上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

第6戦終了★

2010-11-29 | 10-11コンペとショー
GPシリーズも遂に最終戦、フランス大会が終わりました~。
しかし、ショートサイドはまんま空席。。。うらやましくってしゃーないわ。。。

エリック=おふらんすというと、「ウミエ・スグリ」「ダイスケ・タカアシ」を連想しますね。
はい。
男子は「タカイコ・コヅカ」小塚君が今季2勝目!しかもFS170点!!!
大ちゃんのFS歴代最高得点に次ぐ歴代2位であります。ぱちぱち。
でも、点数云々より、FOIの時に感じた「思わずスタオベしたくなる」感動的なものがありました。
地道に一つ一つ課題をクリアして、実績を積み上げてきた成果が、今ここに結実。そんな感じがしたさわやかな勝利でした。やっぱり今季は早くからプロを作り仕上げてきたので、如実に結果が出ている。地元ワールドでのメダルが濃厚になってきたか!?

ジュベのFS棄権が無ければ、より喜べたのだけど…どーしちゃったんだろー。
中国に続きSPであまりにも点が低い感じがしたので、戦意喪失したのだろうか。怪我でなければいいが…と心配しています。
なんだかんだ言って、ランビ、ライサ、ジョニー、ジェフ、と「花のおっさん世代」が軒並み不在になってしまい、とても寂しい。ジュベールはおっさん世代の中でも長男格でしたから。大ちゃんは末っ子ですな。
長男に頑張ってもらわないと、フィギュアファンとしては寂しいのよね。そう、ジュベには永遠にガキ大将(でもやや気が弱い)でいてほしいわ。

代わりにといってはナンですが、アモディオがN杯の時より更に自信をつけて、フランスの新エースの座につきそうな勢いです。これは。。。国内選手権も目が離せん!(見れんけど)
ムロズ君は一昨年の衝撃の全米で目をつけていたワケですが、あれから洗練度が増したのか。でも、あの時の勢いというか「きらめく才能」は、今季は余り感じない?プログラムが好きでないからかなー。でも、SPから4Tを入れてくるという、大胆不敵さが素晴らしい。逆に言うと若手だから大胆になれるのかも。
ケビン・レイノルズや無名のフランス新鋭ベセイエ(?)、若手が台頭してきました。今季のGPはまさに「じゅうくはたち」の若者達が躍進する、「五輪・その後」の世代交代現象が顕著なのでありました。

女子は、今季はユナちゃん、ロシェット、レピストがお休みしててちょっと寂しい。フランス優勝のコルピは、3日見ても飽きない美人だよね~~~~。プログラムも彼女の美しい容姿に合った美しい振付です。
私が今季一番好きなプロって、女子ではシズニーの「Winter into Spring」かなあ。これは後半が「Ocean Waves」なんだもの。
大ちゃんが「オーシャン」を滑ってからというもの、このジョージ・ウィンストンのアルバムを何度聞いたことでしょうか(!)
冬から春に変わって、劇的に「オーシャン」の曲が始まる…この曲順の流れを生かしてプログラムが作られていて、泣けそうに感動します。美しいブルーの衣装も良く合ってるし、シズニーのなめらかなスケート、繊細さにぴったり。速いスピンとピアノ音がこれまたぴったり。
2番目に好きなのがコストナーの「牧神の午後」なんすが、これはまた別記するとして。
真央ちゃんはN杯よりジャンプが良くなってきてるので、少しずつ復調を感じました。真央ちゃんはもともと、とても真面目というか完璧主義な人だと思うので、ほんのちょっとした踏み切りの狂いとかタイミングのズレで、「ダメだ!」と思ってしまうのかも。
全日本の頃には、今より更に進化した滑りが見られますように…と祈る思いです。やっぱり全体の流れや滑りは別格。でもちょっとスピードが無いような気がします。17歳の今井さんを見ていたら、突進していくような凄い勢いを感じたので、それこそが「若さの輝き」なのかなー。
村主さんは前回よりも良い出来でちょっとホッとしました。彼女の本をパラパラ立ち読みで読んじゃったけど、何故今も現役を続けるのか。その気持ちが少し解ったような気がしました。
今もなお、スケートを探求することが楽しい。まだ自分には勉強したいものがある。新しい発見がある。だから続けるのだという。
しーちゃんのように、頂点を極めて「やりきった!」と引退するも良し。でも、村主さんのようなタイプの人がいてもいいんではないかと。
彼女は「続けていく手段」も自分で開拓してきたワケですから、周囲が何と言っても、とことん追求していって欲しい。
なかなか点数が上がらないのが辛いですが、村主さんは「これもまたスケート人生」と全身で言っているような気がします。
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双龍★

2010-11-25 | うぐいすとお仕事

八坂の塔。画面右下が京八坂さん。


名物の人力車。私はまだ乗ったことがありません。
「舞子はん」は、「ほんま」と「なんちゃって」の二通りいてはるので、見分けるのもお楽しみ。
近くに「着物に変身!」ショップは沢山あるので、あなたも舞子はんに変身してみましょう。


京八坂2階の窓より八坂の塔をのぞむ。


高台寺の庭で。高台寺は平日早い時間ならスムースに入れるかも。



京八坂(つまり八坂の塔のたもと)の下の小道をずず~っと西に歩いていくと、建仁寺に行けます。徒歩10分ぐらい?
建仁寺は法堂の天井画「双龍図」で有名ですね。一度見たかったので、感動しました。
平成14年に創建800年を記念して制作された…と解説にあります。なので、まだ色も鮮やか。生き生きとしていて迫力に満ちている。
作者の「小泉淳作画伯」が、廃校になった小学校の体育館をアトリエにして、墨で巨大な龍を描いていたドキュメントを前にTVで見ましたが、ここ完成に至るまでの長い工程もすごい。何度も下絵を描き直して最高の構図を求める、本番前の苦労。体育館級のスケールの絵を、ずっとテンションを落とさずに描き続けるという体力と精神力。
やはり、描かれた背景を知る方が、完成品だけを見るよりもずっと興味深く面白かったりします。
あんまり「国宝級だから」とか「有名だから」とか、そういう縛りに(?)まどわされないで、作者の「心意気」みたいなものを感じ取る方に神経を集中させると、より面白く感じられます。
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寒くなりました★

2010-11-24 | うぐいすとお仕事
京都は急に寒くなりました。
思わず河原町の高島屋でインナーを買ってしまったぐらい(笑)。
でも、ガイジンさん達はTシャツの人もいるのです。あんたら一体!!

紅葉は見ごろとなり、とても綺麗です^^
「京八坂」に来てくれた友達が、ブログレポを書いてくれてます→★てくてく見聞録

「京八坂」は、やはり土・日・祝は激混み!…なのでギャラリーをゆっくり見てもらうには、平日が良いかも。。。入店をあきらめた方がもしいらっしゃったらごめんなさい。
土日祝でも、開店の11時頃、夕方5~6時は比較的空いてます。夕方はみんなライトアップを見に行ってしまうのでしょう。
でもこれが、ライトアップ時間になるとまたお寺は激混み。昨日6時半頃、高台寺は入場40分待ちであきらめ、円徳院というところに行きました(ここはすぐ入れました)。
あの秀吉の妻「ねね」の終焉の地…ということで。小さいけど庭のライトアップは幻想的でよござんした★
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京都と神戸と。お知らせ2つ★

2010-11-17 | お知らせ
《おしらせその1》
京都の和カフェ「京八坂」にて、彫金作家の友人・指輪妙嬢と二人で展示しています。八坂の塔のたもと…という抜群のロケーション。広い窓で明るい2Fも素敵。周囲は観光客を乗せた人力車が走り回ってます。京八坂のHPは→こちら★

展示期間は11/18(木)~12/14(火)まで(水曜定休)。営業時間は11~19時です。私は新作は出してませんが、ちょっと懐かしい銅版画と水彩も出しています。
彫金作家・指輪 妙(さしわ たえ)は、古くからの友人なんですが、DM用に撮影した(あの!)ネックレス「龍翔鳳舞」の作者です。
…思えばバンクーバー五輪のはるか前、大ちゃんがまだ怪我する前。
イエテボリ世界選手権の頃、彼女に「五輪金メダルの願掛けで、“龍翔鳳舞”のオリジナルネックレス作って!」と頼みました。
そして今年の1月末、五輪直前に完成。私が購入。
ということで、五輪も世界選手権も、このネックレスを握りしめて応援したおかげで(笑)、大ちゃんは見事銅メダルと金メダルをとれました~。いや実力で勝ち取ったんですけど、これの効力も少しはあったことと(笑)。

本当は、「世界一」になった時にプレゼントするつもりでいたのですが、完成品の出来が素晴らしかったので、「若僧にこんな高価なモンはやれん!」と惜しくなり(笑)、大ちゃんが来年の東京ワールドで優勝してから考えよう、という顛末に。男性用に作ってもらったので、ちょっと鎖が長めで重いです。ってか「優勝」の重みがズッシリ?
指輪妙製作ネックレス「龍翔鳳舞」は、額に入れて展示しております。

★少しおわび★
DMを送らせて頂いた一部の方には、上砂の在廊時間を「日曜午後2~6時頃」と書かせてもらったのですが、諸事情により在廊の日時は「不定期」となりました。
この時期の京都・特に清水寺かいわいは観光最盛期で、店内は連日混雑が予想されます。土日はなおさら…ということで、私の席も、なるべく遠方からのお客さんに譲りたく思います。
お店側のご意向も汲み、すみませんが何卒ご了承ください(やはり平日が空いているようです)。
私が直接予約をもらっている方とは、当初の日時でお会いしましょう。

《お知らせその2》
「3ON3GAMES IN HAT KOBE」開催
神戸は灘区に有名な兵庫県立美術館がありますが、その界隈を総称して「HAT神戸」といいます。
私もよく散策する海辺の落ち着ける街ですが、その場所で11/20(土)9時~「3ON3GAMES」開催。市民バスケットボールのイベントです。
当日は屋台も出たり、お祭りモードとなるのでしょうか。ひょんなご縁で私がそのイベントの公式Tシャツに、少しイラストを使ってもらうことになりました。
Tシャツは→おしゃれーなのです★
私も当日は少しのぞきたい!雨天の場合は11/27(土)に順延だそうなのでご注意を。
近くの方はぜ~ったいに見に来てみて!
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秋の1日★

2010-11-14 | 版画の販売について
今日は兄の命日法要でした。
京都は、いい具合に色づいた紅葉が見事です。真如堂境内より。
昨年は葉がちぢれたり枯れたりしてたのですが、今年はそんなこともない?夏の暑さの影響は無いのかな。

兄の高校時代のお友達が沢山、集まってくれました。
同窓会を兼ねた命日の集まりに、今年は母と私も参加させてもらい、皆でワイワイと盛り上がりました。
兄が生きていたら…しっかりオジサンになって、子供と奥さん連れて、こうやって同窓会に来てたのかなあ。
その光景を思い浮かべると、毎年ちょっと悲しくなるのですが、同窓会で集まったみんなは、高校時代の面影のまま。だから悲しくならなかった。楽しかった!
兄は24で亡くなったので、永遠に若者のままです。
今日が良い日になって、兄も喜んでいるだろな★
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GPシリーズ中盤戦★

2010-11-09 | 10-11コンペとショー
中国大会、小塚君が完勝いたしました!ぱちぱち★だんだんと落ち着いて、試合慣れしてきた感じです。
「中国のお客さんは日本の選手にも温かかった」と語ったらしいですが、ああ良かった。どうなることかと思いました。
しかし、ショートサイドなんて席ガラガラ…SPの時なんて、観客いないんだもの。寂しい。バナー貼るのも楽だろな~。
第3戦まで終わり、スケカナのパトリックの点と、中国のジュベールの点に疑問。新ルール対策ばっちし!の人と、対応しきれてない人との差だろうか…。それでも、スケカナのチャンは高過ぎるでしょう(笑)。
ジュベールはSPのマラゲーニャ、ちょっと笑ってしまうのよ^ロ^; やはり、ランビとは踊りのセンスが…。でもま、力強いジュベらしいSPなのに、えらく低い。
フリーの第九は、プログラムに魅力が無いんですが~。振り付け構成が…迫力が…なんかイマイチ。まだ昨年のプロの方が良かったのでは。衣装も全然「第九」ちゃうし(笑)。
ジュベならもっと力強さを強調した、ダイナミック路線があるんじゃないでしょうか。でも、いまどき「スパルタカス」とかやっても時代遅れ過ぎるわな…。
なんなんでしょう、この採点傾向。中盤戦では「やや異変」を感じるものの、シーズン進んでいったら、採点も落ち着いてくるのでしょうか★
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芸術堪能日和★

2010-11-01 | 10-11コンペとショー
男子フリーは見応えたっぷり!
トップバッターのジェレミー・テンが彼比で素晴らしい出来で、今日は良い日になるかも~!?と予感がしたらその通り。
ケビン(バンデルペレン)、クワド跳んだー!よもやの3+3+3!アクセル降りた!最後までスタミナ持った!大歓声のスタオベ。
思えば3月の世界選手権で今日と同じ見事なフリーで、歓喜のケビンでした。有終の美を飾り「ありがとうケビン!」「さよーならケビン!」「奥さんと幸せにね!」と、テープ降って見送った私。でも、引退撤回なんだね(笑)。
あちゃちゃちゃちゃーとコケそうになりますが、無類のケビン好きの私としては嬉しい。大ちゃんが世界ジュニア優勝した時、一緒に台乗りしたのがケビンなのよ。その時フリー一位はケビンだったのよ!旧採点法時代の事でした。

ロス・マイナー…誰かを思い出すなあ。4回転をFSで三度跳んだ人。そうゲーブルね。ゲーブルを小粒に薄味にした感じね(いやゲーブル決して濃い人ではなかったが)。どうもアメリカの若手は小粒感が。ジョニーとライサが出てきた時が強烈だったんで、それに比べるとやや物足りないかな。

無良君と羽生君。ウォームアップからばんばんばんばん!4!3A!跳んでました。時々転んでも「そんなもん知るかい!(べらんめえ!)」ってな勢いでした。
無良君って、もはやクワドが一番跳びやすいんちゃう?3Aも他の3も「回りすぎ」な感じで、むしろ「どーやって回転を止めるか(体をほどくか)」の筋力が問われるかのような。

羽生君は、あ~んなにクリーンな4回転を、シニアGPデビュー戦で決められたのだから、もう今や鼻息100万ボルトぐらいでしょうね(笑)。「絶対にやったる!」と決心するのは誰でもできるけど、ちゃんと自分の体に反映させてるところが素晴らしい。
ジョニーがデザインした衣装を着るって図太さも素晴らしい。。。ひと昔前のジュニア上がりなら、そんな大それたことは考えもつかないじゃないですか~。デザインの良しあしは置いておいて(笑)、デザイナー・ジョニー先生は楽しそうに作ってますねえ。肩のヒラヒラとかヒモとか色合いとか、いかにもジョニー的だわ(笑)。
なんというか全身に「やる気!」がみなぎっていた、怒涛の羽生君デビュー戦でしたが、彼はスポーティタイプですよね。実は私の好みのスケーティングは、田中刑事君の方なのです。刑事君は「ググッとくる」琴線に触れるものがあるよ。刑事君もはよ上がってこないかなあ♪

ここから台乗り3人組。
フランスの若手(といってももう20歳過ぎてたんだね…)アモディオは、昨年の「アメリ」で一気に好きになってしまったのですが、今季はモロゾフにコーチ&振付をスイッチしたもよう。SPはなんだか?いまひとつ薄い印象でしたが、FSの「じゃいけるまくそん」はノリノリでおおいに湧きましたね♪ジャンプも3Aまで好調で、最後までテンション落ちませんでした。
キスクラの「師匠と弟子」歓喜の様子も楽しかったけど、演技中の「モロゾフのガン見」がレベル4(笑)。
モロゾフはやはりヨーロッパの若手フェルナンデスも見ているわけですが、彼もこの先伸びそうな良い選手です。美少年リッポンを抱えたと思ったら「あっという間に」さよーなら。エキゾチックなフェルナンデスに心変わりかい!と思いきや、また新たなるミューズを抱え込むという。
織田君も結局2年で師弟関係を解消しましたが、やっぱりね。モロゾフとなが~く関係を保つって難しいのかな???

J・アボットはシックなスーツ姿で登場。何の曲かと思ったら「ライフ・イズ・ビューティフル」であった。お隣席のN嬢は「NYのエリートビジネスマン♪」と言ってましたが、私にはアメリカの田舎の教会牧師・あるいは新任教師に見えた(笑)。
SPに比べたらFSは「淡々と流れている~」という感じで、まだ滑り込んでない印象でした。靴を2週間前に変えたばかりで、クワド含め「これから!」なのでしょう。彼はもともとソフトな持ち味は十分なのだから、もっと男らしい強い!メリ・ハリ!をつければ、一段とドラマチックになると思います。だって背は高いし見栄えするじゃない?
以前はほとんど無名だったのに、来日するたびにファンを増やして「とってもいい人」度上昇中のアボット。余談ですが、EXのフィナーレで黒タンク姿の青年を見て「誰これ?」と思ったわ。珍しくない?黒タンクよ!?白いお肌に柔らかい筋肉。はー。でもあんまセクシーじゃないのよ。なぜだ(笑)。

最終滑走にも慣れている大ちゃん(私、最近彼の1番滑走って見ないよな)。
ピアソラのFSを遂に「生(なま)」で鑑賞いたしました。やはりフィギュアスケートとビールは「ナマ」に限ります。このFSに限って言えば、圧倒的にナマがいい。私、背面でしたが、動きが大きくスケールアップしてました。昨年までに比べ。
バレエを舞台で見る時の。あの高揚した気持ち。ギエムやデュポンの踊りを見るときの「息を止めて」「まばたきもせず」食い入るように踊りを堪能する。あの感覚です。あれを味わいました。やっぱり大ちゃんは「スポーツ」っていうより、「踊り」表現なんだよね~。ゲイジュツなのね。
とはいえこれはスポーツなので、最初のクワドは緊張しました…思わず目をつぶろーかと。公式練習情報でも、若手はバンバン跳んでるのに、大ちゃん1回しか成功してない…。
この日の6分間アップでも、終盤3Tを跳んで最後に4を跳びましたが、回転不足気味でステップアウト。ま~どうなるかな~こりゃ~でした^^:
いざ本番のクワドは余りスピードがない助走で「大丈夫かい!?」と思うほどでしたが、フワリと軽く上がり、なんなく着氷。どわー!と観衆湧きました。
次のアクセルも緊張する…でも大丈夫。後半のアクセルが決まったらもう、優勝は大丈夫!というノリになりました。いや本当は3ループも緊張してたんですけど(笑)。
最後の3ルッツ+2ループ転倒は、3+3が3+2になったり3サルコゥが抜けたりしたので、挽回で2ループくっつけたのだろうか?普通に2Tつけときゃいーじゃないですか(笑)。
終盤がスタミナ落ちちゃった感じですが、緻密に構成された素晴らしいプロです。カメレンゴさんの本気度というか、「選手と共に高めあっていく」感、しゃれたスパイスが効いてます。
カメさん振付って、やっぱりモダンダンスのテイストですよね。バレエでいうと…誰なんだろ。
動きそのものの奇抜さでなく、リズムや間合いの表現・音楽の活かし方、が面白く、あまり「解釈」して見ようとしない方がいい。音楽が持ってる「感情」を味わいながら、楽しんで見る方がいい。でもコンペだと緊張しちゃうんだけど…この日は何故か「緊張してるんだけどゆったり芸術を鑑賞しているわたくし」に完全になっちゃって、とても幸せでした。
大ちゃんはいつも「感じるままに演じる」タイプだと思いますが、それを長年やってるとどうしても手詰まりになるので…自分の得意なことばかりやってしまうから。その辺りを打開して、新しい魅力を開拓したいのだと思います。
でも、ワンシーズンでずいぶん大人っぽく、真の表現者になってきたな~と思いませんか?まだまだ50%ぐらいの出来だと思いますが、3月にはどんな風に完熟しているのか。本当に楽しみです。
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