サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

カタールワールドカップ

2019-03-28 10:02:56 | 日記
2022年のカタールワールドカップが48か国に拡大しそうな雰囲気になってきた。もしそうなった場合のアジアの出場枠がどうなるかを考察してみよう。


48か国になった場合のアジア枠は8になる。ホスト国枠がなくなるのでカタールが単独で開催できないだろうから周辺諸国2カ国との共催になるだろう。その場合のホスト国枠は3となり、これがアジア枠から引かれるのでアジア枠は5となる。


カタールとの共催国はオマーン、クウエートと予想されるのでこれまでのアジアのワールドカップ常連国ではない国である。つまり日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジの5カ国にはアジア枠が増えても全く恩恵がないということになる。サウジがホスト国になれば多少は違ってくる。


さてワールドカップを48か国に拡大する案は中国を救済することが目的である。しかしカタールワールドカップ予選に関しては中国が常連の5カ国に割り込んで来られるとはとても思えない。


アジア枠は実際は8.5なのだが、この0.5枠はかなりの曲者である。プレーオフ枠が2枠設定されているが、ヨーロッパを除いた5大陸連盟から1チームずつ、それにプラスホスト国のある大陸連盟からさらにもう1チームの合計6チームで2枠を争う。2022年の場合はアジアから2チームがプレーオフに参加できる。


だとしてもアジアで6位と7位となったチームが南米の7位あたりと勝負できるとは思えないし、そもそも中国はアジアで6位くらいまでに入れるのだろうか。アジアカップの決勝Tでイランのロングボールで簡単に振り切られていたCBの中国の守備を思い出して欲しい。