上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

愛すればこそ★

2014-03-05 | 13-14コンペとショー
大ちゃん世界選手権欠場が発表されましたが、なんとなーくそんな予感はしていたので、「残念」と「安堵」と両方を感じています。
ただ、これでようやく右脚の治療回復に専念出来る状況になり、それは本当に良かった!
そして「また皆さんの前で、1日も早くスケートをお見せしたい」と書いてくれてるのが、超嬉しかったです。
ずっとモヤモヤしてましたが、これで「先に希望の光がある!」ということがわかったので。
競技に戻るのかプロ転向するのかわかりませんが、私はもっともっと大ちゃんの滑りを見ていたいから。
「これからも右膝とは長い付き合いをしていくので、治して大事にする」宣言が嬉しいのです。
大ちゃん、ゆっくり自分と向き合って、心も体も休ませてください。休んだら、またパワーが湧いてくるよ!

代わって出場する小塚君は、あのキッチリした性格ならばちゃんと準備をしているはず。キツいかもしれないけど、チャンスだから頑張って欲しい。
彼も股関節の故障が心配は心配なんですが…メダル獲ってほしいな。もう銀メダルは持ってるから金メダルを。地元だから日本勢はみんなパワー倍増になると思うんですよね。
私はキャンセルせず見に行こうと思います。地元開催の世界選手権は確か7年ぶり?
次の機会はまた7年以上ないよ!だから貴重な試合だし。日本勢もだけど、アボットとトラ氏の最後のフリーも見たいのよ…泣くやろなあ(;_;)

高橋大輔ファンの多くは、今すごーくお疲れなのではないかと…私も疲労気味。
先日の日テレの番組、事前に「こんなんだよ」って情報があった人は、まだ心の準備が出来ていたと思うのです。
でも、何も知らずワクワクと期待して見た人は、いきなり冷水をぶっかけられたように感じたのでは。。。
傷ついている人、怒っている人、落ち込む人…みんな、大ちゃんを「熱烈に愛している」からこそ、傷つく度合いも大きいんじゃないかなあ。私はそう思うのです。
ツィッター見てると、皆さん「大輔愛」がハンパない!(笑)
私もタジタジだ(笑)。
会場に足を運んでもそうですしね。
愛が深すぎて、時に暴走してしまう…こともある。
大ちゃんは「暴走ストップをお願いします」という意味のメッセージを残して、いったんツィッター閉じちゃいましたが。
ファンの頭数が増えれば増えるほど、色んなタイプの人も増えるから、そういう現象も起きるのかな。
「愛」をうまく使って「プラス」にしていった方が、自分も周りも幸せなので、どうしたらいいのかな…と、ちょっと考えています。
今、落ち込んでいる人、元気ない人は、どうか
「私は、大ちゃんをいっぱい愛しているんだ。だからなんだ」
…と、自信を持ってくださいまし★
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それぞれのスタート★

2014-02-02 | 13-14コンペとショー
録画していた四大陸男女フリーをや~っと見終わって、五輪を逃した人も行く人も、それぞれが「スタート」なんだなあーと…何か、さわやかサッパリの印象。

女子では、宮原知子さんがひときわ目を惹きました。なんだか彼女は、あの小さな体で、一戦一戦、超高速で進化していくみたい。
シーズン最初は相当違和感のあった「ポエタ」なんですが、どんどん自分のものになってるというか、実はこの人は相当に精神の強靱な選手なのでは。今、話題の高梨沙羅ちゃんの強さに似たものを感じるな。
派手やかさは無いんだけど、自分の決めたことは完璧にやりぬく芯の強さが「ポエタ」の強さにリンクしていて素晴らしい。SPの繊細さも、ふるえるほど美しい。
佳菜ちゃんも「ええ感じ」で五輪に行けそう。SPを前のプロに戻したことで、潮目が変わって好転してきたのが嬉しい。本番もきっとパーフェクトに出来る!
遥ちゃんの優雅な滑りも大好きだな~。クラシックバレエのお姫様的スケートは、見ててほんとに気持ちいい!中国のジジュン・リー選手も可愛い。怪我から復活してきました。

小塚君も無良君も、全日本の時に背負っていた重いものから解き放たれて、「原点に帰る」みたいな滑りを感じました。無良君のジャンプのデカさ~こうこなくっちゃ!
小塚君が記者会見で、「なんでこんなバカみたいなことやってんだろう…と思った時もあったけど」と語っていましたが、とても感じ入って泣けてしまった。彼は正直なんだ。
全日本のあと、苦しかっただろな。。。
「何のために滑ってるのか」わけがわからなくなっていたところへ、台湾であのお客さん達の大歓声を肌で感じて、喜びの感覚を取り戻したような。しっかりお客さんとコミュニケーションが出来ていたというか。
無良君にはちょっと悪いのですが、この四大陸は小塚君の「復活・再生」のためにあったような気すらします。あの、ワールド銀メダルの時のような、オーラで輝くような滑りを、きっときっとまたやってくれそう★
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死の淵より★

2013-12-26 | 13-14コンペとショー
「もうこれで終わり。みんな今までありがとう。そして“ごめん”」。

フリー終盤でリンクを飛ぶように滑っていく大ちゃんは、
そう全身で言っているかのようでした。
「謝ることなんてない。精一杯やったから、それでいいんだってば!」
泣きながら心で叫ぶ私。

「五輪に出ては欲しいが、ここで引退かもしれない」
という覚悟はもうかなり前から持ってました。
引退する選手の最後の舞台は、大抵が五輪シーズンの国内選手権ですから。
国内選で五輪切符が取れなかったら、「もはやこれまで」と身を引く。
トップ選手は「五輪」が一つの大きな区切りなのですから。
大ちゃんにあっては、そうであってはならない。全て終わるのはソチのあと。
なのになのに直前のケガで、もがき苦しむ大ちゃん。
今までもハンパない苦労の連続なのに、なぜにまたここで試練が来るのか。
多くの選手は、この全日本に照準を合わせて万全の状態で臨むのに、
手負いの大ちゃんが同じ土俵で戦えるワケないじゃないか。。。

テレビだと消してしまうけど、現場では全てを受け入れざるを得ないのでした。
ただただ、「頑張れ!ゴールにたどり着け!」と祈るのみ。
滑りきった…。棄権しなかった。良かった…(ノд〈。)゜。

複雑な感情で一杯で、とてもプログラムを味わうどころではありません。
滑る前の大ちゃんの表情も、まるでこれから自刃の場に向かう武士の如くでしたから。
手の傷の赤い血は、なんか象徴的だったな。。。

大ちゃんがこの一年を漢字一文字で表現したら、「難」だそうな。
人生は難しい。
難しいから面白いし、やりがいがある。
この「難」を乗り越えて、最後の五輪で、苦しみから解き放たれて欲しい。
そして今季のフリー・ビートルズのテーマ「愛」の境地に、辿り着いて欲しい★
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全日本終了★メリークリスマス!

2013-12-25 | 13-14コンペとショー
1万八千人の観客満員御礼って、フィギュアの大会では、五輪でも世界選手権でも前例が無いらしいですね。
熱戦過ぎて、帰ってきたら私も発熱。
色々とありすぎました。ただ、五輪が決まった人もそうでない人も、等しく懸命に滑り、割れんばかりの喝采を浴びました。
もう、このような黄金のメンバーで、全日本フィギュアを見ることは二度と無いでしょう。
ありがとう選手たち★
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GPF終わって★大ちゃん復帰

2013-12-08 | 13-14コンペとショー
…ということで福岡GPFから帰ってきたのですが、さすがに6カテゴリーも見ると、おなかいっぱい!一番最後のジュニア・ペアでは、意識がフッと遠のくことがしばしば…すみません、ジュニア・ペアの方々(汗)。
これで通し券だったらどーなったんだろう…やはり1日だけにして良かった。
男子フリーも勿論、白熱の展開だったのですが、一番良く覚えているのは、ペアのボロソジャール組のツイスト。
真上に放り投げる!くるくるくる!ぽん!
高いっ!!!!
ゆうに4メートルは高さがあったような(笑)。
タチアナさんの調子がいまひとつだったようですが、いつも通りの貫録と優雅さ、スピード。圧巻でした。
清らかな愛の世界のパン&トン、個性派サフチェンコ&ゾルコビー、今また始まるストーリーのペン&ジャン…シニアペアのクオリティ高さで一気に目が覚めた感じ。

男子は羽生君が素晴らしいSPを魅せましたが、このプロは自信に満ちているな~と。自分の中でしっくりきてるのでしょうね。FSの方はもうちょい重厚感が欲しいところ。でも彼の「やってやる!」という気持ちが良くわかりました。
私が一番印象的だったのは、パトリックのスケートの質。やっぱり抜きんでているな~と。
リンクの右から左へ、あっちゅうまに移動してるもんね。苦も無く!
あれは、ナマで見ないと実感出来ないです。それに私は前から3列目だったので、迫力の速さでしたね。
でも、パトリックは「何のプログラムを滑ってもいっしょやん」と思ってしまうのよね(笑)。余りにスケーティングが良いから、その印象が第一にきてしまい、演技が淡泊なのは否めない。「エレジー」は、最初に見た昨年のエキシビの暗い照明の中が最も良かったです。やっぱりジャンプが入ると「スポーツ」って感じになるから、初期の演技で醸し出していた「哀愁」が薄まって見えるのかな。
とはいえ、FSの巻き返しは見事でした。少し膝が痛いらしいので、これから五輪に合わせてくるでしょう。

羽生君がGPF優勝して、五輪代表は当確!という感じですが、ここに来て織田君が3位を死守。町田君がSPでよもやののミスで、織田君を下回る。
この二人が代表になれるのか…今までは町田君が一歩リードしてたけど、ここに来て織田君とイーブンになった感じ。
でも、小塚君がこのまま引いてしまうとは思えないので、全日本で巻き返すと思いますよ。

帰ってきたら、大ちゃんがリンクでの練習を再開した!というニュースが入ってきました。
うううううれしい。。。。
重傷…なんて見方の報道もありましたが、私は余りそう思っていませんでした。
もちろん軽視はしてませんが、be soul2のフェイスブックの担当さんの記事や、大ちゃんの栄養士・石川三知さんのブログを読んで、深刻なものではない、と。
本当に深刻ならば、気休めみたいな記事は出てきませんからね。。。
それにもう、大ちゃんファン歴も12年目ともなると、「山あり谷あり、それが人生」と悟っているところもある。
たとえ谷底でも、果てしない地獄の底でも、それがナンボのもんじゃい。
私が大ちゃんを好きなこと、演技に感動すること、それが揺るぎないものならば、その気持ちを宝石みたいに大事にしなくては。
がんばれ大ちゃん。太宰府でも祈って祈って祈ってきたよ★
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GPF欠場となったけど★

2013-11-28 | 13-14コンペとショー

「倉敷の紅葉と白鳥」2013.11.24

米子高島屋と岡山ロフト個展から帰ってまいりましたが、お天気も良く、今回も多くの方に会えてお話出来て、充実の旅でした♪
私の版画は小さくこまごまと、種類はいっぱい(!?)あるので、スタッフの方々も大変だと思うのですが、いつも素敵にディスプレイして頂き感謝感謝です。

岡山ではン年ぶりのアートな旧友に、偶然会いました。なんと2週間後に出産という。里帰りで偶然お買物に来てて…そんなこともあるもんだなあ。無事に産みやー!
そして、お客様で、大ちゃんファンの方に会いました。
彼女は私のむか~しの版画「ロビンソンの庭」をもっているそうです。
(ご主人が買って飾ってくださったそう)
ロビンソンの庭って…確か1993年制作かな?当時とても人気があった版画なので、なにかすごくうれしいなあ。今、昔の版画を再び見ると、「よく彫ったなあ~」と感慨にふけったりして(笑)。また「ロビンソンの庭」もここで画像紹介いたします。

他にもいろいろエピソードはあるのですが…。
そう。大ちゃんはファイナル怪我で欠場となってしまいました。
今、私は絵の仕事の方で忙しいので、ちょっとはまぎれているのですが、やはりショック。とても残念で心配。
でも…ファンはあの靭帯断裂事件があるから。。。
あの悲しさを思えば、今はまだ軽傷なのだから。。。(と信じたい)。
脛の骨挫傷というのは、どの程度の怪我なのだろう。全治2週間だから、ひどいものではないと思うのですが。
でも五輪切符がかかったこの時期だから、なんともつらい気持ちになります。
今日が選手エントリーの締切なので、織田君が繰り上がり出場になり、それは良かったです。国内だし同じ関大だし。補欠選手は試合に出る準備をしておくルールになってるので、彼ならきっと大丈夫でしょう。
ここは大ちゃんを信じて待って、ファイナル出場選手の活躍を応援したいです。

倉敷では、前述のように「高橋大輔展」に行ってきました。
ギャラリー倉敷は、倉敷美観地区から少しだけ裏手?というか静かな通りにあり、近くにはあの「日本一!楽天!」星野監督の記念館がありました。星野さん、銅像もあったわ^^;
大ちゃん展は、最近の写真パネル→ピアソラ・ミヤソラ・マンボに道化師…かな。大ちゃんのお兄様が描かれたイラストもありました。すごーい男っぽい大ちゃんです。お兄さん、絵が上手い!
ジュニア~シニア1、2年目時代の衣装もありました。
順に、MI2(ミッションインポッシブル2)の黒+ピンク衣装、世界ジュニアSPのウエストサイド赤シャツ、FSブルッフのアイボリーブラウス、シニア1年目のスター・ウォーズ、そして「幻の」デザート・ローズ(!)
デザート・ローズの衣装がね…すごいですよ。タラソワ的ゴテゴテ、すごいよ(笑)。
よくあんな衣装を考え出すもんだ~と唸るぐらい耽美で豪華ですごいです。
ブルッフとスター・ウォーズは、女性のマネキンボディに着せてあったのもオドロキでしたが…(^^;)
でも、お母様が作ったという、初めての発表会の衣装「そりすべり」があったのが秀逸でした。紫というかラベンダー色に、スパンコールがひとつひとつ縫いつけてあって。

地元NPOの方々の主催だったそうですが、サスガの倉敷愛「地元愛」を感じました。
みんなに支えられて、大ちゃん、復活して頑張るんだ
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NHK杯終わって★男子混戦物語

2013-11-14 | 13-14コンペとショー
今回のNHK杯、男子シングルのメダリストは26、27、28歳!
大ちゃんより一個下が織田君。一個上がアボット。
稀に見る高年齢表彰台です(笑)。若手から中堅となったフェルナンデスが台乗りと思ってたけど、彼だけまだ初戦なので、2戦目は良くなるでしょう。
アボット…私は彼が好き!あのエモーショナルにしてリリカルな滑り。泣けてきますよ。このフリーで五輪で滑ったら…(完璧を求む)バケツ1杯は泣きますよ。
SPの4回転がキモなので、アボットよどーぞSPを乗り切って!
でもアメリカ男子はその前に、全米選手権がありますね。も~ここで2人しか選ばれないなんてー。
ライサはどーするのかしら?ジョニーは正式引退を表明して、解説に回るのかな。ジョニー引退は予測していたことなので、衝撃はありません。
むしろ、昨季のGPで一時的でも復帰して滑ったことを、めいいっぱい称えたい
やっぱり彼にとっては、結婚がパワーの源になってるようね。今はもう違う世界の人になってしまった感触で、私にとってジョニーは、やっぱりあのシニアに上がってトップへ上がっていった時の緊張感が、一番の宝物かな。もしかしてコーチを全く別の人に替えてたら、世界チャンプにもなれたかも?とか時々思ったりします。でも、ジョニーはジョニーの道で、幸せになってくれたらそれでいいのです
(ジョニーについてはまた別記します)

ああ話がそれていく…そうそう全米男子。マックス・アーロンはなんかガキ大将っぽくて面白い。「私はガテン系っすから!」と全身で言っている(笑)。でも「マンボ」カメさんなんだよねー振付。今後のアーロンの表現力進化(変身)に期待します。でも、全米2連覇は…クワド次第だなあ。
私が今季「赤丸急上昇」と目をみはっているのが、リッポン君。
なんか…顔つきまで変わった!「闘う男」の顔になったー。今までの「天使リッポン」のイメージから脱皮つうか。プログラムも良いし、スケーティングが良くなった!「五輪に向けて本気です」モードがいいわ。
「牧神の午後への前奏曲」は、あのウシの衣装が頭をよぎったのですが(全フィギュアファンはそうでしょう)、フツーの衣装で安堵しました(笑)。
美しいわ~~~~~。トム・ディクソンかなー。しかしSPで4ルッツを「立った!」のにはオドロキましたね。ムロズさん、どーしてるんでしょうね。
あとは、ドーンブッシュ君とか、ロス・マイナー君とか、ブラウン君はまだ五輪は難しいかな(でもやっぱこの人いいねえ)、私がイチオシのジョシュア・ファリスとか。
ファリスはねー。大物よっ。ずぇったい(ここ大声)将来は世界チャンプになって頂きたいです。全てが素晴らしいです。彼は「人を感動させる」感性を持っているのよ
さ~アメリカ男子は面白すぎて、全米選手権が楽しみすぎます。

無良君は髪切ってさっぱりして(?)、調子上がってきたみたい。昨年トップクラスに上がって、早くも「追われる立場」を意識しすぎてるのかな。いや彼も地力が上がったのでまだまだこれから!
GP初戦の町田君が余りにも鮮やか過ぎて、他の日本男子がやや町田君に気押されている感もありますが、でも織田君もいいです。きっと彼のスケート人生で一番好調なのではそれぐらい、コンディションが良い感じがします。
N杯で大ちゃんと優勝を争う…という構図。あの長野N杯を思い出しました。
そう、オペラ座の怪人で「人生初のパーフェクト(4回転入り)」をやってのけた、あれ!大ちゃん20歳。織田君19歳。
SPはほぼ互角で、FSは先に織田君が滑って、これが天井点のパーフェクト。
最終滑走の大ちゃんはここまで2年近く4回転を完璧に成功させたことがなく、6分間練習でも4Tは転倒とステップアウト。もう、絶体絶命なのでした。
しかし、大ちゃんは「やった!」のでした。私は今でも、まざまざと覚えています。目の前で跳んだ鮮やかな4回転を。
高橋・織田の二人で築いたとも言える、日本男子黄金時代の幕開け。その前に本田武史選手の長い活躍があったからこそ、ですが。やっぱり国内ライバルの存在っていいですね。関大の二人を見てると、日本男子フィギュアの長い歴史上も泣けるものがありますよ。

そろそろ第五戦のエリック杯ですが、羽生君はきっとやるでしょう(!)第一戦がいまいちで、でもここで沈む人ではないはず。私は彼にP・チャンを負かして欲しいのです。技術点の計算上では不可能ではないのよね。
あと最終のロシアで町田君の第二戦となりますが、ここがちょっとわからないかな…でもまっちーは4位でもGPF行けるはずだから、この立ち位置が「余裕」を生むのか緊張を生むのか、わかりません。
アモディオがちょっと昨季から元気がないので、地元で頑張って欲しい。中国杯で優勝した、驚異の16歳(だった?)ハンヤンはどーなる?ハンヤンラブの私はまたここで悩むのでした(笑)。
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NHK杯★魂の滑り

2013-11-13 | 13-14コンペとショー
代々木NHK杯は、初日のペア・男子・女子SPだけ見に行きました
バナーの抽選時間が、「開始時刻」12時50分だと思ってたのに、「締切時刻」だったもんで、友達から電話かかってきて、あわてて会場入り。
バナーって「応援の横断幕」のことですが、今年は五輪シーズンとあって新調しました。前は早いもん勝ちでバナー貼れたのですが、余りにもフィギュアファンが増えたせいかバナーも激増し、今年から抽選システムになったのです。今回は申し込み4人に当選1人くらいかな…厳しい。真央ちゃん・あっこちゃん・大ちゃん・織田君と今季で引退予定選手がN杯にズラリと出るもんで、その熱気もまたすごかったですね。
なんか感慨深いよね~~~。ついこのあいだまでは、みんなジュニアから出てきたばっかだったのにな~。引退かー。寂しいよー

大ちゃんのSP、佐村河内さんの「ヴァイオリンのためのソナチネ」は、素晴らしいテンションでした。
ジャンプが完璧に入ったのと、全体のスピードと音楽との一体感。スピンだけはもう少しスピードが欲しかったですが、名曲をスケートで表現するとこうなる、という至高の滑りでした。
NHKの特集で、佐村河内さんが「僕はこの曲を命がけで作りました」と言っていたのが、印象に残っています。
ああ言われたら、滑る方は相当のプレッシャーを感じることでしょう…「責任を感じる」という大ちゃんの言葉に、大きくうなずく私。
「絶望の中に希望の光が見える」というコンセプトは、大ちゃんの「今現在」の滑りにもぴったり重なっていて、それで説得力が出るのかも。これが若い前途洋洋な選手が滑ったら、「表面をなぞる」だけに終わっているかもしれない。
若手の台頭、4回転3本・4本時代になってきて、自分の立ち位置や未来に不安と疑問が渦巻いていると思うのですが、それらネガティブな感情と、「それでも希望はある」というポジティブな感情が、織り混ざり合って独特の世界観となっていました。多分、滑り込んだら、もっともっと野性的というか激情的になっていくのでは。
そしてやはり、宮本賢二振付はいいです最高
みやけん先生は、出だしの「ちょっとひと踊り」がいつも魅惑的です。
(「eye」もそうでしたね」)
冒頭の踊りで、そのプログラムの世界観を「ガンッ」と表現する。今回も美しいです。もう、冒頭だけでも、いつまでも見ていたい(笑)。
相変わらず言葉でフィギュアを表現するのが下手な私ですが、このソナチネを絵で表現するとしたら…難しくて発熱しそう(笑)。ただ、佐村河内さんの曲はもっともっと聞きたくなりました
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GP開幕★スケートアメリカ

2013-10-22 | 13-14コンペとショー
今季もいよいよフィギュアシーズン本格的に始まり。
真央ちゃんの優勝で開幕したGPシリーズですが、真央ちゃん「横綱相撲」でありました。
あの「ラフマニノフ」…大ちゃんが初めてスケアメ優勝した2005年スケートアメリカを思い出します。やっぱり名曲なんですよね。
このプログラムをもってきたことは、「五輪金メダル」を強く意識していると思います。キムヨナ選手が怪我でGPシリーズを欠場してるので、さあこれから、どうなるんでしょうね~。

大ちゃんは、実質№1シードでしたが、開幕前の町田君絶好調!情報を聞くにつけ、厳しい戦いになるなあ…と予想してました。
普通、GP初戦は、どの選手も仕上がりが遅く出来が悪くて当たり前なんですが、さすがに日本男子は競争が熾烈ですから、実績に欠ける若手選手は初戦からブイブイ飛ばしてきます。
私は町田君大好きだから、SP、FS、EXとも素晴らしい出来でスタオベしちゃうのですが、それより大ちゃんの不調が気にかかります。

う~ん、公式練習では跳べているジャンプも、なぜか本番で決まらない。まだプログラムの通し練習が十分でないからでしょうが、他の4回転ジャンパーが、複数の4回転をバンバン決めてくると、やっぱり技術点で水をあけられてしまいますね。
でも、今季の大ちゃんはスケーティングが違う!
あのパトリック・チャンの滑りに、ようやく追いついたような気がします。
スピードがあって全体が大きな流れになっていて、その流れの中でエレメンツを決めてゆく。
まだ今は、前半の4回転に不安があり、後半は体力的に不安、と、色々と噛み合ってない。「心技体」がバラバラなんだと思います。
でも、これからひたすら滑り込んでいけば、すべてがピタッと噛み合って、バンクーバー五輪の時のような演技が出来ると思います。

バンクーバーシーズンも、初戦はフリーの終盤まで体力が持たず、ヘロヘロでした!
GPシリーズも調子が上がるスピードは遅く、第一戦のN杯は何度も転倒して4位。
第二戦のスケートカナダで2位に入り、運も手伝ってファイナル進出。
ここのSPで素晴らしい演技を披露するのですが、優勝を期待されたフリーはサンザン。途中でスピン止まっちゃいましたもんね。
間をおかずに全日本。五輪の切符がかかっていたものの、ライバル織田君がやや精彩を欠き、なんとか切り抜けて優勝して五輪の舞台へ。
…で、年が明けてから、靴が合わず練習が進まず。もう棄権か!?と思われたその時、本田コーチから頂いたスケート靴がピタリと合い、そこから調子が上がって、カナダでの直前練習は好調に。
そして4回転は決まらなかったものの、総合力で銅メダルをもぎとったのでした

と、こう書いているだけでも目が回るアップダウンっぷりです(笑)。
もう大ベテランになっても、やはり高橋大輔は「ジェットコースター」なのでした。
ファンになって遂に12年目に突入しましたが、あの頃の「大丈夫かい!?この子は!?」というハラハラは、やっぱり永遠に続くもんなんだね…^^;
でも、前だけを向いて、頑張れ大ちゃん★
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