上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

四大陸地上波★

2020-02-09 | 19-20コンペとショー
五輪金メダルを獲ったプログラムは、翌シーズン以降決して滑ってはならない。。。最後の引退試合以外は。
別にISUのルールブックに載ってる訳ではないですが。
あのヤグディンですら「仮面の男」を持ち越して翌シーズン滑った時、わたくし的にはドッチラケでした(“ドッチラケ”って…古いか笑)。
熱狂的なファンでもそう感じたものです。
シーズンイン直前のオープン大会でしたが、なんとヤグVSプル対決再び、だったのよね。でもほんと、シラけましたね(笑)。
ヤグディンは残念ながら五輪翌シーズン開幕戦のスケアメで、フリーのウォーミングアップ中に棄権して、それが現役最後の舞台となってしまいました。
パーフェクトな、熱狂的な金メダルを獲った「仮面の男」の五輪時の衣装そのまんまで、とても悲しげにリンクを去るヤグディンの姿は、今も目に焼き付いています。
「金メダル演技」は、多分あの極限の緊張の空気の中で、研ぎ澄まされ美化されて人の心に残っているから、「その後」はそれを超えられない。
だからなぜ羽生選手がプログラム戻したのか、わからないんですよね~。
「Art on ice」の方が、「今」の彼に合ってるよ。特にファイナルの時は、ミスはあれど熱がこもってた。
なんだか炭酸の抜けたサイダー飲んでるような、今回の四大陸はそんな感じ。もっとも、ネイサンと宇野君がいる世界選手権は、またギア上げるのかな。

個人的には鍵山君やジュンファン、若い選手がハツラツとしてて良かったです(あれ?カムデンは?)。
来週Jスポでゆっくり見てみましょう。。。やっぱ地上波はストレスたまる。

女子は紀平さんが貫禄勝ちでしたが、坂本選手が4回転、樋口選手が3アクセルにそれぞれ挑戦して、韓国のユ・ヨン選手も素晴らしいアクセル成功。200点超える人がいっぱいでなかなかハイレベルでした。
私は坂本選手のスピーディでダイナミックなスケートが好みなんですが、アメリカの二人、テネル選手とカレン・チェン選手の情感こもった演技も感動しました。
なんだかんだ言ってアメリカ強いですね。

紀平さんは昨季のプログラムが良すぎて、今季は最後まで慣れずに来てしまった(^_^;)…。うーん。
でもそれを技術でねじ伏せてしまうんだから、ロシアトリオに対抗出来るのはやはり彼女しかいなさそう。日本では。
ジュニアの頃からコツコツコツコツ3アクセルを積み上げてきて、今大きく花開いている紀平さんなら、4回転も来季は完成しそう。楽しみです★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユーロ女子★

2020-02-01 | 19-20コンペとショー
新型肺炎コロナウィルスの影響で、中国で開催予定のスポーツイベントが中止や延期になっているとか。
来週の四大陸選手権など、大丈夫なのでしょうか?韓国開催だけど中国からも日本からも多数の人が集まるし、なんか微妙な気持ちになります。。。
というか、日本がノンビリしすぎなのでしょうか。武漢の映像を見ていたら、大変なことと思います。

さて、なかなか録画が進みませんが、ユーロ女子はLIVEで見てました。
正直言って面白みに欠けた!
だって、メダルはロシアの若手トリオに決まってますしね。。。今季の女子は、この三人、コストルナヤ(16歳)、シェルバコワ(15歳)、トゥルソワ(15歳)の表彰台の立ち位置がクルクル入れ替わるだけで、ちょっと異常な状況とすらいえます。
こうなると、ザギトワさんとメドベージェワさんが居ないのが悲しくなってきますね。でも、トリオが君臨する限り、この二人は上を行くことができない。。。3回転アクセルか4回転を跳ばない限り上回れないのです。
アクセルも4回転も持たない組は、「持ってるトリオ」がミスしたチャンスに、パーフェクトに滑ってやっと同等に並べるかどうか、といったところ。
そんな悲しい。。。って女子史上初めて感じる理不尽さです。
理不尽じゃないけどね(笑)。ちゃんとルールにのっとってるから、悪くないのよね。でも「なんだかな」感は消えません。トホホ

コストルナヤは公式練習で調子が悪い、と聞いてても、必ず本番では合わせてきますね。
あの高いジャンプと軽さ!そして圧巻のスピード感。優雅の極みの所作といい、これからもうどうなっちゃうんだろね。完成されていて、「先が楽しみ」って言えなくなっちゃう(笑)。
シェルバコワ選手が見るたび大人っぽくなっていて、でも4回転はミスする気配もなくて、彼女もこの先どうなっちゃうんでしょう。やることが無いよ(笑)。4回転のフリップとルッツを極めたら、もう残るは4回転アクセルしかないのですよ。でも跳びそうですね。。。あの軽さならば。
逆にトゥルソワ選手がちょっと勝利から遠ざかっていて、背が伸びた影響かな?ミスが多いです。
でも、ミスしてもしっかり4回転1本は決めてくるのよね。それだけでも偉大です(笑)。
だんだん感覚が麻痺しちゃって、4回転を跳んで当たり前みたいに思えてきた。。。おいおい!女子ですよ!

そんな中でアレクシア・パガニーニの「これがフィギュアスケートだ!」な滑りに安どします。
ほんと、バランスの取れた美しい選手だな~。ジャンプは高いし、音楽性が豊か。どんなナンバーも素敵。ワクワクさせてくれる選手です。
ロシアトリオがもしいなかったら、彼女がヨーロッパの女王なのですよね。もっと注目されてもいい大きな才能なんだけど、すっかり影が薄くなってしまい悲しい!私はパガニーニが好き!(大声
あと、ロシアに押されてフランス選手も頑張って欲しいです。ルカバリエの件?といい、先日、モルガン・シプレの事件を知り、びっくらしました!
ジマーマンコーチの姿が見えない、と思ってたけどそうだったのか。。。一体シプレは無実なのかどうなのか。
はっきりして!ヴァネシプのペアが大好きなので、私のショックは大きいよ

それにしても、解説の岡崎さん「いや~このロシア3人娘に、残念ながら日本は追いつけないですねえ。頑張って欲しい」とうなるように言ってましたが、いやいやフィギュアに「絶対」は無いのよ。
どこかで「ブレイク」はあるよ。それはもうすぐそこかも?★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全米選手権女子★

2020-01-25 | 19-20コンペとショー
今年もヨーロッパ選手権と全米選手権が丸カブリする地獄の(天国の)季節がやってまいりました。
いいたかないけど、ユーロの会場は。。。不思議な体育館みたいな感じですね。
タラソワ重鎮が何かコメントしはったらしいですが、ユーロっていつもローカルっぽい。。。でもキスクラのしつらえは豪華や。
ユーロ男子はもう終わってるけど、私はまだ録画みてないので、先にさきほど終わった全米女子感想から書きます。

私はアリサ・リュウ選手が好きです!(リウなのかリュウがいいのか未だに解らないので、とりあえずリュウさんにさせて頂きます)
昨年からひとまわり体がおっきくなって、表現も大人びてきた!
ジャンプと表現のバランスが良くて、大きな華もある。プログラムはいかにも「ローリー・ニコルだな」感満載ですが、これからはいろんなジャンルを開拓していって欲しい。ジャズとかロックとか。ま、とほーもなくお若いので(14歳)今後さまざまな振付師で踊られることでしょう。
それに可愛い!嫌味なくかわいいアジア系でちょっと若き日のクワンにムードが似てますね。
そんなアリサが好きではありますが、今回ばかりはマライア・ベルに優勝して欲しかった。
だってあの可愛いコケのSP
コケるときも「へちゃっ」って感じでくゎあいいんです!
そして運命のフリー。最初っからもうこっちも緊張する。
ループがあやうい~高く上がりすぎてる。ルッツが最大の懸念材料なんですが、2本目を降りたところから会場もドワーッと沸いて、もう最後はご本人も大口を開けて「やったわ!やったのよ!」って「ハレルヤ」歌ってました。
すごい!こんなマライアを見たかった!
長年、主役というより脇役でしたが、2年前ぐらいからレベルが1段階上がった感じがあって、ネイサンと同じアルチュニアン組ですね。
チームメイトとして一緒に頑張ってきたリッポンの後押しが、繊細なマライアにパワーを与えてる。心に迫る素晴らしい滑りでした。
優勝して欲しかったなー。
でもアリサが4回転ルッツと3アクセル×2本持ちだったら、今後もうそのチャンスは無いということかいな。
マライアは今23歳。彼女のピークかも。。。でも遅咲きだからまだまだいけるかな~。いってほしい。
可愛いマライアに頑張って欲しいです。私、繊細な滑りの人が好きなんす。

テネル選手が素晴らしいSPでこのままいくか!?と思われましたが、少しフリーは硬さが。。。でも3ルッツ+3Tのコンボが2本入ってるって意欲的ですよね。モダンなSPも抒情的なフリーの「ニューシネマパラダイス」も好き。応援したい選手の一人。
大学に進学して大苦戦中のカレン・チェン。でも頑張った。4大陸は選ばれるかな。
そして忘れてならないグレイシー・ゴールド。復活
いつのまにか地区大会を勝ち上がってたんですね。知らなかった。
全米も全日本と同じく、1シーズンまるっと休んでしまったらシード権が消失するので、地区大会から勝ち上がっていかねばなりません。
かつて全米で2度も女王になりオリンピックも入賞したゴールド選手にとって、それはプライド的に辛かったことと思いますが、コーチ陣も変わり心機一転。新たなスタートを切った形となりました。
ジャンプがところどころ抜けて総合12位でしたが、ゴージャスでワクワクさせてくれる「グレイシー滑り」は健在。
私は特に「ダフニスとクロエ」が好きだったので、あれを完成させて欲しいよ。あんなの滑れるのは彼女しかいない!
全米の大観衆がグレイシーの帰還をあたたかく迎えてくれて、こちらもFS終了後ポロポロ涙が出ました。

あっこちゃん(鈴木明子さん)の、選手たちへのあたたかなコメント。かつ適切な技術解説。
製氷時間はアナとあっこちゃん二人のマニアックなトークや、全米オープニングセレモニーを映してくれました。
ほんまにどことは言わんけど、地上波のフィギュア番組と天と地ほど違うのです。
ストレス皆無。Jスポの番組作りは、フィギュア愛にあふれているの。
寝る時間と、見る時間、録画容量の確保に悩むけど(笑)★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シニア年齢引き上げます?★

2019-12-17 | 19-20コンペとショー
GPF女子のことを書こうと思っていたら、衝撃のザギトワさんニュース!

「活動停止」って、芸能人が使う言葉ちゃいますのん。なんかヘンに思ったのは私だけ?
その後「引退しません」「活動休止もしません」と自らSNS発信されましたが。
あのロシアのTV番組出演ではもしかして「言わされてた」のかな~。
なんか腑に落ちませんが、このままだと多分ロシア国内選手権でも3位以内は難しく。
ヨーロッパ選手権にも世界選手権にも出れなければ、ローカル大会派遣のみで今季終了にになってしまう。
そんな処遇では、五輪女王のプライドとして耐え難かったのかなと思いました。

ドン・キホーテを踊ってた頃は「やたら動き回る選手」の印象が強かったのですが、だんだんと成熟してきて、今季のSPもFSも素敵。特に「クレオパトラ」はゴージャスで濃密で好き!
それになんつっても華がありますよね~。出てきただけで「パッ」とリンクにバラが咲いたみたい。
そんなお方だけに休養宣言は残念ですが、アイスショーには出る、大学にも行く。
そだよね。
15歳で五輪獲っちゃったらもうあと、何すればいい
そんな気持ちにもなりますよね。
ザギトワさんが戻ってくるのかどうか、戻ってきても再びトップ選手でいられるのかどうか。
このまま引退するか。またはガラッと変わってコストナー選手みたいにマイペースで「美」を追求する選手として再び滑り続けるか。
なんとなく後者「コストナータイプ」になるような気がします。。。(個人的願望)
しかし当分、寂しいなあ。寂しいです。

ザギトワさんの後輩トリオたちが、予想通りGPFのメダルを独占しました。
優勝したコストルナヤは、2シーズン前の13、4歳の時に「発見」したのですが、その当時から今みたいに「全てが優れている」印象でした。
なので違和感なく金メダルでしたが、フィギュアライター・田村明子さんの「会見のようす」レポを読んで、これからコストルナヤも変化していくのかな、と思いました。
シニアに上がって連戦連勝。競うのは同期の女の子たち。怖い先輩ももういないし(?)
早くもマダム的な貫禄すら感じさせるコストルナヤは、もしかしてここがピークなのかも。そう思わせるぐらい完璧で「これ以上やることがない」ように見えます。残りの課題といったら4回転ぐらい。。。

トゥルソワはコストルナヤに比べたら明らかにPCS的に劣るけど、あれだけのジャンプに挑戦して成功させるパワーもまたアスリートとしてカッコイイ。革命的な選手で面白いですね。
プログラムの選曲も男性的だし、今後は「グラディエーター」とか「仮面の男」とかもやって欲しいな。怪我が無いか心配ですが。
シェルバコワが一番、4回転と表現の折り合いバランスが良く、今後が楽しみな選手かも。でも彼女もすっごく細いですね。心配になるぐらい。
今後、3人娘が身長が伸びて体重も増えたら、来年のファイナル、今回の再現は難しいような。誰もいなくなってしまうかも。
なんだかちょっと空しいですね。2年かそこらで消えてしまうのなら、それが「正常な競技」と言えるのかな?

タラソワさんが提唱していた「女子のシニア年齢は17、8歳が妥当」という意見に賛成
強制的に、シニアに上がれなくした方がいいと思います。
そしたらジュニア選手たちは、どういう選択をするのか?
「今は4回転跳べてるけどシニアに上がった頃は跳べなくなるから、4回転練習するだけ無駄」と思うのか、「シニアに上がっても4回転を跳べるように、今から準備しておこう」と思うのか。
ルールを変えたら、それに則して選手も変化していくでしょうから、今季の終わりにでも大改正して欲しいよ。男子はシニア上がるのは19歳ってどうかな~。遅いかなー。

あれこれ考えたら、日本からただ一人ファイナルに残った紀平選手は立派
ジョニア時代からアクセルはコツコツ練習してきたけど、ジャンプ以外の要素も少しずつ少しずつ段階を踏んで進化してきて、今回は4回転「惜しい」ところまで来ました。
来季はアクセルと4サルコゥは定着しそう。そうなると五輪イヤーはちょうど円熟して安定して、全てが良い状態になるような。
女子は今後どうなるのかな。やはり4回転規制かけるべきか?
今のままでは、アクセルか4回転跳べない選手はまずメダルが獲れないんですよね。
う~ん。悩ましい
男子にしろ、4回転を3本以上跳ばないとまず世界で優勝できないので、4回転を1コも入れられない選手は未来が無いのだろうか?
4回転以外のエレメンツに大きな点を与えるとか。たとえばスピンの評価を厳しくするとか。

フィギュア史上でも大きな転換期に来ていることを実感する、そんなファイナルでした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「4回転ルッツ持ち」が過半数という現実★

2019-12-11 | 19-20コンペとショー
ファイナルのフリーは、BSの録画でやっと全部見ることが出来ました。
地上波テレ朝の番組作りでストレス溜まらない人っているのだろうか。早く放映権ヨソに譲って欲しい。今年は特にヒドイ。もし羽生君が出なかったら、放映自体も無しにしてたのかな。

今回、冷静に考えてみたら、男女シングル12人の選手のうち7人が「4回転ルッツ」を跳ぶ人なんですよね。
「男女」ですよ(!)
過半数ですよ(!!!)
3年ほど前まで「4回転ルッツ」は、「架空のジャンプ」でした。
「もしかしたら跳べるのかも(跳べたらギネスもの)」または「漫画の中だけ」のワザでした。
それを「現実のもの」とした先駆者=ボーヤン・ジンはじめ、ネイサン、アリエフ、サマリン、コリヤダ、ほか多くの男子たち、そして今や10代半ばの小さな女子までが跳ぶ時代になってしまいました。
それも「跳べるか跳べないかの賭け」ではなく、確実に「武器」として跳ぶのです。ホントに漫画みたいな世界です。

その流れの中で、羽生選手の「4ルッツ再投入」は、「必然」とも言えましょう。
良い出来だったし、今後SPでも4ルッツを入れてくる、と予測します。
そうなると、ここまでのネイサンのジャンプ構成と同じなのですが、ネイサンはギアを上げて、今のサマリンみたいに「4ルッツ、4フリップ、3アクセル」構成にしてくると予測します。
それが今季なのか来季以降か、わかりませんが。
SPでガッツリ貯金しようとしたら、そこぐらいしか上げようがないですよね。
もしくはSPで最後のジャンプを「4ルッツ+3トゥ(又は3ループ)」にするか。
「羽生選手、SPから4ルッツ投入」は、3月の世界選手権で見られそう、と私は予測します。
ファンの方は期待しても良いと思います(もし跳ばなくても責任取れませんけど)

あー「ロケットマン」の映画見ればよかった~。TSUTAYA閉店が続きやはりネットで見るしかないのかな。
今年の夏に「Land of all」の映画をWOWOWでやってくれて見ることが出来たのですが、とてつもなく暗いヘビーな作品で、救いようがない。。。
国境を越えてアメリカに移りたい人たちを乗せた車が襲撃されて、追いつ追われつ、サバイバル・アクションです。悲惨です。
ネイサンが昨季のフリーで使った曲は映画のエンディングで流れるもので、よくこんな重いテーマを19歳の男の子が理解して滑れるものだなと思いました。
彼はジャンプマシーンじゃないよ。
バレエダンサーみたいに、「見る人に訴えたいもの」を核として持ってる人だと思う。
「点を稼ぐためにエレメンツを難しくする」人じゃない。
「この作品を表現するためにエレメンツを極める」タイプ。
エルトン・ジョンの人生を描く「ロケットマン」を見てからFSを見れば、また違う感慨に耽れるのかもしれない。

トリノGPF、なんか日本からのお客さんの「圧」が凄かったんでしょうかね(だってあれだけ山盛りの日の丸が客席前方に)。
それが伝わったのか、選手の皆さんとても緊張してるように見えました。実際、イタリア地元のお客さんってどれぐらいの割合だったんだろう? 
もちろん、イタリア的ノリの良さは感じられたし、どの選手にも大歓声だったから良かったですけどね。男子はネイサン以外ミスが多く神演技連発ではなかったな。

ネイサンにしても、ジャパンオープンやスケアメでの、良い意味「ラフな滑り」の方が伸び伸び体も動いてたような。SPもFSもやや慎重に見えました。今回は「エレメンツの精度重視」かな。
早くイェール大学の試験終わらせて、滑り込みしてください~
優勝後のインタでご本人が「PCSはまだまだ」と語っているのは、謙遜でなく的確な指摘。
でもこの局面の大一番で、これが出来るのが、「チャンピオン」の証なのだと思いました。

アリエフが元気なかったので切ない。私、アリエフ好きなんざんす。
彼は意外に細かいところまで動きがニクくて、天性のセンスの良さを感じさせます。
SPは大緊張、FSは転倒でどこか打ったのかな?心配であります。もらい泣きしてしまった
だいじょぶだよ。こんな日もあるよ。ロシア選手権通過してね。

サマリンがここんとこ上がってきて、あるいはメダルも十分考えられたのですが。SPで100点超えられる人だしね。
何か歯車が噛み合わなかったのか。彼も緊張でちょっと滑りが小さくなってしまったよう。でも大化けしそうな選手でもあります。

ボーヤンはGP中国で復活の兆しだったのに、SPもFSもとっても疲れていたように見えました。ルッツだけの問題じゃないと思う。うーん。すごく期待してたので、残念は残念。
でも表情は明るかったので今季後半は上げてくるかな。四大陸でスカッと決めてハンヤン先輩と共にワールドで爆発して欲しいな(中国は2枠ありましたっけ?)
やっぱりね。ボーヤン、コリヤダ君、昌麿君たちが濃い~い争いを繰り広げてこそ、男子は盛り上がるのよ

今大会MVPといっていいケビン・エイモズ君ですが、キスクラの反応が面白く可愛かったですね
もう1種類クワドを入れられれば、彼が1位でもいいぐらいです。体の使い方が素晴らしくて、スポーツと芸術の見事な融合だと思う。
やっぱりフランスの選手って、「魅せる」能力に長けた人が上がってくるからいいな~。
ネイサン!エイモズ君のFS衣装みたいなんでいいやん!
動きやすくかつお洒落で、エイモズ君小柄なのにおっきく見えるよ!
聞いてますか、ネイサンー!すみませんしつこくて

(長くなったので女子感想は【つづく】)★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スケートアメリカ★

2019-10-25 | 19-20コンペとショー
「太陽の塔」を背中側から。
やっと内部見学にも行ってきました。
地元民なのに「いつでも行ける」と思ったらなかなか行かないものですね。
なかなか素晴らしかったのでまた後に書きます。

(話変わって)
グランプリシリーズ始まりまして、スケートアメリカはネットとBSで見てました。
地上波だとボーヤンとかカットするじゃない!いい加減にして!

男子が豪華なメンツ…ネイサン筆頭にジェイソン、ボーヤン、アリエフ、キーガン、ジュンファン、日本からは島田くんと友野くん二人です。可愛いコンビ(笑)。

実はまだジャパンオープンの録画をじっくり見てないので、ネイサンの演技は初見。
SPはしっとりシャンソン(だよな)で、でも元気が余りまくっとるアメリカンボーイで(笑)、ちょっとご愛嬌なんですが、良かったです。
これからシーズン進んでいくに連れて、表現も深化して欲しいしそうなるでしょう。
色んなジャンルが滑れるのがネイサンの強みで、私が好きなところ。

「哀愁度」だけなら島田高志郎くんの方が深いような。ランビ先生仕込みですから。
そう、ランビエール工房に弟子入りするとみんな、「ランビ糠漬け」状態になると思いませんか。
独特のニオイは避けられない(褒めてるんですよ笑)。
島田くんは、手足長くてクワドも二種類まで跳べてるし、あとは体幹が強靭になって筋肉ついたら飛躍しそう。
インタビューの誠実さ、聡明さも大好き。私のイチオシ島田くん。

友野くんはフリーの「ロクサーヌ」でデコを出しました。
ロクサーヌで「大人の階段上がりました」宣言なさる方は、必ずといっていいほどデコを出して髪をビタッとなでつけます。D先輩のロクサーヌ、思い出しますね。
だんだんPCSが高値安定化しつつあるので、トップグループまであと少し!
それにはどうしてもクワド3本必要かな~。惜しいところ。立ち位置でいえばケビン・エイモズなんだよね。
友野くんも推しなので、なんとか大成功して頂きたいです。

ボーヤンも、色々表現や滑りで模索・進化中なのがわかって、これを乗り越えたら一気にトップに来そう。
ジャンプでやや苦戦なのは身体が大きくなったからかなあ?
フリーの振付が「どこかで見た」と思ったらリショーさん。確かにリショー風味が!

ジュンファンのフリーの曲が素敵だな、と思ったら、去年の紀平さんのフリー曲「Beautiful storm」を作曲した女性の方でした。
「The Fire within」。内なる炎?という意味?
華麗だけど強い意志が感じられる彼にピッタリです。

シーズン直前に車の追突事故に合ったというジェイソンは、なんとか調整間に合ったようで、落ち着いたFS「シンドラーのリスト」でした。
今季はお休みの選手も多くて、昨日、スケカナで本田真凜ちゃんと刑事君の乗ったタクシーも事故に合ったというし、なんだかいろいろありますねえ。みんな元気でね。

私の中では、ジョシュア・ファリスの「シンドラーのリスト」がベストオブベストで、ジェイソンといえどそこは。。。
うんやっぱファリスの方が好き。繊細でガラス細工のように美しくて。
なんちゅうか「静」の世界なんですね。
ジェイソン版はちょっと元気良すぎ?な感じがしてしまいます。
スポーツですからそれでいいし、むしろ以前より強靭になったら歓迎すべきことなんですが。
二季前(三季前?)の「ピアノ・レッスン」で、「究極の美」の世界に到達してしまって、そして髪を切ってコーチを変え、年齢なりの風貌になった彼は、今の私には「大天使が地上に降りてきて普通の人になっている」状態に見える。
いやでも。
4回転も決めガッツポーズする「アスリートなジェイソン」も見たいかな。どうかな。

女子はなんといってもシェルバコワですね~。
シニアデビュー戦スケアメで15歳で優勝した先輩、トウクタミシェワはもう9シーズンGPシリーズに出ているなんて!
シェルバコワは果たして先輩の年齢まで現役やってられるかしら。
そんな先の事は考えず、今出来ることで閃光を放つロシア娘たちは、ある意味潔いのかもしれませんねー。
軽々と跳ぶ4回転ルッツを見ながら、今後日本女子も4回転を跳ぶ13、4歳の子たちが続々出てくるのかな、とボンヤリ妄想するのでした★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする