上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

鳥になる日★

2012-07-30 | うぐいすとお仕事


今回の個展は、タイトルで悩みました。
最初は、「鳥になる日」だったのです。
でも、テーマを「鳥」にしてしまうと、イメージが限定されそうだなあ…と思い。
夏に個展するのはわかっていたので、広く大きくとらえて最終的に「夏の庭から」に。

緑の葉が風に揺れてる感じとか、太陽の光が透けて見える感じとか。
春から夏にかけての、木々のきらめき感が好きなので、そこに自分も居たくなります。
でも、木々の間をとびまわる実際の鳥たちは、
いっときもじっとしてなくて、落ち着きがない。
(関西弁で言うところの“せわしない”)
ま、夜には寝てるんでしょうけどね?

私はあの木々の葉っぱの中で、の~んびりはばたいたり、羽をやすめる、
鳥になりたいなあ。。。

最初の予定では、ギャラリーの壁一面に「葉っぱ」を描きたくて。
四方から天井まで、みんな葉っぱで、森の緑に包まれてるみたいにしたかった!
実は家をリフォームした際、トイレと洗面所だけは壁紙を冒険してみました。
狭いスペースなので、失敗してもまあ後悔しないし?
カタログに中に、一面の「葉っぱ」の壁紙があったので、緑の色合いも優しいし「これ!」。

葉っぱの壁紙は、想像以上の癒し効果で、森林浴してるみたい。
「もうこれっきゃない!」と思い、個展でもそれがまず頭の中に。
でも、現実的には「壁一面」は難しく、ギャラリー奥の一番目立つ壁だけに、
大きなパネルで3枚、緑の葉と鳥の絵を描きました。
3枚つなぎあわせて1枚の絵、としてもいいし、1枚だけでも成立するように。

「BGMとしての絵」と、とらえていたので、
ざっくりシンプルな描き方にして、「大きなイメージ」を出したかった。
最初は、「まずさっくりと描く」→「細密に詰めて描いていく」という段階を経て
完成させようとしてたのですが、
細かいところにこだわればこだわるほど、水彩画の軽やかさが無くなってしまい、
どんどん「重たーい」絵になってしまいました。
修正しようとすればするほど、ますます重く濁ってくる。
こうなると、水彩はドツボなのです。。。

それでその試作は全て捨てて、
「水彩スケッチ」として、楽な気持ちで描いてみました。
筆も、一番大きなもの1本にしました。色数も増やさずシンプルに。
すると、自分でも気持ちが良くなり、テンションがいい感じで上がってくる。
絵の中に自分がスーッと入れる、そこに住んで心地いい、そんな時は成功。
居心地が良くない時は、出来上がりも良くないし、お客さんの反応も悪い。
今回は、自分で気持ち良く最後までいけたので、「実験作品」として出しました。

でも、「壁一面」の世界はまだあきらめていないので(笑)、
次の機会に再チャレンジしてみたいです。
コメント (2)
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いじめは大嫌い★

2012-07-26 | うぐいすよもやま日記
今、世間を騒がせている、子供の「いじめ」問題。
私自身もいじめられた経験があるし、いじめた経験もあります。
でも、多分いじめはこの世から無くならない。
だったら、力(武器)の無い子供は、大人が助けてあげないといけない。
自殺するほどなんて、究極に追い詰められてのことだから、知らんぷりする大人も罪。
大人ならおせっかいをして「あの子を助けよう」と行動すべき。

私がいじめられたのは確か小学生で、昨日まで仲良くしゃべっていた友達グループが、ある朝から突然無視するようになったとき。
もうとにかく、ひとっことも口を聞いてくれない!バカにしたような視線を感じる。
仕方ないから他のグループの人と喋ったりしてたけど、他グループも「あら、だったら仲間に入れてあげるわよ」とは、そうそうならないから、微妙な空気が段々「針のムシロ」に。
1週間で「もう限界」が来て、ひとりぼっちでいる私に担任の先生が「どうしたの?」と声をかけてくれました。
「何も悪いことはしてないはずなのに、口をきいてくれなくなった」と訴える私。
確か親には言わなかったような…「言うほどの問題ではない」と思っていたのでしょうか。
(親も、「えっ?そんなことあったの?」と記憶に無い様子)
次の日のお昼休みに先生は、私と私を無視したグループの子達全員を集め、互いの言い分を全て聞きました(この時の会話は私はまるで覚えていない)。そして、
「たいした原因があるわけじゃないんだから、仲良くしなさい」とやや強めに(でも笑顔で)言って、「全員で握手」をさせました。
そしてその後、昼休みに一緒に遊び、放課後も一緒に帰るところを先生は見届け、うまくいってるかその後も気を付けて見ててくれました。

大人になって同窓会で再会した際、もう定年退職した先生は、そのいじめの件をちゃんと覚えててくれました。
「勿論よ!あなたがショボーンとしてたこと、良く覚えてるわ」と。
そして、いじめてた側の旧友にそ~っと聞いてみると、「えー!?そんなことあったっけ!?」と、全く覚えていないのです。
「でも確か、あなたがよそから転校してきて、方言がおかしかったんだと思う。気取って話してるような感じだったから」「へーっ!(@@;)」

子供のいじめなんて、他愛ないもんだなあ~と、つくづくと。
でも、子供にとって学校や友達は「世界の全て」に等しいから、そこで居場所がなくなると日々が地獄になってしまう。
他愛ないいじめでも、された方からしたら「生きるのも苦痛」ぐらいの大きな悩みになる。
大抵の場合、いじめてる方は「いじめてる」自覚が薄いから。「これぐらいいいだろ」って意識だし、一種「からかい」で遊びの一環。同じターゲットをあざけり笑うことで、いじめてる者同士のコミュニケーション・ツールにもなっている。
だから、周りの大人は、手遅れにならないうちに助けないといけない。
昔だったら「保健室の先生」が一種、カウンセラーになってくれてたんですが。
たいてい優しい女の先生で、「お腹が痛い」とか言って保健室に来た子が、実は神経性の胃痛ってことも見抜いてたり。話してるうちに回復していくことも多々あったし。
今はどうなんでしょう?

でも、私の場合は先生のお蔭で救われたけど、あれが無視するような先生だったら人生変わってたかもしれない。飛び降り自殺してたかも。
でも、絶対に自殺しちゃいけない。いじめに屈してはいけない。
「不登校」つまりストライキ行動で、闘う方がいいと思う。
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海辺の記憶★

2012-07-24 | うぐいすとお仕事



スティングの歌に
「メッセージ・イン・ア・ボトル~♪」と歌うものがあって、
遠い海の向こうから、ビンに入ったメッセージが海辺に流れ着く。。。
そんなイメージです。

わけわかんないんですけど(笑)
イメージとして気に入ってます。
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夏がきた~♪★

2012-07-23 | うぐいすとお仕事
 「とらちゃんの海」水彩画

この季節になると大黒摩季の(漢字あってる?)
「なっつが来たあ~♪なっつが来たあ~♪」を歌う私です。
「夏の日のナントカ」ってのもありましたね。「水着の君はまぶしすぎて~♪」?
「夏をあきらめたくて」ってのなかった?
TUBEは夏だけ働いてるってホンマ?(笑)

個展が終わりました。
今回は121人展の直後で、「余波」もあり(笑)、沢山の人に来て頂きました。
お忙しい中、また雨の中、照りつける太陽の中、
天満橋のギャラリーまでお越し頂き、ありがとうございました。
あーとスペース夢玄F社長、画廊担当のFさんには、本当にお世話になりました。

ゆっくりペースですが(汗)、暑中見舞いを書いております。
少しずつ写真もご紹介できたらいいな、と思っています。
ああそして。
待望のオリンピックが~~~(でも全英オープンゴルフで眠い)★

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個展★夏の庭から

2012-07-05 | うぐいすとお仕事


おひさです!
お察しの通り、121人展の打ち上げと、上砂理佳個展準備で寝不足です(汗)。
あーとスペース夢玄さんで、7/6(金)~14(土)まで、個展をやっております。
日曜は休みなのでご注意。営業時間は11~19時まで。
最終日の7/14(土)は17時までです。
上砂は、7/9(月)と7/11(水)以外は、お昼すぎからギャラリーにおります(予定)。
場所など詳しくは、上記のリンクよりご確認ください。

121人展で出品していた作品は実は売れてしまったのですが、
個展中は引き続き展示させてもらうことになりました。
ちょっといつもと違う?タイプのものです。
今回は、大きな水彩画を持っていきました。
「夏の庭から」というタイトル通り、緑の中で涼んで欲しいなあ…と
思っております。

7/7(土)は、夕方から?ギャラリーすぐそばの土佐堀川で、
七夕祭りのライトアップがあるそうです★
コメント (2)
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