上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

じゃぱんおーぷんなどなど

2007-04-29 | 06-07 コンペとショー

いよいよ「じゃぱん・おーぷん」!私は今年は当初からチケ獲っていません~。もちっと近場だったら…。うーん。ナマで見たかったけど放映期待してます。
ところで昨年のヤグは↑な感じで「仮面の男」を滑ってくれましたが、今年は一体何をやってくれるのでしょうか。私は「グラディエーター」希望。モロゾフ振付の出世作ですからね(とかいって「トスカ」だったりして…)。でも今のヤグにあのハードなモロゾフステップが踏めるであろうか。いや大丈夫。3Aにも挑戦するという噂ですが、ホンマかな。「世界一の3A」をまた拝めますように。

「プリンス~」も始まりました。ニュースでチラッと、武史君としーちゃん(+モロゾフ?)のコラボを見ましたよ。あれは武史君のいでたちと♪から考えて、ウエストサイド~なのだろーか。大ちゃんの赤シャツが懐かしいよ。しかし、武史+静香コンビはなムードとは程遠いねえ(笑)。
恩ちゃんのプロ初滑りは「Over the rainbow」ですか。表情が明るいー。ところでもうアブトは出ないのかしら。寂しいな。関大コンビは元気で滑ってるのかな。のぶりんはJOを間に挟んで大変な日程だ。

WFS28号が昨日届きました。まだパラパラとしか見てないけど、さすがに「御大」の底力。充実感アリです。
写真もね~ポスターはランビの「フラメンコ」でカッチョイイ。優勝のジュベではないのが不思議だけどいーのかな(ジョニーとジェフのポスター写真は微妙だ)。大ちゃんの中表紙が嬉しい。菅原さんに泣き顔撮られてるけど(笑)、象徴的な一枚だから良しとしょー。真央ちゃんが「バンザイ」してるとこ可愛い。
FLASHBACKは「今季のおさらい」って感じでしたが、これは「東京ワールド特集号」ですよね。トリノ特集号がイマイチ物足りなかったので不満でしたが、さすがに日本人メダルラッシュとくれば、WFSも力入るかな。
菅原さんの写真集発売記念トークショーの模様が載っていましたが、とてもジンとくるものがあります。ビットの「カルメン」今見てもなんとも美しい。
菅原さんの写真って、技術的にも勿論素晴しいんだけど、何より「フィギュアスケートが好き」な気持ちがヒシヒシ伝わってきます。選手と一体化しているかのような。
「撮影していて目頭が熱くなってしまうので、仕事にならない」というところが…なんともウルウルきてしまいますね。ググッと泣くのをこらえてシャッターを押すんでしょうね。
(…WFSに関しては、日々少しずつツッコミ入れて楽しもうかと)いや忙しいー。
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吉田都さん

2007-04-24 | バレエにハマって幾星霜
今夜9:00~9:45にNHKで、バレリーナの吉田都さんのドキュメントがありますよ。楽しみ★(録画録画…)
★訂正と再放送のお知らせ
↑すみません。「夜9時~」ではなく「10時から~」でしたね^^;
しっかり「ニュース」録画してしもた。がび~ん(泣)。私みたいな人はいないよね…皆、新聞読んでるよねっ(いたらゴメン)
え~。見逃した方には再放送があります→ NHK番組表
 ★再放送スケジュール★
  NHK総合 5月1日(火)1:55~2:40(夜中だっ)
  NHK総合 5月1日(火)16:05~16:50
  BS2   5月2日(水)17:15~18:00   

んで帰ってきたら、サラリーマンNEOやってたので、夕飯食べつつ見てしまいました。好きやわーこれ。生瀬勝久が好きなのよ。「トリック」で好きになったのよ。
「ゆるナビ」が終わってしまった…と泣いていたら今度は「若い男系」癒し番組なんだもの。もーたまらん。この不条理ギャグ。おかしい。NHKって何気にレベル高いんだ(ホンマかい)。「ケータイ大喜利」もお気に入り。

このところ、ずっと夜10時半頃まで仕事場にいます。もう「笑うっきゃない」状態(笑)。締め切りから逆算したら2日で1枚描かないといけないんだよね…。あははあはは。でもやるだろう、あたしは。やれ。やるっきゃない。
3月はほとんど納品とフィギュアに費やして、4月前半まで余波をひきずってたもんで、や~っと「現世」に戻ってきた感じです。いつもだとワールドの後はウツっぽくなるんだけど、今年は早めに現世復帰。いや、戻らないとイエテボリへの旅費が稼げないぜ…とか。でも、ソソるのよね。イエテボリ。夢だけ見せて、とか(笑)。
しかし、無理くりしてワールド見に行って良かったです。今も選手達の姿を思い浮かべながら「頑張れよ、あたし」とカツ入れてたりします。
そういや大ちゃん、シーズン始めは「オペラ座」を、「体力の限界に挑戦するプログラム」と言ってたのよね。でもちゃんとモノにしとるがな。正直、2年がかりのプロジェクトでは…と思ったときもあったのに。人間の可能性って何じゃろな~と思わざるを得んのよ。
ならば、あたしも限界に挑戦しないとね。そう思って、「挑戦中」です。

(都さんの録画、いつ見られるのやら~どうでした?)
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ニュース検定って…

2007-04-22 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
世の中、「検定」ばやりです。
今日、本屋さんで立ち読みしていたらばですね。
こんな雑誌を見つけたのよ→(なんとまた毎日新聞社)
検定、検定、検定…日本人よ。そんなに「検定」されたいのか。
これは「そこのあなた、このニュース知っとるけ?」そんな本みたいです。
例えば「APECとは何の略ですか?」とか「地球温暖化の原因は?」とか。
パラパラめくってみたら「金メダルって何で出来てるの?」というオーソドックスな質問があったりして、しーちゃんがトリノの金ドーナツメダルから覗いてるショットが使われていたり。
今回の東京ワールドの女子・男子メダルの記事も「ニュース」として出ています(写真は女子だけ)。表紙の大ちゃんはこれ、毎日新聞大阪版で使われたSPの写真だよね。

内容から考えて、小学生~大人まで、家族で楽しみながら時事ニュースを学んじゃおう!って感じですが、330円とボチボチ安価。でも結構むずかしくて、私あまり解答できなかった…大変だ。購入して勉強すべきだろうか。
毎日新聞社はやたらフィギュア出しますね。
サービス?
私の手紙…効いてる?^^;
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「バリ・ダカ」ならぬ「パリ・タ・カ」

2007-04-19 | 06-07 コンペとショー
 「おふらんすショー」良かったわっ。(^▽^)
なんつっても最大のツボは
“ダイスケ~ タッ・カッ・・・” 発音むずかしかったのか…。
「ダイスケ・タカアシ」「タケシ・オンダ」ときたら、やはり、
「タカイコ・コヅカ」「タカイト・ムラ」「ウミエ・スグリ」になるのだろうか。
そして、バレエジャンプの箇所のリプレイで、「アミルトン」と言っているよーに思うのは私だけでしょうか。バレエジャンプと言えばハミルトン。小柄でスピーディと言えばハミルトン。いや、それは私の思い込みか(思い込みです)。でもまあ、褒められてるのだろうか。観客反応もバッチシ。

GPおフランス大会はいつもEXもお洒落~だけど、照明がハンパでねえ。すごい。でもこのショーも豪華だなあ。オープニングからワクワク。
ジュベ、嬉しそう。「わーいわーい」って感じで可愛いよ。思えばワールド直前に大きな怪我がありながら、良く頑張りました。あと、やはりフランスはシングルだけでなくダンスやペア層も厚いからこういうショーの時は見応えありますわ。ゲストだけに頼らなくていいし。日本のショーも「これから」だなあ~、と唸らされます。
こ~んな豪華なショーに呼んでもらって、良かったね…ううう(泣く)。ジュベールと「おともだち」なのか否かは知らんけどさ。「フランス良い国」として、思い出を更新出来て良かったね。
来年はあるのだろうか。あ、でもGPFがまたここ、おふらんすだから、ぜひEX出られるようにして下さい~。

*Stars Sur Glace動画はYoutubeにあがってますね。
Youtubeに関しては今まで「違法かな~」と思って、私はおおっぴらな表記は避けてきました。が、先頃、英国BBC放送とも提携しましたよね。ニュースはこちら。
こういう流れや世界的情勢から、これはもう「公共のメディア」として認められたんかいな、という判断を取りました。でもあんまり動画の話ばっかはしないつもりです。そしてリンクも貼りません。エスカレートすると必ずや荒れると思うので。
コメント欄でも、リンクを直に貼るのと、「○○動画ってどう探せばいいんですか?」という質問は遠慮して下さるよう、宜しくお願いしますね。
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フィギュアスケートFLASHBACK

2007-04-15 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
久々にB画廊さんに行って、版画家のAさんに会う。相変わらず素晴しい作品。
Aさんと会うのはもう4度目なんだが、どうしても私の顔と名前を覚えてもらえない…私って本当に存在感の薄い奴なんだ(笑)。ううう。Aさんは悪くないのよね…私がいけないんだよね。
「画家にしては外見にインパクトがないのよ」と時々、友達に言われてしまうが、正直言って365日「色と構図」を考えているようなものなんで、自分自身の魅せ方なんて二の次になっている。サイン会の時はさすがに、そこそこ小奇麗にしていくけどさあ~。ということで、サイン会時に握手とか写真とかお求めになった方、本当に本当にに済みません…こんな「普通の人」で。もうちっと、考えます(笑)。
フリーで仕事をしていると、とにかく色~んな人に無差別に会う。
名刺を交換したら、すぐにお顔と体型など特徴的なことを「脳内スケッチ」して、帰宅後メモ帳に簡単な似顔絵を描いておく。その横に名前も書く。
初対面では「○○さんはどちらの方にお住まいですか?」「○○部長とお会い出来て嬉しいです」などと、お相手の名前を極力会話に挿入して「美術部の○○さんは和歌山の人」などと印象付けておく。「○○さん、こんにちは」「○○さん、お世話になります」…と、「○○さん」連呼で脳内に刷り込むのだ。ホントに最近、記憶力低下ですぐ忘れちゃうんだよね。

 前フリが長すぎました(^^;)。
フィギュアスケートFLASHBACKを購入。
「東京世界選手権完全レポ」につられましたが、発行が実業之日本社…と書いてあるので油断していたらば、あれれ編集スタッフは丸ごと毎日新聞運動部。
この間、私が「失敗した買物」と書いたあの「フィギュアスケート07」とほぼ同じライターさん達が執筆・企画・編集していることになります。アレを私は酷評して「良い記事もあるが、くだらないページの比率が多すぎる」と、世選前に手紙まで送ってしまった(笑)。…んでそれに対して、東京から帰宅後になんと運動部代表のK記者から長い手紙を頂きました。返事要求も切手同封もしていないので、かなり吃驚しましたが、誠実な対応だとは思いました。その話をすると長くなるので、また機会あらば別項で。

んで。
「07」から一転して、これはなかなか「買い」だと思いました。私の手紙も多少なりとも編集部に影響を与えたのでは…とか、うぬぼれてみるけど、まーそんなこたあないだろう(笑)。
そんなブ厚い内容ではないし、すぐに読み終わっちゃうけど、880円というお値段ならこういうものかと。初心者より中級者向け?そして「男子フィギュアを好きな女性ファン」の需要を見込んで作っている(笑)。美味しい!
勿論、「真央ちゃん密着8日間ドキュメント」とかありますが、「付録」(って懐かしいな)の日本代表選手(男女5名)ポスターね。大ちゃんが一番、面積がデカイってのはどうよ。裏表紙の「お茶目」どうよ。そんなこたあ、長い長い日本フィギュア史上滅多にない珍事さ。なので、高橋ファンにはまあ「買い」でしょう(笑)。

ワールド密着…の割には、レポは各種目1ページずつだしちょっと物足りないかなあ。あの試合の雰囲気を如何にペンで形容するかって事は、プロライターの腕の見せ所だと思うんだけど、でもま、そこはWFSとDaysに期待か。最近むっちゃ、各種ブログレポの質が高いので、私も色々と巡って「東京ワールドをいかに“言葉”で語るか」堪能しました。だから、要求水準が高く高くなっとるのですね。
トップ選手のSPとFSの全プロトコルが、写真(これもなかなか)と併載されてるのがイイ。私はいつも、主要ISUプロトコルはプリントアウトしてファイリングしてるんですが、これで助かった(笑)。
ランビエール、ジェフは「脅威のどアップ」+インタビュー。美味しい。美味しいよ。
オフショットは、ジュベ(ママと浅草へ)、トーマス君(お茶目ー)、ジョニー(赤セーターがナイス)…と、これまた「女性ファンの需要を見込む」作りに。特に「トトロと戯れるジョニー」「振袖のお嬢さんにプロポーズするジョニー」可愛い。可愛いよ。
あと、「カコミ取材全コメント再現」で、日本人メダリスト3人のインタビュー。演技後の興奮状態の口調が、まんま文字化されてます。大ちゃんの「宇宙語」っぷりもそのまんま。賛否両論あるかもしれないわ。でもま、ファンの方は何が言いたいのか自動翻訳して読んではることでしょう(笑)。

あと、バンケットのファッションチェック!が美味しいです。実はこういうのが一番、見たいのよね。「オロC」提供かと思ったエマさんのブラウス「巨大な襟」がツボ。テッサちゃんとイザベルのファッション、好きだな。
今季のGPシリーズ~主要大会の順位と得点、SPもFSもあるのが有り難いです。一辺で流れが解るし。ヨロ選のレポは意外にもあの方が書いておられるのね…。そして、ユニバの写真で大ちゃんが持ってるヌイグルミは、きっとあのお嬢さんがプレゼントしたものでは。
国内大会全成績、世界Jr完璧レポ(密着っぷりではこっちの方が“完璧”だ。ジュニア選手団で山登りしてたとは…)もあります。小さいコラムも充実してる。

最近フィギュアにハマッた方には「何気に世界選手権」だったかもしれませんが、はっきり言ってこれ程、日本人的に盛り上がったワールドは無いよねー。私の四半世紀に及ぶ(笑)「フィギュア大好き」人生でも。ないよ。こんなんは。佐野さんの東京ワールドを通しで見てないので、ちょっとアレですが(あ、佐野さんの1位のFSは見ました)。
ワールドと言えど「なんか面白くなかったなあ」な事もままあるので、この07年はやはり、「とほーもなく」充実した大会でした。ありがたい。ありがたや…そう思って下さい。そういう意味でいくと今回は、女子だけ欧米勢が低調でちょっと寂しかったかな…アジア女子が強すぎるのか?あ、ユナちゃんをもっととりあげて欲しかったかなあー。

余り装飾も無く厚みも薄いけど、「思い出の一冊に加えよか」そんな感じの本でした。何より日本選手が健闘したので、批判の論調がほとんど無い。でも過度な持ち上げも無い。程よい温度で後味が良かったです。さあ、先を越された御大WFSはどう出るか?★
(「スポーツ○イ」を思えば…どれも良しとせねば。なつかしー)
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むっむむーのむー

2007-04-13 | うぐいすよもやま日記
 フィギュアモードからゲージツモードへ。でも、心の中ではCOI別府やらPIWやらDOIが渦巻いてたりして。
絵画制作の方へパワーを傾け中なので、当分、ブログはアホアホな事ばっか書きます。ワケわかりません。こわっ。

★島田伸助はやっぱアカンて。
あれで大阪府知事に立候補しよかな~やて。あかんやろ。
「男子フィギュアは視聴率とられへん」って…だから、大阪吉本は男子フィギュアと一番ベクトルが遠いんよ。もう無理よ。澤山選手もいかがなもんかと思うが(出す方が悪いというか)。あんなことすっから、フィギュアは軽く見られるんよね。
考えてみれば、関西お笑い系で「BLABO!」は超・偉かったのかもしれん。いちおう、ちゃんと「スケーター」として敬意を表してはいたし。
民放ゴールデンで男子フィギュアを放映するって、ベジャールのバレエを放映するぐらいの無理があるのかもしれへんなあ。そんなクオリティの高いもん、男マスコミは理解できへんでしょ。
むっむむーのむー。

★男子SPのよもやまよもやま
お友達Aさんから意外な事実を聞く。そうか…(Aさん、ありがとう)。緊張のしすぎやったんやろか。でも、頑張ったよね。
今日、J-SPORTSの男子を見ましたよ。FSのリンデマン前まで。
SPはやっぱおすぎさん解説だあ~(^^)。いいっしょ。おすぎさん。
でも大ちゃんの3-3を会場で見てて「うわわわわわわわわわわ。」と冷や汗だったんですね(笑)。「頑張りました。」に実感がこもるおすぎさん。FSの解説もしてほしかったなあ(再編集して)。
ポンちゃん、リンデマン…が映ったのはいーけど、ロシア勢は見事にカットなんですね。つらいよ~。でも愛するメイビー君は良かったわ。そして私はエマさんは4-3飛んだとばっか思ってた…。
JスポではあまりSPの前の(特に織田君の演技前の)悲鳴のような歓声は聞こえてない。関大応援団はそんなにひどくなかったよ。私の席の真上だったけど、えんえん長くはやってなかったし、わきまえてたから大丈夫。
名前がコールされたら大声援送るのはいいと思うけど、やっぱ、選手がスタート位置を探し始めたら、「声かけ」はやめたほうがいいと思う。つうかそれがマナーだから。
アイスショーとちゃうねんし。
むっむむーのむー。

★関西大学に3人娘入学
「京都醍醐組」の3人のニュースが、関西の番組で流れてました。亜紀ちゃんも大学生かあ~。これで、田村岳斗コーチ、本田コーチ…が同じリンクに集うことになるのでしょうか。ここに+モロゾフって。すごいっ。
私は日曜のアイススケート部EXは見られなかったけど、あれは新入生限定入場のEXだったのかなあ?大ちゃんは最初の方にVTR流れただけ。殿はインタビューと演技もちょこっと映ってたよ。見たことない衣装でした。
阪急S線に乗って梅田に向かうも、関大前駅から乗り込む男子は新入生ばっか。会話が若いからすぐわかる。これが、5、6月になると俄然、電車は空いてくるの。授業サボりだすから(笑)。最近は「5月病」って死語なんやろかね。楽しくキャンパスライフを送ってくだしゃんせ。
大ちゃんはまだこの辺りをウロついてそーなもんだが、ホンマに会わへんね。私。そして「市報すいた」にも吹田市長賞受賞のニュースがまだ載ってない。Tちゃんの話では高槻市バージョンは市報に出てたよ、というのに。遅いぞ、吹田。
むっむむーのむー。

★桜がねばっています。
今年は関西の開花予想は3月25日でした(当初は)。でも、なんだかんだ言って入学式にはじゅうぶん間に合い、造幣局の通りぬけも終わったのに、ウチの近辺ではまだ「五分咲き」程度には残ってます。朝晩はまだ冷えるんよね。そして、地面は花ビラだらけ。すごいすごい。つうか、もう桜に飽きた(笑)。
あ、そんなゼータクなこと言うてたらあかんねー。桜よ、おおきに★

*ところで私はリンデマンが大好きです。かわいい~^^!
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COIも始まる~

2007-04-09 | フィギュアこんな話も
↓話はそれますが、恒例のCOIツアー。4月13日から始まりますね。
エバンがTOPなのか。ワイルドだな…それにこの服って。
そして私にも案内が来てた「COI別府公演」→こちら。 世選会場で「別府COIって本当にあるの?」と言ってたんですが、ホンマやったんやね。
*COI別府、新潟公演はアイクリ先行予約があることが判明。14~19日受付って…ウチ、まだ案内来てないよ*
ランビとジョニー、豪華ですね。ってそのまんま「DOI仲間」なんだけど(笑)おいしい!
デン&スタが出るし、久々にしーちゃんを見たいってのもある~でも女子が少ないので、まだまだ追加メンバーあるかな。
武史君が出るってことは、大ちゃんも出ないかな…でもこの時期はトレーニングしてないと~だし、痛し痒し。
現役選手は、オフ期はショーに出ずっぱりでなくて、たっぷり休んでからまた練習して欲しいんですが、でも見たいものは見たい(笑)。微妙な気持ち。
 温泉+アイスショーってのもイイ★
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ジョニーに想うこと

2007-04-07 | ジョニー美しきワルツ

FSの4回転を3回転にして降りた瞬間、「あ、ジョニーの今シーズンは終わったんや。」と、瞬時にして思いました。
「終わらせた」というか。
あとは、振り付けしてくれたアニシナさんへの感謝やら、応援してくれる日本のファンの為に「とりあえず最後まできちんと滑りきろう」その気力だけでラストまで持っていったような。
もはや、「心は来シーズンにあり」。そんな感じを受けました。
「ナザレの子」は、「こういうプログラムだったのか~」という事は、やっと最後の最後で理解出来たけど、「プログラムに感銘を受ける」という段階まではいけなかった。ジョニーのコンディションとアニシナさんの意図が、最後までピタッと噛みあわないままだったというか。
でも、新しい振付師と組んだ1年目はこんなもんではないかなあ。
少なくとも2年はやってみないと成果は出ないよ…だから、今いろいろと「のたうちまわる」期間で、それでいいじゃないか。
終わったあと、
「ジョニー。今季は最後まで頑張ったよ。この経験はきっと次に生かせるよ。」
と、拍手しながら想ったのは私だけなんでしょうか。

「“次”があるかどうかなんて、わからない」「ジョニーはこの東京が最大のチャンスだったのに」「なんでもっと頑張れないのよ」「なさけない」
…と、私はこっち(家)に帰ってきてから、何人かのジョニーファンの方に、個人的にメールを貰ったんですが、お返事していません。すみません。

なんで、そんなに早く結論づけるのかわからん。
引退するわけでなし!
ジョニーは今、停滞期にいるのかもしれない。
いるならいるで、それも「経験値」じゃないか、と思う。
飛躍するためには「大きな凹み」も原動力になる、ってのは大ちゃんが証明している。

2年ほど前、私は「東京ワールドで勝つのはジョニーだ!」と思っていました。
年齢的にキャリア的に、丁度いい頃合に熟す?のはジョニーだと思っていたから。そして日本はジョニーのホームみたいなもん。大ちゃんはまだ、トップシーンに上がるには時間がかかる、と踏んでいました。
しかし2年の間に、予想外にライバル達は伸びてきたのでした。
ライサ、織田君、大ちゃんがジョニーを抜く、というのは「想定外」だった。
抜かれたら抜き返さないといけないんだけど、ジョニーはまだその準備が出来ていない。心の準備と体の準備、どちらもまだ「スタンバイOK」になってないんだと思う。
今がそういう時期なら、静かにノンビリ見守っていよう。ちょっと離れたところでバナーを振って応援しよう。そう思わずにおれない。
ジョニーはスケートを始めた年齢が遅い分だけ、まだ消耗しきってなくて、ピークは来ていないように思います。だからもう、練習方法だけではないんだろうか。問題は。選手選手によってピークは微妙に違うから、もう下り坂に入ったようにはとても思えないんですわ。
インタビューでは割とサバサバしてるみたいなんですが、あれはジョニー流の「ガード」なんじゃないだろか。心情吐露とは思えない。
東京であれだけ日本のファンにも応援してもらったのに、期待に応えられなかった…悔しくてならなかった…というのがホンネだと思います。

エッセイストで写真家(で、精神科のお医者さん)の海原純子さんが、
「悪いことが起こる。その事には、必ず意味がある。」
…とその著書で書いてはるんだけど、私はこの言葉に共鳴してるんです。
ジョニーは今、そうなんだと思う。今、というか「ここ1~2年」か。
「悪いこと」が起こると、人間そっから何か「気付く」から。学ぶから。
そっから、強くなっていったり人間として器が大きくなったりする。
だから「あの“悪い体験”があって良かった。」と言える時が来る。最もそれには多少なりとも時間がかかるけれど。

ジョニーも、アスリートであると同時に「いち若者」な訳で、
「いろんな体験積んで、大きくなってや~。強くなってや~。」
と、そう思わずにはおれなかった。
「次は成績出してや~」というよりは、「人間として成長してや~」と。
そういう気持ちで拍手してました。
私は「ご教訓」とか「スピリチュアル」とかは基本的に嫌いなんですが、物事を考える「回路」としては興味を持っている。
苦しいところをどう乗り越えるか…乗り越えろ!乗り越えて欲しい!選手に賭ける思いは、実は自分自身へのエールでもあるんです。
画家をやってると、ほとんど一人で戦ってるワケで、スケーターの人生が他人事とは思えないんですわ。でも、そういうファンも多くいると思う。

この東京ワールドはジョニーにとって「無駄」ではなかった。
願わくば世界チャンピオンになって欲しいので(資質として勿論、可能だと思う)、あの美しい滑りが損なわれれることなく、「この経験から学んで、もう一段階上がる」状態になってくれ、そう思ってます。
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拍手鳴りやまず★11

2007-04-05 | 06-07 コンペとショー
 ジェフが総合「6」とスクリーンに出て、溜息がもれる会場。SPの貯金を生かせなかった…FSを手堅くまとめたらメダルはいけるかも…という私の予想は外れました。迫真のFSを見せたランビエールが銅メダル死守。大ちゃんは銀をキープ。
FSが始まる時に私は大ちゃんに「ここに、もう一度戻って来い!このリンクにね!」と強く願っていましたが、その通りになりました。表彰台に乗る事がこれ程までに難しいとは。ですから、その重みが「ズシーン」と来ました。

一番高いところに上がったジュベールはちょっと泣いていた~。貰い泣きしてしまった。そうそう、表彰式の前にインタビューがあったんだっけ。最後に「お母さん、ありがとう」って言ってるのがまた泣けました。
ジュベールはもう「精神戦」でクタクタな感じでしたが、「4回転を2度跳ばなかったのは何故?」と突っ込まれてるのは、なんだか可哀相。大ちゃんは表彰台でニッコニコ。全身で嬉しそう。ランビは「まっ、いいか~」でもちょっと悔しげ。
国旗が揚がると「ああ、“君が代”じゃなくて“ラ・マルセイエーズ”なんだなあ」と悟って、少しだけ悔しかった(笑)。でも、口ずさんでいるジュベのアップが映し出されると、とても感慨深かったです。

ジュベールは、丁度ソルトレイク五輪の翌シーズン、開幕戦のスケアメで華やかに優勝して(ヤグディンが棄権したとはいうものの)一躍トップグループの仲間入りを果たしたのですが、その時18歳だっだからたいしたモンです。そこから丸5年かかり「酸いも甘いも噛み分けて」掴んだ金メダル。涙の意味が解るわ。
もともと「プルシェンコに最も近い男」がジュベだったのに、後続のランビエールに追い抜かれて2連覇されてしまう形となり、「もう、今年勝たなかったら駄目だよ、ジュベ」と皆、思っていたと思うんですが(私だけ?)。
ランビエールが素晴しいのは解るけど、今回勝ったら3連覇ですよ。3回ワールド・チャンピオンになるって、プルさんとタイ記録ですよ。ストイコとタイですよ!そこまで偉大な選手かなあ~~~!?ランビがあ~~~!?…というのも正直なところ。だからジュベールは今年は「勝たなくては」ならなかった。
しかし、地元のチャンスを考慮したら、ここまで力を上げてきた大ちゃんに勝たせてあげたい…。人情として「勝たせてあげたい人」が二人いるので困りました(笑)。私の事前予測は混沌としてましたが。

でも、結果的には「東京ワールドに向けて、万難を排して調整してきた人」が金、銀を獲ったな、と思いました。
ランビは調整がどうなることかと思ったけれど、「王者の底力」は見せつけた感じ。あの最悪のSPからでもメダルまで漕ぎつける所がスゴイ。なんて魅力的な人なんだろー。私の友達(フィギュアに詳しくはない一般人)にもダントツ人気です。大学に戻るんでしょうか。学業と両立かな。
大ちゃんが銀メダルで残念…SP良かったら優勝出来たのに…せっかく地元のチャンスだったのに…という話も聞きましたが、私は「銀で良かったなあ」と思いました。正直言ってまだ1位の実力じゃないと思うし。
ここで勢いで金メダル獲ってしまったら、きっとモチベーションが下がってしまう。2位でますますやる気が出たのではなかろうか。しかもジャッジが高く評価した、ということで以前より遥かに自信がついて。
だから「開催国選手としての責務は果たし、精神面での自分の課題もクリアし、同時に次への展望も開けてくる」…という、最高の着地だと思いました。

ISUの男子FSの得点表、一番上に名前があるのがもう感無量。
忘れもしない04年エリック杯のFS、GP大会の男子シングル史上最低点…だったっけ。あそこからここに辿り着く人も珍しいというか、有り得んというか。世界ランクよりもフリー1位とった事の方が嬉しかった(佐野さんもFS1位だったんだなー)。
でもペアのシェン&ツァオ組も、ワールド最下位からスタートして、遂にチャンピオンまで登り詰めたのよね。たしか。「人間の可能性」ってスゴイ。そう思わざるを得ない。

3月22日、歓声の中をウィニングランしていく3人を見ていたら、「夢やろか~夢ちゃうよね~夢ちゃうよね~」と、視界がボヤけました。5年間、ホソボソと見守ってきて「報われた~」と心底思いました。
大ちゃんと同じ時期から見守ってきたジョニー、来年は微笑んでいますように。

(このあと“徒然なるままに”他の選手の事やら、こぼれネタ書く予定です。)
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拍手鳴りやまず★10

2007-04-04 | 06-07 コンペとショー
 あの大ちゃんの演技の直後で滑ること…そして背中の怪我からの復帰、素晴しかったカナダ国内選のフリー。そして何故か蘇るのは、長野ワールドのSPとか…トリノの「サムソン&デリラ」とか。
いろいろな要素がぐるぐる頭の中を回るのですが、あれは何故だったんだろう。最終滑走のジェフは凛々しく「よし!」と気合をいれているかのようでした。
日本にファンも多く人気者のジェフ。お隣のK嬢と共に私もジェフバナーを振ります。またまた大歓声がジェフを後押しします。

ここで私の胸中として「ジェフに対する思い」はどうだったのでしょうか。
私の中のジェフは「もう既にメダルを獲った人」なのです。
あのカート・ブラウニングでも獲れなかった「カナダ人としての五輪のメダル」を獲った!(カートが五輪惨敗した時の私の悲惨な記憶は…書き出すとキリないので止めますが、相当なものでした)
そして世界選手権でも既にメダルを獲っている…だからジェフはもう「ステージに上がった人」なのです。決してスーパースタータイプでは無い、地味とも言える選手のジェフが、コツコツコツコツ積み上げて積み上げて、いつの間にか、誰も真似出来ない独自のステージに行ってしまった。そんな境地なので、「順位云々」「勝負云々」はもう余り考えていなかったのでした。ただ「良い演技」を見せて欲しいという。満足して終わって欲しいという。それだけ。
しかしこの世界選手権という大舞台で、「戦うジェフ」を目の当たりにしてしまったら、「ああ、やっぱり彼は勝ちに来たのだ」ということがヒシヒシと解るのでした。その「意志の強さ」とでもいうものに、ちょっとたじろいでしまった。ジェフってこんなに強い人だったっけ?でもあのSPの集中力は凄かったですから。

朝の練習では4回転、3アクセル…ともに五分五分の確率という感じで、本番では跳ぶのか否か、最後まで予測不可能でした。ジェフがパーフェクトならば、PCSの高さとSPの貯金で大ちゃんを抜くかな?とも思えましたが、これほど予測が難しい人はない…。
最初の3ループは難なく成功。次が4回転なんですが、踏み切った瞬間「あーっ」と思ったら転倒。すかさず「頑張れ」拍手を叩く。
3アクセルはやはり背中の痛みだったのか、練習と同じ感じで右肩が下がっていたので、こちらも「あああー」と。その後、リズムが崩れたのか、ジェフ本来のスピンや軽やかな動きは出せていなかったように思います。何より、イナバウアーの途中でバランスを崩しかけたのがちょっとショック。
朝の練習では本当に美しく、イナバウアー、スパイラル、スピンと、「魅せ」まくっていたのよね。大抵の人がジャンプばかり練習しているのに、ジェフだけ美しく踊っていた。ジャッジも注目して見ていました。ああいうアピールも大事なのかな~と、一人で感心していましたが。
「アララトの女神」の映画の内容は知らないのですが、不思議な中近東っぽいムードが漂う、かなり難しいプロですよね。音を外したら意味がなくなってしまうような。あの中でジャンプ…4回転やアクセルを跳んでいくのは、やはり大変な事なんだろうなあ、と。ジュベールのFSを見た後でこれを見たら、「これが同じフィギュア?」と不思議に思ってしまう。
最後の方で、キャメルスピンでテンポが速くなる所が好き。最後の終わり方も。
ただ、帰ってきて地元の友人が言うには「あのプログラムは芸術的過ぎて、一般の人にはウケないのでは?」ということでした。「クロウト向きよ」とも。そうかなー。カナダナショナルは湧いていたし、本当に素晴しかったのよ。動画だけど。
残念ながら、今日のジェフのFSはあの時のテンションではありませんでした。がっくりと肩を落とすというか、納得いかない様子が上から見てても解る。それを見ているのもつらかったりするのですが、お隣のK嬢も悄然としていたと思う。
やはりTESは伸びませんでしたが、仕方ない。「ジェフ、頑張ったよ」と言うしかない。
私的には、プログラムをナマで見られた事はとても嬉しかった。そして、ジャンプやエレメンツがイマイチ決まらないことによって、逆にジェフの「スケート」の質の高さだけが、クッキリとリンク上に残されたという。皮肉にもそんな印象でした。きっと朝の練習でとても耽溺していて、その影響が大きいのかもしれません。

今の採点システムでは、ジャンプを失敗なく跳ぶ人が有利になるので、ジェフが今後どういう対策を?たてて進んでいくのか、興味があるし、なんとかして欲しいとも思いました。やっぱりこういうタイプのスケーターが上位にいつもいないと、フィギュアファンとして悲しくなるものね。
最終滑走だけに盛り上がりたかったのですが、悲しげなジェフを見ていると胸が詰まる。今季は直接対決をしてなかっただけに、大ちゃんと、どちらもパーフェクト!な出来だったらば、どういう採点がなされるのだろう…という興味も勿論ありましたから。
でも、あのSPの名演をナマで見られただけでも、有り難いと思わなくてはいけないのかなあ。うーん。複雑。とても。
ジェフ、めげないでまたJAPANに来てね…(やっぱり埼玉にいこかしらん)。

(★ああ…ジェフのレポ、かなりテンション低いですね。私。ジェフファンの方、すみません。4回転と3アクセルで転倒した時点で、もう私の緊張は切れてしまったのです。「鑑賞」モードに入ってしまった。もちろん「頑張れ!」と声援を送ってはいましたが、メダル争いからは脱落…と悟ったので、中盤でもう戦闘モードは終了してしまっていたのでした。)
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拍手鳴りやまず★9

2007-04-02 | 06-07 コンペとショー
 「DAISUKE TAKAHASHI」の名がコールされて、会場またまた「ウォーッ!」と大歓声。
私も懸命にバナー(ボロですが)を振って叫びます。
出ていく大ちゃんは「行くぞ!」というイメージでした。昨日のSPの「なんとなくフワァ~」とポジションについた様子とは違ってみえました。
もう、やるしかありません。
私の悲愴な決意とは裏腹に、オルゴールが、♪♪♪…と、のどかに流れ出すという。この不思議なギャップ。

最初のストロークはスケートが良く滑ってる。大丈夫!大丈夫だ!
4回転は、跳んだ瞬間「いける!」と思ったのですが(要するに練習通りだと思った)、回転の最後の方でやや軸が傾いたので「!」と思った瞬間、片手をついていました。「キャー」とも「ワー」ともつかぬ悲鳴が上がりましたが、すかさず「頑張れ!」拍手。
この時の私の感触は「助かった~」でした。ただひたすらに「助かった」。
転倒でなくて良かった…基礎点9点から-1で8点。よしよし。あれほど緊張してた癖に、結構私は頭は冷静だったりするんです(笑)。いえ、上から見てても、踏み切り+高さ+回転は充分だったから、大きなマイナスイメージは無かったの。
次のアクセルが問題だ…ところがこれがサイッコーに美しく決まって、大きな拍手。そのお陰で、すぐ次のスローパートの美しい部分が、クッキリ鮮やかな輪郭を描いて迫ってきました。私がジャッジ側だったせいもあるけど、今までの「オペラ座」で、一番美しく感じたというか。元々、あの“抱きしめる”振付が大のお気に入りだったので、なんとも言えぬ幸福感に満たされるのでした。
2個目の3アクセルも美しく成功。みんなここで「ホッとひと息」モードになったんではないでしょうか(笑)。序盤のミスの印象を払拭するアクセル2連発が、結果的にTESにかなり貢献したと見ました。美しかったよ~。
サーキュラーはちょっと切れ味が無かったような…大ちゃん、この時点でもう疲れてたんだね…(インタビューより)。やっぱり「緊張すると、いつもより早く疲労のピークが来る」という、荒川発言はホンマやったんやー。
スピンはNHK杯よりはずっと良くなっていたけど、ややトラベリング気味の箇所もあり。これも緊張から来るものか(スピンはユニバFSが一番OKと思いますが)。もう全てのエレメンツに「頑張れ頑張れ!」と念を送る。ランビやジュベは私が押さなくても勝手に動いてくれるんだけど、大ちゃんはもう永年の癖で「私が念力で動かしちゃる!」状態になるのでした(笑)。
あっというまに後半の「5連発」に突入!
お客さんも良くPGを解ってる人が多いので、「ジャンプ・カウントダウン」を、固唾を呑んで見守ります。特に3ループ前の緊張は、場内、気持ちは一致していたでしょう(笑)。しかし、今日はループのランディングもOK。大ちゃんは、焦らず慎重に、一つ一つを跳んでいたようでした。

ジャンプが決まる度に高まる拍手の音。
ラストに向けて気持ちがだんだんと高揚していきます。
「滑り」と「踊り」が一致した、流れのある超自然体ストローク。その中で高いジャンプを跳んでいく!
「The point of no return~」の、切なくも美しい旋律に乗りながら、大ちゃんはまさしく「戦って」いるのでした。
大会直前の「一緒に戦って下さい」というシンプルなメッセージが、私の頭の中をずっと駆け巡ります。「わかったよ!戦うよ!」同じことを思っていた人も多かったのではないでしょうか。
「オペラ座の怪人」のファントムの葛藤と、大ちゃん自身のこれまでの長い長い葛藤が、二つの影のように重なり、「なんとかして助けなくてはならない!」と思わせられるのでした。これまで積み上げてきた事の全てが、このフリーの4分半に詰まっているのでした。
3サルコゥも無事着氷!大きな歓声で「待ってました」なストレートラインステップへ。
あの時の観衆の「ウォーッ!!」はね。
ヨソ様ブログで色々な表現がなされていますが、本当に本当に凄かったです。
TVでは残念乍ら全ては伝わっていない。あれの何倍も何倍もすさまじかった。
月並みだけど、まさしく「地鳴り」「嵐」のような大歓声で、私も便乗して(笑)「大ちゃん、頑張れー!」と叫びまくりました。
大ちゃんは「もう、一滴も力が残ってねえー!死ぬー!」と叫んでいるかのようでしたが、「あと少しや!やるしかないやろ!」と、とにかくその背中を押す押す。会場のお客さんが一体となって、大ちゃんを表彰台へと押し上げているのでした。「上がれ!行け!」と。
あれほどの大歓声を受けたら、もう死んでも滑りきるしかなかろ。点数や順位もブッ飛んだ境地があそこにはあって、東京体育館に巨大な「頑張れ!!!」の念が充満しているかのようでした。

演技後、満場のスタンディング・オベーション。騒然とした中を花束が飛び交ってるんだけど、よく覚えていません。気がついたら、スクリーンの中で大ちゃんが泣いている。驚きました。皆も驚いている。まだ騒然としている。
演技後、泣いているのは初めて見たよ…今まで良い時も悪い時も涙は見せなかった。その瞬間、この世界選手権にどれ程の思いがあって「この瞬間」に賭けてきたのか、誰に解説されなくとも解りました。「あー。凄まじくプレッシャーかかってたんだなー。重くて重くて死にそうだったんだなあ。」と。
思えば丁度一年前の大阪のシンポジウムで「バンクーバーで金メダルを狙っていますが、その前にまず、1年後の東京でメダルを獲ります。」と発言していて、「大ちゃん~。威勢がいいのはOKだけど、余り自分で自分にプレッシャーかけ過ぎちゃ駄目だよー」と思ったものです。
その後もずっと「メダルを獲ります」発言は続き、頼もしいやら不安やらで私も混沌としていましたが、きっと、「強情でも」公の場所で自分を鼓舞し続けなければ、あっという間に崩れ落ちてしまう。そんなモロさが、ずっとずっと大ちゃんにはあるのでした。
だから、「終わった。やり遂げた。」その安堵で「素」の部分に戻ったのだろうと思いました。あれはやはり、胸が締め付けられる光景でしたよね。
やっぱりこの人は「強い人」などではなくて、「強くなろうと頑張っている人」なのでした。その辺の「普通に弱い人」の部分が、私を一番ヒリヒリさせるんだろうな。

騒然とした会場の空気はまだまだ収まらず。
正直、どういうジャッジが下されるのか未知数でしたが、私はもう「これだけやったら順位はどーでもいい!」という境地に至っていました。NHK杯の時と同じ。大ちゃんに関しては「未知数」が多すぎる。
高いTESが出て場内はまた「おおーっ!」と大拍手。これ、帰って録画見たら、西岡アナは「80点台に乗るかどうか!?」と言ってるんですね。TVではミスに焦点が当っている感じになっているのでちょっと驚きました。80点は乗るよ、そりゃ。4回転以外のジャンプは今日は全てスムースだったもの。
PCSも「双璧の王者」と遜色なし。総合点でランビを上回り「2」と出た時に、「表彰台決定!」を、みんな悟り、またまた歓声と拍手が鳴りやまず。
私はスクリーンの順位を見つめていたので、モロゾフ、歌子ママと「三位一体」状態で抱き合っているのはその時は解りませんでした。あれは泣けました。やっぱり「背中に王冠」ジャケットを着てたんだね。モロゾフ。

なんだか、夢を見ているような酔っぱらっているような。
熱気と歓声が場内に充満していて、その余韻でおかしくなってしまいそうでした。
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拍手鳴りやまず★8

2007-04-01 | 06-07 コンペとショー
 ランビの「名演」で騒然となっている会場。いよいよ出たっ!
もう一人の「皇帝」ジュベールです。会場の人気度は…やっぱランビに軍配かなあ(?)でもフランス国旗も勿論揺れていますよ。「ジュベー!」とは言えないし「ブライアーン!」ってのも恥ずかしくって(笑)、私は叫びませんでした(^^;)。しかし遠目で見ても「オトコマエ」ジュベール。
この大プレッシャーの中、ホンマに金メダル取れるんやろか。彼は豪胆に見えますがけっこう「ここぞ!」で引いてしまう所があるのです。
一昨年のワールドでもそうでしたね。絶対王者プルさんがFSの前に棄権して、男子最終グループは蜂の巣をつついたような騒ぎになった。「新しい王者は誰だ!?」皆にチャンスが回ってきました。
ジュベは優勝候補筆頭「王手!」の状態だったのに、FS最初の4回転を3回転トゥにしてしまい、その後も気が動転したのかズルズルとミス連発で、表彰台すらかないませんでした。トリノ五輪もそのパターンになってしまい、「案外、この人は気が優しすぎるのかな~」と思わせられるものがありました。
もう、ここで優勝しなかったら永久に「ノミの心臓」と言われてしまうよ~。
「男」を見せろ!ジュベ!

冒頭の4回転は見事に決まったー!しかし、4-3あるいは4-2のコンボにしなかったので、「あれ?ジュベール、引いてる?」と瞬時に疑問渦巻く私。ここを単独にしてしまったら、中盤のクワドをコンボにしないといけないから、体力苦しいよ~どうするの?と(そこまで心配してあげる私って…)。
練習では失敗もあった3Aは慎重に。そして苦手の3ループが早々に成功したことで、快調に飛ばすジュベ。今日は、振付指導をしてくれた元世界王者のカート・ブラウニングも、アメリカ実況席に来ていますが、どんな思いで彼を見ていたのでしょうか。
スローパートでさあ、いよいよ2個目の4回転!固唾を呑んで見守る観客。
助走は明らかに「4回転やるよっ!」だったのに(だって長かったもん)、空中で瞬時に判断したのか、体を緩めて3回転。でもコンボでつけた3Tは高く綺麗でした。
一瞬、場内は「?」な空気感もありましたが、3Tとはいえ綺麗な成功ジャンプだったので「負のムード」にはならなかった。最初からクワド1回の予定だったのか演技中に変更したのか、疲れたのか、真相はジュベの胸の内だけよ…。
私には「4回転にするか3回転にするか」跳ぶ直前まで判断を迷っていたように見えました。「ああ、ジュベールも重圧と戦ってる~。必死なんだ~。」と、じじんとくるものが。マスコミ的には「安全運転」と書かれてしまったけど、とてもそうは思えなかった。
その後は危なげなくエレメンツを決めて、ストレートラインステップの前あたりは「オレ様の勝利だぜっ!」なアピールも観衆に見せました。いや、TVカメラに向かってかな(笑)。

大きな温かい拍手でしたが、ランビほどの狂乱状態にはならなかったかなあ。張り詰めていた会場も「ひとまずホッ」という感じか。
終わったあとかなり長い間、ガッツポーズも見せず。息を整えてリンクに立っていた。その姿を見て「ああ、ジュベールもギリギリだったんだね。極限だったんだね。」とホロリときてしまいました。
「やった!」演技の時は、ガッツポーズをしまくるのがジュベなんですが、氷にキス♪もせず雄叫びも上げない。「ただただ疲れた」「無事にやり終えた」…そんな安堵感を噛み締めてるかのようでした。やや放心状態にも見えましたが。
4回転1個で優勝出来るかな…3Tをせめてルッツに変更してくれれば…アクセルも1個だしね…またまた「微妙」感いっぱいの私。ジュベは「4回転2個」を跳ばないと、芸術面でランビエールには及ばないし、大ちゃんのPBに届くかな…でもSPの貯金がデカイしね…ノーミスだしね…。
ジュベールの点が出るまで、また固唾を呑む会場。シーンとしてましたが、総合で大台の240点に乗せ「1」と出た。ランビ、この時点で3連覇ならず!
1位に躍り出たジュベに「おーっ!」と大拍手です。「責務を果たした人」には皆、あたたかい。重圧と戦うジュベには私もシビれました。よくやったよくやった。
ランビファンはちょっと(かなり?)無念だったのかなあ…どうなんでしょう。

2大王者の好演と高得点が続き、ますます盛り上がる会場。
ランビが233点、ジュベが240点。大ちゃんのPBなら越せる筈…と頭の中で計算してしまうのですが、PBはあくまでPB。この場は全然GP大会と違うよー。別世界ではないかー。
会場に行く前はそんな事、考えもしなかった…これほどの張り詰めた空気、重圧感。まるで半透明のベールがずわーんとリンクを覆ってるかのような。そこを突き破った人だけが、晴れて表彰台に上るのだ。
年齢的には若いとはいえ、「ベテラン」「スター」オーラを発散させる二人を直前に見てしまったら、「大ちゃんはやっぱ新人サンやんか…この中でメダル取れなんて…有り得ないのかも…いやでも…」と大混乱をきたす私。
まさに「発狂寸前」。
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拍手鳴りやまず★7

2007-04-01 | 06-07 コンペとショー
 さて、ステファン・ランビエール。
王者の登場で、場内大歓声です。一気に上がるボルテージ!
スイス国旗が揺れる揺れる。ここはスイスかっ!っちゅうくらい。大歓声の中、私の隣のブロックのお嬢さんが、立ち上がってカウベルを鳴らす。正直うるさいんだけど、いいです、もう。祭りや!ここは年に一度の祭りや!しかし、日本でも愛されてるなあ~。ランビー。
「新鮮大作戦」は功を奏して、この新しいPG「フラメンコ」はのっけから素晴しいテンションでした。冒頭の色っぽい踊りでグイグイッと引き込む(牛の角?みたいな振りは…あれは何?)。
3アクセル!どうにか降りた!どわーっ!と湧くお客さん。練習では五分五分でしたからね。これを降りるともうノッてくるんだ~。
4+3+2は、4回転の着氷でやや前のめりになり、すかさず3回転を2回転に変更。しかし「強い!」ジャンプです。またまた大歓声。
その後も危なげなくトリプルを決め、美しくも力強い踊りで魅了するランビ。やっぱり強弱のメリハリのつけ方は、ランビエールが一番だと思いました。もともとそういう「ダンス」の才能があるのかな。
「音を身体で表現する」というよりも、「情熱が体を突き動かす」そんな感じ。また初めて見るプログラムだから(私はね)、新鮮で目も覚める思いでした。
2度目の4回転が中盤のハイライトなんだけど、やや疲れが出たのか両手つきのステップアウト。すかさず「めげるな!頑張れ!」と、励ましの拍手です。お客さんを完全に味方につけちゃうランビ。
ダメダメな時もあるけど、炸裂!してる時のランビは、強力な磁場を発生させています。見る者をギュイーンと取り込んでしまう。
最後の3+2のコンボ、3回転が2回転になってしまったら、すかさず後ろのジャンプを3回転に変更するあたりが「強い!」(3Tは中途半端になってしまったものの)ああいう強さが、ギリギリの時の勝負の分かれ目なのかな。
踊る踊るステップのあとのシメは高速スピン。グワーッと竜巻の如く。あのラストは、お客さんの歓声で音楽が聞こえない程でした。
うわ~。すごい~~~~~~~。あっぱれランビエール。はー。
大ちゃんのライバルではあるものの、迷わずスタオベする私。「ステファ~ン!」なんて初めて叫んでしまった(笑)。
大成功を収めたフラメンコ・プロですが、私的には「金メダルはちょっと…微妙」でした。直前に滑ったジョニーが、余りにも美しい流れのあるスケーティングだったので、ランビエールの滑りがやや「走って」いるように見えてしまった。
以前にもナマで見て「あれ~ランビは意外とスピードが無い~」と驚いたのですが、いつも大ちゃんやジョニーといった「良く滑るスケートの人」ばかり見ているので、こうして一緒のグループで滑ると違いが一目瞭然。実に不思議な感覚ではありました。そして、後半が特に滑り込みが…あと1ヶ月ぐらい滑り込んでいたら、もっともっと密度が上がったようにも感じました。
総合233点台が出て、この時点で当然の1位。またまた大歓声。
でも240点はないと苦しいよね…メダルはいけても、優勝はちょっと無理では…微妙…。素晴しかったけど「微妙」。
ジュベール、大ちゃん、ジェフのFSがまったく読めないので、さあ混沌としてきました。
コメント (2)
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