新しいダンス」の魅力に取りつかれています。アイスダンスの革命といっていい。でも、ダンスそのものの好みはシブタニズかな?
銅メダルにマイヤ&アレックスの「渋谷兄妹」の二人が入りました。アジア系として初の五輪メダル。素晴らしいテンションと、フリーの曲が感動的で良かったです。
いやはやアイスダンスはどのカップルも素晴らしく甲乙つけがたいので、もう「個人の好み」。
あとは女子シングルのみだけど…ザギトワちゃんが15歳で優勝したら、先輩のメドヴェージェワが気の毒な感じがするので、う~ん。ここはメドヴェージェワに1票!
日本の二人も素晴らしいSPだったので、銅メダルのチャンスあり?★

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「光の道」を行く★

2018-02-19 | うぐいすとお仕事

 「ラ・ストラーダ~道~」 水彩画 400×580mm(部分)

ということで、「広島はもみじまんじゅう!」「広島はカープ!」を実感しまくって帰阪した次第です~。
もみじまんじゅうは母のリクエスト。いろんな味があって美味しいね 
私の隣で中国人らしきおじさんが100個位爆買いしてはったけど、大丈夫かい。
個展ではお土産に沢山お菓子も頂いてしまい、恐縮してます。ありがとうございました。少しずつ頂きます。こちらからのお土産はポストカードを用意していったのですが、受け取ってもらえたかな。
ショップの方に頂いた「ポワブリエール」という店の「AOGIRI(アオギリ)」というお菓子がありまして、昨夜(こっそり)食べちゃった。「広島みやげグランプリ委員会大賞受賞」とあるよ。広島の八朔ジャムをはさんだサブレなんです。これが超美味しい。
広島は外国人観光客の方々も多く、そして人も空気もとてもあったかく感じました。大阪帰ってきたら寒かった~。あ、「人」はあったかいよ。大阪は(笑)。
やっぱり瀬戸内の「あの感じ」なのね。そして尾道の絵もご好評を頂きまして、「尾道愛」もヒシヒシ感じました。
大阪人はどうだろう。ここまで郷土愛あるかなあ。そして阪神タイガース愛も…やっぱ優勝しないとアカンわねえ。
(そしてどーでもいいんですが)「エスカレーターの立ち方」が、大阪は「右に立って左を空ける」なのに、広島逆なんですね。あれ。そうだったっけ。京都も逆。名古屋も逆。九州は…どうだったっけ。やっぱり大阪は独自文化を貫いてるんだろうか(ほんとにどうでもいい)。

↑「ラ・ストラーダ~道~」の絵は、とにかく「光の道を進む少年」を描きたかったです。
もちろん、高橋大輔選手のバンクーバー五輪のフリープログラムの曲名ですね。
イタリアの古い同名映画の音楽ですが、喜劇と悲劇が入り混じった独特のメロディ。
「いろんなことがあるけど、道は続いていくよ。人生も“道”だよ」
何かそういうイメージを受け取り、春の空気をまとった村へ続く一本道を、郵便配達の男の子が走っていく設定にしました。
以前、「郵便配達少年」という絵を描いて…かなり昔です。あのころインターネットが普及し始めて、電子メール全盛になってきて。
何か寂しさを感じ、「メールでは伝わらない。僕の心は」と解説を書いた記憶があります。
今でも私はよく手紙を書きますが、「手紙を届ける人」は、「幸福配達人」みたいに思ってる。
その先には、光あれ、とも思う。
そんな思いで描いた絵の一部分です★
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イルカに乗った少年は…★

2018-02-18 | うぐいすよもやま日記
昔、「羽生君は城みちるに似てる!」って言ったら、同世代フィギュアファン仲間には賛同を得ました。
あ、叩かないでください(笑)。
今日は広島福屋さんに個展サイン会でおじゃましたのですが、地下道広場では城みちるさんがライブトークショーで来られてたわけです。。。ちょっと見たかったよ。「イルカに乗った少年」の歌唱はあったのだろうか!?

広島ではいつも沢山のお客様に見ていただき、ありがとうございます。
お昼に「麗ちゃん」ってお店で行列に並び、広島風お好み焼きも食べましたよん(^3^)/
みんな並んでたから便乗してみましたが(笑)、ボリュームたっぷりで美味しかったです。大阪のお好み焼きとは全然違いますね。

私は今日、ちょっと眠そうな顔だったかと思います。
やっぱり昨日の五輪男子フリーの疲労で(笑)。よく眠れなかったのですねこれが。
すみません。頭も舌もよく回ってなかったかもしれませんm(__)m
でも絵は気合い込めてますんで、許したってください〜★
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笑った泣いた。昌麿君じゃないけど私も笑った(笑)★

2018-02-17 | 17-18コンペとショー

 「蒼い森」 水彩画 470×336mm

広島に出品している大きめの水彩画の一部分です。
以前、青い花(デルフィニウムだったかな?)の花束を沢山頂いて、強烈な印象だったので。
「この蒼い森に迷い込んだらどうなるだろう。。。」とひたすら妄想してました。
清冽な印象があります。赤とはまた違ったエネルギーを感じます。
ガラスのような、透き通ったイメージも重ねあわせました。

五輪男子フィギュアもクライマックスで、もう最初っから濃くて(笑)。
第一グループで刑事君だしハンヤンだし、第二グループでもうネイサンやもんねー。
濃くて濃くて疲れて疲れて、正直もう、第三グループあたりで飽きました(えっ)
なので最終グループはSPの時よりは気楽でした。緊張もあんまり続くと笑いが出てくる(笑)。

きっと昌麿君もそうだったに違いない…最初に転倒するんやもんなー。
あれだけ盛大に軸を外してコケたら、そら笑いも出るわ
ボーヤンと銅メダル争いだろうか…と思ってたら意外に点が出たのは、終盤の得点原が大きかったかな。でも、最後まで彼はマイペースで、フィギュア選手にとって「マイペース」って大事やな思いましたね^^ 
フェルナンデスは後半の4サル見事に決めてたら…わからなかったですね。でも、持てる力は出せたので、一番いい五輪だったと思います。
羽生君は横綱相撲というか、さすがに試合巧者でした。SPで盤石に固めてFSで逃げ切る。「オリンピックの勝ち方を知っている」強みが最後に効いたようでした。スタミナが一番の鍵だったけど、乗り切りました。
メダルの3人は納得の笑顔でしたね 世界ランキング通りの結果が出たとも言えるし、ほとんど大番狂わせはなかったかな。
ソチの時は「あれれれれ」だったから。あれって今思えば不思議な試合だった(笑)。

「ソチ五輪のあれれれれ」の原因ともなったパトリック。美しい「ハレルヤ」でした。
最後に爽やかな笑顔だったので救われた。。。団体で金メダル獲れてて良かったー。ジェレミーもパトリックもネイサンも考えてみれば五輪メダリストなのだった
ミハルが演技終了後、チョイと氷にキスしたのも泣けた永らく一緒だったねえミハル。大ちゃんの試合によく一緒に出てたもんね。リッポンも10位に滑り込み、感極まった完璧演技で良かった良かった
地味~ですがビチェンコさんとサモヒンのイスラエル兄弟(父と息子)の連携プレーや、ビンセントの号泣フィニッシュも良かった 何気にアメリカはTOP10に三人とも送り込んでいる~。

ネイサンが「ソチの真央ちゃん状態になる」と予想した人が多かったようですが、その通りになりましたね。みごと漬物石。
フリーは215点という天井点で1位でしたが、SPでせめて1ミスだったら優勝出来てたかもしれないのに…でもそれはないな。SPで100点越えしてたらあのFSは出来なかったかもしれないから、まさに真央ちゃん現象。まさかここで引退しないよねー。まだフィギュア人生始まったばっかだよ(!)
ボーヤンも頑張った 彼はメダルよりも自分の納得出来る演技をしたい、と言っていたから、その通りに出来たのでは。ますますこれから楽しみな選手です。
4回転ジャンプの種類と本数は加速がついて上がっていくし、みんなスケーティング技術も向上してるし、あとはもっと芸術的な個性的なプログラムを沢山見たいですね。昔のキャンデロロみたいな?
今は余りにもジャンプ(出来栄え加点)偏重採点なので、五輪後にまた新しい波が来るかも…と祈りながら、ボンヤリ表彰式を見ておりました★
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五輪・男子SPは悲喜こもごも★

2018-02-17 | 17-18コンペとショー
あわただしく男子SP…これは三回も再放送ある(笑)。
大輔さんが出ていた頃は、バンクーバーもソチもお仲間と一緒にFS見てたんだけど、考えてみたらSPは一人観戦でしたわ。
トリノもソルトレイクも一人で見てたんだ。結構、心臓強かったんだ私(笑)。

ネイサン…うーん。衣装をまた新調したのに(スポンサー関係?)、そして冒頭の動きなんかは良かったのに、最初の4ルッツの合わなさで最後まで響いてしまったか。
なんかスローを見てたら、ジャンプの回転で体を締め切れてない感じ(だから軸がズレる?)。
でも彼はまだ18歳!若過ぎる!大ジョーブだ。
あんな大怪我を乗り越えてここまで来たんだから、もうFSは楽しんで滑ってくれ!
デニス・テン君がFSに進めないのも大ショックなんですが、美しい滑りで「歌い上げて」いましたね。怪我が相次ぎ五輪にタイミングが合わなかった。でも、あの厳しいキャロルコーチがずっとついててくれるのが救い。
しかし最近モロゾフ見ないな~思てたら、ケリー君にもついてたんだなあ。マルチネス太った!?ミーシャの魂入った演技は毎度泣かされます。誰も言わないけどビチェンコさん地味に頑張ってたよ。もっと注目してあげてよ!
久々の「良いミハル」に胸なでおろし、韓国の16才、アメリカの17才の溌剌っぷりに感動し、ランビ先生の「やっちゃったねー」ポーズに救われ(ラトデニ君、結構ギリギリセーフやったー)、サモヒン久々に良いジャンプと思ったら、やはりやらかす…第一グループからずっと忙しいな男子。

80点台が14人もいる団子状態で刑事君ギリギリですわ。明日は第一Gかな。歌子先生も見えて嬉しかったですね。頑張って10位以内に入って欲しいな。
目立ったのは、アリエフ君の大健闘と、ボーヤンのPCS向上っぷり。アリエフ君、あれ3ルッツかと思ったわ。しれっと跳びましたもんね。そしてあまり飛び上がって喜んだりしないのね。その落ち着きは何(笑)。
ボーヤンはジャンプ以外の表現面が四大陸より更に良くなって、SPは今までで一番の出来。最後のステップのキレが良かった。逆に「今日は動きがぬるい?」と思ったのはリッポンでした。緊張かな。ちょいFSが心配です。

パトリックの万感の想いをこめたSPを見ていて、大ちゃんと競った世界選手権思い出したな~。
正直メダルは難しいかもだけど、素晴らしい演技で笑顔で終わって欲しい。
なんとかアクセルだけ降りてくれ。2Aでもいいよ!
あえて上位3人の感想は書きませんでしたが、明日フリー終わってから書けるかしら。。。
羽生君がかなりのSP貯金を生かして逃げ切るか。
しょーま選手が最終滑走ってところが。。。なんかね。。。
ハビさんは最後の五輪ですよね。たぶん。
五輪男子はいつもどでかいドラマが起こるので、今回はどうでしょう★
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「平和の祈り」とアリオナの涙★

2018-02-15 | うぐいすとお仕事

 「平和の祈り」 水彩画 190×110mm

広島を訪れるたびに、平和記念公園の方へバスで行くのですが。
児童文学者・鈴木三重吉の記念碑が、川沿いに作られていました。
その像は原爆と直接の関わりはないそうですが、鳩を大事そうに抱く男の子と姉らしき女の子。
とても可愛く無垢で魅かれました。
すぐそばに原爆ドームが見えるところです。
まるで、祈りをささげているように見えました。
公園の鳩の群れと、あの子供の像のイメージで、いつか描きたいな、と思っていました。
四ツ葉のクローバーは、幸せの象徴として。
川べりを歩くと、様々な思いがこみ上げます。今は穏やかな流れに青い空が広がります。

さて、五輪フィギュア・ペアのフリーが終わり
NHKの公式サイト。まず「見逃し動画」でSPをおさらい(なんで放送ないの~)
今日は第三グループからライブでフリー。
いやはや! すごかった
どの組もものすごい気迫で…ユー・ジャンだけが元気なくて心配でしたが。
私の御贔屓、ジェイムズ&シプレ組は5位入賞。4サル転倒したけどしゃーない。精一杯やった!
マルケイ&ホタレックはやはり、団体と同じく素晴らしい出来でした。大歓声。
最終組のトップバッター、サフチェンコ&マッソーが素晴らしい演技で。。。
神でした。ひたすら神でした。
最後、アリオナが倒れ込んじゃった!それほど集中してました。いつまでも抱き合う二人よ。
天井点で出てどうなるかな~と思ったけど、続くデュハメル&ラドフォードも素晴らしく
メーガンがちょっとソロジャンプで転倒しかけたミス以外は、テンションも最高。
満足している二人が嬉しいです。
もう正直ピークを過ぎて迎える五輪に思えたから、ギリギリ間に合った!とすら思いました。
スイ&ハンが大本命でしたが、なぜかお互いに一つずつジャンプミス!
でもスロージャンプもツイストも、独特の「つなぎ」も完璧でした
どうなるかな~と思ったけど、わずかの差で2位と出て、ちょっと泣きそう。。。
金メダル狙ってたものね。でも素晴らしかった!
最終滑走のタラソワ&モロゾフさん(最強のお名前)ですが、ちょっと固くなっていたような。
優勝を意識したのか。大きなミスが二つあり、金メダルは掌からこぼれ落ちていきました。
でも、スイ&ハンもタラ&モロさんも、まだまだ若いから次もその次もある。
サフチェンコもデュハメルたちも、これで最後だもの(多分)。
だからメダル獲れてうれしい。泣いた~

アリオナさんは五輪5回出場ということは、なんと2002年のソルトレイク五輪から!
16年前でっせ!まだ旧採点法時代ですよ!
思わず本棚のソルトレイク特集のWFSをひも解いてみたら、その時はなんとモロゾフ(スタニスラフさんの方)と組んで15位。認識なかったー。その頃はウクライナ国籍。
んでトリノ五輪は、ゾルコビーと組んでドイツから出て6位。この頃からグングン上がってきて私も大好きなペアになりました。芸術的で独創的なプロ作りがいいんです。
次のバンクーバーは銅メダル。ここで引退かと思いきやソチ五輪で再び銅メダル。
そして相方ゾルコビーは遂に引退。どうなることかと思ったら新たにマッソーと組んで再出発。
パートナー探しや国籍問題や靭帯断裂やらいろいろありながら、遂に遂に金メダル
サフチェンコの号泣に、長い長い道のりを思い、私も貰い泣き。
もうこんな選手って出ないような気がする。元パートナーのゾルコビーは今、何思う。。。
あきらめないアリオナに、フィギュアの神様がご褒美をくれたような気がした瞬間でした★
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団体戦も終わり…★

2018-02-15 | 17-18コンペとショー
オリンピック、どんどん進んでいきまして(!)見るのが追いつかない

フィギュアも団体戦が終わり、もう今は個人戦のペア・フリー真っ最中です。
日本の木原龍一君たちのペア、団体戦では頑張ってましたよね。
このあいだDVD整理してたら、木原君がシングルやってた頃の「スター・ウォーズ」とか出てきて、若くて細くて感動してしまった。今は筋肉ぶあつくなったもんね。。。
団体戦があったおかげでフリーまで演技見られて良かったです。
須崎&木原ペアは個人戦SPで自己ベストの点を出したのに、フリーに進めず。
SBSは3ルッツだし、ツイストもトリプル。何が足りないんだろう。レベルかしら。
いや~厳しい!ペアも相当ハイレベルで厳しくなってる!中国ペアがSPで足切りなんてー。

団体戦はもう途中で結果がわかってしまい、終盤は「消化試合」と化すのが難ですね。
ロシアが有力かと思ったけどカナダが金メダルでした
パトリックの嬉しそうな笑顔が見られて良かった
意外にもイタリアが大健闘。ペアのマルケイ&ホタレックの躍進が大きいかも。
Jスポの解説で岡部さんが「ホタレック、人が変わったようですね(笑)」って言ってたけど、強烈な太陽みたいなマルケイの影響で、ここまで変わりますか。
もし彼らが今後も続けるのなら、五輪後は、メダリストクラスまで上がってきそう。
コストナーがまた衣装を(FS)変えてましたが、フェンスの色・ムラサキとカブッているので、どうなんでしょう。ユーロの黄緑よりはいいけど…(やっぱ最初の衣装がいい)。
しれっと3ルッツ跳んでこられましたよ。カロリーナ!31才で五輪で3ルッツ!
あんまり年齢のこと言うのは良くないんですが、ザギトワが今の倍の年になった時にルッツ跳べるかといったら、想像つかない。あでもショーン・ホワイトが31歳らしいから、やっぱ年齢は関係ないのかな。

日本はペアとダイスダンスで、上位の国に大きく水をあけられているので、5位に入ったことで十分大健闘です 楽しかった!
最終種目のアイスダンスはどの組も素晴らしく、各国のキスクラも盛り上がりましたね。
こうなると、最初の男子SPの冷え冷えとした空気はなんだったんや(笑)。
ネイサン、コリヤダ、パトリック、ハンヤン…個人戦では頑張ってくださいよ★
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尾道といえば★

2018-02-13 | うぐいすとお仕事

 「芙美子と尾道」 水彩画 205×150mm

↑広島個展ということで、前回・今回と宮島モチーフの絵を描いたので、
今回は「尾道」もトライしてみました。
林芙美子の碑の前で、むか~し記念写真撮りましたねえ~。
もう何年前なんだろう(笑)。友達と尾道から因島へめぐったことを思い出します。
私の若い頃って、尾道といえば「大林監督」でした。
映画「時をかける少女」などで有名な方ですね。ロケ地跡とか(今で言う“聖地”)、
大林監督ゆかりの喫茶店とか訪れるのが、なんだか「若者のお約束」でした。

私は瀬戸内のあの空気感がすごく好きで、旅行したときも、
「思ってた通り!」の感覚でした。
のんびり時間が流れていて、海からの風を全身で感じ気持ちがスコーンと抜けていく。
海はキラキラ太陽を反射していて、波はあくまでも穏やか。
きつい坂道を友達とフウフウ言いながら、笑い合いながら上がっていきました。

芙美子が瀬戸内の海を見つめながら育って、何を思っていたのか。
思いをめぐらせるのも楽しい。
そして、芙美子さんの生きている時代は、尾道大橋も当然なかったわけですが、
妄想で(笑)登場させてみました。
(彼女の生家からこうは見えなかったでしょうがこれも妄想)
「放浪記」は、泣けてくるお話で、女の人生ってなんじゃろな、と考えさせられます。
これはまた別に感想を書こうと思います★
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フィギュア団体戦・前半★

2018-02-11 | 17-18コンペとショー


  「特別な日に」 水彩画 180×120mm

↑広島出品中の小さな水彩です。やさしいブルーの小花が好き。
花に囲まれて目を覚まして。素敵な世界へようこそ。
祝福のイメージで。。。

さて五輪フィギュア、団体戦ですが…いきなり男子SPであんなんだったので驚きました~。
転倒に次ぐ転倒…パトリックも見てられなかったけど。
ネイサン・チェンがSPで失敗するなんて、久々に見た気がします(泣)。
そしてコリヤダ君のジャンプ全ミス。
ミス選手が相次ぎ、カナダもアメリカもさほど順位を下げずに済みましたが。
そんな中、ゆうゆう(?)マイペースを貫いたビチェンコさんに拍手を送りたい。
そして昌麿君の動じなさも素晴らしかったですね。
いつもよりちょっと動きが硬いように見えましたが、充分の出来!
これは個人戦も宇野選手金メダル、近づいてきたかな…羽生君が読めないのでアベレージの高い昌麿君に信頼を寄せてしまいます。
アメリカのゴールデンタイムTV放映に合わせて、朝の10時からの本番になったそうですが、こんなん可哀想やんか~~~~!
明日の男子フリーは、アメリカはビンセントなんだろか。いやリッポン君か。
なんだか気が滅入ってきました。。。
(なのにスキージャンプは真夜中に試合やるって。なんなの?)

日本は、須崎&木原組のペアも、かなちゃん&クリスのダンスも、すっごく頑張りました!
女子SPは宮原さんの点数に納得いかない!
なんで大きなミスありのオズモンドより低いのよ(オズモンドのファンです私)。
これも気が滅入る要素です。。。気にしないで自分を貫いて!知子ちゃん!
ペアや女子は大波乱でもないので、男子の転倒続出事件はやはり、競技開始時刻の影響よね。
個人戦になるとまだ上位陣は遅い時刻になるから、大ジョブなのかなー。
ネイサンの今季のプログラムが大好きなんで、どうか本来の調子に戻せますように。

日本の団体応援席が中高年ばかりなんで謎でしたが、コーチやスタッフさんが応援してたのね。
大ちゃんのかつてのコーチで、今は田中刑事君を教えている林コーチがおられました。感慨深い。
TV放映、民放のフィギュア担当は、
TBS…鈴木あっこちゃん
テレ朝…織田君
フジ…大ちゃん
日テレ…しーちゃん
と見事に棲み分け出来てて、なんか笑ってしまいました(笑)。
五輪のための書き下ろしテーマ曲も少なくて、なんか、かつての五輪よりずっと地味感アリ。
フィギュアの次にスキージャンプが好きなので、沙羅ちゃん、めっちゃドキドキしています★

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広島個展用の「春の舞」★

2018-02-07 | お知らせ

 「春の舞 ~厳島神社・桜花祭~」 水彩画 205×150mm

いよいよオリンピック!あまり騒いでませんが(笑)、わたし的には気になってます~。
そして私の個展も、広島でスタートします。
既に前売りしてもらってますが、あらためてお知らせします★

★★★福屋広島駅前店6階・グラフィックシテーション★★★
 上砂理佳 銅版画&水彩画 展示会
 2018.2.8(木)~2.21(水) 会期中無休
★サイン会 2.18(日)午後2~4時
 朝から参ります。絵についていろいろお話させていただきます。

↑上の原画は、広島のために描きおろした「ご当地絵」。
宮島の厳島神社では、4月に「桜花祭」が開催されるのですね。
華麗な舞楽が披露されますが、蘭陵王の舞が素敵だったので。。。
いかめしくも少しユニークな仮面をつけてるけど、
仮面の下は優しく美しいお顔だそうな^^
緋色のゴージャスな衣装が素晴らしく、自分が舞っている感覚で描きました。
ほんとはこの難しいデザインの仮面の下には、お顔は見えてないんですが、
それだと怖すぎるので(笑)。可愛いお顔を見せました。

私は「桜花祭」をナマで見たことはないのですが、厳島神社自体はもう3回訪れました。
海の上に舞台があるようで、いつ行っても浄化されるような気分になります。
平清盛のお話自体はやはり哀しいものがあるので、何を見ても切なくなってしまう。
平家物語、大河ドラマにもなりましたが、あれもまた悲しい展開だったなあ。。。

広島もとても寒く、雪が積もるということですね。今、宮島はどんなんだろう★
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男子のおさらい★

2018-02-04 | 17-18コンペとショー
オリンピック前に四大陸とユーロを消化しなくてはならない…ということで、せっせと録画を見てこれで現状全て把握。
だってもう、団体戦が始まってしまうのですよ。早いね!
勝手気ままにつぶやきます。

ロシア男子はなんだかコフトンとボロノフさんが可哀想…まだ言ってるー。コフトンはソチの時も、「オリンピックに行くのは僕だもん!」って主張してたなあ。。。でもあの時は1枠だったのよね。2枠だったら行けたのにね。怪我とかしょっちゅうだし、でも少しずつ上手くなってきたコフトンが不憫じゃ(泣)。
つくづく、4年に一度のチャンスに好調の波を持っていくのは、難しいなあ。結局ロシアはメダル圏内のコリヤダと、若手急上昇のアリエフの二人で、なかなかいい布陣です。こうなったら、出られない選手の分も頑張って欲しい!
ハビさんがちょっと心配かな…SPはいいけどFSの後半がスタミナ的に苦しそう。でも彼もメダル獲って欲しいですね。
あと、ミハルがなんとか頑張ったけど、五輪でどこまでやれるかなあ~。なんとかSPを乗り切ってください。彼も多分今季でやめちゃうかなあ。

四大陸はボーヤンの復活が嬉しかった!ここに来て怪我なんて~と心配してましたが、90%回復ということで。可愛い笑顔が戻った!
GPシリーズの時はSPもFSもプログラムが微妙で、「えええーこの大事なシーズンにハズレプロかしら」と暗雲たちこめてましたが(個人の感想です)、ちゃんと元気な状態で滑ったら、ちゃんとしたプログラムでした(笑)。
私、ボーヤンのFSがホルストの「惑星」でかっこよく始まるのに、なぜ急にコミカルモードになるの?と、不思議で仕方なかったのですが、後半はスター・ウォーズのサントラなわけですね。自分が最近のSW見てないもんで、全然わかってなかった!
だからあれはあれで正解なプログラムなんですね。でも全編「惑星」で行って欲しかったよ(笑)。
ボーヤンは怪我も治り4回転に磨きをかけてきて、かなり加点で稼いでますね。ネイサンがいまいちクワド加点で稼げない印象があるので、有利かなあ。それにGOEが出る選手になると、必然的にPCSが上がってくるので、この五輪直前にジャッジに好印象を与えた四大陸は、彼にとって収穫多しの試合でしたね。
でも、昌麿君も、アベレージが高くなって段々プログラム表現に余裕が出てきた感じ。しかしこの試合ではジェイソンと一緒なんで、ややPCSが抑えられた印象。あ、FSの衣装と髪型、私気に入ってません(ごめん)。黄色が似合わない?オールバック…うーん?
ともあれ、彼にとってもいい試合でした。これでかなり自信持って本番に臨めそう。

全米が残念な出来だったジェイソンですが、シーズン最後の試合が良い演技で本当に良かった!Jスポの解説の岡部さんは「フリー、ピアノレッスンに戻してくれて良かったー」って言ってましたが、そうかな。私、Inner loveが大好きだよ!よりスケールアップしてて。
アクセルに苦しんでるのは、クワドの影響かな。でも、ジェイソンのコメントがいつも大好きです。良い時も悪い時も、腐らず焦らず、周りをハッピーにしてくれる発言が出来るのは、ホントに彼の人柄だよね。
彼が世界ジュニア2位だった時に優勝したジョシュア・ファリス。全米も出なかったけど、手術する資金のためにクラウドを発表してますね。ドルで寄付するのってどうすればいいんや。彼の美しい滑りをもう一度見たい。何年かかってもカムバックしてください!(だからドルで寄付する方法を調べよう)

他にも、ここで引退表明のケビン君、エラジさん。永らく楽しませてくれてありがとう。
特にケビンは大阪四大陸でナマで優勝を拝めたので、いつまでも忘れないでしょう(ロサンよ、覚えてるか?)。
ティーンの頃から体型もお顔も何ら変わらないケビン。奇跡の人だ(笑)。きっと彼は60歳になってもこのルックスのままだ(笑)。永遠のピーターパン。
無良君やホックスタインさんはどうするんでしょうか。無良君、ラスト演技かな…と思ったけど、まだ引退発表ではないですね。願わくばもう少し続けて欲しい。
五輪のシーズンは、引退する選手が多いので、ひときわ泣ける四大陸でもありました。
あとは、ハン・ヤン復活を願い、刑事君の五輪での素晴らしい演技を願い、ミーシャの完全燃焼を祈り…忙しいな★
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率直な感想★

2018-02-02 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
…ということで観劇終わり。
同行の友人も私も高校時代から「ポーの一族」漫画愛好者なので、「4巻のあのシーン」とか、「1巻のあそこね」とか、場面場面のつなぎ方はまあわかるんですが、ちょっとエピソードの詰め込み過ぎなのと、時系列が難しく、漫画読んだことのない方には、「???」じゃないかなあというのが、私の率直な感想。
ユーシスまで出てくるとは…(ちゃんとヘアスタイルも一緒)再現率はめちゃめちゃ高く、アランとエドガーが通った学校の制服とか、懐かしくて感涙ものでした。

しかしなんといっても、エドガー役の主演、明日海りおさんが超美しく
もう、ほんっとに「エドガーそのもの!」でした
漫画のまんまですもんね(笑)。髪型やメイクもばっちりだし、何より立ち姿やふるまいが、美少年エドガー!
クールで、でも苦悩する。可愛いたった一人の肉親であるメリーベルを溺愛する、優しい少年でもあるエドガー。歌も良かったです。
萩尾望都さんの描く「少年」のプロポーションが、タカラヅカにぴったりなのかもしれません。中性的て身長も高過ぎず低すぎず。足が細くお尻も小さくぺったんこ(女性であれだけ平らなお尻になれるものだろうか?)。
もし、他の舞台で男性がエドガーを演じたとしても、14歳の少年ならいざしらず、成人男子ではどうしてもガッシリした体つきになっちゃう。
だから、女性が演じることで「モー様の描く少年たち」が、とても説得力のあるものになっていました。
そこが一番良かったのと、テンポが速く飽きるヒマが無い。クラシカルな貴族の衣装もゴージャスで、見応えがありました

それはいいんですけどね…でもやっぱ「ポー」でミュージカルって難しいのかな。
あの原作の、「透明な空気感」や、「哀愁」といったものは、あまり感じられず。それは受け取る人でだいぶ個人差がありそうです。
私には、「むしろストレートプレイで見たかった」思いが強い。「ポー」のあの物悲しさって、みんなで歌うミュージカルとは、ちょっと違う。。。

♪ポーの一族~♪ポーの一族~♪
♪キング・ポー~♪キング・ポー♪
♪バンパ~ネラ~(イェイ!)♪バンパ~ネラ~(イェイ!)♪

…いやいや!それじゃないでしょ(笑)。
「ポー」にとっては「それじゃない」でも、「タカラヅカ」にとっては、「それが正解」なのです。「ザ・タカラヅカ」なんです!
なので自分を納得させてましたが、ストレートプレイなら、もっと登場人物の性格の違いや心情が、細やかに描ききれてたんじゃないかな~と。
モー様(萩尾先生)は何がいいといって、人物の描写が超絶上手い方なので、イケメン・クリフォード先生と地味な婚約者ジェイン、美しい誘惑者シーラとの三角関係とか、もっと描ききって欲しかったなあ。。。
それに、アランが大金持ちの息子なのに苦悩してる部分とか、エドガーとどこで共鳴しあうのか、が、ちょっと浅いというか。
バンパネラ化してからのメリーベルの神秘性も、ちょっと弱いように思いました(どうしてシーラのクレジットが2番手なんだろう?)。

「ポーの一族」って、「バンパネラ(吸血鬼)みたいな悪魔になってしまって、生きる意味があるのか?」と苦悩するエドガーの「魂の彷徨」が太い芯で、そこに様々な時代の様々な「人間」の人生がシンクロする。
死ねない自分と、いつか死ぬ人間との関わり。俗世の人間と関わることによって、エドガーの中には様々な思いが交錯します。
一族の大半は成人してからバンパネラ化するのですが、エドガーとメリーベルだけは子供のうちにバンパネラになってしまった。
なので、子供の無垢で感じやすい部分をそのまま引きずっている。ゆえに苦悩も大きい。
そこが哀れで美しく、読んでて一番感動する部分なのですが、原作漫画の完璧さゆえに、宝塚でどう再構成するか、脚本家の方もかなり悩まれたような印象です。

こうなったらもう、ビジュアル的完成度は脇に置いといて、「ポー」のテーマを描ききった実写版を見たくなってきますね。舞台は日本で青年主人公でもいいよ(笑)。
エドガーの美しき苦悩さえ描かれていたらいいのよ…それともちろん、メリーベルへの愛、アランへの愛、ですね。
愛する人がいるからこそ、悪魔のような身になっても、「自分は存在している」と実感できる。これは最新コミックスの「春の夢」のクライマックスで、明確に描かれていました。
タカラヅカ版も、もしかしたら何度も何度も劇場に足を運んだら、私にもそれが見えてくるのかもしれないですね。でも、これはこれで充分面白かったです。
とりあえず第三巻「小鳥の巣」に絞って、1本続編やって欲しい。このキャストで!★
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タカラヅカ★

2018-02-01 | うぐいすよもやま日記
「ポーの一族」@宝塚です。
チケット苦労しました。二階なので父の形見の双眼鏡持参。重い(笑)。
ついにこの日が来て、嬉しいは嬉しいけど…原作大ファンとしては複雑な気持ちです。
しかしパンフレット\1000ってリーズナブル。
フィギュアスケートのバカ高い!パンフレット代に慣れてしまった感覚では、超お安く思えます(いけないいけない)。
パンフレット表紙のエドガーの、破壊力が素晴らしく、思わず買ってしもたやん★
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