9月2、3日と版画見本市があり、その準備の大詰めです~。関係者にとっては、年に一度の「勝負!」のイベント。私も新作出します。
本当はスケートなど見に行ってるバアイではないのだが…^^;でも特別ですから。今回は「特別の日」でしたから。いいの。7月頑張ったもん(言い訳)。いや、今も頑張ってますよ(笑)。
FOIの大ちゃんは、第一部のトリ。なんと「あの」カート・ブラウニングの直後でした。
私の「かつての恋人」カート!
そう、〇〇年前OLだった私は、寝ても醒めてもカート!カート!
あのかわゆかったカートは43歳になり、臀部のお肉なんか迫力モンです。それでも、軽快な足さばきは健在!極上品でした。
たっか~い2Aまで何度も跳んじゃって!トリプルまで跳んじゃって!しかも第二部でも滑るんですよ!(さすがに千秋楽2本目のプロでは、ややお疲れ気味だったけど)
「素晴しき哉、カート」の後で客席がザワザワ…お隣のZさんは「次ですよ!」と。えーっ!?まだ心の準備が…。
でも、もうしーちゃんがアナウンスし出すんです。そう、大ちゃんの時だけ、しー姉さんがマイク持って紹介してくれるの。ウワーッと盛り上がるんだけど、すぐに「しーん」。。。
静かな曲の始まりで。静かに飛び立つ鳥のような。。。
一瞬のはばたきが。。。美しいシルエットで。。。
私の居る北AR付近で最初の3F。次は南AR付近で3Lz。ジャンプは2本とも軽く「ふわり」と降りました。あ~これが大ちゃんのフリップやん~。
「しーん」お客さんの静寂の中、ピアノの切ない旋律と、大ちゃんの音も無いスケートが、サラサラサラサラ~と流れていく。
桜の花びらが、風にのって舞うようにね。
エレメンツがどうとか順番とか、もう殆ど覚えてなくて、ただひたすらに「あ~大ちゃん~綺麗だな~…」と耽溺するばかり。
自分の中で「戻ってきた戻ってきた戻ってきた…」がグルグル回ってるし、大ちゃんは軸の綺麗なスピンでグルグル回ってるし(笑)。
どうしたらいいのか、固唾を呑んでいる間に、「Luv letter」は終わってしまいました。スタオベの中、バナーを握りしめながら、ずっと涙が溢れて止まらないのでした。
最後のレイバックスピンは、フィナーレのトリでも(しーちゃんの後、大ちゃんが大トリであった)美しく美しく回っていたけど、帰り道ずっと「何かに似ている?」と不思議な気持ちでした。
そして今日、ようやく「玉三郎の“鷺娘”だ!」と悟ってヒザを打つ。
「鷺娘」の踊りって、ラストに玉三郎がググーッと後ろにのけぞって、まさにイナバウアー状態になるんです。手をヒラヒラと天に向けてかざして、雪なのか風花なのか…が、はらはらと舞って。
余りにも美しいんですが、大ちゃんのレイバック・スピンはなんだかそれを彷彿とさせました。
怪我が発表されてから8ヶ月。「この日」が本当に来るのか確証も無かったし、復活してももう、以前の大ちゃんではないのかもしれない。
ショックを受けたらどうしよう…と思う気持ちと、信じたい気持ちと。
明と暗とが入り混じる複雑な気持ちは、演技が流れていくにつれスーッと消え、リンクには、あたたかな空気が充満しました。
勿論、これはまだ「第一歩」なんだろけど、ここまで来る辛苦を思うと、大きな拍手を贈らざるを得ません。「五輪を見据えて手術に踏み切った勇気に、敬意を表したい」と書いてくれた、あの朝日新聞の記者さんは、見ていてくれただろうか…?。
「欲」とか「迷い」とか、余計なものが削ぎ落とされた、「ありのまま」の大ちゃんの滑りは、ただひたすらに清らかで、ずっとずっと泣いていたい私でした★
本当はスケートなど見に行ってるバアイではないのだが…^^;でも特別ですから。今回は「特別の日」でしたから。いいの。7月頑張ったもん(言い訳)。いや、今も頑張ってますよ(笑)。
FOIの大ちゃんは、第一部のトリ。なんと「あの」カート・ブラウニングの直後でした。
私の「かつての恋人」カート!
そう、〇〇年前OLだった私は、寝ても醒めてもカート!カート!
あのかわゆかったカートは43歳になり、臀部のお肉なんか迫力モンです。それでも、軽快な足さばきは健在!極上品でした。
たっか~い2Aまで何度も跳んじゃって!トリプルまで跳んじゃって!しかも第二部でも滑るんですよ!(さすがに千秋楽2本目のプロでは、ややお疲れ気味だったけど)
「素晴しき哉、カート」の後で客席がザワザワ…お隣のZさんは「次ですよ!」と。えーっ!?まだ心の準備が…。
でも、もうしーちゃんがアナウンスし出すんです。そう、大ちゃんの時だけ、しー姉さんがマイク持って紹介してくれるの。ウワーッと盛り上がるんだけど、すぐに「しーん」。。。
静かな曲の始まりで。静かに飛び立つ鳥のような。。。
一瞬のはばたきが。。。美しいシルエットで。。。
私の居る北AR付近で最初の3F。次は南AR付近で3Lz。ジャンプは2本とも軽く「ふわり」と降りました。あ~これが大ちゃんのフリップやん~。
「しーん」お客さんの静寂の中、ピアノの切ない旋律と、大ちゃんの音も無いスケートが、サラサラサラサラ~と流れていく。
桜の花びらが、風にのって舞うようにね。
エレメンツがどうとか順番とか、もう殆ど覚えてなくて、ただひたすらに「あ~大ちゃん~綺麗だな~…」と耽溺するばかり。
自分の中で「戻ってきた戻ってきた戻ってきた…」がグルグル回ってるし、大ちゃんは軸の綺麗なスピンでグルグル回ってるし(笑)。
どうしたらいいのか、固唾を呑んでいる間に、「Luv letter」は終わってしまいました。スタオベの中、バナーを握りしめながら、ずっと涙が溢れて止まらないのでした。
最後のレイバックスピンは、フィナーレのトリでも(しーちゃんの後、大ちゃんが大トリであった)美しく美しく回っていたけど、帰り道ずっと「何かに似ている?」と不思議な気持ちでした。
そして今日、ようやく「玉三郎の“鷺娘”だ!」と悟ってヒザを打つ。
「鷺娘」の踊りって、ラストに玉三郎がググーッと後ろにのけぞって、まさにイナバウアー状態になるんです。手をヒラヒラと天に向けてかざして、雪なのか風花なのか…が、はらはらと舞って。
余りにも美しいんですが、大ちゃんのレイバック・スピンはなんだかそれを彷彿とさせました。
怪我が発表されてから8ヶ月。「この日」が本当に来るのか確証も無かったし、復活してももう、以前の大ちゃんではないのかもしれない。
ショックを受けたらどうしよう…と思う気持ちと、信じたい気持ちと。
明と暗とが入り混じる複雑な気持ちは、演技が流れていくにつれスーッと消え、リンクには、あたたかな空気が充満しました。
勿論、これはまだ「第一歩」なんだろけど、ここまで来る辛苦を思うと、大きな拍手を贈らざるを得ません。「五輪を見据えて手術に踏み切った勇気に、敬意を表したい」と書いてくれた、あの朝日新聞の記者さんは、見ていてくれただろうか…?。
「欲」とか「迷い」とか、余計なものが削ぎ落とされた、「ありのまま」の大ちゃんの滑りは、ただひたすらに清らかで、ずっとずっと泣いていたい私でした★