上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

木枯さんがここに★

2020-09-29 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ


実家を大掃除した際、こんな古いレコードが出てきました。
外の袋は「テイチクレコード」。中のレコードは「コロンビア」!
どうも元々は「春野百合子さん」という歌手の傑作集4曲入りレコードが入っていたようです。
なのに今、中に入っているコロンビアレコードは「フェアウェル・ワルツ」って。なんでやねーん(赤レーベルだっ)。
外袋のオモテの面に、当時のスターとおぼしき歌手や作曲家・作詞家?たちの顔写真がズラリと並んでいます。
宣伝のためなのでしょうね。一番右に「古賀政男」とメガネのおじさんが。
次々とヒット曲を連発してたので、ポジション的に「社の看板」だったのでしょうか。
古賀さんは古関裕而さんとほぼ同い歳だったはずだから、20代のはず。なのにおじさん顔。貫禄です。

「エール」のドラマの中では、裕一さんの友達となった「木枯正人」さんは、「俺、コロンブスからテイコクレコードに移籍するんだ」と語っています。
ネットで調べたら木枯さんのモデルである古賀政男さんも、コロンビア→テイチク→コロンビア、と移籍。
なのでこのレコードは、テイチク在籍時代の昭和9年~12年のあいだに発売されたと思われます。
ウチの父は当時はまだ子供なので買うわけはない。。。
音楽好きだった叔父が東京の大学に行ってたので、その頃購入したのかなあ。謎です。
外袋は粗末な紙製で、レコード盤はビニールに入っているでもなく裸で入ってる。私の世代が買っていたLPレコードよりはるかに分厚く、LPよりは直径が小さい。お値段も発売年も記述なし。歌詞カードなども無し。
試聴可能かレコード屋さんに持っていってみたら、「表面の傷が多すぎて無理」と言われました。残念~。

古賀さんの隣に藤山一郎さんがいます。
裕一が「東京音楽学校卒なのに、なんで赤レーベルで歌ってるんですか?」とコロンブスの録音室で聞いたあの人。後に裕一の代表曲を唄う国民的歌手です。
ここにいる?ということは藤山一郎もテイチクに移籍したのか?
で調べたら、藤山さんはコロンビア(音大在学中)では古賀さんと組み「酒は泪かため息か」「丘を越えて」の大ヒット。
その後ビクターに移籍。
しかしふるわず、古賀さんの誘いでテイチクに移籍したようです。
この「テイチクレコードの顔」の写真で、私が知ってるのは古賀さんと藤山さん、ディック・ミネだけ。藤丸さんみたいに「芸者が歌を歌う」流行にのっとって、芸者姿の女性もいます。外人さんもいます(!)

ちょっと笑えるのが宣伝コピーです。デカデカと外袋に印刷された文字、
「!!この超威力の専属手当年額七拾萬円也の巨額は他社の追従を絶封に許さず!!」
とあるのです。意訳すれば
「ウチの専属アーティスト達の年棒は総額23億円!他社にはない破格の高額!」
ということなのでしょうか。
昭和12年の「七拾萬円」が現在のおいくらに相当するのか、ちょっとわからないのですが。
外袋には「テイチク蓄音機」の写真も載っていて、「三拾圓也」とあります。



「エール」で音ちゃんが買ってきた蓄音機が確か30円で、今の100万円相当だったと思うので、「70万円」は23億円ではないのか?いや、わたし単位を間違ってる?
「海外五圓上がり」とも書いてあります。どういう意味だ?「外国製だと5円高いよ」なのかな?
レコード針は200本入りで35銭。「クロミウム針」というのは12本入りで50銭。クロミウムの方が丈夫なのかも。
200本も入ってるということは、すぐに劣化して交換しないといけなかったのかも。
いずれにしても、「こんなに素敵な音楽!」ではなく、「ウチの契約金どうよ!」をキャッチコピーにしてるあたり、レコード会社のウハウハ守銭奴的イメージが想起されます。。。廿日市さんだけが悪者じゃないのね。
さてもう一枚。これはコロンビアの外袋でコロンビアのレコード!



これは「ベサメ・ムーチョ」。外国人のオーケストラ名が書いてあります。ウラ面も同じオケで「インスピレーション」とあります。
こちらも傷が深く聞けないのが残念です。コロンビアは「KAWASAKI JAPAN」と銘記があるので、あの戦災でも焼けずに残った川崎のレコードプレス工場なのでしょうか。
偶然見つかったこの古レコード。昭和12年発売とすると、今から83年前、のものになりますね。
これを出すのに、裕一さん苦労してたのか~。
なんか感慨深い。でも、貴重ではあるけど、どうせなら古賀さんか古関さんのレコードが良かったよ~笑★
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コロナのせい?★

2020-09-28 | うぐいすよもやま日記
写真は京都で写した「紫式部」。
まだこれから色づく感じ。だんだん自然のものたちが色付いていきます。

竹内結子さんの訃報に驚きました。
特にファンではなかったけど、中村獅童さんと結婚した時とかよく見てた。
再婚されて赤ちゃんも産まれて、幸せそうだけど同時に大変そうなシチュエーションにも思えました。
もっとも、なぜ死を選ぶのかなんて…真実は誰にもわからない。
でも、俳優さんの自死が連鎖反応的につづいているように思えてしまって。
役者ほど不安定な職業は無くって、コロナでいつものようにドラマや映画や舞台が作られなくなったら、同然仕事が減って困窮する人も出てくるわけで。
そういう問題と同時に、芸能人同士で組合みたいな横のつながりがなさそうなので、コロナで閉じ籠り生活になったら一気に孤独感が押し寄せてくるのでは。
そんな気がしてならないです。
単なる推測です。

自死を選んだ人は、ただただ気の毒です。
あとに残されたご家族や仲間も、可哀想過ぎます。
こうなる前に、何か「俳優さんのドン」みたいな人が、声明を出してくれないものか。

この間、西田敏行氏が「コロナで仕事がなくなって困ってる役者や関係者を助けて」と、支援を求めてましたよね。政府にでしたっけ。
ああいう陳情というか訴えを、西田さんの口からでいいから「緊急記者会見」とか公の場を設けて、ドンと発表して欲しい。
「俳優のみんな。気をしっかり持って。早まらないで。不安にならないで。必ず道は開けるから」。
そういうことを、力のある人が発信してくれないものか。
素人考えですが、そう思うんです。

なんというか世の中の風潮が、「お腹がすいたら僕のパンを食べなよ」になって欲しいんです。
「君がお腹がすくのは自己責任だろ。だから僕のパンはあげないよ」ではなく。
苦しむ人を無視しないで欲しい。
「苦しい」と言う人を、助けて欲しい。
コロナで世の中の空気がピリピリしてる感じがして、それはたくさんの人が集まる場所で大口開けて「アッハッハ!」と笑い合えないからだと思う。
「感染したら自己責任」みたいなムードも嫌です。
いつもより更に「思いやり」とか「優しさ」を、倍増させて世の中にふりまいて、空気を和ませる必要があると感じます★
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再開後のエール★

2020-09-26 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
ウチの母は、コロナ自粛中にこ~んなにお手玉作ってしまいました!
小豆がね。姉の家に乾燥小豆がいっぱいあってお手玉の中に入れてます。
こんなにどする?フリマで売ります?

さて「エール」再開後の感想を二週分まとめて書きます。
第14週は「弟子がやってきた!」。
おにぎりみたいな田舎っぺの青年、五郎君が「押しかけ弟子」として転がりこみ、文学賞をとった梅ちゃんも同時に古山家に住み着きます。
久志がちょっかい出すものの、若い二人は惹かれ合い。。。可愛い恋物語が展開します。
これから辛い太平洋戦争時代に入るので、箸休め的ほっこり感が嬉しい週でした(^.^)
カタブツとも言える梅ちゃんを、まっすぐ愛する五郎ちゃん。
師匠の奥さんの妹が相手だから、考えてみたら大それた恋?
作曲の才能が無いと悟り古山家を去る五郎を探し、「自分に着いてこい!」と一括する男前な梅ちゃん。
関内家の女子はみんな強くて清々しい。
梅ちゃん、豊橋の実家に婿(候補)を連れ帰り、馬具製作見習いの職を与え。。。「私があなたの居場所になってあげる」って凄いな。男でもなかなか言えないよ!
文学の道も順調で、でも見習い五郎が一人前になる=結婚までにはまだまだ時間がかかりそう。その日が楽しみだな!

さて第15週「先生のうた」からは本格的に裕一さん&音ちゃんの戦争期に。
一人娘の華ちゃんは素敵なお兄ちゃん?ボーイフレンドも出来て、音ちゃんは自宅音楽教室をスタート。
裕一さんの新曲「露営の歌」が当たり古山家にオルガンが来まして、「音楽ファミリー」の色が出てきました。
この「露営の歌」は、裕一さんが満州旅行から帰国した際にコロンビアレコードから「作曲して欲しい詩があるから急いで帰れ」と連絡があり、急きょ特急列車に乗ったときに新聞を見て閃いた、と自伝にあります。
金子さんの妹さんのご主人が満州に居たので、そのツテを頼り夫婦で海外へ。
子供は(古関さんはこの時点でお嬢さんお二人いらっしゃいました)豊橋に預けてたみたいで、ドラマでも夫婦でエキゾチック満州旅行シーンやってくれないかな~絵になるよ~と密かに期待してたんですが。
満州旅行で見た戦場のイメージが、「露営の歌」の作曲につながった、と。
でもドラマではアッサリ「茶の間で新聞」3分で片付けられちゃって(笑)。まあコロナ禍で海外ロケなんざ夢のまた夢ですよね。。。

その代わりに、「暁に祈る」に尺を割いて、恩師である藤堂先生と福島三羽ガラス、あたたかい実家、和解した弟とが邂逅し、嬉しい展開となりました。
裕一、久志、鉄男の三人が枕並べて裕一の部屋で寝てるシーンが(修学旅行!)あまりに可愛くほほえましい。
そして藤堂先生が出征することに。
昌子さんには五歳になる男の子が。
辛いシチュエーションですが、森山直太朗氏がもう本当に藤堂先生そのもので。
この場面で「な~つのお~わ~り~」とか歌ってくれんもんか、とちょっと思ったり。
先生が助けた子供たちは、みんな良き大人になって頑張ってるよ。先生に感謝してもしきれないよ。
こんなに幸せな人生が、なぜずっと続かないのか。

東京よりも落ち着いて、しみじみと福島の緑が美しい。
切なさとあたたかさと、叙情的な「暁に祈る」エピソードでした。

裕一さんは鉄男と喋る時や福島の実家では、東京弁から福島弁に戻るので、それも良き★
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ショップブログを更新しました★

2020-09-24 | お知らせ
10月5日(月)~10月11日(日)まで、printsという版画展に出品します。コロナ後初の展覧会です。
詳細はこちらへ→ai gallery企画展のおしらせ
場所は、昨年の秋に個展を開催した心斎橋のギャラリーです→アイギャラリー

今は出品用の新しい版を彫っているのですが、実はその前に大きな版の製作で大失敗してしまいました。
軽くパニックになったというか、1時間ぐらい呆然とたたずんでしまった(笑)。
prinnts展に出すべく頑張っていたのに、この夏の試練が全てパー。
ああいまだに引きずっている。。。
陶芸家の人が「窯から作品を取り出すときに割れてしまった」とよく言われますが、ああいうショック。
最後の課程で失敗。
でも兆候は最初からありました。
見て見ぬフリをしてきたら、やっぱりツケが回った(笑)。

版画展のメンバーさんは、私も知らなくてギャラリーの方がコーディネートされました。
6人なので、多様な表現が見られると思います。
コロナ対策は万全です。。。というかai galleryはもともとドアを開放してるので、天井も高く換気は大丈夫。
コロナでステイホームしてしまった身も心も、お出かけで開放して頂けましたら。

お寺に曼珠沙華の花が咲いていました。
境内のあちこちに咲くよう、ご住職が世話されているのですが、このオレンジ色の曼珠沙華は初めて見ました★
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静かなお彼岸★

2020-09-22 | うぐいすよもやま日記
8月10日にお墓参りに行った時は気温37℃だったのに、今日は28℃!ありがたや。
お寺さんでも密を避けているせいか、墓参する人はまばらでした。
ただひたすらに静かな京都。
でも、四条河原町あたりは若者がいっばい。
ある特定の店にだけ50人ほどの行列が出来てます。
多分、SNSの情報なのでしょうが、そこまで並ばんでもいいと思うよ。。。(他にもいい店ごまんとあるよ)★
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いつかベルサイユに★

2020-09-21 | うぐいすよもやま日記
…ということでベルサイユ宮殿に行ってきました。
オンラインでも海外旅行気分。ガイドのカトリーヌさんが日本語ぺらぺ~らで尚且つ面白い人でした(笑)。正直、辻さん何もガイドしてないよ。。。
マリー・アントワネットの寝室すごかったなー。
でも、フランス人にはアントワネットは悪者なのね。
日本人にとってアントワネットさんは「パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの」の人つうか。
ベルばらの影響で、「政略結婚の犠牲になったかわいそうな人」のイメージです、私には。

天井の絵がすごかったですね。最初の部屋の天井画だけで四年もかかったなんて。
鏡の間のシャンデリアのすごさとか。
美術装飾品のコテコテ感。イタリアに負けたくない!とルイ14世が頑張ってたとか。
壮大なスケールを味わいに、やっぱり実際に行ってみたいものです。でもそんな日は来るのかしら★
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オンライン・パリツアー ★

2020-09-20 | うぐいすよもやま日記


辻仁成さんがガイドを努めるパリ散策の旅。
オンラインで配信されます。
今日は第一弾・エッフェル塔散策ツアーがありました。これは有料。
明日、21日の17時から、第二弾のベルサイユ宮殿観覧ツアーがあります。
これはベルサイユ宮殿側のご意向で無料配信となりました。
私も申し込んでみました!
配信後一週間は好きな時間にアーカイブを見ることが出来ます。
良かったら参加してみて~(^.^)ノ
「ベルトラ・オンライン・パリツアー」
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いっぺんやってみたかった★

2020-09-18 | うぐいすよもやま日記
高知の従姉妹からたくさん「すだち」をもらいました。
なので、いっぺんやってみたかった!
すだちのスライスが表面を覆い尽くした「すだちそば」です。
かつおだしに薄口醤油とみりん、塩のみ。おつゆを冷たく冷たく冷やしておくのが肝心のようです。

夏の暑いうちにやってしまわねば!ということでなんとか間に合いました。
すだちのすっぱさが爽やか~。
薄く薄くスライスするのが意外と難しい。
テレビの料理番組では脂身のある鴨肉を合わせていましたが、無いので厚切りベーコン炒めで。
ちょっと物足りなかったら、柚子胡椒を足してもいいかも★
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選ばれし者は輝かなくては★

2020-09-13 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
朝ドラ「エール」が遂に明日から再開になりました。
あっという間でした。6月末には「これから再開まで長い。。。」と悲しんでいたのが、もう9月!
そしてもう暮れの紅白歌合戦の話題とか出たりして。今年はなんだったのだろう。コロナしかないよ。

ということで朝ドラの感想も再び書こうと思います。
第12週の「双浦環・パリ恋物語」まで書き、第13週の「スター発掘オーディション」は、まだでした。
再開直前まで置いておこうと。。。先週再放送で見てたら、やっぱりミュージカル界の2大スターが共演してるって豪華ですね。素晴らしいわ。
歌手・伊藤久男がモデルの佐藤久志くん、音楽学校を首席で卒業しても4年も職がなかったのね。
古関さんの自伝本を読むと、確かにこの時期、伊藤さんはニートしてたようです。実家はお金持ちだから、仕送りで生活には困らなかったか。でも「プリンス」として鳴らした彼にとっては、屈辱の日々だったのでは。
赤ん坊からすっかり大きくなった華ちゃん(4歳)も、古山家の家族とも言える喫茶バンブーで可愛がってもらってます。
音ちゃんは子育てで忙しそう。やっぱり昔は保育園も無いし習い事だって無いから、1日中お母さんがつきっきりで面倒みてたんだろなー。お母さんに見てもらおうにも実家は遠いし。そりゃヒマないよね。
裕一さんに音ちゃんが「もうちょっと華が大きくなって手を離れたら、音楽の勉強再開しようかな。どう思う?」って聞くところ、少しハラハラしちゃった。一瞬間があって裕一が「いいと思う!応援するよ」って言ってくれたけど、妻がそう言いだすのを待っていて、「ついにその時が来たか!」と、感慨深かったのかな。
史実ではこの後、「裕一さんの作った曲と用意した大舞台で、音さんが華やかに歌う」究極の夢は、ちゃんとかなえられます。でもかなり時間が要りますが。。。そこをちゃんとドラマでは描いて欲しいわ。飛ばしたら怒るよ!

さてコロンブスレコードの新人歌手オーディション、この頃、ヒットメーカーの木枯さん(古賀政男)がテイコクへ移籍してたので、コロンブスとしては是が非でも「ドル箱」スターを売り出したかった。
裕一は久志にオーディション挑戦を勧め、なんと音ちゃんの故郷・豊橋からも恩師・御手洗ティーチャーが上京してきます。御手洗Tは音楽教室を畳んで、歌手になる夢に賭けた!
古山家に居候して練習に余念のない二人の、火花がバチバチ飛ぶ「歌唱対決」が、アホらしくも(笑)楽しく見ごたえあります。
余談ですがこのあいだ「うたコン(NHK)」に古川雄大さん出てて歌ってはったのですが、ドラマで見せていた「御手洗Tの歌声」とは違ったものでした。役になりきって歌い方を変えるのね。私は個人的に御手洗T歌唱の「船頭可愛いや」が好きです。

二人は書類審査委を通過し、いよいよ最終オーディション。スタジオで様々な歌手志望者が歌いますが、「殿様キングス」の宮路さんが出てたのがお笑いです。懐かしいなー!昔とぜんぜん風体が変わってないよ(あの頃からおじいさんだったよ!)。
汽車マニアみたいな見事な歌い手さんがいましたが、中川家かと思ったよ。。。三味線の方も上手かった。女性が出てこないのが残念。
久志は裕一にアドバイスしてもらった「丘を越えて」で挑みました。木枯さんの大ヒット曲。明るくはずむ感じで久志にピッタリ。
御手洗Tと一騎打ち!と思いきや、新聞で発表された新スターは、帝国ラジオ(NHK)の御曹子の若者でした。
この18歳「寅田熊太郎」というスゴイ名前の色男を演じているのは、ジュノンスーパーボーイで優勝なさった方とか。役者デビュー作でいきなり朝ドラの重要人物。なかなか上手い「嫌なヤツ」でした。
裕一さんはこの新人のために新曲を描きおろしてますが、果たして大ヒットとなるのか?
「船頭可愛いや」の大ヒットから4年間、それを超えるヒットは出なかったようですが、自伝本の年表を見たら膨大な曲を作っていたことがわかります。何より「六甲おろし」がこの頃(昭和11年)作られていたなんて、関西人としてはビックリです。

この週は久志の幼少時代が描かれ、藤堂先生に励ましてもらい歌に目覚めたこと、父の再婚相手をなかなか「お母さん」と呼べなかったこと、様々な屈折が後の「カッコつけ久志」となってるのかと思うと面白い。久志は戦中戦後ちょっと大変なことになるのですが、朝ドラでは描かないかもね。。。私は描いて欲しいけど。
久志はオーディションには落ちたものの、研修生としてコロンブスレコードに拾われます。
プライドもあるから、断ろうと思ってた。でも、落選したライバル・御手洗ティーチャーに、
「こんなビッグチャンス、断っちゃダメ。選ばれた者は、輝かなければ!」
と諭されます。ここ、グッときた~
「神に選ばれし者は、その才能を存分に輝かせる責務がある」
映画のフレディ・マーキュリー見てて、思ったことでした。
まだ若く働いたこともないお坊ちゃん・久志と、人生経験を重ね苦労してきた御手洗ティーチャーとの対比。見事でした。御手洗T、ええ人ですねえ。戦後も長生きしていつか美輪明宏化して出てきてくれませんか

嵐のような日々が去って、裕一の新曲も出来上がり、さあやっと家族団らん平和に~と思っていたら、「おにぎり」みたいな風貌の若者が古山家にあらわれ。。。ってとこで中断でした。
あ、音ちゃんの作るお味噌汁に、「具(ねぎ)」が入るようになっていたのが、最大の発見でした笑。子供には「具なし」は通用せんよな。裕一さんがネギを齧る瞬間、「苦労したね」とネギらいたくなる私でした。

正直、コロナが収まらずどんどん拡大したら、撮影再開も無いかも…と思っていたし、いつまた中止になるかもわからなかった。主役級の人が罹患したら終わりですもんね。
志村けん氏の死は悲しかったけど、映像に残せて良かった。人はいつ死ぬかわからない。
エール後半戦は戦争に突入するので、死も生も様々な重みを感じながら見守ることになるでしょう★
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いつもと違うラタトゥイユ★

2020-09-10 | うぐいすよもやま日記
前に「辻仁成さんのツィッターを読んでます」と書きましたが、シングルファザーとしても奮闘する辻さん、しょっちゅうお料理の記事が出てきます。
グルメの話ではなく、ご自分の手料理。そのこだわりようは凄いっす。一流シェフです。
「時短」「手軽」の真逆を行く「丁寧に時間をかけて」をいつも推奨されます。

ラタトゥイユはいつも材料をいっぺんにぶちこんで、塩胡椒だけで蓋をして弱火、厚手鍋でコトコトすれば出来上がり、とやってました。
ところが辻流は材料をひとつひとつ(一種類ずつ)、丁寧にオリーブ油で炒め、最後に全部併せて炒めて塩胡椒、と書いてあります。
試しにやってみたら、いつもより数倍美味しい!
あたたかかくても冷たくても美味しい。

夏野菜がもう終わるので、良かったら作ってみてください。
「辻仁成 ラタトゥイユ」で検索すると詳しいレシピが出てきます★
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瞬間最大風速★

2020-09-08 | うぐいすよもやま日記
九州では一部、甚大な被害をもたらした台風。
大阪は穏やかに晴れているかと思えば急に暗くなって、凄まじい嵐になった時間帯がありました。
あの時は「瞬間最大風速50キロ」とかあったんじゃなかろうか。。。外を歩いていたら転倒してたでしょう。

この間の球磨川氾濫で被災された所なんか、今回はどうだったのだろう。
毎年毎年「今までに経験したことのない災害」記録を更新しているようで、空恐ろしくなります。

厄除け的に、ひまわりを飾ってみました★
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台風の行方は★

2020-09-06 | うぐいすよもやま日記
近畿は晴れ渡ってますが。
台風は奄美大島を過ぎ九州接近中。
史上最大級って、どうなっちゃんだろう★
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海辺のカフェで〇〇〇に出会う★

2020-09-05 | うぐいすよもやま日記
須磨編の続きです。

JR須磨駅の2階に上がり、改札口を左手に見て駅の北側に出ると、目の前に山陽須磨駅が。めっちゃ近い。
ここから西側にひと駅だけ電車に乗って、山陽須磨浦公園駅に行きます。
「JR須磨海浜公園駅」「山陽須磨浦公園駅」って。。。まぎらわしいですね。
「スマスイ(水族館)」に行くには「JR須磨海浜公園駅」下車。
「須磨山上遊園」に行くには「山陽須磨浦公園駅」下車。
山陽電車は、阪神電車の梅田駅から姫路方面行きに乗ればOK。
ですが、帰りにここから山陽電車に乗ると、阪急梅田駅に着くのです。
あれ?阪急?阪神じゃない?ちょい不思議。

さて山陽須磨浦公園駅は、無人に近い小さな駅。でも下車したら目の前はもう海。
海をバックにおしゃれな建物の入り口が。「トゥーストゥース・シーサイドカフェ」。



トゥーストゥースは、神戸一円に店舗があるので、関西女子ならみんな知ってると思いますが、須磨って穴場かも。
街中だと大抵行列が出来てるけれど、ここはノンビリしてます。ケーキも余ってる。
もっとも今はコロナ禍のため(?)平日は5時まで。ディナーはやってないそうです。



店の横の公園で。世界猫歩きに出てきそうです。岩合さんだと、こういう時寝そべって猫目線に合わすんだろなあ。



店内は意外と広く、なんつっても海の見えるオープンテラス最高。春か秋なら外がいい。
でも今は暑すぎなので室内です。
で、この位置で座ろうと思った瞬間。。。

〇〇〇が

お隣のテーブルのカップルのお兄さんと目が合って「今の。。。〇〇〇ですよね。。。」。
どうしよう。テーブルの下にもぐっちゃったけど確かにいるよ。咬まれたら痛いしね(されたことないけど)。
店員さんを呼んで来ました。ちりとりと箒でやってくる。
お兄さんの力でテーブルをそ~っと動かしてもらい、逃げる〇〇〇を部屋の片隅に追い詰め、ちりとりにおさめて去ってもらいました。
一件落着。
そりゃ海辺ですから。カニとかフナムシとか出るかもね。
でもこんなお洒落なカフェに〇〇〇がいるとは思わなんだ。想定外だったわ



思わぬアクシデントでしたが気を取り直して。
トゥーストゥースのモンブラン。めちゃくちゃ美味しいです。結構しっかり甘いけど。
私はその後しばらく、甘いものを食べていません。この美味しさを上書きしたくない笑。
モンブランのインパクトで、アッサリ〇〇〇は忘却の彼方に行ってしまいました。

まるでサンルームのようなカフェ。時間帯でブラインドを閉めてくれるので暑くない。
そして冷房もちょうどいい。
流れてる音楽はレトロなジャズ(確か「サマタイム」だった)。
街中のカフェでは味わえない、海辺のキラキラ感が堪能できます。
これでまた仕事を頑張ろう★
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「永遠」を感じに★

2020-09-02 | うぐいすよもやま日記


フランスはドーヴィルの海に行ってきました(嘘です笑)。

月に一度は海を見に行く=「勝手に Go To キャンペーン」八月は須磨海岸です。
熱中症以降体調がイマイチで「八月中に行けるだろうか…」とグズグズしているうちに、31日になってしまいました。
まるで「宿題をやっていない小学生」状態。
とにかく暑すぎるので遠出が嫌になっている。断念して近場にしました。
でも人が少ないせいか、予想外に「ドーヴィル感」あったという笑。オススメのコースになりました。



須磨で降りるなんて何年ぶり?学生時代以来のような気がします。
「須磨海岸を泳がずに楽しむ」というレポを書かれた方のブログを参考にして、JR須磨海浜公園駅で下車。
「スマスイ」と親しまれている須磨水族館はここにあります。
小さい遊園地があって、メリーゴーランドの音楽が先日閉園した「としまえん」を連想させて何か物悲しい。
閑静な住宅街を抜けていくと、やったー、海へ出ます。
道中真っ黒に焦げたお兄さんがビーサンで闊歩してたりして、気分はもう湘南。
カフェ&レストラン「ノースショア」のそばには、ヨットハーバーが。やっぱみんなヨット乗ってるのね。



海岸沿いに美しい松林の公園があります。熱中症回避。とてもいい気持ち。
ほんとに静かだな。最後の蝉と、鳥の声しかしない。



ポツネンと並ぶヤシの木が唐突です。これを見ると良い事がある、というのはホンマでしょうか。



波打ち際を歩くとヤシの木で、松林を歩くと赤い灯台に行き着くという。
日本で一番古い灯台は、こんなに赤く可愛らしいのですね。
海岸通りのアクセントになってました。



謎の呪文が書いてある~



砂浜も綺麗。少しだけ裸足で散歩。



ウィンドサーフィンも気持ちよさそうでした。
ちなみに海岸でずっと「Tバックの黒焦げのおじさん」が仁王立ちしてはりました。
なぜにTバック。



西に西に歩いてきたら、淡路島と明石海峡大橋のシルエットが見えてきます。
こんもりした山は「須磨浦山上遊園」があるところ。
昨年の夏は山上で、神戸の花火大会を満喫しました。小さくだけど花火見えるのよね。
余談ですが(前にも書いたか)、この須磨浦遊園へ行く名物「カーレーター」にぜひ乗ってください。
「なぜ名物なのか」は、乗って頂ければ解ります。笑いネタとしてうってつけです。
山陽須磨浦公園駅~ロープウェー~カーレーター、と直結してるのでぜひ。



もう「夏の終わり」感。先日ブログに書いた森山直太朗氏の「な~つのお~わ~り~♪」を口ずさむ。



素敵なカフェがありました。
ここには入らなかったけど、道中まったく店は無いので、駆け込み寺的にありがたい存在です。

今年は須磨海岸は「海開き」をしていませんでした。
なので「海の家」的なものは一切無し。
でも、海岸ウォーキングのゴールでJR須磨駅まで来たら、ビーチで遊ぶ学生さんや家族連れが多かった。
「密」というほどではないから、ええのではないか、と思います。
ライフセーバーとおぼしき人はずっと待機してはりました。
泳ぐ人もここでは多い。一気に「現実に戻ってきた感」が押し寄せました。

やはりスタートのJR須磨海浜公園駅~赤い灯台の間ぐらいがいいですね。
静かで、な~んにも無くて。
コロナでなかったら、例年はもっと人が多いのかな。
マスクを外してのびのび出来るのがいい。

海を見ていたら、「永遠」という言葉が浮かんでくるのでした★
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