太郎(9期生・東海理化)が尾崎先生が置いていったメモを読み、つぶやく。「七帝柔道記はおもしろい・・・まあ、木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか、のほうは同じ作者の作品やけど・・・まあまあやったかな」 「なんでオマエ、そんなに博学なんや」 「だってさ、北大の柔道部の奴らと日常の行動範囲がほぼ同じやったからさ、いろいろ知ってるんや」 「でも作者のこともよく知ってるやん」 「増田だっけ、こいつは名古屋の旭ヶ丘高校出身でさ。北大に入って柔道部に入ったんや」 「へえ、オマエと同学なんか」 「全然年上やけどな、でも木村のほうでなんとか賞を獲ったよな」 「ああ、大宅ノンフィクション賞な」 「あの授賞式か記者会見か何かで、あいつ北大てネームが入った柔道着を着て記者の質問を受けててさ、こいつな何者なんやって思ったんや」 「へえ」 「確か卒業してからタイムスに入った・・・北海タイムス、北海道の新聞社。でさ、そっから中日新聞社に変わったんや」 「サイドストーリーもよく知ってるな」 「こんなん、常識やろ」 「・・・」 「でも、北大が寝技の柔道ちゅうのは知らんかったな」
塾生にコケにされたままの自分に我慢できない。仕方がない、『ブック・オフ』詣では中止だ。こりゃ、本屋で大枚はたいて単行本を買うしかないようだ。
太郎は教室の内外を行ったり来たり・・・今日は北方謙三の『史記』全七巻を持って退散。・・・しかし、本とは無縁だと思っていたアイツだが、よく読みおる。塾から持っていった本、50冊は下るまい。いつまでも呉の街を走り回っていた蒙チャンじゃないわけだ・・・。
岡山とのスカイプが繋がらない・・・どっちに原因があるのか、こんあ時は焦らずに授業の教材の見直しでもしていればいいのだが、真喜子(久居高校3年)の日曜夜の英語の初歩レベルの授業の諮問試験を受ける。由生に二次方程式を教える。そして、この記事も書いている。なかなかに忙しい。さて教材・・・今日は1998年と1999年のセンター英語にZ会模試の第4回、なかなか大変だ。
授業が成立しなくなる可能性もあり、とりあえずは今日の英単語計12枚と地理の瓦版31は送っておいた。教室の中には高1に交じって由生が二次法的式と格闘している。
今しがた岡山の大輔から連絡、スカイプの受信状況が悪いため、授業は火曜日に仕切り直し。さあて、今から別所の修成だ。目的は言わずもがな。
へたれの塾頭にクリックでの激励をお願いします。