上砂理佳のうぐいす日記

楓ギャラリーのグループ展、多くの方にお越しいただき誠にありがとうございました。励みになりました★

バブルバスとアトム坊や★

2015-01-29 | うぐいすとお仕事

銅版画「バブルバス」は、ある日突然イメージが浮かびました。
それは、ご近所の雑貨屋さんでいろいろ商品を見ていた時。
アイボリーの少し古ぼけた(感じにしてある)横長の額縁を見つけ、「これにピッタリ合う版画を作ろう」となりました。
こんな風に、ガクブチを見てから中身をイメージする時があります。
そういう時はたいてい自分の中で、イメージを「ガッツリ」掴めているので、すいすい進む。構図はこうで、登場人物はこことここに居て…色はこうで、ここに赤を入れる、とか。
逆に、「なんとなくイギリスの町並みでも描こうかな」とか、ボンヤリとスタートしたら、大抵うまくイメージを具現化することが出来ず、ボツになります。
何日も苦しみ抜いたあげくボツって…悲惨でまた落ち込むという。

この「バブルバス」は、横長の額縁に合わせて、まず横長の大きな洋風バスタブ。
前日に見ていたフランスのインテリア雑誌の、バスルームが超素敵だったので、影響されたのかもしれません。赤茶色の長い長いバスタブだったのです。
その写真のバスタブの足が、また大きな「猫足」だったのですが、それが脳裏に刻まれていたようで最初は猫足で描いてました。
でも、この足が女の人の足だったら面白いね…太った人で。女性だからハイヒールね…とか連想で遊ぶのです。
バスタブに入ってる人は誰にしよう?
最初は子供だけでお風呂で遊んでる絵にしたけど、どうも子供だけだと不安で、保護者としてお父さんを描きました。
でも、「若いお父さん」って、余り絵的に魅力がない(笑)。
なので「おじいちゃん」にしました。
おじーちゃんと孫でお風呂に入るということは、おじーちゃんは「むかしむかし、ワシが小さい頃にな…」とか語りだしそう(しかも長い)。
何かそんな風に、物語(妄想)が楽しく進んでいく時は、絵としてうまくいくかな、と思います。

私の版画に、この「おじーちゃんと孫」がレギュラーのように登場しますが、もうお馴染みのお客さんには「あ、また居るね!」と言ってもらいます。嬉しいですね。
作品を細かく見てもらって、ツッコミを入れてもらえるのが一番うれしい。
せっかくボケてるんだから、つっこんで欲しいって、どんだけ大阪人DNA(笑)。

少し髪型がヘンなこの男の子とおじーちゃんですが、「アトム坊や」とか「ツノツノBOY」とか言われてます。正式名称は実は無い(笑)。でも、イメージは「アトムの髪型」なんです。
前に、手塚治虫さんのドキュメンタリーを見ていたとき、「アトムの頭のデザインは、横から見ても前から見ても、どの角度から見ても同じように見えるようにした」とおっしゃってて、なるほどな~と。
アトムがもし坊主頭だったら、あれだけヒットしなかったかもしれない。インパクト大ですよね。デザインって、深いわあ。
手塚先生、漫画もたくさん持ってます。アトム坊や、今後も飛び回ります★
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連載(ひとまず?) 最終回によせて★

2015-01-27 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
産経新聞に電話してみたらば、「本日のサンケイエクスプレスは完売です」と言われてしまいました(;^_^A
高橋ファンがみんな買い占めたのかな…んなワケないか。
大ちゃんの不定期連載コラム、最終回ということで、自力でWEB版をテキスト化して保存。
最初の頃はご近所のコンビニで沢山売っておりましたね。5年位前ですか。
その後、コンビニは仕入れ部数が三部になり、やがて駅の売店のみの取り扱いになり、その売店もコンビニ経営になってから、置かなくなってしまいました。
サンケイエクスプレス、お洒落でアーティスティックな紙面だったわ。写真がゴージャス過ぎたので、コスト高で回らなくなったんじゃないかなあ(個人の推測です)。週イチ発行で良かったのでは。

アメリカ留学というと、北島康介さんを連想しますね。
向こうに行って小さなプールで泳いだりして、「アンタ誰?金メダリスト?ふーん」みたいな環境になってから、北島センパイは自分自身を取り戻した…というではないですか。
一度、全部捨ててフラットになってみるって、良いことだなあ。ちょっと羨ましい。
人間のキャパシティは一定なのだから、何かを捨ててスペースを空けないと、新しい何かをインプットする事は出来ない。
大ちゃんはその事も、ちゃんと考えてるんだなあと、あらためて思った最終回コラムでした。
うん。うん。
もう、早よアメリカ行きなはれ!とすら思う(笑)★
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日本でいかが★

2015-01-27 | 14-15コンペとショー
しかし全米選手権、座席がいっぱい空いていて勿体ない。ロングはまあ埋まってるけどショートがね。。。会場が大バコ過ぎるのかな。
全米を日本の代々木…いや、さいたまスーパーアリーナでやりませんか(笑)。完売すると思う゜+。(*′∇`)。+゜
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ファリス。世界選手権だ~★

2015-01-26 | 14-15コンペとショー
これから欧州選手権もあるし、フィギュアファンにとっては忙しい日々。
大ちゃんが引退して、もうコンペは見ないかな…と思ってたけど、やっぱりご贔屓選手がいると見てしまいますね。

全米選手権・女子は、アシュリーの女王返り咲きが嬉しかった!
「ムーランルージュ」は、まるで一本のドラマのような迫力が。リンクを支配するパワーが圧倒的。
グレイシーが怪我明けで、やや不安気に滑っていたせいか、やはりアシュリーほどの迫力は出せなかったと思う。でも、世界選手権にピークを合わせたら、グレイシーの方が上をいくかな?
二人とも大好き!ミライちゃんが辛かった…ちょっとスピードが無いような。
カレン・チェンを見ていたら、ミライちゃんもこれ位の年齢の時はキビキビ・ハツラツしてたなあ…と、しみじみしてしまった。今季は四大陸も無いだろし、これで終わりかなあ。
他には、クリスティーナ・ガオの清らかな滑りにも涙しました。彼女は本当にここで引退かな?先日の石川翔子ちゃんと何かイメージがダブります。

全米は、男子の方が役者が多くって面白いですね。
でも最年長のアボット…うーん。昨シーズンの大ちゃんと何かカブるわ。
懸命に取り組んではいるんだけど、もうどうしても追い付けないものがある。
ジェレミーの素晴らしいスケートは今回も魅力的ではあったけど、ファリスやブラウンといった若い選手達と同列で滑ると、やっぱり彼らのパワフルな輝きにはかなわないかな…なんて少し思ってしまった。
ジェレミーはもう、次のステージで輝く時が来たのかもしれない。どういう決断をするのかな。
ジョシュア・ファリス、NHK杯ではヒサンだったので書きませんでしたが、復調してきたようで嬉しい。このSP、ボロボロ泣けてきます。ヴォーカル入りを上手く生かした好プログラムだと思う。
繊細な感受性を持ったファリスは、世界ジュニアで金メダルを取って周りから期待されて、なかなかスムースにいかなかったから、傷ついたんじゃないかな。これからメンタル面でも強くなってくれたら、世界チャンピオンも夢じゃない。ファリス大好きな私です。
ジェイソンはジェイソンだった!素晴らしかったけれど、今日の勝者はリッポンだなー。
やっぱり4回転ルッツを降りると演技全体のテンションが違ってて、お客さんもそれを解ってるから盛り上がる!あれで回転が足りないって言われても。知るかそんなもん(笑)。
リッポンはクワド・トゥは飛ばないのかなあ。ルッツオンリーである限り、一か八かになっちゃうので、なんとかしたいもんだ。頑張れリッポン!
ファリスはジュニアの頃からクワド入れてるし、ジェイソンだけなんすよね。未だクワド投入してない人は。
でも、あれだけ3アクセルが跳べそうになかったのに、ある日突然跳べるようになったので、案外ジェイソンは昌麿君タイプかもしれないですね。4回転もある日突然スンナリ入るかも(かなり本気で信じている)。
ステファン・ランビエールが突然クワド投入を決意して、しかも2本入れて世界選手権で成功させたのも、確か19とか20歳だったような。男子の「じゅうく、はたち」は、劇的なことが起こるお年頃。
ジェイソン期待します。今からクワド入れ出して、ひょっとしたら次のオリンピック時に一番良いピークが来るかも!?

全米は採点が大盤振る舞い~でしたが、選手に自信をつけさせて世界へ送り出すには良いと思います。このお祭り気分で採点が辛かったら、ガクッと盛り下がるわな。
そして、アメリカは意外にも、芸術性を重視するな~とも思いました。エンターテイメントの国、アメリカならではかな★
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全米選手権★

2015-01-26 | 14-15コンペとショー
全米フィギュア、男女シングル終了!良かった!
アシュリー、ジェイソン、優勝おめでとうです゜+。(*′∇`)。+゜
詳しい感想はまたあとで~★
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どうなるのだろう★

2015-01-22 | うぐいすよもやま日記
銅版画の新作が完成しつつあります。今は版画制作に集中しています。

シリアで拘束されている日本人男性二人の「命の保証リミット」が、24時間を切りました。安倍首相はどうするつもりだろう。
「イスラム国」の声明文に、「日本国民よ」という問いかけが出てきます。
日本国民としてどう考える?と胸にナイフを突き付けられているかのようです。
私が首相なら、
「日本は武力による解決を望まない。誰の血も流さず話し合いでの平和的解決を心の底から望むので、受け入れて欲しい。まず人質の安全を確保し、話し合いの場を設けて頂きたい」
という主旨の声明文を、自ら読み上げる動画を作って、テロップ入れてYouTubeに投稿するかなと思います。勿論、もっと上手い文章を練り上げて。
他にもやることはいっぱいあるでしょうが、今ここで名演説を作成して世界に発信しないでどうする!?
首相って、こういう時の為に存在してるのではないでしょうか。
「日本は、こうなんだ!」って、世界に叫ぶ覚悟。それは国民の覚悟だと思う★
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グレゴリ青山さんの漫画★

2015-01-20 | うぐいすよもやま日記
大きな会場の小さなブースを借りて、自分の作品を展示販売するアート系のフリーマーケット。
アートフリマは楽しい。めっちゃ楽しい。
楽しいけど疲れる。めっちゃ疲れる。
あの圧迫感は何だろう。
行けども行けども、「私を見て!」「俺ってすごいでしょ」の、てんこ盛りで、自己顕示欲オーラにやられて気分が悪くなってしまうのです。
あの何とも形容し難い「アート系フリマにおける疲労感」を、ズバリ漫画で表現してくれたのが、グレゴリ青山さんでした。
「ああ私と同じ人がいる!」って興奮して(笑)、思わず新聞を切り抜きスクラップ保存。
グレゴリさんは朝日(関西版のみ?)夕刊で、コラム漫画を不定期連載中なのですが、共感することが多く面白いですね。
同じ関西人で感性も(年齢的にも?)似通ってるのかな…と思っていたら、そのグレゴリさんは大のフィギュアファンということで、遂に「スケオタデイズ」を刊行!
フィギュア本は数あれど、グレゴリさんみたいに完全に、ファンの心情側から描いてて本にまでした作家さんは、恐らく初めてじゃなかろうか?
余りにも自分と気持ちがカブり、まるで鏡を見ているかのよう…それがかえって「躊躇」となってまだ購入してませんが、この漫画のクライマックスは、ソチ五輪代表を決める全日本選手権男子フリー。
ああ。
グレゴリさんも「ごめん」って聞こえたんや。全日本ビートルズ。。。
高橋ファンはここを読んだら恐らく号泣してしまうでしょう。
もうあれから一年以上経ったんやね。
涙と笑いのバランスが絶妙で、さすがです。フィギュアファンにはオススメの一冊(すみません立ち読みだったので次は買います笑)。

しかし、大阪のジュンク堂ヒルトンプラザ店には、2000daysが一冊も無かった…何でやねーん★
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20年★

2015-01-17 | うぐいすよもやま日記
高知の親戚の家の庭からもらってきた椿が、ポンポン咲いてます。
前にもらってきた時は、蕾のまま枯れてしまってたので、「なんでやろ?」と尋ねたら、「潮が満ちる時に刈り取るといいよ」とアドバイス。
その通りにしたら、上手く咲いた!
今まで知らなかった…潮の満ち引きとの関係性。

今日1月17日は、阪神大震災が起こった日です。
あれから20年もたったなんて信じられない。
早朝の激震は死ぬまで忘れることがないでしょう(昨夜もちょっと揺れなかった?)。
思い出すだけで辛いけれど、再開発の長田地区の状況が、あまり幸せなものではない…と報道されているのも辛い。
昔ながらの商店街がショッピングモールになって、若い人達はそれでいいけど、年老いた店主達は店を再建する力がなくて、断念せざるを得ない…ということ。
復興して成功した地区もあるはずなので、もっとそこも報道して欲しいです。
三宮周辺は、一見したところ、地震なんて無かったかの如く賑わっていますが、それぞれの地域で「感触」は違うのだと思います★
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読み終わり★

2015-01-14 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
「なぜ本のタイトルが“2000days”?」と考えていたけれど、2008年秋に大怪我をしてからソチ五輪男子フリーまでが「ほぼ2000日」。そういう事かしら。

昨日、ある方のおかげで、さだまさしコンサートに行ってきました。
実に10代以来の「生さだ」です。
「すごい!」「すごい!」「すごい!」の連発。
笑って泣いて、しんみりして踊りまくって、眼を閉じて曲の情景を思い浮かべて…圧倒されてノセられているうちにお開き。
3時間休憩無しとは思えない、アッちゅうま!

62歳になったさださんは、さすがに若かりし頃のヒット曲はキーが高いのか、高音が苦しそうでした。声がかすれて。
でも、正直そんな事は、「どうでもいい」事でした。
声がかすれようが何だろうが、昨日ハッキリわかったことは、私は、さださんの「生きざま」に圧倒された。
歌・演奏・トーク・パフォーマンス・構成・演出…上手いとか下手とかそんな規準で測るのではなく、舞台から「さだの生きざま」が伝わってくるからこそ、感動するのでした。
しかもそれは「俺ってどうよ。すごいでしょ!」と押し付けがましいものでなく、ただただ謙虚に粛々と「…お聴き頂ければ幸いです」でもなく、「祭りだワッショイ」でもない。
満場のお客さんの、様々な感情を揺り動かすコンサートでした。心の表層か奥底か、それはその人それぞれですが。

昨日の衝撃で、初めて解った。
私は、スケーター・大ちゃんの「生きざま」に心掴まれて、拍手したりスタンディングオベーションしたりしているんだな、ということ。
さださんの声の枯れが「どうでもいい事」と同じように、ジャンプの回転が足りないとかどうでもいい。
いや、完璧に綺麗に跳んだジャンプは、それこそ歌い手の「美声」ではありますが、フィギュアスケートは一本のプログラムを通して「生きざま」が伝わってこないと、いくら美声で歌いあげても感動することはない。そういうことです。

これは、どこかの本で読んだのだけれど。
例えば「美術館でピカソの絵を見てきて感動した」を、人に伝える場合。
「左向きの女の人の横顔と正面顔が合わさって、右上に赤い三角形があって左下に黒丸がある絵を見て感動した」とは言わないでしょう。
「ピカソの絵を見た。感動した!」これでオーケーです。

「選手・高橋大輔」にとって、試合の緊張感と、競技用プログラムに求められるハイレベルな技術を追求することは、「自分の能力をギリギリまで高める」快感があったのでしょう。
「勝つため」だけだったら、余計な要素は捨ててひたすら「点数稼ぎ」に集中すればいい。その方が効率がいいのですから。
でも、毎年毎年プログラムの傾向を変えて、変幻自在に音楽を表現してきたことは、まさしく「高橋大輔の絵」なのです。
何枚も何枚も「傑作の絵」があるので、それで「美術館の高橋大輔の絵」を見に行ってしまう。
だから試合やショーに、性懲りもなく足繁く通ってしまうのです。
「高橋の4回転の回転が足りているか否か」ではなく、「高橋の絵」を味わいたい。
それは、他のスケーターでも同じでしょう。

深い深い「2000days」でしたが、今後のこと。
本の中で明確に「日本のアイスショーには出ない」と書いてないわ。
フツーに考えて、フレンズ10周年とクリスマス・オン・アイスと、「ビールを注ぎに」日本帰って来る…と思ってる私は、やっぱり相当能天気なんでしょか(笑)★
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読み中2★

2015-01-12 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
去年だったかラジオで、Qちゃんこと高橋尚子さんのインタビューがありました。
金メダルをとってから、引退を決めるまで…の葛藤を語ってはりました。

「金メダルをとった頃は、“自分のため”に走っていて何の疑問もなかった。でも怪我もあり、段々勝てなくなっていった時、チームQのスタッフのみんながこんなに一生懸命やってくれているのに、それに応えられない自分が情けなかった。最後の方はほとんど“チームのため”に走っていて、結果を出して恩返ししたい気持ちと、もう無理という気持ちのはざまで苦しんでいた」。

大体こんな内容だったと思いますが、「大ちゃんとチーム大輔」を連想して、切ないものがありました。あのQちゃんでも、こんなに悩んでいたとは…。 大ちゃんも、最後の方は同じような気持ちだったんじゃないかな。
先生、スタッフ、故郷、大学、スポンサー…そしてファンのみんな。勿論お父さんお母さん。
恩返ししたいのに、自分の体が思うように動かない、というのは、どんなに辛いことだろう(涙)。
ボジションが上になればなるほど、お世話になる人・関わる人も増えてくるし、ファンもどんどん増えてくる。なのに自分のコンディションは落ちてゆくというこのギャップ。
結果を出して恩返し出来ない辛さが、ラスト2年、大ちゃんを苦しめただろうなあ…ごめんよ大ちゃん。ファンの応援も、ちょっと「悲痛」入り過ぎていたかも(ほらそういう空気は敏感に感じとる人じゃないですか)。
膝の治療も、ありとあらゆる手を尽くしてたんですね。でも、不調を怪我のせいにするのは、アスリートとして耐えられないやろし。。。だから「精神的に甘かった」という所へ納めてしまう。
これが若い頃なら、どんな無理も出来ただろうけど、もう大ちゃんは「燃料切れ」だったんだろうなあ。。。

ソチ五輪は、私は「フィギュアの神様」がいたと思う。
日本からはるばるソチまで行ってた沢山の人達の応援を、ちゃんと神様は受け止めて、大ちゃんを完走させてくれた…なんかそう思う。
本読んだらホントにひどい状況だったってわかるから、あれは、あのソチの演技は「奇跡」やったんやなあ…と、改めて思いました★
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読み中★

2015-01-12 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
大ちゃん自身の記述では涙が出るところはなかったけど、織田くんのことを語ってる部分でボロボロ泣いてしまった。
ノブとは色々ありましたが…モロゾフの事でビミョーになった時もあったけど、基本的に仲がいいので、これからもずっと仲良しなんだろな。男の子って、ちょっと気まずくなってもまたすぐ元に戻って、子犬みたいにじゃれ合うじゃない(笑)。大&ノブはそんなイメージ。
二人で競い合ってグングン世界ランキングを上げていった2005、2006あたりから、やっと日本男子フィギュアも光を浴びてきて、大ちゃんも書いてるけど、彼が居なかったら大ちゃんあれだけ頑張れなかったと思う。
関大リンクのオープニングイベントで、美姫ちゃん・ゆかりんも応援に来てくれて、みんなワイワイ大学生やってた頃が懐かしい。思い出すと泣けてきます(;_;)
大ちゃん世代はみんな仲が良くって、ライバルではあるものの「敵」じゃなかった。
ライバルを挑発するような発言もなかったし、かと言って馴れ合いでもなく。
今思うとちょうどいい空気感で、夏の海外合宿とか修学旅行みたいで楽しかった(笑)。
織田君の「引退花道」を提案してあげた大ちゃん、やっぱり優しい。
高橋・織田の二枚看板時代は、なんだかんだ言っても二人とも若かったから、希望に満ち満ちていたのよね★
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読み始め★

2015-01-11 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
関大生協のパンは二個で\150。安っ!
これは「関大名物」メロンパンなのですが、緑がとても綺麗(どーやって色つけてるの?)。中の生クリームはあっさり軽く、めっちゃ美味!やみつきになりそう。

さて2000days、結局私自身は地元の本屋さんで購入しました。12冊は並んでた…大丈夫か(;^_^A
まだじっくり読んでないのですが、ひとつ言わせてもらうなら、「あとがき」から読むのがオススメどすえ。
ファンや今まで支えてくれた方へのメッセージが、最新の彼の言葉で綴られていて、隣ページの「旅立ちのシルエット」と絶妙なマッチング。
華麗なるスケーター・高橋大輔じゃなくて、一人の若者として人生に向かおうとしている彼のこの写真は、セピア色なんだけど光に満ちている…穏やかな海の波音だけが聞こえてきそう。
うーん素晴らしい。思わず「頑張れ若者!」と言いたくなる(笑)。
発売間もないので詳しく書けませんが、彼は、栄光や賞賛よりも、競技生活で苦しんだ経験の方を糧にしていくタイプかと思いました。
最晩年に「やりきった!」スケートが出来なかったので、無念の思いで苦しんだと思うのですが、それは次のステージへジャンプするための「必要な苦しみ」。
大ちゃんはそれがわかってる。そしてもう、苦しみを乗り越えたのではないかと。

しかし、2015年1月に「あとがき」入稿して1月9日に本発売って出来るんかいな…そら無理でしょ(笑)★
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関大生協にあった件★

2015-01-10 | うぐいすよもやま日記
関西大学千里山キャンパスの正門から、左へ行くと博物館。でも門からまっすぐに歩くと、学生食堂のある建物に辿り着きます。
ここで定食を頼み、「千切りキャベツ食べられへん」と傍らの友人に押し付け迷惑がられる。そんな「高橋大輔なりきり体験」を楽しむのも一興です(;^_^A

学食の二階に上がってみましょう。予想通り。やるね関大。九州からやってきた友人はここで購入★
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地上波ゴールデンになる程TV 番組は劣化する★

2015-01-10 | うぐいすよもやま日記
BSフジの新番組「フィギュアスケートTV」って、偶然遭遇して見られたのですが、タイトルが手抜きな割に(笑)なかなかどーして良い内容でした。
今回のテーマは、さしづめ「全日本スピンオフ」でしょうか。ナビゲーターは、じゅんじゅんこと八木沼嬢と女性アナのみというシンプルさ。

全日本フィギュア演技前の選手達のバックステージ、まっちーの引退スピーチから選手達と握手・ハグ、かなちゃんのインタビューノーカット版、ジャンプの回転不足についてじゅんじゅんイラスト付きで解説、鈴木潤君密着とSP「惑星」まるまる、石川翔子さん密着とFS「ミス・サイゴン」まるまる、そして最後に村主さんのメダリスト・オン・アイスの演技!
地上波ゴールデンタイムでは絶対に不可能な(笑)、フィギュアと選手に対するリスペクトと愛を感じる構成でした。ブラボー!

まっちー、引退はホントに当日決めたんやね…リンクからハケてきて、小林部長?に「引きます(引退します)」と言い放った場面は未見でした。
地上波では無良君との涙のハグ場面を強調して切り取っていたけど、こーやって見ると、まっちーは微塵も感傷的じゃないわ。強い意志がビンビン伝わってきて、スケート連盟へ絶縁状を叩きつけたようにも見える(個人の感想です)。
そして鈴木潤君はゆづと同期だったかあ。大学受験の為に二年ブランクがあって、カムバックを果たした全日本でした。
「高橋大輔君が会場を盛り上げてるのを見て、僕もああなりたいと思った」と語る場面で、大ちゃんの全日本ピアソラが。鈴木君は「レベルの高い文武両道を目指したい」と。応援したくなるな。
石川さんは今、ケーキ屋さんでバイトもしてるんだ!
しーちゃんに作ってもらったあの「ミス・サイゴン」大切なプログラムで、最後の全日本をやりきった!
バックステージであっこちゃんとハグ…号泣。あっこちゃんはなんて優しい人なんだろう。一緒に泣きながら労りの言葉をかけていました。万感の思いが。
そしてそして。「最後は、“大切な”あの人です!」
ちゃんと「日本フィギュアの隆盛の礎となった、村主章枝さんの演技をご覧いただきます!」と、過去映像を振り返りながら紹介していました。
数々のフィギュア番組はあれど、村主さんに対してきちんと最大の賛辞とリスペクトを贈った番組は、本邦初ではないでしょか。
MOIゲストの演技は、今季のSPでシックなボーカル入り。実に数年ぶりにすぐりんの演技を見ることが出来て、涙溢れる私。ジャンプは2回転だったけど今も高いですね。やっぱりベテランさんのスケーティング。「ああ村主さんのスケートだ!」と嬉しくなりました。
…じゅんじゅんが村主さんにねぎらいと賛辞の言葉を贈ってから、和やかに番組終了。月イチで来月は2/11放送かな?

やれば出来るやん!フジ!いやBSフジだから地上波とは別物としたものか。
ああしかし、なんというマトモな番組なのでしょうか(笑)。
地上波では、一人のスーパースターを盛りたてて煽って煽って、ライバル・脇役・その他大勢…ってストーリーに沿って番組作りをしてますが、脚光を浴びないスケーター一人一人にも、ちゃんと物語があるのよね。大切な。そこもフィギュアの魅力なのに。
これ見たら、地上波のフィギュア番組は、スポンサーの巨大な圧力にあらがえない…だからああいう異常な構成になるんだろな。もうあきらめました。ある意味納得した(笑)。
私の地上波離れは、ますます加速するな…★
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XOIで「あれ?」って思ったこと★

2015-01-09 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
↑ちょっと懐かしの「ゆうパック」CMにしてみました
こういう服。似合うのです。バリバリ。
でもこのCM、ちょこっとしか流れなかったから残念。

パリ新聞社襲撃事件が気になるのですが…日本は余り大きく報道しないですね。
う~ん。なぜだ?温度差だろうか。
今日は大ちゃんの最新刊「2000days」発売日です。
本屋さんを応援すべくネット注文はせず。さてどこで買おうかな
まさかの関大生協で前に「200days」を見かけたので、今回もあるかも?
カイザーズ・グッズというのは…そんなに期待しない方がいいかも(笑)。
でも、SOIで大阪遠征される方には、関大で買えたら記念になりますね
私は、年末のクリスマス・オン・アイスが素晴らしすぎた(!)ので、
もう今回のSOIはパス。
あの感動と余韻を大事にしたいので、上書きしないでおこうかな、と。
展覧会でもそうだけど、素晴らしいものを見たら、しばらく他の展覧会見ないんですよ。
素晴らしかったものを反芻して、自分の中で解釈して栄養分にする時間がいるという。牛の胃袋か(笑)。

今日は、「2000days」発売記念とひっかけて、
クリスマス・オン・アイス生観戦で私が感じた「兆し」を書きます。
千秋楽公演のMCで、
大「クリスマス・オン・アイス!来年もやりたいねー!」
客「やりたいぞー!(見たいぞー)おーっ!」
。。。みたいなやりとりがありました。
私は、「あれ?」って思った。
正直言って、XOIは今回限り…単発ショーだと思ってたから。
そして、そのやりとりの前だったか後だったか、大ちゃん自ら
「僕は今回のショー、大成功だったと思います」
と言ったのです。
えええ!!!

大ちゃんって自己評価が厳しくて、滅多に自分の仕事を褒めないの。
でも、「あの大ちゃんが…成功した!って言いきった!」。
かなり驚きました
そして実際に、大成功だったので、お客さんも皆大拍手でした。
千秋楽ということで、御本人もかなり高揚していたでしょうが、
その「高揚」の分を差し引いても、聞いていて私は、
「大ちゃんは来年もまた、(座長として)このショーをやるね」
と思いました。
この「前向き感」は、夏のショーまでは感じられないものだったので、
「ああ。大ちゃんはスタートを切ったかな」
そんな気がしました。
ほんと、いい加減なこと言う人ではないので、満場のお客さんを前にして
言い切った事で、やはり正式に引退して何かが変わったな、と。
夏のフレンズ・オン・アイスは、荒川さんが出演出来なかったから、
大ちゃんは「急遽座長」として奮闘してたけど、
今回は初めから、「自分が作るショー」として取り組んでいたように見えました。

cobaさん生演奏での「eye」は、お客さんへの特別プレゼントではあったけど、
「過去の高橋大輔」への決別のようにも思えました。
だから、「“2000days”という本に、過去の全てを置いてきた」も、
本当のことだったんだ。
スッキリ前に向かえて、良かったのだわ。
辛いことも何もかも、もうどんどん過去に行ってしまう。
今、既に大ちゃんは走り出してるんじゃないかな★
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