バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

クモの糸と生物由来シリカを融合させたナノ材料

2006年12月07日 | NEWSクリッピング
 貝殻、生物の骨などの自然界に存在する材料は、有機物と無機物が互いにナノスケールからマクロスケールで融合または複合された構造体になっている。このような材料を人工的に造るのは、現在においても、困難な場合がほとんどである。自然界では、膨大な量のシリカ(二酸化ケイ素)が生物によって産出・利用されている。その生物の代表例が単細胞の珪藻注1)であり、シリカでできたナノスケールの美しい模様をした細胞壁のバイオシリカが作られている。現在の工業的なシリカの製造方法では、高温において化学合成する方法が採用されており、室温における水性プロセスでシリカを作製することは不可能である。科学技術動向November 2006

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