昨日今日と司が塾に居っ放しだ。
いやはや毎日10時間くらい勉強してるんじゃねえの。
「なんか試験でもあるんか」
「実力テストが・・・」
ホワイトボードを見ると嬉野中の試験範囲が貼ってある。
「あれっていつや」と自覚のない俺。
「5日です」
「・・・頑張ってくれや」
私立中学、センター試験、私立高校受験、私立大学受験と目まぐるしく戦場が変わる。
不器用な俺は中2や中1、高2や高1に言う。
「何もしてやれない。俺を試験に集中させてくれ。各自の努力に期待する」
司は冬休み明けの試験で449点叩いた。
俺の手柄じゃない。
本人が冬休みに頑張った・・・。
まあ、自覚の出てきた証左・・・何度か殴った甲斐があるってもんだ。
同じ中1の敦史や捷太も410点台でそこそこにはできる。
津高や津西には射程距離だ。
残りの面々が不安だ。
しかし、今は最前線を眺めていたい。
適当にうっちゃっておいた香保(松阪高校2年)が竜太(18期生・浪人)と話している。
「香保、先生に言えよ」と竜太。
「何や・・・愛してるってか」
「いえ、そんなんじゃなくて、ええっと・・・センターの地理、解いたんですけど・・・」
「ああ・・・82点くらいだろ」
「スゲエ、ほぼ当たってる」と竜太。
「ええ、80点でした」
「そりゃ、その程度は取れるように今まで教えてきたさ」
「で、解説を・・・」と香保。
「・・・後でいい?」
明日は関西大学工学部の試験。
諒(津東3年)と真広(津東3年)が早めに帰っていく。
関関同立のスタートである。
しつこいのが取り得か。
これを打っている横では香保が鎮座している。
俺が打ち終わるのを待っているのだ・・・仕方がない、地理の解説だ。
いやはや毎日10時間くらい勉強してるんじゃねえの。
「なんか試験でもあるんか」
「実力テストが・・・」
ホワイトボードを見ると嬉野中の試験範囲が貼ってある。
「あれっていつや」と自覚のない俺。
「5日です」
「・・・頑張ってくれや」
私立中学、センター試験、私立高校受験、私立大学受験と目まぐるしく戦場が変わる。
不器用な俺は中2や中1、高2や高1に言う。
「何もしてやれない。俺を試験に集中させてくれ。各自の努力に期待する」
司は冬休み明けの試験で449点叩いた。
俺の手柄じゃない。
本人が冬休みに頑張った・・・。
まあ、自覚の出てきた証左・・・何度か殴った甲斐があるってもんだ。
同じ中1の敦史や捷太も410点台でそこそこにはできる。
津高や津西には射程距離だ。
残りの面々が不安だ。
しかし、今は最前線を眺めていたい。
適当にうっちゃっておいた香保(松阪高校2年)が竜太(18期生・浪人)と話している。
「香保、先生に言えよ」と竜太。
「何や・・・愛してるってか」
「いえ、そんなんじゃなくて、ええっと・・・センターの地理、解いたんですけど・・・」
「ああ・・・82点くらいだろ」
「スゲエ、ほぼ当たってる」と竜太。
「ええ、80点でした」
「そりゃ、その程度は取れるように今まで教えてきたさ」
「で、解説を・・・」と香保。
「・・・後でいい?」
明日は関西大学工学部の試験。
諒(津東3年)と真広(津東3年)が早めに帰っていく。
関関同立のスタートである。
しつこいのが取り得か。
これを打っている横では香保が鎮座している。
俺が打ち終わるのを待っているのだ・・・仕方がない、地理の解説だ。