サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

スペインはどうして鬼門なのか

2019-03-03 09:23:58 | 日記
日本人選手はスペインでは活躍できないと言われている。実際に城、西沢(なつかしい)、中村俊輔、大久保などが挑戦したが成功と呼ばれるほどの結果を残せた選手はいなかった。柴崎だって2部クラブでは主力だったがヘタフェでは全くだめ。例外的に成功と言われているのが乾である。


しかし乾だってエイバルで3シーズン在籍して89試合出場して11ゴールである。1シーズン平均が4ゴールほど。攻撃の選手としてはシーズン10ゴールは欲しい。今季はべテイスで出番がなくアラベスにレンタル移籍して昨日の試合でやっと今季の初ゴール。これで成功と言えるのだろうか。


オージー選手でスペインでプレーしていたのは元代表のジョン・アロイーシーである。オサスナで4シーズン、アラベスで2シーズンの6年間プレー。アラベスの最後のシーズンは2部だったが、それ以外は1部で154試合出場して89ゴールである。これはなかなか立派である。その後オーストラリアに戻り、最近は監督としてのイメージが強い。オージーで目立つのはアロイーシだけである。


面白い若手としては昨年からレガネスのユースに加入した18才のトム・ぺシアニスという選手がいる。父親がギリシャ人で母親がチリ人。16才からチリのクラブのユースに加入してそこからレガネスにスカウトされた。チリ人のハーフだから彼はスペイン語ができる。


まだユースだからこれからトップチームに上がれるかどうかは未知だが、この選手のように日本人選手がスペインで活躍するためには18才あるいはもっと前からユースに入り、そこから修行していくしかないだろう。