赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

野球の街・・・

2007年11月02日 | 名古屋グランパス

 11月1日、中日ドラゴンズが53年ぶりの日本一を決めた。今現在、プロ野球とは距離を置いている私も、熱血とまでいかないもののかつての中日ファンとして素直に喜びたい。一方で、満員のナゴヤドームと応援の声、各所のPVに集まるファンの姿、深夜の各TV局の特番や優勝セール・・・そんなこんなを見るにつけ、あらためてこの地は野球(中日ドラゴンズ)の街なのだと思い知らされている。

 もしも名古屋グランパスエイトがリーグ優勝を果たしたとして、これほどの大騒ぎになるのだろうか。サッカー以外に楽しめる場所がたくさんある大都市のクラブが集客に苦労しているようにそれが最大の原因ではないにせよ、やはりこの地での野球の存在は大きいと思うし、同じ様にサッカー人気を定着させるには、更にかなりの時間とかなりの努力が必要だろう。

 今回の名古屋のピクシー招聘をめぐる騒動は、集客(収入)に悩む営業サイドからのつきあげも原因の一つだったと思われる。名古屋は今、「観る者にとっては地味なチーム作り」と「収入のアップ」という相反するミッションを抱えている。その点で、名古屋と同じく低迷していた浦和が誰もが認める強豪クラブに成りえたのは、不甲斐ない成績が続いても人気や集客力が全く落ちなかったことが最大の要因だったのではないか。勿論フロントの努力もあったのだろうが、少なくとも営業については心配することなく、チームの建て直しだけに専念できたはずだ。そういう意味では、常にスタジアムを満員にしている新潟も将来ビッグクラブに生まれ変わる可能性があるのかもしれない。

 名古屋の場合を考えてみると、それこそいきなり上位(優勝)争いでもしない限り、常時スタジアムを満員になど出来そうにもないというのが今の現状だ。そしてそれは名古屋が目先の結果にこだわって延々と繰り返してきたパターンでもある。卵が先か、鶏が先か・・・難しい問題だと思う。サッカー王国・静岡からやって来た藤田俊哉が常々口にしている「名古屋の人に愛されるクラブにしたい」という言葉の意味は重い。だからこそせめて真っ当なクラブ運営だけはしましょうネ、フロントの皆さん・・・


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