上砂理佳のうぐいす日記

10月5日~16日まで大阪狭山市の「ギャラリー美游館」さんで銅版画オンリーの個展があります。お近くの方はぜひ★

ホラーだけじゃないよ★

2022-10-29 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ






ハルカス美術館へ。楳図かずおさんの展覧会を見てきました。

東京展の時から10ヶ月待ちに待って遂に。
新作の「わたしは真悟・続編」の絵は、アクリルガッシュという不透明水彩絵具でB4ぐらいのサイズに描かれているのですが、101枚もある!
シュールな寓話というかブラック絵本といいますか。漫画とは違うストーリー絵画です。
楳図先生、86歳にして四年がかりで黙々と準備してはったのですね。そのマグマ的エネルギーと根気強さに驚嘆します。
額縁がですね。「赤白しましま」の楳図カラーといいますか、真っ赤な額縁でした。それがよく合ってるの。
マットは暗いグレーだったっけ。絵が重いというか派手カラーなので、額が地味だと台無しです。先生の額チョイス、さすがですわ。
相変わらず細部まで凄い。そして相変わらず構図のダイナミズムが凄い(こんな構図、思いついても描けない)。

極彩色の絵の、鉛筆スケッチ(デッサン)バージョンが並べられた部屋もありまして、不気味な暗い一室に電話の音だけが鳴っているという。
先生はプロモビデオで「僕、絵の色使いが綺麗でしょ!」と自画自賛してられたのですが、正直、色よりデッサンの凄さの方が際立ちました。すごいすごい。

全体は、「漂流教室」と「わたしは真悟」「14歳」の3部構成になってましたが、どれも「未来」「地球」「人類と機械」「植物と動物」「災害」「宇宙」など壮大なテーマでつながっています。
驚きなのは、漫画の小さいコマを100倍は拡大してデジタルアウトプットしているのに、線描が粗くない!
繊細な細かい筆致のまんまなんです。
ということは、楳図先生がいかに精緻なペン画を描いているか、ということなのです。

「わたしは真悟」はコンピューターのお話ですが、コンピューターの画面って、拡大してみると小さな四角が連なって濃淡が表現されていますよね。
楳図さんはその四角をひとつひとつ手描きしていたのは、有名な話。。。パソコンで絵を描く時代じゃなかったもんね。。。
しかもそれは一枚絵じゃなくて、週刊誌の連載。。。
やっぱり先生、人間じゃねえ~~~~~

楳図さん自身をモチーフとして他の作家さんが表現した「かずお14歳」とか、「14歳」の物語の最後に出てくるゴキンチ先生の風に揺れる頭とか(滅亡後の地球で最後に生き残ったのはゴキブリ)、壁一面の巨大画とか、とにかく凄かった。
楳図さんはホラー漫画の巨匠だけど、素晴らしい芸術家です。
「過去はとうに過ぎ去ったもの。常に新しい挑戦を」という芸術家魂が、ヒシヒシと私にも伝わってきました。

楳図グッズはTシャツとか色々ありましたが、どれも怖すぎて買うことが出来ない(笑)。
「わたしは真悟」の毎週の扉絵なんて「一枚の絵画」として傑作なんですが、ポストカードになっていて嬉しかった。ということでカードと「漂流教室ムック本」を購入。

和歌山生まれで奈良育ちの楳図先生。
前にも書きましたがわたしは一度、近鉄奈良駅前の商店街でお見かけしました。
赤白のボーダーシャツでGパンでモジャモジャ頭だから、遠目でも先生と解っちゃう。
洋品店の方と楽しげに喋っておられたので、邪魔しないように後ろを通りすぎましたが、帰省中だったのかな。軽やかな、少年のようなお姿とお声でした★
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ニコちゃんは永遠に★

2022-10-26 | うぐいすよもやま日記


晴れた青空に「ニコちゃんマーク」が~
これはアクロバット飛行で空にスマイルマークを届けるプロジェクトらしく、既に富士山上空でもやっていたのですね。



去る10月20日にも、大阪・兵庫の上空で行われたらしく、えーん知らなかった
万博記念公園上空は、きれいなちゃんが見えたそうです。
明日27日(木)か28日(金)も正午頃にあるよ、と聞いたのですが、先週やったからもうやらないのかな?
2回目があるのかな?(知らんけど)
物価上昇・円安で暗~い気持ち。
下ばかり見てないで、空を見上げましょう!って。いいですね★
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スケートアメリカ★

2022-10-24 | うぐいすよもやま日記

昨夜、月下美人が2つ咲きました。
7月に咲いてもう今年はこれで終わり!と思いきや、10月下旬に咲くなんて。今夜はもう1つ咲きます。
一晩中良い香りに包まれて、有り難き幸せ。

さてフィギュアスケートグランプリシリーズ、第一戦のスケートアメリカが終わりました。
三浦佳生選手のSP素晴らしかったな。フリーも頑張った!
佳生くんと坂本花織選手が優勝したら「かお・かお」コンビになったんだけど、アメリカの爆走クワドゴッド、マリニン選手が逆転優勝。
4回転アクセル、凄い高さだったわ。USクラシックの時より更に綺麗で完璧で。
ジャンプ終わっても観客のどよめきがなかなか治まらず、私の長い観戦史上でも稀な現象となりました。
「ジャンプ終了後のお客さんどよめき時間最長記録」として、ギネスに載って欲しいもんです。
グラッスル君とか好きだなー。昨年の「ホワイトクロウ」でハマりました。繊細で、内省的表現力が素晴らしい。
星南くん、高志郎くん、足長王子が揃って見ごたえがありました。
ドノバン、テレビでやってくれない~。ジュンファンは今後、兵役気になるけど、ますます素敵な滑り。

女子は、シニアデビューのレビトさんが超絶美しい。グレイシー・ゴールドの復活も嬉しい。
かおちゃんは危なげなく優勝しましたが、髪切ってイメチェンね。また綺麗になられました。大人の女性の魅力がムンムン。
今後、このレビト選手とか日本の島田選手が伸びてきたらどうなるか。
3アクセルを持たずにどこまで伸ばせるか。セカンドにループを入れるかシークエンスで工夫するか。
先行きがちょっと不安でもありますが、アメリカでも大人気で嬉しいです。

さて大輔さんとかなちゃんのカップルは、リズムダンスはラテンで踊りまくり。足元はさすがだけど、顔の表情がもっと大げさでも良いのでは?
「濃いい」とされる大輔さんの顔面をもってしても、欧米人の濃ゆさの前には「すまし汁」だよ。ビーフシチューなヤツらには負けるのよ(ホンマか)。
やっぱり、リフトの技術があと一歩なのかな、と見てて思いました。昨年より安定度は増してきたので楽しんで踊ってください!
フリーの「オペラ座の怪人」はまだ未見ですが、涙の東京世界選手権とか、長野NHK杯の「人生初パーフェクト」とか、「名古屋(全日本)のファントム」とか、「吐き気こらえて地獄のファイナル」とか、1つ1つのシチュエーションが甦る甦る。
大ちゃんの出世作の「オペラ座」なので、アメリカのテレビ解説のジョニーがそれに言及してくれたのが嬉しいねえ。

アイスダンスは長い時間かけて「二人でひとつ」にならないといけないのね。
上位陣を見ていたらほんとに一体感が凄くて、よくエッジでケガしないもんだな~(神業)と感心します★
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懐かしの「きん・かん・りん」★

2022-10-22 | うぐいすよもやま日記
takoさん、コメントのお返事遅れてすみませんー 
頑張って増刷しますのでまたよろしくお願いします。今、実は来年のカレンダーを作ってまして、果たして出来るかしら。いろんな仕事が累積赤字の如く溜まっていくの。。。あれもこれも。いかん。落ち着くんや、わたし。

カレンダーといえば、今年のカレンダーで10月に使っている水彩画は↑「金・柑・林」といいます。
「きん・かん・りん」て。なんだそれは!
う~ん。葉が色づいてくる秋の街って、黄金だったりオレンジだったり赤かったり、まるで「金柑」のだいだい色で、世界が色どられているようではないですか。
私が毎年抱く「秋」のイメージって、こんな感じなんです。
金柑のような世界って、どういうタイトルをつければいいのか(笑)。
文才が無いのを嘆きながら、でもこれは確か大阪の泉が丘の高島屋さんで個展させてもらった時に、売却したのではないかと。なので手元にありません(他の店舗での個展かもしれない。間違っていたらすみません)。
描いたのは2009年となっているので、もう10年以上も前になるのですね。サイズは大きくて、BASEで販売している額付版画の最大サイズと同じぐらいです。
自分でこの絵をとても気にいっていたので、その個展で売れなかったら「永久に自分用にしよう」と思っていました。
「きん・かん・りん」のタイトルはもう、店舗に作品タイトルを申告する締切ギリギリに、必死で出したのではないかしら。でも響きが良くないですか。「キン・コン・カン♪」みたいな(笑)。楽しい豊かなイメージにしたかったのです。

本当にほんとうに、様々な店舗・ギャラリーの方にはお世話になったのだな~と、今になってつくづく思います。
今回の「World展」もそうですが、見るのは一瞬でも、展覧会って準備が大変なのです。それは演劇でも音楽でもスポーツでもなんでもそうですね。
なんだか今のネット文化って、すぐに情報が古くなる。一瞬で消費してもうすぐに「次、次」って感じが苦手で、だから銅版画やってるのかなあ。一瞬で出来ませんから。。。
気温が極端に上がったり下がったり、寒暖差アレルギーというのが流行してるそうですが、マスクのおかげで私はちょっと助かってます。
どうぞ皆さまも、お風邪など気をつけて
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トキオナさんにも寄りました★

2022-10-18 | うぐいすとお仕事
アートカクテルギャラリーの各賞の結果は、「World展」特設サイトの「AWARD」からご覧頂けます。
いろんな賞があって、作家さんにはとても励みになると思います。私の好きなあの作品も。。。なんてちょっと喜んだり。私は自分の作風とは全然違う方にも投票しました。
ギャラリーの方に聞いたのですが、「SOT COFFEE ROASTER賞」は、天満橋と谷町四丁目の間にあるコーヒーショップのギャラリーにて絵を展示してもらえるようで、このお店は宝塚の仁川にも新しく出店されたとのこと。おしゃれなコーヒーSHOPだなあ~とHPを拝見しました。
「オーディエンス賞」の10人には、グループ展参加の副賞があるそうなので、こちらも楽しみです。
コロナと母の介護で、展覧会を開こうにも、どうスケジューリングすればいいのか?とても悩んでましたので、こうして機会を与えてもらい、作品を直に見て頂ければ幸いです。
また展覧会日程など決まりましたらここでお知らせいたします。


さて南森町から少し商店街を南下して、ちょうどアーケードの屋根がなくなったあたり、つまり天神橋筋1丁目に「カフェ トキオナ」があります。
前は地下鉄天満橋近辺にあって、何度か通ったのですが、なんと移転してパワーアップ。
前の店よりさらに昭和レトロ度が増し、なんとも落ち着く素敵な空間に。


SNSで見てたらプリンアラモードが評判なので、コーヒーと一緒に。
いや~美味しい。カラメルの焦げが「苦い甘い」で。これや。昭和のプリンやで
小さいのですがしっかり甘いので、ゆっくり頂きました。なんつうか血糖値が急上昇しそうな感がありました(笑)。私は血糖値気にしなくていいんですけどね。
時間がなくて2階には上がらず、1階でしたが、店の奥の扉のガラスから、緑が見えました。
店員さんが開けるたびに、少し風が入ってきます。中庭なのかな?
いつまでもまったりしていたくなる、素敵なカフェです★
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World展終了しました★

2022-10-16 | うぐいすよもやま日記


昨日15日で、アートカクテルギャラリーの「World」展は無事に終了しました。
私は最終日はどうしても出られず、打ち上げもあったのに残念。今日搬出に行ってきました。
来廊のお客様とWeb投票により、「オーディエンス賞2位」と「SOT COFFEE ROASTER賞」という賞を頂きました。
そしてたくさんのメッセージも。
ありがとうございました!

版を作り終えるまでに戦争が終わるのかな?
刷り上がるまで?
納品するまで?
展覧会終了までに?
考えながらニュースを追っていましたが、展覧会終了までに戦争は終わりませんでした。
でも下絵を考えている時と、今現在は少し形勢逆転、ウクライナが反撃してて、軽く考えることではないですが、戦争と版画が自分の中ではリンクしている感じです。

でも、絵を見て下さる方は皆さん、楽しんだり切なかったりじーんときたり、自由に心を遊ばせて欲しいです。
ほんと、アートは「自由」なのです。
たとえ世界が災厄に覆われていても★
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扇町近くの西洋茶館★

2022-10-13 | うぐいすよもやま日記
アートカクテルは南森町にありますが、天神橋筋商店街のすぐ近くです。
落語の聖地「天満繁昌亭」、有名な「中村屋のコロッケ」、そして商店街を扇町方向にまっすぐ歩くと「西洋茶館」。
南森町からほぼ一駅歩いたことになりますが、商店街の古本屋や服屋を物色しながら歩けばあっという間。
私が版画とOLの二足わらじをはいていた頃から営業していた?すんごい老舗になりましたが、まだまだ頑張ってます。
商店街のドヤ感の中で、異色の存在感。そこだけイギリスのティールーム。
どでかいケーキは立たせられないので寝てますが、ふんわり甘過ぎず満足感たっぷりです。
これはハーブティーですが、お茶もポットにたっぷり。
「たっぷり」っていいですよね。このご時世に。
「北浜レトロ」が人気出過ぎて毎日行列なんで、もっぱら西洋茶館贔屓になっている私でした★
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世界メンタルヘルス・デー★

2022-10-10 | うぐいすよもやま日記
今日は「スポーツの日」だけど、「世界メンタルヘルス・デー」でもあるそうです。
初めて聞いた!
新聞に競泳の萩野公介さんのインタビューが載っていました。
オリンピックで金メダルを獲った後、幸せ一杯なのかなと思っていたら、ど~んと落ちこんで食べられない、眠れない。「心がしんどい」状態に。
それで長期休養してはったんですね。
周囲に求められる自分と、本当の自分との間に、相当の乖離があった。
これ、大輔さんも言ってたなあ。
元々、他人を蹴落としてまで勝ちたい性格じゃないのに、1位にならないと存在価値が無いかのような錯覚に陥る。陥ってしまうのがスポーツの世界なんでしょね。

「勝っても幸せなんかじゃない。一番しんどいのは孤独」。
「自分の軸を外に置く人が多いと思う。SNSのフォロワー数とか、お金をいくら持ってるとか。幸せの尺度は人それぞれで、自分の尺度を見つけて大切にすることが、人が生きている意味だと思う」。
とても響く言葉。
萩野さんのイメージって、勝たないと意味が無い、みたいな勝利至上主義かと思ってました。金メダリストだから?かな。
つくづく、メディアに「作られた」イメージって、まやかしだと思うのでした。
いや自分が勝手に作ってたイメージだから、自分の責任か。
メンタルヘルス・デーに萩野さんの言葉が聞けて本当に良かった。あ、これはメディアのおかげ。

私も、自分の幸せの尺度を、大切にしていこう。
多分それが一番一番大事★
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秋祭りの顛末★

2022-10-09 | うぐいすよもやま日記
秋はお祭りです。うちも、近くの神社の秋祭り。昨日から屋台も準備が始まっていました。
コロナ禍でお休みしていたおみこし、三年ぶりの復活です。毎日、太鼓の練習の音が聞こえてきました。
小さい子供たちも参加する「子供神輿」、久しぶりに開催されることに。
私は今年マンションの役員なので、準備のお手伝いをしていたのですが、なんとうちの地区に回ってくる昼過ぎに「中止」の知らせが。
急遽、子供たちにはっぴを着てもらって記念に集合写真撮って、お菓子渡して解散。
こんなこと初めてやね~。
岸和田のだんじりとか、どうなったんかな★
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最初で最後の畳替え★

2022-10-06 | うぐいすよもやま日記
今日は、人生で初めて畳を新調しました。4畳半の茶の間と、六畳の仏壇の間。
ここ10年ほど、毎年暑い夏に、ダニに悩まされていました。
毎日咬まれる!
気温が32℃を越えた日は必ず!
ダニ取りシートの高いヤツを買ってしばらくはマシになっていたのですが、今年は新手のダニなのか効果なし。
私もだけど母の方がひどい咬まれようなので、畳の下に噴霧するタイプのダニアースをドワーッと。
しばらくは効きますが、定期的に噴霧しないと駄目なのね。四畳半でスプレー1本まるまる使っちゃうよ!

畳以外に原因が考えられない~。
じゅうたん類は古いものは廃棄、小さいマットは全て洗濯。布団は天日干し(これ効果なくて布団乾燥機がいいらしいですが、まだそこまで手が回らない)。
クッションにもスプレー、掃除機でマメ掃除。
どうも、茶の間の畳は入居してから替えてなくて、畳の床材も昔ながらの稲藁ということがわかりました。
そりゃ、ダニが食べますわね。。。
六畳の方は床材は建材で(板を貼り付けてある)、表替えだけしたら新調しなくてもいけそうなんですが。
今回私はいぐさの畳でなく、「和紙の畳」を選んだので、そうすると厚みが合わない。和紙畳はいぐさ畳より薄いから、表だけ替えたら隙間が出来てしまうそうです。
なので結局、両部屋とも新調することに。

思えば人生で「畳を新調する」のは初めてじゃあないですか。
この家具を移動させて中身を全部出すのか~。考えただけでクラクラしますが、もう毎年のようにダニにやられて、つくづく懲りました。
この苦しみが無くなるのなら、何だってやる(笑)。
毎日、ちょっとずつちょっとずつ荷物を移動させ、ついでに要らない物を処分してたまったホコリを除去。
母がキャリアウーマン(死語)していた頃の写真が、アルバム何枚も何枚も出てきました。
家族写真の10倍はある(笑)。
それだけ楽しかったのでしょう。会社からの表彰状とか、メダルも。
母にも輝くキャリアウーマンな時があったんだよなあ。
母の物はなるべく手をつけず、それでも要らないものが山のように出て、ごみ袋4つになりました。
しかし疲れるー。
つくづく、一人暮らしになったら重い家具は持つまい、と決心しました。
自力で動かせない家具はNG!仏壇もコンパクトタイプに替える!

見積りと、採寸と(最近はレーザービームで計るんですね)本番。計三回来てもらわねばなりません。
畳屋さんは若く誠実なお兄さんで、こちらの予算通りにやってくれました。
最近は和紙でこよりを作り編み込んでいく「健やか健康畳」というブランドが人気らしく、キャンペーン中で割引あり。
畳の下に、ホウ酸シートというものを敷いてもらいました。ダニが99%死んで下さるらしいです。
すみません。生きとし生けるもの全て尊いはずなのに、死んで頂きます。あなたが人間を咬むからアカンのです!

ということで、遂にうちの和室は「健やか健康」となりました。
嬉しい嬉しい。MAX嬉しい。
もう夏が怖くない~!
残りの人生で畳を新調することはまず無い(笑)★
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新作に込めた想い★

2022-10-02 | うぐいすとお仕事

ロシアがウクライナ東部と南部の4州を併合したということですが、勝手に「これ、俺のもんだから」とホザいてるに過ぎないことは明白で、呆れてしまう。クレムリンの豪華な調印式がうすら寒くて、あれを生中継するNHKも大丈夫なんだろか。国をあげての詐欺犯罪である意味ヒットラーよりひどい。
召集令状が嫌で国外に逃げ出すロシアの人たちを、責めたり笑うことも出来ないなと思います。自分の身に置き換えてみたら、徴兵拒否して海外で生きるか、物言わず粛々と国内で生きるか。選択肢はそれしかなく、脱出するにはお金や仕事の技術が無いと無理でしょう。私なら…あきらめて粛々と過ごすだろうか。どうだろう。

アートカクテル「World」展に出しました「Watermelon, waterplanet」は、ロシアのウクライナ侵攻がどんどんひどくなる春から夏にかけて作ったので、プーチンへの怒りをどう落とし込むのか、何枚も下絵を破っては捨て破っては捨て、と苦しみました。「悲惨」や「怒り」は、一周グルッと回ると「お笑い」ですらあり、「滑稽」です。
地球のある場所では、「水の星・地球」の恩恵を存分に受けて、海辺で遊ぶ人や大漁の魚を売って生計を立てるひとがいる。海は美しく町は栄え、そこはまるで永遠の楽園のようです。
でも、その(地球の)裏側では、砲弾に焼かれ黒焦げの人や建物、破壊された町で飢える人、干ばつで死んでいく人、などなど楽園とはほど遠い現実があるのです。
宇宙から見ればこんな小さい星の中で、ある者は幸福にほほえみ、ある者は悲しみに暮れる、自然災害ならばある程度の仕方なさはあっても、人間が起こす「戦争」は、愚かの極みというしかありません。

この美しいwaterplanetに生まれるという幸運を得たのに、わざわざ人を大きな「苦」に陥れる愚かな男、みすぼらしい男、プーチンを「地球を内側から食いつぶす」者として描きました。彼は柔道をやっているというので、その胴着もつぎはぎのボロです。もはや柔道の精神に反しています。
絵をひっくり返すと、下半分はヨーロッパになっています。キーウ周辺では炎があがり、ウクライナの小麦が適正に輸出されないことで、困る人が助けを求めています。
折しもパキスタンの大洪水とか、アフリカの干ばつ、フロリダの巨大ハリケーン、日本の集中豪雨による河川の決壊などなど、地球温暖化から来るとみられる自然災害、そしてもちろんコロナ。
美しい水の星に生まれ、幸せを享受してきたけれど、今、私たちは困難にぶつかっています。

やっと構図がまとまり、なんとか完成できて良かったです。
「なんで“すいか”なの?」と聞かれましたが、すいかって、地球に似てません?水をたたえた大きな球。叩くとパンパンっていい音がして、中身は幸せいっぱい詰まってる。あの種は、まるで星座の星です。いや単に真夏に毎日のようにスイカ買ってたから、だけなのかもしれませんが。
アートカクテルギャラリーのHP特設サイトの「アーティスト」からも、プロフィールに加えて作品画像が見られるようになりました。
今回は、各作家さんたくさんの「思い」を、文章にして添付しています。
併せてお楽しみください。そして会場でもWEBからでも、好きな作品・気になる作品に投票できます。
特設サイトの「VOTE」から、投票フォームに飛び、三つの作品をお選び頂き、好きな理由・意見などを書き込めます。投票は15日までと期間限定ですが、ぜひご参加ください。

あなたにとって「World」とは?
地球?日本?自分の心の中?★
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