昨夜、アキラや森下と話しているところに電話が鳴る。
・・・颯太だ。
「どないしたん?」
「先生、家に帰ったら速達が届いてました」
「何の?」
「日生学園に合格しました」
「・・・良かったな」
「はい」
「これで酒を飲める理由が見つかった・・・感謝するよ」
優哉の心が壊れてから3年、いつしか弟も兄とは病名は違うものの、心の病という冠をかぶらされ、俺は優哉と颯太の向こう側に控えるドクターたちと対峙してきた。
俺の屈折した感情はいい。
ただ、久しぶりの笑いが颯太の家を満たした・・・それが嬉しい。
この3年間のご両親の心労を思えば、俺の感慨など些少なことだ。
ただ、嬉しい。
ひたすらに飲む。
ということで今日は納得できる二日酔い、一日を浮遊しながら過ごすことになる。
アキラを連れてマラソンコースの下見。
ポイントは4500km地点の坂・・・。
帰りに皆で食事。
今日も芸濃インター近くの『闘魂ラーメン』は休業・・・山篭りでもして納得できる味を追求しているのだろう。
津の神戸の『ル・ソレイユ』がいつしか閉店してしまった。
最近その後にチェーン店のラーメン屋が入った。
外装はほぼ『ル・ソレイユ』の頃のまま・・・中もイタリアン料理店の内装まがいのラーメン屋。
トイレなんて手付かずのまま・・・トイレがウォッシュレットのラーメン屋だ。
これはこれでありがたい。
痔のお客さんが集まることだろう。
さてメニューだが、ランチやラーメンセットが700円。
ボリュームが半端ではない。
高校生を連れてくるのにはうってつけ。
ただ、肝心のラーメンがありがちなラーメン。
塩ラーメンと醤油ラーメンと台湾ラーメンから選べるが、台湾ラーメンが一番うまい。
今日は森下がいない、奥さんがそっと言う・・・「鷹のツメは残してね」
アキラは午後2時50分の急行で名古屋へ。
そして大学時代のダチと会って、午後7時のバスで帰省。
カリスマ美容師ならともかく、マッツンもええ客持ったよな。
散髪するためだけに往復400kmをかける・・・そんな美容室、なかなかないで。
娘たちを連れて選挙へ。
大きな声で名前を呼ばれるのが恥ずかしい。
「***番、中山れいさん! ***番、中山めいさん!」てな具合だ。
塾の広告塔みたいである。