ランゲラック

名古屋のGKランゲラックのインタビュー記事がSBSサイトからの引用という形でFootball Zoneに紹介されている。内容は「Jリーグには感銘を受けることがたくさんある」と称賛しているというものだ。「質やスピード、そして選手が正しいポジショニングでプレーすること」を挙げたとある。また日本人選手の意識の高さなどをほめている。


この記事を読んでかなり違和感を覚えた。褒めすぎである。これはおかしいと思ったので元記事であるSBSサイトの記事を読んだ。確かにFootball Zoneで紹介されている内容は書かれているが、それは記事全体の前半部分だけ。後半には横浜Fマリノスのポステコグルー監督のサッカーの話、名古屋の昨季と今季の違いなどを話している。


記事全体としては今季は名古屋の戦力がアップして開幕から２連勝していい感じであることが強調されている。別にＪリーグ礼賛だけのインタビュー記事ではないのだ。しかしFootball Zoneの記事ではランゲラックのインタビューの都合のいい部分だけを切り取り、違う観点からまとめている。


多分ランゲラックがFootball Zoneの記事を読んだら、自分のインタビュー内容とニュアンスが違うことに気づくはずだ。他のネタを紹介するのはいいとしても、中途半端な方法はおかしい。サッカーだけに限らずよく日本を礼賛するコラム、記事などが外国の記事をネタとしてメデイアに垂れ流されているが、そういう礼賛記事を見ると反吐がでてくる。