上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

その後…

2007-01-30 | 06-07 コンペとショー
 うーん。
全米のあった夜にヒドイ夢を見て、飛び起きて、ほとんど眠れなかった。
私のショックは続いているみたい。
でも今日が仕事のシメキリなんで、スケートの事を考えてる場合じゃないんだ。

全米のキス&クラの号泣…その後、カメラが切り替わって、ライサが「王座」で笑っている。なんて残酷なんだろう。
でも、全日本でも大ちゃんと織田君を対照的に映し出していたから、どこの国でも同じだろうか。
いやでも、日本の場合は「お互い、全力を尽くしました」感があったから「来年は殿がガツンとやってくるわよ」という趣があった。だって彼は若くて、大ちゃんもだけど「発展途上」の人だものね。二人のライバル関係が丁度いい相乗効果を上げているので、ある意味理想的だ。

…でもですね(あーもう行かねば。書いてる場合ではない)。
ジョニーの場合はちょっと違うのだ。ライサを意識してはいるだろうけれど、まだ「お尻に火がついていない」ように思う。ジョニーは。
そして私も「…まだライサとは差があるから、全米はジョニーはいつも必死で頑張るから…なんとかしてくれるだろう」と甘く思っていたのだ。
でも「現実を突きつけられた」。だからショックを受けているんだわ。

ジョニーは4回転も他のエレメンツも、個別でやれば成功してる筈。前にみた4-3-2も綺麗だった。加点つきそうなくらい。
でも「FSの4分半を通しで滑る練習」が不足してるんだと思う。スケカナ前に「FSはまだ通して滑った事がない」と言っていたのにも驚いたけど。キャンベルの時はSPのお披露目だったので、私は見抜けなかったのだ。
練習のFSでジャンプが全て(4T含む)入っているぐらいでないと。
本番では緊張してるから、80%のぐらいの出来でも勝てる…くらいに持っていっておかないと。多分、世界のTOPは席を空けてくれない。というか上の人のミス待ちになる。
でもあのFSを見ていたら、カナダ→ロシアと調子を上げてはきてるけれど、練習でも、4分半の中のジャンプは全て跳べてない。多分。そのまま全米に来てしまって、SPは持ちこたえられたものの、ロングで不安が出たのだと思う。

去年まではそれでも、他選手のミスや「格の違い」で、どうにかなっていたのよ。
でも冷静に考えたら昨年も全米は、FSでは3位(確か)でサボイにも抜かれていたのだわ。ライサのSPでのステップ転倒が無ければ、優勝はライサに持っていかれてた。
そこで「これは相当頑張らないとやばい!」…と、ジョニーは「覚醒」しなけりゃいけなかったのよ。イチから体力作りからやらなければいけなかった。いや、本格的にやっているのかどうは、私はわかりませんが。

ソルトレイクの頃は、ジャンプは7回までだし、コンボも2つまで。スピンやステップも今よりは楽だったと思う(楽という言い方はおかしいけど)。
あの時代の感覚だと、ジョニーはパーフェクトに出来る筈。
でも今は男子シングルのレベルが違ってきている。ジョニー陣営の感覚ではまだ、旧採点法のスタミナ配分のままでいると思う。
それと技術面ですが、大ちゃんにテクニカルアドバイザーとして本田君がついて良くなったみたいに、ジョニーには今、男性のコーチがもう一人必要ではないだろうか。ジャンプとスタミナををトータルで見てくれる指導者。
プリシラさんとは「母と子」のようになってしまって、厳しい父親役が必要なんではないか、と。プリシラコーチも、「4回転を入れて4分半を滑りきる」経験は無い訳で、その感覚が解る若手の男性コーチが、ジョニーにアドバイスしてくれたら…それだけでも、随分変わるんじゃないだろか。
私は、ペトレンコかボイタノ等等を推奨しますが、如何でしょうか。特にペトレンコはジョニーの資質とも合うと思うけどなあ(ペトさんはTSだから、スタッフとしては選手に関われないのか?)。

と、私がいくらここでシロート判断しても仕方ないというか、でも悔しくて悲しくてどうしたらいいのだ?状態というか。混沌としてるというか、僅差で負けるかもしれない…という危惧はあったものの、ここまでコテンパンとは思っていなかったから、今は全米のVも見返せないというか。
今のままでも、充分ジョニーのスケートは魅力的だし、もう一応「名を成した」人になってしまったので、これで満足すべきなのかもしれない。それに、ワールドではきっちり仕上げてくるのかもしれないし。
でも、私のワガママで言えば、オフ期にファッションショーに出たり、メディアにアイドル的に露出したりして欲しくないのだ。ストイックに、練習に打ち込んでて欲しいのだ。日の目を見なくて「今に見てろよ!」っていう状態のジョニーが好きなのだ。高価な毛皮にくるまってポーズをとっているジョニーは「虚像」という感じがして、実は余り好きでないことに、私はここ1年くらいで気付いた。
引退したらイロイロやって欲しいけど、今はスケートに打ち込んで欲しい。
ランビエールの「燃え尽き症候群」が言われているけれど、彼は必死に頑張って世界一にもなって、「目標を達成した」とも言えるのだから休みのも解る気がする。
ジョニーにも休息が必要かもしれない。でもまだ№1になっていないのに。これからなのに。今の男子シングルで3ヶ月でも休んだら、もう戻ってこれないと思う。というか、戻るのに半年~1年は費やす。

全米でリンクのミゾに嵌まって転倒して(丁度、今回のFSのラロシェ選手みたいな感じ)、そのまま棄権してブーイングを浴びた頃…その翌年、GPにも派遣されず、ブロック大会から勝ち上がって全米出場権を獲得。
トップ選手のワイス兄さんに比べたら随分下げた扱いを受けていたのに、FSで見事な完璧演技を披露して初優勝した頃。
あの頃の、「いちずにモクモクと」滑るジョニーの状態が、私はとても好きで心動かされていたのかもしれない。

今はまた「いち挑戦者」に戻ったわけで、私の中のジョニーは「ぐるりと一周」してきたことになる。
また、無垢なる気持ちで応援して「いつか世界チャンピオンになるよ!この子は!」といい続ける事が出来るだろうか。
でも、周りのほとんどが「ジョニー・ウェアー?それ誰?」って言ってた頃に「磨けば光る選手がいるのよ!」と胸で思っていた自分の方が、よっぽど幸せだったんだろうか。
こうして、皆に認められて一応の成功をおさめたけれど、「モクモクとした暗い情熱的」なものを感じられなくなったジョニーに、私はキャーキャー言えないのだ。言いたくない。結果を出せないジョニーが情けないという意味じゃない。「どうにかしよう」「なんとかしよう」と思って欲しいのだ。全てをかなぐり捨てて、必死になって欲しいんだ。
でも「僕はそういう選手じゃないし、それにやるべき事はやっている。僕なりに必死だよ。」…と言われたら「ごもっとも」なのだ。文句は言えないのだ。私は選手じゃないんだから。
だからと言って「手放しでジョニーの全てを肯定しよう」とも思えないのである。このへんの混沌とした気持ち。

…なんか支離滅裂ですが、独り言を吐露。
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ジョニーは逃げなかった

2007-01-28 | 06-07 コンペとショー
 全米選手権男子が終わりました。

ジョニーは3位。ライサが初優勝です。おめでとうございます!
ライサは最初の4-3が全てを物語っていたな~。あの4-3は、今季の男子シングルの「最優秀4-3大賞」を私は進呈します(笑)。ウォームアップで4-2を跳んでいたので、やや不完全ではあったけどこれは…今日は跳んでくるな、と思いました。
プログラムの前半でコンボに3Tをつけても、あんまり「お得」ではないんだけど、やはりインパクト的にはありますね。迫力が。ワールドでもこの構成でいくのか、4-2にしておいて、3TはPG後半に回すのか、はたまた4回転を2度入れてくるのか…興味あります。
ちょっとジュベールなんかと比べたら、やはりスケートの質が落ちると思うし、大ちゃんみたいな緻密で繊細なPGではない。でも大柄な体格を生かして、スケール感と迫力で勝負!みたいな。
今日みたいなFSを、もしワールドの最終滑走で出来たら…もし上の選手にミスが出たら…これはわかんないよ~とは思いました。ともあれ「今日はライサの日」と言えたのかも(あ、ブラッドリーの日なのか?)。

ジョニーは最初の3アクセルで傾いてコンボにならなかった時点で「あ~これは~」と思ったんですが、やっぱり苦手のループで転倒してしまった。もうこれは空中で軸が曲がっていたので…でも、ここからずっと私は泣きながら見てしまった。
キス&クラが悲しくて…ジョニー泣かないで。泣くのは勝った時だけだよ。

結果だけ見ると「惨敗」なのですが、私はジョニーは「一段階上がった」と思いました。
大事な大事なこの場面で、4回転を逃げなかったこと。
去年までのジョニーなら逃げていたと思う。踏み切りでパンクか3Tにしてた。
でも、両足ながらも降りて(軸も綺麗です)、次の演技にも流れていけた。
これはもう、4回転を毎試合跳んで場数を踏めば、必ずや降りられる。
体力的にはGPシリーズより上げてきているので、ワールドではきっちり合わせて欲しい。

正直、とっても悔しいです。
ライサ君のファンには申し訳ないけど、「スケート」はジョニーの方がやっぱり上だと思うから。ステップや全体の流れや演技や、他のエレメンツを見ていてもジョニーはやはり素晴しい。
でも、今のシステムではどうしても「ジャンプを全て降りる」人が上に行くので、仕方ないと言えば仕方ない。ライサは危ないジャンプはほぼ無かったし。
それでも悔しい。ライサが素晴しかっただけに悔しい。

…うーん。今はそれしか書けないけど、現段階では抜かれてしまったけど。
今後のジョニーの頑張りのために、この全米で「4回転を逃げなかった」ことは、私は拍手して褒め讃えたいです。
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めまぐるぐる

2007-01-28 | 06-07 コンペとショー
 世界も日本も忙しすぎるなあ。ヨロ選に全米にアジア大会、インカレ終わって国体…。もう、ワケわからん。
私は週明けが締めきりなんで、またまた大佳境で死にかけてる…。

ヨロ選男子を見てたらですね。日本のTOP二人、大&信は偉大や!とつくづくと思いました(笑)。いやいや小塚君もね。
やっぱりね。ヨーロッパの選手は「ダンスパフォーマンス」は上手い人が多いんだけど、「滑りの良さ」は日本やと思いました。質が違うっちゅう感じ。
欧州選手は「漕いでる」人が多い。わっせわっせとスケートを漕いで漕いで…ジャンプの時だけ急にスピードが上がって、垂直に跳びあがる。だから着氷が余り流れない。漕いで→ジャンプ→漕いで→ダンス→漕いで…こんなん。言い方悪いけど、スケーティングの汚い人多し。
アルバンとか見てたら…同じフィギュアスケートとは思えん(笑)。モロゾフの「企画モノ」プロのお陰でやたら華やいで見えるけど、ジャッジは見てるとこ見てるわ。GP前半で躍進したかに見えたけど、以前よりジャンプを転倒しなくなったのでPCSは何気に引き上げられていた…しかし、ここにきて正常値に戻った感じ(それでもまだ高すぎだ)。まあ、彼は楽しませてくれるから、それでいいんですが…やっぱり滑りが汚いよ(笑)。
私が見てて、「スケートが綺麗な人」はやっぱりジュベール、次いでポンセロ、トーマス君、ダビドフ…の順。ジュベは「ジャンプの人」というイメージで語られがちですが、スケート技術はやはりしっかり高い。洗練されていると思います。
大ちゃん&信りんの二人は今季、ず~っと日本のTVで連続で見てきてるせいか、一試合ごとに「あ、今日は軸が曲がってる!」とか「滑りが悪いのでは?」とか、アラ探ししがちなんですが(笑)、このヨロ選男子に放り込んだら、スケートの質が段違いや、ということが、よ~く解りました。ジャンプも、流れの中で跳んでいるのよね。だからプログラムが1本の流れになっているし、魅入っているうち、あっちゅうまに4分半が終わる。
やっぱりやっぱり、スケートは容姿も大切だが「滑り」やなあ。
欧州の手足のなが~いお兄さん達、金髪碧眼の麗しい男子達でも、スケートが綺麗でないと全然輝かないのよね。日本選手がGPで表彰台に乗り続けるのも解るわ…。
NHK杯で日本が贔屓され過ぎ?とさすがに少しあの時は思ったけれど、この欧州の実情を見ていたら、あながちフロックでもないな。モロゾフやウィルソン、ローリー・ニコルなどなど、一流と言われる振付師がこぞって日本のTOPを面倒見てる。だけどそれも、選手の質の高さを充分認めているからこそ「OK」してるんじゃないかな…。そんなことを思いました。

ヨロ選女子は最後まで見られたけど、コストナーの復活は嬉しかった!やっぱり華があるなあ~美しい。でもゲイシャさん姿は…頑張って下さってるから、いいとしましょうか。
ごひいきのゲデバニシビリ嬢がちょっと不調で残念。
ロシアの男女シングル不調は「かなーり」残念。
アンドレイは、なんとジガイノフがついてるなんて。ヤグと同じではないの…何が原因なんだろ。あの、輝いていた世界ジュニア時代が遠くなってしまう。ロシア国内選で復活ののろしを上げたかと思いきや、どうも筋力が落ちているような気がしました。やはり、毎年のように怪我しちゃってたのが響いてるのかな。練習不足がアリアリと伺えて、すごーく悲しい。見てるのがツライ。
ロシアは若手が育ちつつあるように見えて、どうも「ドングリの背比べ」って感じですね。ウル様や、クーリック、ヤグ&プルみたいなスーパースターが出てこない。ルタイ君も「大物感」は無いしなあ(でも可愛い)。
今回出ていた3人より、シュービンなんかの方がずっとスケーティングが良いと思うけど、ジャンプが跳べなくては上がってこれない。やはり、ウスペン兄が育つのを待つしかないのかな…ボロノフ君も頑張ってー。

と、ロシアの現状を愚痴ってしまいましたが、ダンス界はさすがに伝統を感じますね。ナフカ達が引退したと思ったら、すぐさまドム&シャバが台頭するなんて、予想だにしてなかった~。恐るべし。
デン&スタが3位なんて…。そりゃ、イザベル組も勝たせてあげたいのはヤマヤマですが、やっぱデン&スタでしょ。しかし、FS1位はドム&シャバの「イーゴリ公」なのよ(今季、このプロ多いなあ)。ということは、実質上の「世界一のFS」は、ドム&シャバってことちゃうの。マリ&パトより…FSは上に行くと思うな。ミスない限り。これでベルビン組がからんだらどーなるの。
アイスダンスは昔っから順位変動がほとんど無い(滑る前から順位は決まっている、といわれてきた)種目でしたが、新採点になって事情が変わりましたね。もう、コンパル、OD、フリーでコロコロ順位が変わって、一つのミスも許されないような。今、もっともエキサイティングな競技かも。どっひゃー。

全米選手権は実はSPの録画は、ジョニーとライサしか見ていないのですが、なかなか良い勝負ではありました。あんなん、ナマで見てたら心臓が凍るわ(笑)。会場も熱くムンムンしてるし「さすが全米」。
ジョニーは落ち着いているように思えました。3連覇しただけのことはある。貫禄があるって感じで、やっぱライサの方が「挑戦者」かな。
さて!?FSは!???
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ジュベ、逆転なるか?(なるだろう)

2007-01-26 | うぐいすよもやま日記
ヨロ選は佳境へ~?意外な、とーます君男子SP首位。
…その前に、きよさんから教えて頂いたユニバ写真を一応どうぞ→ここ。
1月21日になるほどEX。大ちゃんも殿も、ちゃんとお仕事してたんやね。
イタリア観客の反応はどうだったのか。

こんな風に、公式のHPは私が判断して、機会を見てリンク貼ったりしてますが、個人でやっているサイト(ブログ)のリンクや情報は、そこの管理人さんの許可無しには、基本的に載せてません。
ですから、コメント欄でも、許可なしに勝手に他所の個人HPやブログのリンクを貼らないようにお願いします(コメントする御本人のHPのアドレスは、コメント投稿時にURLが入れられるようになっています)。
なお、初めてコメント投稿される方は必ず「挨拶」をしてください。
内容を判断して、管理人が一方的にコメントを削除する場合もありますので、ご了承下さい。
コメントはなるべく「最新の記事」に対しての内容で願います。余りにも昔の記事へのコメントには、返答しない場合もあります。
よく、「このコメントが不適切と思われたら、管理人さんの判断で削除してください」という但し書きの入ったコメントも頂きますが、投稿前に「深~く考えて」ご自分で判断して下さい。

ヨロ選、アイスダンスODの結果は→ひえ~。
で、でん&すた…まさか…差が開いてる~。デロベル組とドムニナ組はまだひっくり返る可能性大。
ペアは、サフチェンコ&ゾルコビー組が優勝。私の好きなペア!
男子SPは…ジュベは4回転跳んだものの、コンボにならなかったか。
トーマス君、4-3入りでパーフェクト(だろね)。
格下と思われていたトーマス君に、SPとはいえ首位を奪われるなんてー。
これが、精神的なショックにならなければいいが…ジュベのプライド的に。
6位のアルバン君までがメダル圏内かな。私の順位予測↓

 ★ありがちな展開
   1 じゅべ
   2 あるばん
   3 とーますくん
 ★大波乱
   1 とーますくん
   2 じゅべ
   3 あんどれい 
 ★美形選手権
   1 どぶりん
   2 べるんとそん
   3 じゅべ(あれ?3位?)
 ★ベルギー国民狂喜乱舞
   1 けびん
   2 じゅべ
   3 とーますくん
 ★フランス国民狂喜乱舞
   1 じゅべ
   2 あるばん
   3 ぽんちゃん
 ★なるか復活
   1 あんどれい
   2 りんでまん
   3 だびどふ

…アンドレイ…その順位は(ロシア選手権で泣いたばかりだとゆーのに)
欧州のSPって70点越えが3人しかいない。なんか低い?(と、自分に問う)
大&信の点数をず~っと見慣れてきて、私の感覚がマヒしてるのかもー。


★…ということで男子FSの結果→ここ。
けびん、ベルギーでは号外出てるのかな?(まさかー)おめでとうございます★
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すぽると★男子フィギュア

2007-01-24 | 06-07 コンペとショー
「ここにジェフあり!」と世界の中心で叫んでいたら、ウカウカしてられまへん。
またこれ、「すぽると」に丁度タイミング良く、欧州優勝候補№1のジュベールが映りました。リンクを仮想現実の世界に変える男って…アルバンかと思った(笑)。
4回転、カッコええなあ~。しかし重そう。マトリックスの衣装がサウナスーツばりなのと、あの頃のジュベは重かった(かどうかは知らないが)。今季は絞ってきてますよね。シーズン始めに見ても「おお!」と思いましたから。「ジュベール、本気やな」と。

ユニバ密着!という割には映像少ない~でも、なかなか興味深かったです。
公式練習で跳んでいたのは、大ちゃんはあれ、3ループかな。やはり心配の種である(笑)。「余り滑らない氷」だったせいか、動画で見たFSのサーキュラーは、ややいつもより円が小さめな気はしました。本当のところ、パラヴェーラのリンクの感触は如何だったのだろう。トリノ時は「自分には合ってる氷」だったみたいだけど。
11ヶ月前にここで日の丸が振られて(カウベルも鳴り響き)…明け方に男子結果が解った。なんかあの、血の気が引いた男子SP+FSから時間がたって…でもまだ1年も経ってない。
経ってなくても、あの時転倒した冒頭の4回転、今は完璧に跳んでいる。
なんという因縁!11ヶ月後の自分がここでこうなるなんて、大ちゃんに予測できたかなーチラとでも。もっとも、あのトリノのキス&クラで瞬時に思い描いたのは、4年後の五輪の金メダルだろうけど。

のぶりんも4回転の事を話していましたが、世界選手権までにまだ2ヶ月もありますね。2ヶ月って長いよ~。この時期の選手にとって2ヶ月って、普通に生活してる人の1年くらいに相当するんちゃうかな。…だから、まだまだ何がどうなるか、わからない…かな。
「4回転を2回入れるかも」ということですが、それはトリノ前にも言ってましたね。確か、関大の壮行会の時。私は、
「2回入れんでもええ!2回入れんでも!1回でいいから確実に跳べ!」
…と、心で叫んでいた(笑)。
でも、「入賞出来たら」「メダル取れたら」なんて目標でなく、「優勝する!」気でいたんだなーと思います。実際、それくらいの気合でないと、あの場では転落してしまう。だって、四年に一度のオールスター総出演、世界一の大舞台。
周りのライバル達も皆、自分の全てを背負って出てくる訳だから、1ミリでも気持ちが引いてしまっては負け、なのだ。実績に乏しい若手は「攻めて攻めて攻めまくれ」なのだ。守ってOK、なのは大魔王プルシェンコだけよ(笑)。

先日、ユニバのプロトコルが出たので、上位陣をプリントアウトしてざざっと見渡してみましたが、大ちゃんはFSのTESの基礎点が80点越えてる~。高い!
やっぱり優勝を狙ってる…この構成はそうだよね。
ここに4回転をもう1個って。単独の3Aのところを4Tに?かなー。でもバランス悪いかな。じゃあ、どこに入れるのだ。
単純に考えても、3Aと4Tの基礎点って1.5しかかわんないんだから、そんなリスクを負わなくても~と思うんだけど、ジュベールが確実に2回入れてくるとなると、やっぱり入れた方がPCSの格付け的に有利なのかなー。でも、今のとこ、4回転の回数で明らかに格付けがなされてる、という訳でも無さそうだし。うーん。やはり、欧州のジュベを見てみないと、わかんないか。

ただまあ、無難にメダル狙い、ではなく「勝ちに行く!」気なのは伝わりました。トゥループかフリップか。2ヶ月で4フリップが完成するのか。
後半の「5連続!」の最初の3F-3Tで、4F-3Tだったら凄いな~(笑)。
でも、今の大ちゃん見てたら、3Aより4Tの方が安定感すら感じてきたっ。
んで、あの3Fの「余裕のフンワリ感」を見ていたら、4Fもアリかも。

のぶりんは、もし2ヶ月後に4Tを完成させる事が出来たなら、冒頭の3A+3T+2Loの次、今は単独の3Lo(ループ)跳んでるとこに入れてくると思います。んで、冒頭の2Loを3Loにすると思う。まあ、あくまでシロートの予測というか、願望です。殿のクワドはやっぱり見たいですよ。

鈴木明子ちゃんもちょっと映りましたね。おっきなオメメ。演技がもっと見たかったけど、男子特集だから仕方ないんかねー。動画が上がってくるかしら。ユニバHPにも、EXの写真がないのよ(男女とも3位の中国選手はあるのに!何故、日本を無視!?)。
「すぽると」は、ちょこちょこヘンだ。こないだも「日本選手の世界選手権における近年の成績」のフリップで、本田君の02、03年の銅メダルを書き忘れてるのだ。すぐりんは書いてあるのに!こらっ!(抗議すべきだった)
今日も、大ちゃんとジュベの今季最高得点を比較してたけど、ジュベはGPFよりロシア杯のほーが高かったハズ。大ちゃんはユニバより当然、N杯の方が高かった。ユニバが自己最高点ではない。そしてせっかくジュベ出してんだから、「今、欧州選手権が始まっています!注目!」くらい言えばいいのに(笑)。
TVって、自分とこに放映権が無い試合は、たとえ死ぬ程重要でも無視するきらいがある。日本選手が出ていない場合は特にヒドイ。
「そんな試合、この世にありましたっけ~?」みたいな。トボけるなー(笑)。

★追記1
 ああ~ランビのCM、やっと見られました…けど、何かむなしい。かもん東京!
★追記2
 ああ~欧州、今アイスダンスのコンパルやってます(ゴールデンワルツ)。
 デン&スタがドム&シャバに負けている!ショック!
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ここにジェフあり

2007-01-22 | 06-07 コンペとショー
 ここにさ~ち~あ~り~…なんて歌ってる場合じゃないって。
(“ここに幸アリ”お若い人は知っているのか?実は私自身も余り知りません)

ユニバのフィギュアスケートは、あとEXを残すのみ。
ガラ…が観客席ガラガラでは哀しい…って、オヤジギャグやな。お客さん、入ってね。でないと、テンション下がりまくる日本男子選手が一人いますよ。派手な照明とかあるんでしょうか。
日本はこのあと、国体でアジア大会で4CC(四大陸選手権の略)かあ。

全米選手権と欧州選手権が同時進行なんてツライわ。今年、欧州の日程早まってますよねー?(違う?)いつもは「全米終わってそれ!ユーロ!」じゃなかったっけー。
ランビの大ニュースが世界中を飛び交う中、大ちゃんが世界ランク暫定1位(ソフィアさん、ありがとう)。多分、アジア人男子初ではないかな。本田君時代はヤグ・プルで1、2位だったと思うし。すごい時代が来たなあ。
全米前のジョニーのニュースを探してUSFSAを見るも、余り収穫が無いような。ベルビン&アゴストはFSを「ザッツ!エンタメ!」から「アメリ」サントラに変更する模様ですね。やはり、GPでドム&シャバに負けてしまったのが大きいのかな。あのままGPFでも棄権せずに「エンタメ!」で戦っていたら、どういう点が出ていたのだろう。

さて、「ここに幸あり」でなく「ここにジェフあり」です。
暮れから1月までは、各国の国内選手権が目白押しな訳ですが、感動の全日本のあとは、感動のロシア…男子はアンドレイ・グリアツェフがよーやくロシア王者となりましたね。ううう。世界Jrでは、ライサと金メダル争いのデッドヒートを演じたアンドレイ。あの時は僅差でアンドレイ勝利!でもその後、シニアの壁にブチ当り…ようやくここに来て、光が差した感あり。
欧州選手権の結果を見てみないとわかりませんが、あのダイナミックな3Aや4Tを、再び東京で拝めますように。
そして、カナダのチャンピオンには見事、ジェフ君が輝きました。
詳細はもうお馴染みのK嬢ブログへ→南米のキャラメル。K嬢が、素晴しーい演技解説をしてくれてますよ。
私も、さきほどジェフのFSの動画を見てきたのですが、いやはや。
素晴しいです。
「!」とか「(^^)」をつけず「。」ですが、つまり「しみじみと素晴らしい」…そう思いました。
新しいPGで、振付はいつものデビッド・ウィルソン。織田君と同じね。衣装も素敵(しゃれてるんだー)。
ジェフのスケートはいつも、スポーツというよりは芸術に近いのですが、今回のナショナル・フリーは、ジャンプにもスピンにも気迫がこもってる。「絶対にやってみせる!」意志と、研ぎ澄まされた芸術的感性がうまく絡み合って、まさしく「これぞジェフ」なのでした。そして満場のカナダ観客の熱いこと。
選手とプログラムとお客さんの応援。全てが高いテンションでリンクを支配している。これ、ナマで見てたら凄かったんじゃないかな。いやもう。脱帽。

ジェフは、GPシリーズをお休みして、背中の疲労骨折からリハビリ、カムバックをしてきた訳ですが、氷の上で実際にプロを練習し始めてから、そう時間もなかったはず。でも、ここまで出来る…とは予想もしていませんでした。
FSでは、2回跳ぶ3回転はアクセルとルッツという構成で、4回転は入れていません。2個目の単独アクセルはパンクしちゃったけど、3A+2Tも、3+2+2も、最後のルッツも綺麗に入ってる。何より、ジャンプとジャンプの間の「つなぎ」の部分が素晴しい。全てのエレメンツは表現の為にある、お手本みたいです。
一昨年は「ナコイガッチ」、昨年は「グールド」…と難曲をやってきて、結局、トリノ五輪ではクラシックの「サムソン&デリラ」に戻したのだけど、あれこれ苦しんだ成果はここに出たのかなあ、と思わざるを得ない。余分な力み(りきみ)が抜けて丁度良い味わいになっている。今まで積み重ねた「ジェフリー・バトル」の、全てがここに詰まっているというか。
目を見張る新しい驚きは無いのですが、フィギュアっていいなあ、とつくづくと思わせられるプログラムではありました。

今季、ここまでの男子シングルの経過を見てきて、いろーんな事を思ったのですが。
スケアメでの織田君の完成度。
スケカナでのランビエールの底力。
ロシアカップでのジュベールの闘志。
NHK杯での大ちゃんミラクル(ミラクル真央?)。
…そしてここに「ジェフ、東京メダル争いに参戦!」が加わったという。
正直、そう思いました。ジェフはもう、五輪でもワールドでもメダリストになったのだから、後は自分の芸術を存分に追求して欲しいわ…と実は思っていたのですが、「追求しながら、でも僕は勝つよ」という意志を見てしまいました。

いやほんまにね。大ちゃんの、「荒削りながらも若さバクハツ」な状態と、ジェフの「円熟ここに極まれり」が好対照で、頭ン中をグルグル回るわ。
ここでアメリカ…さあ、ジョニーとライサはどう仕上げてくるのか。欧州でジュベはミラクルなのか。
ジョニー、大丈夫かな。。。今、一番心配なのはジョニーなんですが、すごーく複雑な胸中なので、書くのが難しい。
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男女ともユニバ金メダルに

2007-01-21 | 06-07 コンペとショー
ということで、ユニバ女子は鈴木明子選手が見事、金メダル!→ISUリザルトより。
梅谷選手は7位と健闘。ミキちゃんの欠場は残念でしたが。
う~ん、男女とも、全米と欧州選手権とカブる日程で、主要選手が不在気味で、ちょっと寂しかった。オスマン君頑張れよ…ってか、男子の銅メダリストの中国選手は、私の知らない人でしたわ。ソン・ガオ君は、GPFにも出たのになあ~伸び悩みかなあ。しかし、アジアは強くなりましたよねえ。
ともあれ日本のフィギュア陣営は、期待に応える事が出来て「ホッ」かな。例の不正問題で、スケ連の中ではフィギュア部門はちっちゃくなってるのでは…例年通りだと、キス&クラでは城田さんがデーンと構えていたでしょうけど。今季からは男性。あれが伊藤新強化部長なのでしょうか。
モロゾフがついてってないからね。ちょっと不安だったのよ。あんた、カラオケにはついてってもユニバには行かんのか(そういう問題じゃない・笑)。でも、大丈夫だったねえ。

鈴木明子選手は、今年のDOIのメンバーにも選ばれていなくて、「どうしているのかなー?」と思っていたけれど、全日本で久々に演技を見ることが出来て、豊かな表現力に脱帽。大人の滑りだと思いました。ジャンプ面がやや調整中なのかな。またアイスショーで拝見したい。さあ、今晩のニュースもチェック。
ユニバ男子の演技も、Yのつく動画サイトでちょこちょこと見てしまった(笑)。
織田君、神崎さんのSPの時の歓声、すごい。のぶりんのSPも軽快でよかったけど、大ちゃんのSPは、今季、サイコーのカメラアングル?スピード感が良く出ていて、どひゃーと素晴らしゅうございました。音に良く合ってるし、私的に一番、好き。帰ってしまったサクラのお客さん、勿体ない~。

織田君は海外では「ノブナリ・オーダ」だなあ。「ヨーダ」みたいだ。
のぶりんは国体にエントリーですね。ユニバのEX終わってから駆けつけるのか。
忙しいですが、国体で4回転にトライってのはどうだしょう(だしょう!?)。
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大ちゃん2連覇達成!

2007-01-19 | 06-07 コンペとショー
「かえるちゃんは」勝利の女神(男神?)だったのか!?
★大ちゃん、ユニバ2連覇達成!おめでとう^^★
4Tをまた堅実に決めたもよう!→ですよな。 途中で衣装固定具が外れて中断とは~。ちょうど盛り上がっていく「5連発」の途中だったみたいだから、気持ちのノリ的につらかったかも。靴ヒモがほどけて演技中断→また開始ってのはけっこうあるけど、大事なフリー決勝だったから、よく慌てなかったなあ(もしかして、全日本の時に持っていたガムテープは、靴裏に固定する為のものだったのか?)。ともあれ、ノーミスでよくやりました。
殿は銀メダルおめでとう~初ユニバでしたね。緊張の中、頑張りました!殿もノーミスのもよう。ノリ様は7位、ジャンプはアクセル転倒とは珍しい。でも健闘して4大陸に励みだ!
カーリング女子は初戦突破。友人Mさんに言われて、ユニバの公式HP見たら「JPN 金1 銀2 銅1」ってメダル数が出てたから、「?」って思っていたら、スキージャンプの女子が銀と銅メダルを取ったのですね。いやー。見たいわ~。おめでとうございます(ジャンプ競技のファン)。
夕方のニュースを録画せねば。なんかこう、ユニバって開催地がトリノだけあって、五輪を思い出して楽しいですね(笑)。お客さんが少ないみたいなのが悲しいけど…JAPAN開催だったら満員だろうなあ。
今まで余り興味なかったけど、五輪やアジア大会みたいに、毎日NHKで流して欲しい。
テレ朝はごかんべん(笑)。
いやまずまず!おめでとうございました★
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ユニバとランビとしーちゃんと

2007-01-18 | 06-07 コンペとショー
昨日、阪神大震災12年目のことを書きましたが、過去最高のアクセス数に。意外で驚いています。本当は深く書きたいけど、まだまだまとまらないので私には書く資格が未だにないなーと思っています。でもいずれ、書くことでしょう。
でも、一日、いろんな事を考えていました。

冬季ユニバが開幕!何気にカーリングが気になってます。
フィギュアは、男子SPが開会式前って…かわいそーな気がしますが。開会式は出られたんでしょうかね。ニュースでご覧の通り、大ちゃん首位発進。殿は2位、神崎さんが5位。まずまず「波乱なく」でしょうか。
今朝のニュースでチラと見ましたが、二人とも体のキレはいいみたいに思えました。大ちゃんはジャンプが軽く柔らか。のぶりん、アクセルの着氷も余裕アリ。神崎「ノリ様」は、3F-3Tの3Tでややオーバーターンかな?(ジャッジ詳細がない~)…にしても、ユニバ公式HPのご陽気なデザイン!なんなんだ。USJかと思った(笑)。さすがイタリアね。
M新聞朝刊では、大ちゃんの写真とインタビューアリ。「最初のジャンプが良くなく、スケートが滑っていなかった」と語ってましたが、常に理想が高いのよね。いつも「尻上がり上昇派」なので、FSに期待。
FSは、大ちゃん27番、神崎さん28番、殿は30番滑走となってますが。最終滑走が殿なのかな。大ちゃんは3番目で神崎さんが4番目なのかな(わからん)。

さて欧州選手権目前にして、ランビエールが欠場!のニュース。
ショック!ランビのいない欧州って…NHK杯でいいかげん凹んだのに。このまま、ぶっつけ本番でワールドで「お気に入りのフラメンコ」を披露でしょうか。そんなことってあるかなあ?あ、私はまだ「シマウマなCM」を見ていません。真央ちゃんの「エアロ」は1回だけ見た!シマウマなCMって、どの番組の前後あたりで見られるのだろう?

荒川リンク再開。 良かったですね~。仙台のリンクが復活するということで。やはり「五輪金メダル効果」はデカイ!しーちゃん、偉大なり。こういう形で、頑張った成果が還元されるのが一番嬉しいね。長久保コーチもこれでまた拠点に帰られるのでしょうか。

今日は、NHK杯の男子SP直前にK嬢に貰った「かえるちゃん」を。うさちゃんとツーショット。K嬢はこれをあのパトリック・チャンに投入し、見事、ご本人が拾い上げてくれたワケですね。TVに映らなかったのが残念。いや~。K嬢の「やったー!」な喜びっぷりに、周囲のお客さんが皆、拍手喝采してくれてました(笑)。
私にも同じものをくれたのですが、「好きにしていいよ」と言ってくれたので、私は大ちゃんに投入せず、「ワールドまで取っておく」ことにしました。そう「勝利のかえるちゃん」なのです。
頑張れ!(それにしても、ユニバ男子FS最終組は「オペラ座」続き!?)
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震災の日

2007-01-17 | うぐいすよもやま日記
今日、1月17日は、あの阪神大震災から12年目なんですね。
あと何時間かであの時刻・・・寒い寒い早朝でした。
とにかく「寒かった」ことは覚えています。
あの頃はまだ父が元気で、お勤めしていて…母も大阪市内に勤めてて。
1ヶ月くらい、お風呂はそれぞれ仕事場の近くで入って帰ってきてた。
私だけが会社をやめて絵1本になってて、コンクール用の絵を描いてたのかな。
友達の家をハシゴして、お風呂に入れさせてもらってたのを覚えています。

毎年、いろいろな事を思い出すけど、他の地域の人には、もう風化した出来事なのかもしれません。でもあの時の教訓が今、生かされているか?と言ったら解らない。解らないまま、小学生だった子供が社会人になっています。
ただひとつ言えるのは、余り「モノ」に執着が無くなった、ということ。
服とか本とか食器とかCDとか。もちろん、大事にしてはいるけれど、いざ「失ってしまった」のなら、それでも人間、やっていけるなあ、ということ。
ブランドもんも、流行の映画も、TVもグルメもお洒落な服も。
なんだか、いろんな物の価値観がひっくり返った数ヶ月を過ごして、また現実に帰ってきて、すこしずつ「モノを楽しむ」感覚も戻ってきた。
でもあの頃の奇妙な感覚、というのは、たぶん一生忘れられないです。そしてああいう事態の時の方が、ご近所や友達とより近しく、親密になれたという。今はまた一定の距離を保っている(その辺が「中途半端な都会」なんだろけど)。

今日は「祈りをささげる日」でいたいと思います。
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SOI@大阪@毎日放送

2007-01-14 | 06-07 コンペとショー
関西の毎日放送で昨日、「スターズ・オン・アイス@大阪」を放映していましたが1時間はキツイ。でもまあ一般向けにはこんなものかいな。すこし解説を。
画面右上5分の1くらいにず~っと「津波注意報」の日本地図が表示されています…つらいと言えばつらいが。カメラワーク良かっただけに…ううう。でも災害時だからこれは仕方ないのです。津波の影響は如何だったのでしょうか。お見舞い申し上げます。

★荒川静香選手 
青紫に銀色の模様の新しい衣装で久方ぶりに「ゆ~れいずみ~あ~~~っぷ♪」です。やはり久々だと感激しますね。ジャンプは3T、3S、2アクセルかな。余裕の美しさです。ちょっと痩せたのかなあ?でもとても元気そうで、素晴しい滑りです。インタビューでは「久々にこのナンバーを滑ったので不安もあったけど、滑り出したら体が覚えていましたね」とのこと。

ここで「バンクーバー五輪のメダルは彼らが!」という煽りで、大&信。関大リンクセレモニー時の「あの★を目指せ!」のポーズです。
大ちゃんは高槻キャンパスでの野外筋トレの姿がなかなか秀逸(この、陸上の鋭いステップ見てるだけでも釘付けになる)。のぶりんは、バレエスタジオで女の子達と一緒にレッスン受けてます、の図。うつぶせになって上体だけを大きく反らせるポーズに挑戦するも「あかん~」とバッタリ。大きな笑いを取る(?)でもすーごく細いですね、ほんま。
★織田信成選手 
いつもの「私を月まで連れてって」ですが、リンクが狭くて滑りにくいせいか(DOIぐらいになってる?)珍しく3アクセルと3フリップがパンク。ルッツ+トゥはお見事。さすがに最終日とあってややお疲れに見えました。でもショーサイドに寄っていった時のアリーナのお客さん、嬉しそうだったなあ(笑)。
インタビューはちょっと涙ぐんでいたように思えるんですが、「憧れのSOIに出させてもらって嬉しい」と。初出場の感激でしょうか。
殿はこの大阪公演の日が成人式だったんよね。だから、リンクでなんかお祝いあったのかなー?と思ってたんですが、午前中に高槻市の式典に出ていたよ、と友人から報告が。「紅白まんじゅう」今の成人は貰うのかな?
★高橋大輔選手
衣装の「穴」はわかりませんでしたよ~?無事にお直ししたんじゃないのかな?
ジャンプは3アクセルがやや前傾になった以外はクリーン。今日は自分でも言ってるように「SOI・3公演」で一番ノッてたんじゃないかな。とても良く踊れていて体のキレも抜群でした。
「お客さんが“もういい!”って言うくらい、しつこく・くどく滑りたい」そうで、はあ~あ、そういうコンセプトやったんか(笑)。地元に帰ってきたので、演技前に友達の掛け声も聞こえたそうな。バンクーバー五輪では「ハッタリでなくて確実に金メダルを狙いにいく」。それはプルシェンコの境地か!?

ここで、「ガイジンさん達」のダイジェスト(ダイジェストかい!)。
ヤグはお洒落なナンバーで、これなんだろ?私は未見のものでした。ノーカット版が楽しみだわ。オープニングの場面と、ストレートラインステップ。相変わらず素敵なステップだ。体型も変わってないかな。毛糸の帽子はいいとして、そのグレーのトレーナーはあの長野ワールドのEXで着てたヤツか?(まさかねー)
ロロさん、闘牛士モノですね。アリーナのお客さんの頭を、赤い布で撫で回すもんだから「やめて~」と拒否される(笑)。日本髪だったら悲劇だ…。うーん。まだまだ「脱げる」体格か!?「エイホッエイホッ」のコサックダンス・ステップもキャンデローロ・スピンも健在のよう。楽し過ぎ。
有香ちゃん&ダンジェン、イナ&ジマーマン(久しぶりだ)のアクロバティックなペア技がもう、怖い怖い!でもアイスショーで一番湧くのってペアの派手派手~な技かもね。トッドとニコディノフが一瞬、チラッと。あと、阪神タイガースの野球帽をかぶって、集団でいっせいにバットを振り回す図、なんてのも。ここに井川のスピーチ欲しかったな。

さて浅田姉妹、登場。それぞれ、アメリカでの練習風景、アルチュニアンコーチとのやりとりなど。真央ちゃんは遠征先のホテルの一室でかな、「ブタメンで~す」といって、またまたカップ麺を食べてる!あれはさ~身体に悪いよ~成長期に。骨がモロくなっちゃうよ。
…そんな心配をヨソに、浅田姉妹に関しては他局のような過剰な演出も少なめで「まあまあ普通なアオリ」。良かったです。
★浅田舞選手
アランフェスですが、ジャンプはやや不調かな。でもしっとり丁寧で、私は実は妹さんより「踊り」は好きなのです。全身が隙無く美しい!今季は表現面を重要視してやってきたけど、これからはそれに加えてジャンプのグレードを上げていきたい、ということでした。滑り終わった後でも、舞ちゃんって息が上がってないよねー?優雅だわ。
★浅田真央選手
今日は「ノクターン」です。御好評にこたえて!かな。このピンクの衣装ねー。色といいデザインといい上品で好き。真央ちゃんは、メイクも衣装もなかなか「良く自分を解ってるなあ」という感じがします。
ジャンプは最初の3ルッツが綺麗に入ったあとはややダブッてしまったけど、ストレートラインの最後のキラキラと回るところなんかは、とてもとても美しい。真央ちゃんにはワルツが合うよなーと最近、思っています。滑り方のリズムがぴったし合うのかな?子供たちからの声援も変わらず大きく、「旬(しゅん)の人」の輝きに満ちています。

★お待たせしました…!(byアナウンサー)
トリはしーちゃんのトゥーランドット。MOIと同じ版です。マイケル・ボルトンのボーカル、私はGAOLAのアイスショーで前~に見てたんですが、ナマで歌ってもらって、大サビで「イナバウアーで決める!」ってのも見たいです。アメリカのショーで実現しないのかな(したのか?)M・ボルトン、いいと思うけどなあ~。でも、オペラ好きの友人は「嫌だ!」と言うのです(なんで?)。
それにしても、イナバウアーに入る時の「タメ」がすごい(笑)。「来ますよ!来ますよ!」って感じ。お客さんもこれを見ないと「モト取った」気にならないのかもしれません(笑)。素晴しい盛り上がりで幕。

エンディングで、しーちゃんの「スーパーのけぞり・イナバウアー」に続けて、大ちゃんも真央ちゃんも真似ッ子トライしていたみたいですが、「お~とっとっと~^^;」になってましたね。でも選手って皆、イナバウアー出来ないと話になんないから、あれはご愛嬌だと思います(笑)。
NHK杯はじめGPシリーズ、トリノ五輪、全日本、と各種映像も挿入されていましたが、毎日放送は映像を買うのかな。解説は「じゅんじゅん+森本アナ」で、やや喋り過ぎ。でも少なくとも「あんなこともこんなことも出来ちゃう真央ちゃん!」…なんて喋らないところが良かった(笑)。
なかなか番組としては良い作りなんだけど、「スターズ・オン・アイス」が、「ジャパニーズ・スターズ・オン・アイス!」になってて、これだけを見たヤグファン、ロロファンは怒るわ。多分、札幌公演のBSノーカット版がなかったら私は大きく落胆してると思うな。
そろそろTV局も考えようよ。「真央・美姫・静香を出しとけばOK!」ってのは余りにも能が無い。特にTBS系列はあんだけヤグにお世話になったのにね…。
プロデューサー、ディレクター、考えようよ。ほんま。
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今日はSOIノーカット版!

2007-01-14 | 06-07 コンペとショー
え~全日本女子感想を書こうと思いつつ、仕事がほにゃららと忙しいです(なぜ「ほにゃらら」?)。「12月はフィギュアに東奔西走!」のツケが今ここにまわっているのです。ぜいはあ。
プリンターもやはりヘッドの故障で、修理見積もりが¥12000也!新年からイタイ出費です。つらい~。ですからあたしゃ描きましたよ。手描き!手描きの絵の年賀状!小学生以来です。
つらいといえば、ワールドのチケットが一般発売でしたが、どうもまた瞬殺だったような。残念だった方は…しゅーんだよね。私は今回はアイクリ先行、やっと運がまわってきまして、めでたく希望の男子SP、FSをゲットできました。でも、激戦区だったのはやはり女子FSとEXかな。私はEXは大阪公演狙いですが(あ、もう「なみはや」は懲りたハズが…)。
私の感触では絶対、転売目的で買い占めてるヤツがいるよ…そしてまた、売りさばけなくて空席になった所がボコボコと…そんな光景を見るのは嫌です。高値で売ってうまい汁を吸おう~って奴は逮捕モンじゃい。
ブームになるってやっぱ問題も多い。長野のワールドの時(02年)って、後からでも充分買えたんじゃなかったかな。この問題、どうにかならんのでしょうか。

昨日の「SOI@大阪」毎日放送版もまだ、録画したまま見てないのですが、でも新聞TV欄は「荒川、浅田、高橋&織田…」となっているのだ。ヤグは?ロロ様は!?1時間しかないのでちょっと期待できんかもー。なんせ「フィギュア不毛の地」を永年誇ってきた大阪ですさかい。関大コンビが登場して良かったよ。でなきゃーもっと不毛だったよ。
今日は今日とて、BSジャパンの方で14~17時まで、「SOI@札幌公演・ノーカット版」がありますね。私はこれに賭けます!ヤグは勿論だけど、トッドが!エルドリッジが好きなんです!ちょっと小塚君がエルドリッジに似てるのよね…(例えが逆かしら)演技が清らかな所が好きなの。あと、有香ちゃんも好き!
SOIにおいてはやはり、日本選手より、ヤグを筆頭に「ガイジンの方々」に目がいってしまうの(でも、ヤグってまた今年も「さいたまスーパー」に出るみたいだなあ)。

お友達のIさんから「フジテレビのサイトで、ワールド記者会見の様子が動画でアップされてるよー」と連絡が。→こちら。(Iさんは中野選手が好き)
「すぽると」でもやっていましたが、「具体的な目標順位は?」という質問は、荒川選手が発していたものですね。大ちゃん、でっかい事言ってるけど大丈夫かあ~(笑)。でも確かに熾烈な男子シングルは、上位数名ほぼ全員「優勝を狙ってる」レベルだから、デカイ事ぐらい言っておいて丁度かな。あのトリノ五輪の「プルシェンコと7人の男達」を思い出すような。あ、私はのぶりんもメダル候補だと思っています。
女子は、来日していたヤグディンが「真央が金を取る」とインタビューで言ってましたが、いかがだろう。キミーちゃんが後半に追い上げてくるタイプなので、まだわからん~というか。ユナちゃんも…そしてコストナーも復調してるみたいだし。でも真央ちゃん、会見でもしっかりしてますね。
それにしてもフジTV社長は「いかにもなギョーカイ人」発言だ。「月9のドラマに出てくるような…」って。選手を持ち上げてるのか自社宣伝なのか。
それと「ゴールデンタイムで放映!」…それは男子SP、FSも入っているのかあ!?(また深夜?そのほうがいいかも)
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高みへ上る人

2007-01-08 | 06-07 コンペとショー
仕事をはじめたら、しんど~(笑)。正月でナマけてただけね。はい。おまけにプリンタの具合が悪く、なぜか「印刷スタート」を押したらプリンタ電源が切れてしまう。なんで?追加の年賀状が印刷できずサポートセンターも休みで焦る焦る…。
昨日は午前中いっぱい大阪も強風&雪!…今日は晴れてるけどすっごい風。
北海道→大阪のは無事に跳んだのかな!?
SOI御一行さまは「なみはや」で滑ってる!?
muroさんから貴重なコメントも頂きまして、大ちゃんの衣装の「穴あっき~」もどうにか無事なようで、いつも何かしら心配の種がつきないね(笑)。
SOIやCOIはプロスケーターがメインなので、現役選手は「花を添える」役割というか位置づけと思っていますが、日本選手が大活躍してるからこそ、この盛り上がり。現役選手は、プロの「魅せる技量」もおおいに吸収して、今後に生かして欲しいなーと思います。

BSフジ版の全日本、やっと見られて嬉しい限り。
昨日は男子SPとFSでしたが、地上波でカットされていた大上君やら鳥居君、FSでの町田君やら沢山!見ることが出来てよかった。女子は鈴木明子ちゃん…曽根美樹ちゃん…でも、もうちょっと映して欲しかった。女子FSの冒頭に、SPの真央ちゃん・美姫ちゃんの演技を丸々映すのは時間が勿体無い(ダイジェストでいい)。そのぶん、1~2人は映ったのに。「SP見逃したから助かった!」という人はいるのかなーうーん。

町田君がSPではなんとか持ちこたえていたけれど、FSの「アランフェス」では後半さすがにスタミナ切れのようでした。冒頭の3アクセルはどうにかこうにか。3ループはやはり?高橋先輩と同じく苦手なのか(笑)、転倒。後半で演技構成が頭の中で大混乱してしまったのか(ジュニアとシニアでは演技時間が違うから、構成を変えなくてはならない)止まってしまうような場面も見られました。最後の3サルコウでも転倒で、胸がいたんでしまった。
でもルッツの踏み切りとか、随所がシャープで綺麗で、瞬発力は卓越したものを感じます。な~んとなく、ジャンプに至るまでの流れとか踏み切りとか、大ちゃんに良く似てるような。今回はホロ苦デビューだったけど、世界ジュニアも来季以降も、おおいに期待出来る人だと思いました。
柴田君が映った~美しい美しい(笑)。本当にガッシリしてきましたねー。体が。でも柔軟性は失わないという。だんだん演技にメリハリがついていきて、PGも1本の大きな流れになってきました。ジャンプまずまず。本人的には納得の全日本でしょうか。でももうこの年齢なら、3アクセルをコンスタントに入れて欲しい。憧れのジョニーにアクセルのコツを習うってのもいいかも。しかし、DOIの時にそんなにジョニーと仲良く交流してたとは、知らなかったなー。
体のラインがここまで美しく出せる人も日本男子では貴重なので、なんとか頑張って欲しいですね。スピンに強いというのも有利。
無良君は、SPのみでFSは無し(がっくり)。コンボが丸々抜けたので仕方ないか…でもFSでは巻き返した模様。これからはなんか個性的なもんをガンガン出していけたらいいかな。大上君は昨年と同じFS・ラフマニノフですが、このPG大好きやわ。ソルトレイクでアブトが使ってたけれど、フィギュアでは定番ですね。3アクセルを2個入れて(高い!)貫禄でした。大ちゃんの後輩なのに、なぜかいつも先輩に見えるのがご愛嬌(笑)。

最終グループは地上波で流したものと余り変わらないけれど、長めのインタビューと、大&信の控え室でのウォームアップ風景を少し挿入。大ちゃんは日本人のあの個人トレーナーさんも一緒に来てるんですね。やっぱり鏡を覗き込んでいる(笑)。のぶりんは開脚180度やっててバレエダンサーっぽいストレッチ。他の選手の楽屋裏光景ももう少し欲しい~(贅沢か)。

神崎さんの「オペラ座」は去年と同じプログラムだけれど、断然良くなったのは、ヤマトコーチの指導が大きいのかな。ジャンプが強くなって危なげない。素晴しい3アクセルも最後の3-2-2の盛り上がりも。ベテランらしい豊潤な味わいが胸に沁みる「オペラ座の怪人」で、名演でした。
神崎ファントムが、「古き良き旧採点法時代」の名残をとどめたプログラムなら、高橋ファントムは、「いかにも今時のお若い人」らしく、次々とスピーディに場面転換する万華鏡のような面白さ。両方のバージョンが6人の最初と最後で見られたのも、また運命のアヤというか。天の采配というか。最終組はまるでフジテレビが脚本でも書いてたのか?と勘ぐるほど(笑)、ドラマチックな滑走順と展開でした。

キャンベル国際で最初にこの大ちゃんの「オペラ座の怪人」を見た時は、曲の編集構成にどーにもこーにも違和感があり、「こ…これはモロゾフの失敗プロでは…」と悩んだものでした。どの振付師にも失敗というのはある。ラフマニノフに戻そうよ~。ねえ~。これはちょっと…。
しかしスケカナで「んんん?段々、見えてみたー?」となり、時を経てNHK杯で再会。「そうか。そうだったのか!」(まあとにかくあのN杯は生観戦ということもあり、私にとって「史上空前」だったので、悟ったのは帰ってTVで見てのことなんですが)
プロを見慣れてきたこともあるけど、ジャンプが全てクリーンに入る事で、「オペラ座」の世界がグッと立体的に見えてくる。「ジャンプのためのプログラム」ではなく、「プログラムを表現するためのジャンプ」なので、やはりやはりジャンプは重要になってくるということか。
GPFのFSも、前半まではむしろ今までで一番いい?とも言える足さばきを見せていたので、あのまま最後まで健康な状態で滑っていたら、あっさりジュベールを抜いてたんじゃないかな。

全日本の最終滑走、ストレートラインステップの始まりで、天を仰ぐ大ちゃんの表情は、「この世界は俺のもの!」と叫んでいるかのようでした。観客と「コール&レスポンス」状態になっているのも素晴しい。「エモーショナル」ってこういう事を言うんだろうな。
前にも書きましたが、ステップの途中でパーン!と氷を蹴って天へ飛び上がるところ。右手を斜め上に差し出して。あそこが私はたまらなく好きなのです。
あれはまさしく「高みへ駆け上がろうとする人」の象徴のように思えました。私が彫刻家だったら絶対、あの姿を作品にするだろうな。絵に描きたいけれど…どう描いたものか、時間を置いて自分の中で熟成させないと出来ない。とても。
「フィギュアは何が起こるかわからない」わけですが、今後、良い時も悪い時も織り交ぜながら、少しずつその「高みへと」上がっていって欲しいなあ、と思いました。まだここが頂点じゃない。まだまだ伸びる!と期待させてくれるのもたまらない。

ともあれ、あのNHK杯、あのGPF、そして全日本FS…と見てしまったらもう、今後キャンベルやスケカナFSのよーな事があっても、「許しちゃる」と思えるようになった(笑)。今までの「ディダクション王」の歴史が長すぎて、試合結果を見るのもストレスフルだったのですが、これからは私の気も持ちようも、大幅に変わりそうです。
しかしねー。ジャンプの安定の原因はやはり本田君なのかなー。靴なのかなー。スイスまで行ったのだから絶対、木型取って「おあつらえ」のスケート靴を作ってきたのだと思いますが。借金してでも、靴の問題が無い状態をキープして欲しい。
そして、本田君の指導がこれからも続いてくれることを願っています。彼は現役の頃に、練習では全種類の4回転を跳んでいたのだし、4フリップのアドバイスも的確にしれくれるんじゃないかな。

地上波では無かった、キスクラ後の「花道」の映像は至福でした。
フラワーガールのちっちゃい子達に祝福されて。あの子達も大きくなった時に「高橋選手の優勝の時、花束を拾ったんだよー」と語るんだろなあ。
インタビューに向かう通路の上から振ってくるお祝いの言葉や花や貢物(…タカシマヤの紙袋は名古屋高島屋でしょうか?)。ああいう映像こそがTVの醍醐味で、下手な煽り文句とか演出とか要らない。
全日本で勝つ事の意味が、外からフィギュアを見てるいちファンとしては、今迄余りわからなかったけど、上位も下位も選手達は皆、極度の緊張状態になっている。一年間コツコツ頑張ってきた成果を全てここに出す…それほど重要な大会なのだということが、今回は良く解ってしまった。
そう思えば殿の悔しい涙は良く理解できるかな。海外で負けるのと全日本で負けるのでは意味が違うのだろうということが。去年が去年だっただけに、この二人は期するものがあったはず。また巻き返して強くなってくるのだろうな~と思ってます(あの…ハンカチ王子?涙を拭くタオルが青)。
大ちゃんもそれを読んでいるだろうから、「先へ先へ」という感じで攻めていくんだろうし、実際、世界のトップで闘うには安穏とはしてはおれない。そんな事を感じさせる優勝インタビューではありました。

あーしかしこの全日本。「生きてて良かった。」うん。うん。うん。

(次は女子編…)
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モロゾフの「王冠」

2007-01-05 | 06-07 コンペとショー
ブログを通じて知り合い年賀状下さった方、ありがとうございました。
す、すこしお待ち下さい…(汗)。やっと観念して賀状書きしてます…でも今のうちにたまったビデオ見たい。見せて。あ、明日から仕事だし…(まだ仕事始めてない)。

★発見があった・1★
いい加減、大ちゃんネタから離れなくては(笑)…なんだけど、ようやく至福の全日本男子を見返していたらですね。もうヨソ様で指摘されているのかもしれませんが、私なりの「発見」がありました。そいで嬉しくなった(単純・笑)。
男子SPのオープニングで静香ちゃんがしゃべってるところで、公式練習(6分間ウォームアップ?)らしき映像がありますが、織田君がまず3アクセル跳んでる。次に出る大ちゃんのジャンプ=ちょっとランディングが傾いてるジャンプなんですが、私、これ、いつもの3フリップだとばかり思っていた。でも今日「な~んかおかしいなあ?」とスローで再生してみたら、おおお~4回転トゥ跳んでいたのか!
今頃気付くなんて遅いよ…なんだけど(^^;)、SPの衣装つけて4T跳んでるとこって初めて見たから。ちょっと驚き。
右足に体重を乗せて、後ろにおいた左足をチョンとついて踏み切って、1、2、3、4…やはり4回まわっている。間違いない!
本番では、左足に体重を乗せて右足をチョンとつき踏み切ってる…こっちはいつものフリップで3回転。
むむむー。これはもう、SPに4-3を入れる準備は出来てるということか。まあ、前にはSPで4-3やってたから当たり前かもしれんけど。そう考えたら、やはりMOIの転倒は4回転だ…間違いない!(踏切の足を思い出すと)
4回転、自信つけてきたんだな~。すごくスムースだし、ジャッジの前で跳んでおく事は大事なのね。

★発見があった・2★
男子FSの感想は次に書きますが、モロゾフが大ちゃんを送り出すところでねー。「?」と思ったら、何気にモロゾフの上着が大ちゃんと「おそろ」なの。黒で背中に銀のスパンコール・キラキラがついてる。そのキラキラが「王冠」なの。ほんま(今日、何度も見返した)。
よくそんな服売ってたな~と感心するっちゅうか(自分で縫い付けたのか)、「王者になれ!」というゲンかつぎなのか。モロゾフ、おもろいやっちゃ(笑)。それが、歌子先生もですね。SPの時は青いセーターで青いショルダーバッグなの。FSの時は黒いセーターなの(これはNHK杯でもそうだった)。大ちゃんの衣装と「おそろ」現象なのでは…。
前に、ジョニーの「マキシムメドレー」のPGで、衣装のテーマカラーがベイビーブルーだった時、プリシラコーチも同じ色のマフをしてたんですよね。あれを思い出してしまいました。でも、なんか楽しくていいわあ(笑)。

★発見があった・3★
ただいま、Mさんから「うぐいすさん!大ちゃん、昨日のJSCのロクサ衣装、アミアミ・スケスケの部分に穴が開いてる!大変よ!」と連絡が(連絡って)。
ううう~ん?後で見返してみよう…きっと気付いてないよ。大変やー。というか、ストッキングみたいに穴あいたところからツツツーと伝線していくのでは…どなたか、札幌SOIの際に大ちゃんにメッセージを(笑)。

そのJSCの報道の記事で「MOIの後は、モロゾフコーチらとカラオケでリフレッシュ」…とありましたよね。大ちゃんはやはり「♪こな~ゆき~♪byレミオロメン」でしょうか。モロゾフは「マイウェイ♪」なのでしょうか。
カラオケは大阪キタ新地なのか、はたまた関大前のアノ店なのか。関西の地でカラオケに興じるモロゾフって…信じられん(笑)。
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お正月ボケとあれこれ

2007-01-04 | 06-07 コンペとショー
お正月ボケも3日まで…いやもっとボケたい。12月が怒涛すぎた(笑)。
お客様も帰られ、再びの大掃除。わっせわっせ。おせちの残りをえんえんと食べ続け、初詣ではおみくじ「中吉」。まずまず!
私はいつも近くの神社に行くのですが、勿論、「○○選手が東京世界選手権で○メダルを獲れますよう!」とお祈りしてきました。自分的にも「仕事、頑張りますから神様、よろしく~」なんて…ほんま頑張らんとアカンわ。
帰省してた姉が「全日本フィギュア、女子は見れたけど、男子はなんで放映ないの?見られへんかったやん!(怒)」と言うので、録画を一緒に見ました。年末に会った友達も「なんで男子だけTV無いのー?GPFの時もむっちゃ不自然やったわ。松岡修造ハラたつしー。」と言っていたのよ。ほ~ら、一般の方々も「男子が追いやられてる」ことに疑問を抱くのよ。やっぱり、抗議すべきだよなあ。
私の解説を聞きながら、姉はフンフンと大ちゃんの優勝に納得し、殿の転倒を悔しがるのですが、その後また一緒に見た大晦日のMOIで「高橋君が“世界選手権への抱負”で書いてた“完璧”の“ぺき”の漢字が間違ってるで。“壁”の下は“土”や」とツッコミ。
「?」あ、そか。「壁」の字は下が「土」だよな…大丈夫か関大生。
ところがその後、帰っていった姉から電話があり「ごめん。高橋君が合ってたわ。“璧”で、下は“玉”でええねんなあ」と。友達からもメールが来て「完璧」で合ってるということで決着。
ひえ~。私、今までの人生でず~っと「完璧」って「完壁」と書いていたよ…手紙でも仕事の文書でもファンレターでもさ…そんな人間は私だけ!?
メールやPCで変換してたら自動的に「璧」が出てくるから、気づかなかったんだあ~。あーれー。疑ってすみません、大ちゃん。

そんなアホアホな年始を過ごしているわけですが、年賀状、書けてません!
友達はもう、1月中に届いたら御の字と思ってやって下さい(笑)。仕事関係の方はすみませんすみませんすみません…どうして、正月から謝ってばかりいるのか。
たまったスケートビデオも徐々に見てるのですが、今日は今日とて長野で不思議な大会がありますね?ジャパン・スーパー・チャレンジ
新聞に「真央!エアロと初滑り!」とあるけど、まさか犬のエアロと競演か!?
「京大のヨン様」ことノリ様=神崎選手はきっと、オペラ座の怪人のEX版だと思います。あの「ノリ鏡」は出るか!?出たら、しっかり鏡の裏を見て「ノリ」の二文字を確認して笑って下さい(笑)。
美姫ちゃんはやっぱり棄権かな、と思っていたけど、すぐりんも欠場…ショック。MOIの時は素晴しい「ボレロ」だったのですよ。だから元気になってくれてたのかな、と思っていましたが。それともアジア大会への調整かな。
CSで再放送してた全日本女子FSでも、演技後のインタビューがすぐりんだけ無かった…実は、私は彼女がワールドに出られなくなった事がとても痛い、痛いのです。結果は結果だし3枠しかないから仕方ないのだけど、そして、ゆかりんが素晴しい出来だったから文句なし!なんだけど、それでも…かなりガックリきてるのです。
今季はコーエンもスルちゃんも休んでいるし、そう思えば、ずっとずっと走り続けてきたすぐりんもちょっと休憩で…と考えればいいのかもしれませんが、自分でどう気持ちを整理したらいいのか、まだ解らないのです。四大陸があるからいいのかしら…荒川さんだって不調の時があったのだし…(泣)。

MOIの入り口ロビーに、大きなお花が二つ飾ってありました。
一つは「荒川静香様へ ABCラジオより」…大阪のラジオに出演してたのかな?
もう一つは「村主章枝様へ エイベックスより」でした。とても「きゅーん」としてしまいました。すぐりん、ゆっくり休んでまた復活してね。
コメント (6)
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