赤鯱にこんがらがって

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ストイコビッチ監督就任が内定

2007年11月28日 | 名古屋グランパス

 11月27日、名古屋との仮契約を済ませ、ピクシーの来季からの監督就任が内定した。サカダイのインタビューや記者会見での夢と自信と希望に満ち溢れたピクシーの発言を見るにつけ、いやでも来季への期待が高まってくる方も多いのではないか。フロントとしても横浜FC戦で既に証明されたように、集客が約束されるピクシーの監督就任は収入の面で心強いに違いない。

 一方で、補強とか刷新とかの言葉の端々からは、セフ監督が希望している2年間の継承が難しいことも感じられて複雑な心境だ。そして、それがリーグ戦をまだ1試合残し、今年最後のタイトルを残しているこのタイミングで明らかになるという状況に少々の違和感を覚えるのは私だけだろうか。

 今、名古屋で指揮をとっているのは決してつなぎのための代行監督ではなく、PSVとの交渉を断ち切ってまでクラブがこだわったセフ監督だ。ピクシーが華々しく記者会見を行っているその最中にも、セフ監督は自身のサッカースタイルに基づき週末の千葉戦の対策を練っているという状況。こんなところにもサポーターから不透明なビジョンをつっこまれてしまうフロントの甘さを感じてしまう。

 もちろん組織的、攻撃的、スペクタクルなサッカーという点では共通しているし、ピクシーの言う“スーパーハードワーク”にしてもセフ監督のサッカーも同様だったと思う。なによりもこの2年で若い有望な選手が台頭してチームの底上げも出来たし、期待できる部分も多い。私もクラブの決定は尊重するし、夢と希望と少しの不安を持って見守っていきたい。

 奇しくもピクシーの師であるオシム日本代表監督の後任として岡田武史氏が濃厚となっている。一部では正反対ともいえるそのサッカースタイルを危惧する声もあるようだ。当然、昔と今の岡田氏は違うわけで、当時のままのサッカーを目指すことはないのだろうが確かに不安は残る。抱える問題のレベルは全く違うのかもしれないが、継続・継承という意味では置かれた状況が今の名古屋にちょっと似ていないだろうか。


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