上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

復活!昌磨君とかなちゃん負傷のあと★

2020-12-27 | 20-21コンペとショー
男子フリーの前に、アイスダンスの村元&高橋組、負傷!のニュースでびっくり。
公式練習中に二人とも倒れて、大ちゃんの体がかなちゃんの膝を直撃した形に。痛そうでしたが、RDはそんな気配も見せず見事に滑りきりました!NHK杯よりずっと一体化していて動きもなめらか。素晴らしい進化で点数にもあらわれていました。
小松原ペアのティム・コレト君が「小松原尊(たける)」となられて、これで五輪も日本代表として出場OK。尊さん、まだ慣れない(笑)。
今日のフリーダンスはどうなるのでしょうか。ドキドキハラハラです。とにかく足を労わりつつ最後まで全力で滑りきって欲しいです。

男子ですが、「最後の全日本」となった本田太一くんと日野龍樹くんのフリーが、気迫のこもる涙なみだの演技でした。
日野君の「トゥルーマン・ショー」は、ランビエールがジュニアの時に滑ってから封印していた大事なプロ、ということですが、確かにランビテイストを感じました。時々、斜め上を見上げたり、首や顔を効果的に動かすのがランビの特徴。やっと表現が追い付いてきた~と思ったら引退なんて。日野君は羽生君とノービスのとき「勝ったり負けたり」の仲でしたね。ナイーブで個性的な選手でした。
草太君の「ドラゴン」って明らかにストイコを思い出すよねえ(笑)。ジャンプがズレていってしまったけど、やっぱり逸材の草太君が最終Gで嬉しい。なんとか五輪に行って欲しい。
刑事君は怪我で回避かと思われた4回転をしっかり跳んで、ベテランの意地を見せました。来季のSPはもう出来てるらしいので楽しみです(やっぱり横にいるお若い女性コーチがナゾです。最近引退した方かなあ)。
友野君。惜しい!スゴイ気迫だったのになぜメダルに届かないのか。昔の町田選手状態なのよね。トップクラスに入るには「あともう1種の4回転」か「素晴らしく高いPCS]しか手はない。プログラムも動きも素晴らしいのだけど、スケーティング自体が少し小さくまとまってしまうので、「町田方式」で超印象的なプログラムを持ってくる方がいいかな。
私は友野君が好きです。なんか「関西の庶民の子」的な風情が(笑)。思わず味方したくなるんです。

上位陣で一番感動したのは昌磨君でした。昨年の絶不調つうか「スケートが苦しそう」な彼はどこいった。コーチの影響ってそんなに大きいんだね。
ランビエールコーチはもう、日本専任コーチ化しそうな絶大な信頼度になりましたね。コーチと選手の楽しそうなやりとり、滑ることが楽しくて仕方ない、試合が楽しい、そんなシンプルな喜びが伝わる「ダンシング・オン・マイ・オウン」。昌磨君のバックにロシアの広大な平原と、凍った湖が見えました。
ランビになってから顔つきも大人っぽくなって芯が太くなった感じ。でも「天才の気まぐれ」的なところは変わってない。彼は「感性の人」なんで、ランビと通じあえるものがあるのでしょう。ランビエールも現役時はビシバシ感度高い人でしたから~。
同じランビ組の島田君も別人のように大人っぽい顔つきに変わっていて、男の子ってわからないものですね。
羽生君は、自身の強みを熟知したプロ作りと戦略で、見事にハマってましたね。ベテランらしい巧みな試合運び。
SPは大量リードで足固め、そしてフリーは鉄板の構成で挑むのは、彼の得意なパターン。SPではちょっと慎重だったけど、フリーの最後の方は明らかに「ノッて」ました。アクセルの跳び方とかね。ショーの時と同じよね(笑)。
さあこれを見てネイサン、発奮してくれるかな~。そろそろ目を覚まして全米よ。

ごひいきの鍵山君。だって昔のパパを可愛くしたら息子くんなんだもん。そら肩入れするって(笑)。
今季もっとも緊張してるようでした。優勝を狙っていたんだよね。昨年はチャレンジャーで良かったけど、今回は優勝候補にも挙げられるほどになってたから、「狙って獲る」ことの難しさを痛感したのかも。
フリー前「心臓が口から出そう」な様子でも、いざ始まったらちゃんと4回転も跳び、崩れることなく頑張りました。やっぱりここで崩れないのが非凡だな~と感心しちゃう。
もし完璧でもやはり上の二人に届かなかったと思うので、あともう1種、4回転が必要になってきました。佐藤俊君が4ルッツを持ってるのが強みだよね。鍵山君はループが得意だから4ループかなやっぱ。
しかしメダリストは決まったけれど、四大陸もなく世界選手権は未定。これからどういう派遣になるのでしょう★ 
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試合がある幸せ★

2020-12-26 | 20-21コンペとショー
さて全日本フィギュアスケート選手権、ショートプログラム終了。
今季は試合がほとんどなくなって、この全日本が初戦!という選手のプログラム初披露が拝めました。
そのせいか新鮮で楽しかったですね。
どうかコロナに負けず、無事に最後まで敢行されますように。
本田真凜選手が棄権で残念です。

女子は梨花ちゃん、リショーさん振り付け。片手側転が氷上で180 度開脚で出来てしまうのも凄い。
ちょっとまだ慎重でしたがまずまず良かった!
さかもっちゃんは優勝を意識したのかやや固かった?でもフリーは自信持ってるしね。
三原さん、川畑さんの清らかさ、復活の本郷理華ちゃんも素晴らしかったです。永井さんが引退試合なのでハンカチ用意。
白岩優奈ちゃんも良かった。宮原さんも今季初披露だけど、試合がなかったブランクを感じさせずきちんと水準を保っているところが凄い。

男子。
昨季から持ち越しプログラムだけど昌磨君の滑りが、一番伸び伸び気持ちよさそうでした。
何よりランビエール先生の生徒たちはみな、スケートを楽しんでる感が強かった。
選手全体、ミスはあってもいつもの全日本の緊張感より、「試合が嬉しい」感の方が勝っているというか。
そういう意味では試合自体は好調ということでしょうか。

私は鍵山くん推しなんですが、ちょっと緊張気味でいつもよりスケートが滑ってないように見えました。
まあまあ大過なく「第一関門」乗り越えたので、先輩たちを押し退ける勢いでやって欲しいな。
ゆづるさんは面白い衣装だった(笑)。彼と島田君のスピンノーカウントは、ちょっとわかりません。もう一度録画見てみよ。
ラーメン王子の友野君を応援しています(いつもインスタグラムはラーメンばかり)。
彼の「踊り心」は、やはりいいです。サルコウ惜しかった!★
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2020年NHK杯★かな&大がデビューした

2020-11-29 | 20-21コンペとショー
大阪でNHK杯フィギュアスケートが開催されました。&
どうなることかと危惧していましたが、お客さんの席を減らして感染対策。海外選手が出ないのでプチ全日本状態ですが、選手の皆さん頑張ってくれました!

なんといっても。。。アイスダンスで村元哉中&高橋大輔組がデビューしたことが!
わたくし的大トピックス。いやNHK的にも「大輔激推し」でした。また練習中のお弁当の中身まで映しとるがな(笑)。
でも、アイスダンスが地上波でノーカットライブで放映されるのは、たぶん日本では史上初ではないか。
注目されるのはいいことです。私もこれまで「綺麗だよね~」ぐらいで気楽に見てましたが、がぜん村元&高橋組以外のカップルの演技を着目するように。つまり、技術的にどうなのか、熱心に観てしまいました。
1位の小松原&コレト組は、結成5年の夫婦カップルで、昨年からさらに上手くなった印象。ポッと出の大輔さんたちに負けじと、すごい気迫を感じました。正直、今の全日本代表である彼らと大輔さんたちでどれだけ点差があるのか、それを知ることが重要でした。点差がわかれば、今どれぐらいのレベルにいるのか解りますもんね。

RD(リズムダンス)のポップで速いナンバー、きちんとステップも踏めてました。黄色いパンツの大輔さんは斬新でしたが(トランコフを思い出す)なんとか大きなミスなく。リフトも大丈夫でした。
フリーは「ラ・バヤデール」バレエで有名な曲ですね。ソロルとニキヤの物語でいいのかな。
「ザ・クラシックバレエ」という感じで、優美でオーソドックス。ポージングが美しいですね。たぶん来季の五輪シーズンもこれを滑り、2年かかって完成と見ました。今季はもう、大輔さんたちが出られるクラスの国際大会がほぼ絶望的なので、長期計画なのでしょう。
思いのほか似合ってて、かなちゃんも美しい。大ちゃんはシングルのときこういう曲では滑ってないので、新鮮でよかった。というか、王子様役も意外と出来るというか、女性と組むとちゃんと「頼れる男性」化してて面白かった(笑)。
こんなピラピラした衣装、何年ぶりですか~。34歳ですよ~(笑)。いいのよ。何歳で何着てもいいの。
ツイズルでミスが出るのは、なんか予想の範囲内でした。アイスダンスで一番難しいのは(わたし的には)「二人揃ってツイズル」。ここで息を呑んでしまうのです。成功して!
バランスを崩して両手をついてしまいましたが、転倒まではいかなかった。大輔さん、ところどころエッジがひっかかってるように思えましたが。スケート靴も、シングルとダンスでは違うので、慣れるのに大変でしょうね。

正直、シングルを見守るよりずっと緊張した(笑)。
シングルではジャンプ部分だけ緊張したらいいけど、アイスダンスは全部緊張するのだとわかりました(^^;)。
リフトで落とさないか。。。パートナーと足がもつれないか。。。スピンで止まらないか。。。
過保護なまでに心配ばかり。
正直、プログラムがどうこう言うより、決められた技術を正確にこなすのにいっぱいいっぱいという感じがしました。かなり慎重に滑っているというか。二人で作る空間がまだまだ小さいというか。
でも、これも慣れていけば大丈夫なのかな。パートナーの村元選手が頼りがいがあるので大丈夫。
かなちゃん大ちゃん、おめでとう。スタートできましたね!

つくづく「カップル競技は“二人でひとつ”」なのだとわかりました。一人で滑ってるのとは別競技なのね。
大ちゃんたちはまだまだ「ひとつ」には遠いけど、「目指せキングカズ」らしいので、先は長い。これから進化だ!
12月末にも全日本選手権があるので、どうか他選手ともに怪我なくまた熱い戦いを見せて欲しいです★
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