母の病状のことをここに書こうか書くまいか、悩みながらもう1ヶ月が過ぎ、少し落ち着いてきたので忘備録として記そうと思いました。
(実際、私は大学ノートに「病状日記」をつけています。先生に話す時の切り札としても。記憶ってすぐ曖昧になりますから)
それに、入院させると、私もやっとじっくり考える時間が出来たのでした。。。
もし、同じようなことで悩んでる方に読んでもらえたら、ほんの少しは参考になるかも?
6月1日に「気分が悪い」といってデイサービスを早退した時は、「食あたりかな~」ぐらいでした。
そしてその日は急に気温が真夏並みに上がったので、「熱中症かも」とデイの職員の方。
水分に注意して安静に。消化の良いものを食べて。。。と定番の療養でしたが。
翌6月2日もすっきりしないので、近所の内科へ。うちの父もお世話になっていた個人医院です。
熱中症ではない。心電図も特に危険なことはない。
念のため血液検査をして結果は来週。
点滴をするほどでもない。まあ疲れかな?食あたり?「アリナミン」錠剤だけもらって帰宅。
あーあ。
一段落してお茶を二杯飲んだら苦しみ出しました。横になって気分悪し。そんなに量は無いけど嘔吐。
吐き方がですね。激しくて。ちょっと怖くなりました。
その後もずっとあまりにも「しんどくてたまらない」と言うので、判断に迷いましたが、さきほど診察してもらった先生に電話。「おさまらないようなら救急車を呼ぶべし」と言われ決断。
3分ほどで救急車到着。一番近い大病院へ。
こういう時、まず脳梗塞を疑いますよね。あれは一刻を争うといいますから。
ここの救急外来は結局6月10日もお世話になってしまい、同様に「ひととおり検査して特に緊急性は無いです。帰ってください(早く)」というお答えでした。
救急外来というのはあくまでも「一刻を争うか、帰宅させても大丈夫か」を、検査の数値で判断するだけで、内科の質問疑問には答えてくれないのですね。「それは、あらためて外来で診察を受けて」ということ。
でも、救急の先生の説明の仕方次第で「ひどい言われよう」と思ったり、「納得するしか無いか」と思ったり。
苦しむ本人と介助者からしたら、人情として「いたわって」欲しいのですが、それは一切無いのですね。次から次へと苦しむ人が運びこまれるので、いちいちケアしてられない。
前も書きましたがウチの近所って、毎日必ず1回か2回は救急車が走り回ってるので、よっぽど依頼が多いのですね。
亡父も3回?救急車に乗せましたが、その時は肺癌って解ってたので即入院。帰されることはなかった。
しかし今はコロナもありますから、病院も対応が大変なのでしょうね。。。難しい。
その後もかんばしくなく、6月5日にまた違う「かかりつけのお医者さん」へ。
ここは毎年健康診断も風邪のときも母がお世話になっている徒歩圏内・ご近所の個人医院です。
先生は軽~く「ウィスル性胃腸炎」と仰り1分程で診察終了。吐気止めと整腸剤をもらいました。
私もかかったことあります。「アデノウィルス」ってやつでした。
結構長くかかり、全快までに1週間でした。
「高齢者は治るまで長いよ。気長にね」と言われましたが、しかしその後もいっこうに下痢と吐気は治らず。
で、6月7日の深夜にまたとても苦しがるので、スマホで探して「救急車を呼ばない方法」としての「ファストドクター 大阪」を依頼。
感想としては「これは今後もっと普及するかも。でもお医者さん足りないかも」です。
もちろん、救急外来のように全ての検査はしませんが、「救急車に乗るほどではないが他に行くところがない」場合の手段として、ありがたいと思います。
真夜中0時に依頼して「3時到着」と言われましたが、実際は15分早く2時45分に来てもらえました。
それでももう、永遠に長い長い待ち時間に思えました。苦しがる母の背中をさすったりしても治るわけでもなく、私も寝不足でモーロー。深夜の闇の悲しさよ。
先生は寝屋川から来てくれた若い若い先生でした。実際、こんな深夜に(運転手は別にいるそうですが)往診が務まるって若い先生でないと無理かも。
「薬を飲んでも吐き気が治らないってことは、飲まない選択肢もありでは?薬の副作用で気持ち悪いパターンも多々ありますから」という診断でした。
あくまで「僕はそうオススメします。判断はそちらで」なので「わかりました」というしかありません。
結局、診察代は夜間診療+交通費を入れて薬はもらわず保険1割で4600円ほど。クレカ払いとコンビニ払いが選べて、コンビニ払いを選んだ私には2週間後に請求書が来ました。本当にネット通販と同じで「商品」として「ファストドクター」と書いてある。すごいもんじゃな。
6月11日にこれまたスマホで検索して、1.2kmほど先の個人クリニックへ行くことにしました。
今度は消化器内科の専門の先生です。
去年出来た大型スーパーの二階に何軒かクリニックが出来ていたのですが、「クチコミ」とか読んだりして。。。本当に迷いました。どこへ連れて行ったらいいのか。当たりかハズレか。そんなこと言ったら悪いけど、救急外来のある大病院の外来診察は、「待ち時間が3時間」なんてこともザラですが、個人の先生のところは待っても30分、予約なしでも入れてくれるという。決めました。
朝9時になるのを待ってケアマネージャーさんに相談。「クリニック、一緒に行きましょう」と言ってもらえて、とても心強かった。うちのケアマネさんはなんと近々退職されるので、引継ぎの男性ケアマネさんと一緒に家まで来てくれました。
車椅子で玄関まで迎えに来てもらえる介護タクシーに依頼。待ち時間ほぼ皆無で診察室へ。ケアマネさん二人+母+私+先生=5人で「超・密」ですが(^^;)
ここでも特に目新しい診察結果は出ず。「うーーーーん。」というか問診だけで検査はなかった。だってもう救急外来で全て結果は出てますから。私は検査結果のプリントと「病状日記」を持っていき、看護師さんにコピーしてもらいました。
薬の種類を変えてもらい、また「とんぷく」(痛い・気持ち悪い時の特効薬)と栄養剤をもらいました。
そしてすごーくアホらしいことかもしれませんが、ウチの母ってしんどいとすぐ横になっちゃう。
食べてすぐ横になることが多く、私も「駄目よ。せめて10分は寝ないで!」と言ってたんですが、先生は「バカな!10分どころか、最低1時間は横にならないように」と仰る。
ご近所に住む逆流性食道炎の女性が電話で「食べたら1~2時間は座ってるようにしてるよ。横にならないで」と言っていたのを思い出しました。そうか!
この前の日、6月10日に「心療内科・物忘れ外来」の先生のところへ、介護認定の区分変更のお願いに行ってきました。
うちの母90歳は今年の始めになってはじめてこの先生の「御意見書」で介護認定を受けたのです。今後のことを考慮して、介護度を上げてもらう相談でした。
昨年の11月末、母の脳のMRIを撮ってもらった先生なのですが、最近おかしいな?と思っていたらやはり脳が縮んでいた。あと、脳内に水がたまり脳を圧迫していることで、物忘れや他症状が出ると(「正常圧水頭症」でアルツハイマーとはまた違うそうですが)。
物忘れ外来の先生に事の顛末を話すと、「年とると内臓の筋肉も衰えるからねー。胃袋の上をフタする筋肉があるんだけど、若い時は食べてすぐ寝転んでもこの筋肉が働いてくれる。でも筋肉が衰えるとフタが効かなくなるから、食べたものが胃から逆流していっちゃうの」というお話でした。
この「胃袋の筋肉も衰える」ってのは、今までどのお医者さんも言ってくれなかった。心療内科でわかるなんて!
自分が高齢者でないから私もわかりませんでした(「食べてすぐ寝ると牛になるよ」ってアレしか知らない)。
内臓の筋肉の衰えなんて、検査しても見えないから、わかりようがないんだよね、とのことでした。
これらのお話を総合して、「胃から逆流してるから気持ち悪くなる?吐く?」と自分で解釈し、とりあえず食べたあとは椅子に座らせ、夜は「スロープ枕」にしました。
専用の枕も売ってますけど、座布団やらバスタオルやらを敷布団の下に敷いて頭を高く、胃のほうは低く。
口から胃に自然に流れ落ちていくようにスロープをつけてやれば、大丈夫なのでは。頭が高すぎるとしんどいので気をつけて。
この「逆流をふせぐ」方式で、母も熟睡してるし、しばらくは上手くいっていたのでした(続く)★
(実際、私は大学ノートに「病状日記」をつけています。先生に話す時の切り札としても。記憶ってすぐ曖昧になりますから)
それに、入院させると、私もやっとじっくり考える時間が出来たのでした。。。
もし、同じようなことで悩んでる方に読んでもらえたら、ほんの少しは参考になるかも?
6月1日に「気分が悪い」といってデイサービスを早退した時は、「食あたりかな~」ぐらいでした。
そしてその日は急に気温が真夏並みに上がったので、「熱中症かも」とデイの職員の方。
水分に注意して安静に。消化の良いものを食べて。。。と定番の療養でしたが。
翌6月2日もすっきりしないので、近所の内科へ。うちの父もお世話になっていた個人医院です。
熱中症ではない。心電図も特に危険なことはない。
念のため血液検査をして結果は来週。
点滴をするほどでもない。まあ疲れかな?食あたり?「アリナミン」錠剤だけもらって帰宅。
あーあ。
一段落してお茶を二杯飲んだら苦しみ出しました。横になって気分悪し。そんなに量は無いけど嘔吐。
吐き方がですね。激しくて。ちょっと怖くなりました。
その後もずっとあまりにも「しんどくてたまらない」と言うので、判断に迷いましたが、さきほど診察してもらった先生に電話。「おさまらないようなら救急車を呼ぶべし」と言われ決断。
3分ほどで救急車到着。一番近い大病院へ。
こういう時、まず脳梗塞を疑いますよね。あれは一刻を争うといいますから。
ここの救急外来は結局6月10日もお世話になってしまい、同様に「ひととおり検査して特に緊急性は無いです。帰ってください(早く)」というお答えでした。
救急外来というのはあくまでも「一刻を争うか、帰宅させても大丈夫か」を、検査の数値で判断するだけで、内科の質問疑問には答えてくれないのですね。「それは、あらためて外来で診察を受けて」ということ。
でも、救急の先生の説明の仕方次第で「ひどい言われよう」と思ったり、「納得するしか無いか」と思ったり。
苦しむ本人と介助者からしたら、人情として「いたわって」欲しいのですが、それは一切無いのですね。次から次へと苦しむ人が運びこまれるので、いちいちケアしてられない。
前も書きましたがウチの近所って、毎日必ず1回か2回は救急車が走り回ってるので、よっぽど依頼が多いのですね。
亡父も3回?救急車に乗せましたが、その時は肺癌って解ってたので即入院。帰されることはなかった。
しかし今はコロナもありますから、病院も対応が大変なのでしょうね。。。難しい。
その後もかんばしくなく、6月5日にまた違う「かかりつけのお医者さん」へ。
ここは毎年健康診断も風邪のときも母がお世話になっている徒歩圏内・ご近所の個人医院です。
先生は軽~く「ウィスル性胃腸炎」と仰り1分程で診察終了。吐気止めと整腸剤をもらいました。
私もかかったことあります。「アデノウィルス」ってやつでした。
結構長くかかり、全快までに1週間でした。
「高齢者は治るまで長いよ。気長にね」と言われましたが、しかしその後もいっこうに下痢と吐気は治らず。
で、6月7日の深夜にまたとても苦しがるので、スマホで探して「救急車を呼ばない方法」としての「ファストドクター 大阪」を依頼。
感想としては「これは今後もっと普及するかも。でもお医者さん足りないかも」です。
もちろん、救急外来のように全ての検査はしませんが、「救急車に乗るほどではないが他に行くところがない」場合の手段として、ありがたいと思います。
真夜中0時に依頼して「3時到着」と言われましたが、実際は15分早く2時45分に来てもらえました。
それでももう、永遠に長い長い待ち時間に思えました。苦しがる母の背中をさすったりしても治るわけでもなく、私も寝不足でモーロー。深夜の闇の悲しさよ。
先生は寝屋川から来てくれた若い若い先生でした。実際、こんな深夜に(運転手は別にいるそうですが)往診が務まるって若い先生でないと無理かも。
「薬を飲んでも吐き気が治らないってことは、飲まない選択肢もありでは?薬の副作用で気持ち悪いパターンも多々ありますから」という診断でした。
あくまで「僕はそうオススメします。判断はそちらで」なので「わかりました」というしかありません。
結局、診察代は夜間診療+交通費を入れて薬はもらわず保険1割で4600円ほど。クレカ払いとコンビニ払いが選べて、コンビニ払いを選んだ私には2週間後に請求書が来ました。本当にネット通販と同じで「商品」として「ファストドクター」と書いてある。すごいもんじゃな。
6月11日にこれまたスマホで検索して、1.2kmほど先の個人クリニックへ行くことにしました。
今度は消化器内科の専門の先生です。
去年出来た大型スーパーの二階に何軒かクリニックが出来ていたのですが、「クチコミ」とか読んだりして。。。本当に迷いました。どこへ連れて行ったらいいのか。当たりかハズレか。そんなこと言ったら悪いけど、救急外来のある大病院の外来診察は、「待ち時間が3時間」なんてこともザラですが、個人の先生のところは待っても30分、予約なしでも入れてくれるという。決めました。
朝9時になるのを待ってケアマネージャーさんに相談。「クリニック、一緒に行きましょう」と言ってもらえて、とても心強かった。うちのケアマネさんはなんと近々退職されるので、引継ぎの男性ケアマネさんと一緒に家まで来てくれました。
車椅子で玄関まで迎えに来てもらえる介護タクシーに依頼。待ち時間ほぼ皆無で診察室へ。ケアマネさん二人+母+私+先生=5人で「超・密」ですが(^^;)
ここでも特に目新しい診察結果は出ず。「うーーーーん。」というか問診だけで検査はなかった。だってもう救急外来で全て結果は出てますから。私は検査結果のプリントと「病状日記」を持っていき、看護師さんにコピーしてもらいました。
薬の種類を変えてもらい、また「とんぷく」(痛い・気持ち悪い時の特効薬)と栄養剤をもらいました。
そしてすごーくアホらしいことかもしれませんが、ウチの母ってしんどいとすぐ横になっちゃう。
食べてすぐ横になることが多く、私も「駄目よ。せめて10分は寝ないで!」と言ってたんですが、先生は「バカな!10分どころか、最低1時間は横にならないように」と仰る。
ご近所に住む逆流性食道炎の女性が電話で「食べたら1~2時間は座ってるようにしてるよ。横にならないで」と言っていたのを思い出しました。そうか!
この前の日、6月10日に「心療内科・物忘れ外来」の先生のところへ、介護認定の区分変更のお願いに行ってきました。
うちの母90歳は今年の始めになってはじめてこの先生の「御意見書」で介護認定を受けたのです。今後のことを考慮して、介護度を上げてもらう相談でした。
昨年の11月末、母の脳のMRIを撮ってもらった先生なのですが、最近おかしいな?と思っていたらやはり脳が縮んでいた。あと、脳内に水がたまり脳を圧迫していることで、物忘れや他症状が出ると(「正常圧水頭症」でアルツハイマーとはまた違うそうですが)。
物忘れ外来の先生に事の顛末を話すと、「年とると内臓の筋肉も衰えるからねー。胃袋の上をフタする筋肉があるんだけど、若い時は食べてすぐ寝転んでもこの筋肉が働いてくれる。でも筋肉が衰えるとフタが効かなくなるから、食べたものが胃から逆流していっちゃうの」というお話でした。
この「胃袋の筋肉も衰える」ってのは、今までどのお医者さんも言ってくれなかった。心療内科でわかるなんて!
自分が高齢者でないから私もわかりませんでした(「食べてすぐ寝ると牛になるよ」ってアレしか知らない)。
内臓の筋肉の衰えなんて、検査しても見えないから、わかりようがないんだよね、とのことでした。
これらのお話を総合して、「胃から逆流してるから気持ち悪くなる?吐く?」と自分で解釈し、とりあえず食べたあとは椅子に座らせ、夜は「スロープ枕」にしました。
専用の枕も売ってますけど、座布団やらバスタオルやらを敷布団の下に敷いて頭を高く、胃のほうは低く。
口から胃に自然に流れ落ちていくようにスロープをつけてやれば、大丈夫なのでは。頭が高すぎるとしんどいので気をつけて。
この「逆流をふせぐ」方式で、母も熟睡してるし、しばらくは上手くいっていたのでした(続く)★