就職活動待ったなし!の17期生と18期生へ。
エントリーシートの自己PRの流れ。
とりあえずは自分の能力を羅列してみる。
ここでのポイントは、自己分析によって抽出された能力ではないということ。
例えば、自分から見ても、人からも自分という人間は「社交的である」と思われる、と仮定する。
じゃあ、早速「私は社交的です」を自己PRに書くとするならば・・・このタイプの学生が落ちることになる。
確かに社交的であることは大切だ。
しかし、全ての企業が自社の求める人材の優先順位筆頭に「社交的である」ことを掲げているわけではない。
例えば総合商社であるならば、求める資質を「分析力・論理的思考力」や「学習の早さ」や「メンタルタフネス」を上位に掲げている。
家電系では「理解力・学習の早さ」に尽きるとか。
出版社となると「情報収集力・分析力」や「好奇心・柔軟性」や「発想転換力」などが挙げられる。
つまり、受けようとしている企業によって求める能力や資質は違うのだ。
自分が受ける企業が必要不可欠だと見なす能力とは何か?
それを考えたうえで自己の能力とすり合わせる必要がある。
エントリーする企業を通して抽出した自己の能力を、AとBとCとDとする。
AとBとCは自信があるが、Dには自信がない場合の自己PR書は以下のような流れになる。
私にはAという能力があります。
それを示すエピソードとしてA-1があります。
また、Bという能力があります。
それを示すエピソードとしてB-1があります。
さらに、Cという能力があります。
それを示すエピソードとしてC-1があります。
ただ、御社で仕事をするうえで不可欠だと思われる能力Dについては、今の自分には自信がありません。
だから、Dという能力を獲得するため、私は現在D-1という勉強をしています。
ゆえにDについては御社に就職後も継続して努力していきたいと考えています。
従って、御社に貢献できると自負しております。
大切なことは、その企業がどのような人材を欲しているかということを精査すること。
その上で、今の自分の資質を照らし合わせてみてから自己PR書や志望動機書を書くこと。
就職試験で落ちるほとんどのタイプが、企業を無視して自分本位の自己PRや志望動機書を送りつける輩だ。
企業のHPにも「当社が求める人材」めいたサイトはあるが、誰もが見ている以上は差がつきにくい。
ゆえに企業の本音を引き出す意味でもOB訪問の重要度が増すわけだ。
今からでも遅くはない。
年内が勝負だ。