上砂理佳のうぐいす日記

楓ギャラリーのグループ展、多くの方にお越しいただき誠にありがとうございました。励みになりました★

バンクシー★

2023-10-30 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
ストリートアートで有名な「あの」バンクシーが、パレスチナ自治区にいくつもの作品を描いているなんて。知りませんでした。
雑誌のバンクシー特集に載っていたのですが、ネットではこのGlobal voicesが詳しく解説してくれています(リンクフリーなので拝借)。
彼は2015年?実際にガザに潜入し、「壁」のパレスチナ側にも絵を描いたということですが、外国人は自由に入れるのでしょうか。
ベツレヘムにある「バンクシーのホテル」とやらは、作品で埋め尽くされているからまるで美術館みたいですが、実際に宿泊出来るそうです。
今はどうなっているのだろう。。。破壊されているのだろうか。
日々のニュースでどんどん街が破壊されていく様子がつらく、バンクシーも今、何を感じているのだろう?

芸術は無力なのだろうか。でもバンクシーのメッセージは、世界中の人に響いているはず。
このあいだ、ある番組の報道で、爆撃に追われ避難している子供の一人が「私たちは、普通の子供の生活が送りたいだけ!なぜそれが出来ないの!」と訴えていた姿が、ずっとずっと心に残っています。
ほんとだよね。。。ただ普通の子供でいたいよね。学校行って遊んでお菓子食べてサッカーして。。。
それは、全おとなの責任なのです。。。申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
バンクシーの絵は、世界に真正面から立ち向かい、戦っているようかのように見えます。
自分に出来ることは、何だろうか。考えざるを得ません★
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夢のむこう★

2023-10-26 | うぐいすよもやま日記
加藤拓也さん脚本・演出の舞台「いつぞやは…」大阪公演を10月上旬に見てきました。
世田谷パブリックシアターの東京公演は見送ってしまった。コロナ明けでまだ体力に自信がなかったのと、やはり主演の窪田くん降板は大きい(!)
大阪はなんと最前列ほぼど真ん中という、人生で二度とないであろう、かぶりつき席でした。でも首が痛い(笑)。のでやっぱり6列目ぐらいがちょうどいい。

結論から言いますと、とっても面白かったです。
登場人物がほぼ六人、男三人女三人(+赤ちゃんの人形)しかいないので、会話劇です。加藤拓也さんという方は大きな戯曲賞もとられた、新進気鋭の劇作家、なんでしょか。
監督が若い方なんで、登場人物たちも30歳過ぎぐらい?「若者」の時期は過ぎて、夢から現実に向かうお年ごろの設定です。
主人公の男、一戸(いちのへ)は、ステージ4の癌がみつかり、かつて一緒に活動した演劇仲間たちに会いに行きます。
結婚したり正社員になったり、演劇ひとすじではいられなくなった仲間たち。癌と知ったらどう接していいか、みんな戸惑います。
「そんなに親しいわけじゃないけど別に嫌いじゃない」という微妙な関係性を、「もう亡くなった友達のインスタのアカウントって、消すに消せないよね」と表現する。わかるなあ。その感じ。
終始SNSの話が出てくるので、年配のお客さんは「全くわけわからん」とボヤいてました。それはしゃーない!?

一戸は仲間たちと再び稽古にはげみ、最後の劇をささやかに上演、抗がん剤治療をやめて故郷の青森に帰ります。
青森では、赤ん坊を抱えシングルマザーとして働いている元カノの女性が、ひょんなことから彼を支えてくれました。
この「一戸」という男だけが他の仲間より少し年長で、中年にさしかかろうとしている「くたびれ感」が、代役の平原テツさんから滲み出ていました。たぶん実年齢でも40過ぎぐらい?
35歳の窪田くんが一戸を演るには、この「中年のくたびれ感」が果たして出せたかしら?かなり疑問に思いました。
なので、降板して急遽代役が舞台に上がったのに、まるで最初から平原テツさんが主人公にキャスティングされていたかのような、不思議な調和がそこにはありました。

一戸という男は過去はなかなかヤンチャで、まあ「田舎のヤンキー」か(笑)。
上京後もパッとせず、演劇をやめてからはクーラーの取付工事の仕事をしている時に癌になってしまい、気が付けば恋人も妻子もなく。田舎では老いた母一人。
かなりあやしい(悪事)もやりながらなんとかお金を稼いでいて、まったく褒められた人生ではありません。
それでも最後の最後には、彼なりの幸せをつかみ旅立ちました。
ラストはちょっと泣いてしまいました。

立派な人生でなくても、ただなんとなくインスタでつながっているだけでも、人間と人間のつながりって面白いね。
「友達のおしゃべりを聞いているような舞台にしたい」と加藤さんは語ってましたが、まさにそのような、自分の身近に起こっているかのようなリアリティが良かった。
「たま」の懐かしい歌が出てきたり、空気人形が出てきたり、かなりわけわからんのですが(笑)、胸にじんときました。私も友達を癌で無くしているからか。
そして、演劇仲間たちの姿が、私のかつての絵描き仲間たちと重なります。
夢はもう遠いところに行ってしまって、理想とは程遠い人生になってるけれど、まあ捨てたもんじゃない。
生かされてるうちは生きようぜ。
熱い友情物語でもなく愛の物語でもないけど、とにかく楽しかったのは会話のテンポかな?場面転換も上手い。
しかしまた絶対(!)、加藤さんと窪田くんのタッグで舞台見てみたいです~。
最近仕事にも復帰して、首の骨もくっついたようで良かった良かった。
ほぼ一週間で代役を作り上げた平原テツさん、あっぱれ!★
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初栗★

2023-10-18 | うぐいすよもやま日記
「初栗」って季語に無いのでしょうか。
今年初めて栗をゆでました。
今までテキトーなやり方でしたが、ネットで探して「きちんと」茹でてみたら。
美味しい!
鬼皮も剥きやすいし、つるり~っと剥けます。
塩を入れて茹でてからしばらく火を止めて置いておくと、甘さに塩辛さが加わって美味しい。
なんせ栗も高いので、ちびちび貴重に頂く感じ。
野菜も高い。果物も高い。これで米が不作と言われると、何食べたらいいの。
このまま来年もこんな猛暑だったら、農家さんに国が補助金出して持ちこたえて頂くしかないよ。なぜ食糧問題を国策で考えないのか。

パレスチナ問題を考えながらニュースで悲惨な光景を見て、なぜ戦争はなくならないのかため息が出るばかりです。
戦争やってる一方でラグビーW杯とかやってて、ウクライナ侵攻も一向におさまりません。
この世の矛盾が身に沁みる、秋の夜なのでした★
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「風ハミ」アップしました★

2023-10-13 | お知らせ


ネットギャラリーのブログを更新。
「風ハミ」こと新作版画「風のハミング」をラインナップに加えました。
いよいよコスモス本番の季節です。
この版を彫ってる時まだまだ暑かったのですが、ある場所へ行くと既に赤とんぼが群れて飛んでいました。
「あー秋だなあ」って。
最初は鳥を描いていたのですが、きゅうきょ「赤とんぼ」に替えました。

あの暑さが去ってくれたことに感謝ですが、いきなり夏から秋になって、ダウン着てる人もいたりして。
でも、大阪城付近の外国人観光客の方々は大抵「半そでTシャツに半パン」なんですよね。
女性はノースリーブだし。ミニスカートだし。
みんな!外人さん!体温が違い過ぎ

風に乗って、ギターを奏でたいな。
KANさんとスタータストレビューの根本要さん二人のラジオ番組は、その後も続いてますが、KANさんの収録時間が短くなり、馬場俊英さんが新たにレギュラーに加わりました。
KANさんの声は元気そうです。相変わらずアホみたいなトークを繰り広げています
きっと治ってくれると信じています。
コスモスのようにしなやかに。強くしなやかに★
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雨の隙間に秋祭り★

2023-10-10 | うぐいすよもやま日記
連休は地域の秋祭りでした。毎年恒例「こどもみこし」が出るので、役員の私も出動。
昨年はうちのマンションにみこしが来る直前に雨が降ってきてしまい、中止になったのです。

リベンジ!の今年もなんと、本番の日曜日が昼から雨予報。
前日に神社から「五時間前倒しして午前中に終わらせます!」と通達があり、みんな朝から出動になりました。

もう今にも降り出しそうな曇天の中、お酒やお菓子を用意して、みこしを担ぐ人を「おもてなし」します。
子供たちが引くお神輿は、予定より早く10時前にやってきました。
マンション前の竹やぶは今は、住宅が建つので絶賛工事中。
ちょい殺風景ではありますが?一応今年は、拍手の中をお神輿お迎え出来ました。
子供たちも楽しそうで良かった。
昼からはやはり雨が降ってきたので、お神輿保存会の人たちも大変だったことと。お祭りって見るのは楽だけど、仕込む方は長期間コツコツ準備して汗かかないといけないので、天気というのは憎らしいですね。

ああ、やれやれ。
夏祭りと秋祭りというビッグイベントが終わったら、役員の仕事はホッと一息です(まだ体育祭が残ってるけど)。
しかし、子供が少なくなりました。
私は小学校4年のとき名古屋から大阪に移ってきたけど、40人学級で5クラスありました。
今はうちのご近所の小学校で2クラスらしい(しかも35人?)。
昔の地区のこども会なんて人数が多いから、大人が逐一面倒みてくれたりしない。ある程度「ほったからかし」が普通で、大きい子供が小さい子供の面倒をみて、それなりにやっていけてました。
今は、少ない子供を大勢の大人が取り囲んで「おもてなし」してる感じで、なんだか変(笑)。
まあそれが現実なので仕方ないのですが、バスやトラック、タクシー運転手、郵便配達・宅配の人が人手不足で今後どうなる?というニュースを見るたび、戦々恐々という気持ちになります★
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搬出してきました★

2023-10-02 | うぐいすよもやま日記




先日、アートカクテル「風」展の搬出に行ってきました。
たくさんの方にお越し頂き、ありがとうございました。
私は前半はほぼ出られず、終盤にやっとギャラリーへ。
9月はコロナで終わってしまった(泣)。
でも、たくさんのメッセージを頂戴しまして、励まされました。

ありがたいことに(どういうわけか?)「オーディエンス賞1位」と「Laetus Clinic賞」という賞を頂きました。
「ラエティスクリニック本町」という心療内科・精神科・婦人科のクリニックが大阪市内にあり、そちらのエントランス?に飾らせて頂けるそうです。
ラエティスクリニック賞の作家さんは私以外にも二人か三人?おられました。
オーディエンス賞の作家さんたちでまた、年明けに企画展があるのかな。

ひとつひとつの作品に作者の思いがあり、お客さんも様々に受け取ってくださったこと。
無事に展覧会が開催出来、終了出来たこと。
心より御礼申し上げます(ちょっと脱力)★
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