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津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
朝から治療院・・・先生から「ひどい肩・・・かちかちやな」 原因は分かっている。ここ最近、過去の高3英語で使用した問題を one drive 上に取り込んでいる。取り組むだけでなく改訂している、これが大変なんやな・・・。
奥さんの治療中にチャムの別所まで・・・。

高3の兵站と俺の兵站・・・講談社現代新書『日本車は生き残るか』 近いうちに恒例となった感がある授業・・・英語の授業で自動運転に関する英文を扱う。その布石だ。
俺の知識としては、自動車業界もまた水平分業の時代になりつつある。このような状況でトヨタは・・・たぶん、自社はもちろん、サプライヤーも守る覚悟で従来のヒエラルキーを守ろうとしている。傍目から見ていて危うさはある。去年の授業・・・ちなみに高3英語の授業・・・でも再三述べてきたように、海外のメーカーが離合集散しつつもスタンフォード大学にからむGAFAの自動車戦略の太鼓持ちをしている状況だ。このようななかでトヨタがどうなるか、本当に分からないのだ。配下の部品メーカーと心中する勇ましさ・・・日本的な美意識に固執し、水平分業で世界に一敗地にまみれた家電業界の二の舞に、トヨタがなるのではないか・・・。自動車業界の行く末は、塾生のこれからの就職を見据えると限りなく大きい。
この程度の俺の車業界の知識に『日本車は生き残るか』の著者、川端由美は新たなる知識と知見を与えてくれるのかどうか・・・。

試験なので生徒は午後2時には来るはず・・・慌てて『蔵寿司』で食事。なんと鰻丼がメニューにある・・・1000円。鰻も水平分業かいな。
午後からは中2の幸太朗が一人・・・5教科目の英語をやってから、苦手な数学の媒介変数について個別指導。
夜は誰も来やへんがな・・・日本史のプリント1枚と立命館の英文を抽出する。

2階・・・れいめい塾の「4年生」の空間。この1年、このブログでは雅樹や七海には「4年生」と記してきた。
誰もいない教室、ひまに任せてその「4年生」について語ろうか。
これは岡山に支店・・・岡山大安寺れいめい塾ができたことに関係がある。大西君に頼まれた生徒をひと月に一度、岡山まで教えに行くことになった。この1年間はコロナもあり一度も行けなかったが、それまではルーティンワークだった。
岡山の高校についていろいろと大西君に質問するなかで、驚愕したことがウチの4年生に繋がる。
岡山の進学校、岡山朝日を頂点とする4校では「4年生」という仕組みがあった。浪人した生徒たちに母校を開放・・・毎日、在校生同様に高校へ通うことができ、1年後の入試を目指す。その歴史はかなり古い・・・つまり、進学校の生徒にすれば、万が一現役での入試に失敗しても、4年生として1年間をそのまま母校で浪人生活を送ることが高校入学時から想定内なのだ。
極論すれば、岡山の高校生たちは4年間で自分の志望する「約束の地」を目指す。
料金は前期後期でそれぞれ5万円だったと思う・・・安価だ。
そもそもがこの仕組み、岡山朝日の卒業生の発案だという。東京や大阪で予備校の寮に入ることができる裕福な生徒はともかく、その余裕がない家庭の生徒のことを考えて、卒業してもそのまま母校で浪人生活を送らせてやりたいと・・・。ちなみに岡山朝日には4年生用の校舎も建っている。体育祭も在校生達と同じだ。
岡山ではこの「4年生」制度ゆえに、大手の予備校ができたものの結局は撤退した。倉敷と併せると100万弱の人口を誇るこの地域に河合塾や代ゼミなどの大手予備校は今は皆無だ。
数年前からこの仕組みをウチの塾でも採用している。塾で高校3年間を過ごした生徒は、月に1万円頂いて「約束の地」を目指してもらう。「約束の地」に妥協してほしくないからだ。その意味で、今年の雅樹の名古屋大学合格は嬉しい。
さて今年、この机を使う生徒が出るのだろうか。
東北大学の英文で「人新生」・・・ antholopocene という言葉を知った。5年ほど前、全国入試問題をひたすら呼び始めた頃だ。嗜好からではない、仕事だからだ。それ以後、ポツポツと antholopocene という辞書に載っていない英単語と遭遇した。しかし日常・・・新聞やネットニュースでは一向にお目にかからない。
そんな antholopocene ・・・昨日、ウチの新高3の兵站で別所の修成に行くと・・・

おいおいおい、メジャーやん。
「人新世」とは、資本主義が生み出した人工物が地球を覆いつくした時代のこと、造語だ。ノーベル化学賞受賞者のパウル・クルッツェンは、地質学的に見て地球は新たな年代に突入したと言い、それを「人新世」・・・anthropocene と名付けた。人間の活動の痕跡が、地球の表面を覆いつくした年代という意味である。
深夜、最初の方を読んだだけだが・・・不等価交換により格差は広がるとある。このありがちな論理展開に対しては、結菜(32期生・立命館大学経営に進学)に読むようにと指示したハンス・ロスリングの『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の観点からすると、著者の持ち札が間違っているわけだが・・・つまり、時系列的かつ客観的に世界の歴史を見れば、実は世界はどんどん良くなっているはずだというのがハンス・ロスリングの主張だ。
ただ、俺が過去1年間英語の授業でやってきたことと合致することも多く、ちょっと嬉しいというのが本根。著者の斎藤幸平は不等価交換の例としてパーム油を挙げている。パーム油も何度か授業でやってきたねえ。これは発展途上国と先進国との間の不等価交換の具体例だが、それを敷衍するかたちで著者は人類と地球との間の不等価交換へと筆を進める・・・地球温暖化だ。これも嫌になるほどやったよ。
この本の推薦文にはお歴々が並ぶ。最近堕落したかに見える、どんな書評でも大盤振る舞いの佐藤優はともかく、辛口批評が魅力だった松岡正剛も「気候、マルクス、人新生。これらを横断する経済思想が、ついに出現したね。日本はそんな才能を待っていた」・・・おいおいおい、松岡までもがプルータスなのか、あるいは・・・正鵠を射ているのか。
これはちょっとばかし腰を据え、1週間ほどかけて読んで廊下の本棚に置いときます。希望者はどうぞ。
今夜は新高3、これからの話し合いをする。できれば午後8時半あたりから軽くね。自分に必要な授業は何なのかを考えて、本棚の向こうで座っておいてや。場所は今年のモドリッチ美羽は瑠璃(32期生・名古屋大学に進学)が座っていた場所に座ること。後は自由だ。
話し合いの後は理系が大悟(三重大学医学部3年)の物理、文系は俺の日本史・・・法政2017年度と関西2010年度の解説、解いてなかったら解くように。追加は愛知大学2017年度、これは取りにくるように。
お袋のほうではなくて少し落ち込む。ちょっと口がすべったかな。津西の生徒さんからの書き込みね・・・ゴメンね。
津西に対する思い入れは人一倍あるつもりだ。二群時代の長きに渡り、この地区をリードしていたのは正真正銘津西だ。あの頃は対立構造が機能していた。二群で入学後に振り分け、ほぼ同じ資質の生徒たちが二つの高校に分かれた。競り合いが競り合いとして成立していた時代・・・クラブでも校長は叱咤した、「どこに負けてもいい。でも津高にだけは負けるな」 そんなイズムが浸透し、大学実績でも津西が津高を圧倒していた。
そして二群分割、しかし依然としてそのイズムは継承されていた感がある・・・今から15年ほど前までだ。ところがいつからか、「NO.1にならなくてもいい もともと特別な Only One 」という歌詞が日本中を蹂躙した頃からか、津西は独自の位置を占め始めた。津高のライバル高として屹立するのではなく、二番手で良しとする空気が蔓延しだしたのだ。
二群分割以後の津西を卒業した生徒が教師となり最近母校の津西に赴任。自分たちの時代の津西生と今の生徒との見事なまでのかい離に驚いたという。津高に勝とうという気概はそこには微塵もなく、今の津西に憧れ入りたくて進学した・・・そんな生徒たちで溢れていた。教師は生徒たちを鼓舞する・・・入学時のスタディサポートの成績では津高とそれほどの差はない、だから頑張れば絶対に勝てるはずだ・・・そう言ってもさしたる反応がなかったそうだ。
事実、入学時に実施されるスタディサポートの成績ではそれほどの差はない。しかしこれが卒業時になるとその乖離は目を覆うばかりとなる。ざっくり国公立大学200名の津高に対して津西は100名・・・その100名の内訳も4年後に就職を想定しているとは思えない、国公立だったらどこまでもとの指導が躍る。
地元の中学でなら東中、ここで一桁をともに競い合った生徒たちが津高と津西に分かれる。3年後、中学時代のいいライバルがかたや国公立医学部に進学し、かたや地元三重大学に進学する。確かに浪人も良しとの気風が残る津高に対して、なんとか現役で合格させたいとの津西の進学指導の方向性の違いはある。しかしネットで安易にエントリーできるようになり、一つの会社への就職応募者は飛躍的に増えた。ゆえに第一次審査は学歴・・・出身大学で切る企業がほとんどだ。就職を踏まえるならば、現役で入っても就職に弱い大学ならば苦しむのは生徒だ。生徒のことを思えば学歴と就職実績の相関性を無視するわけにはいかない。津西の進学指導の姿勢・・・就職が弱くてもいいから、全国どこでもいいから国公立合格者を一人でも多く輩出させたい・・・そんな姿勢に俺は戸惑い、もう一歩言えば怒りを感じている。・・・自校の実績よりも、まずは生徒の将来だろ。
それでも言いたい・・・君に言いたい。入学時での学力はそれほどの差がないのだ。現状に流されず、二位の地位に安閑とせずに、津高に絶対に勝ってやる・・・そんなふうに思ってほしい、抗ってほしい。時代はグローバル化という耳触りのいい時代に舳先を向けちまった。耳触りはいいが、その実は徹底した競争原則だ。日本人だからといって採用してくれる時代は終わったのだ。これからは外国人の人たちを同じ土俵で競争する。これからのそんな時代を生き抜くために競争してほしい、津西の「気分」と競争してほしい、そして津高と競争してほしいのだ。
今の津西に歯がゆい思いをしているのは事実だ。高1時の全国模試の津高と津西のそれほどでない差、これが高2時ともなると歴然と広がっていく・・・これを憂うるがゆえに口がすべった、申し訳ない。決して津西高生を貶める気はなかった。君は全県模試が示唆する津東に抗い、津西で勝負して合格した。その姿勢は大好きなのだ。その才能、津西の「気分」の前に埋もれさせないでほしいのだ。
ちなみに今年のウチの主役は3年前に津西に落とされた大貴(三重進学3年)だ。3年前の落とし前をつけろ!小さくまとまるんじゃねえ!なんぞと下品に叱咤している。そして大貴の1年下の高2・・・俺は新たなる津西の扉を開くため、ウチの津西の2年生で国公立の医学部に勝負を賭けるつもりでいる。
現在の中3にもまた抗ってほしい。その抗いのなかから己の将来を掴みとっていってほしい。悠々と津東に合格するようなら一つ上を、そして津西に合格するならさらに上を・・・これは高校進学後も同様。合格して安穏とするなかれ、さらなる上を目指して己を磨いていってほしいのだ。
最後の「親は大事にするもんだね」 ・・・そうだね。今の今になって気付いた自分が嫌になるね。
なんとも切ないメールをとあるお父さんから頂いた。
ご子息が中1から中3の1学期までいじめによる不登校。2学期からは内申もあり中学に通うようになる。お父さんは津高出身で、その環境をよく知っている・・・「昔は馬鹿な奴らがたくさんいました」と懐かしそうに綴り、それゆえにできればご子息を津高に通わせたいと思っていた。不登校でも家で独学していたので中3の2学期からでも授業についていけ、学年順位は一桁になった。これで津高を受けられるだけの内申が取れるかなと思ったが30そこそこ・・・。
「今の中学はいじめによる不登校でも、怠学による不登校でも評価は同じ」であり、「教師に従順で問題行動がない所謂『いい子』たちにしか進学校へは行けない」と綴られている。
塾の本来の仕事は生徒たちに「分かる楽しさ」を教え、「秘めたる才能を引き出す」ことだった。昔はそれが「合格」と結びついていた。ところが今はまず内申ありき。内申を満たしてやっと土俵に上がることができる。塾が生徒たちの合格を至上目的とするならば、内申を上げることが最優先となる。そして、しかるのちに本来の業務、実力を磨く作業に取りかかる。塾とすれば内申を上げることを優先するもやむなし、全ては生徒たちを志望校に合格させたいからだ。
所詮、吹けば飛ぶような個人塾の経営者の俺に現行のシステムを変えることはできない。できない以上はこのシステムのなかで最善を尽くす。ゆえに年中、ウチの生徒たちには「なんとか内申を上げる努力をしろ」と叫ぶことになる。
・・・しかし、その努力ができない生徒たちもいる。いじめで不登校の子もいれば、羞恥心から手を挙げたくとも挙げられない生徒もいる。内申を上げる努力をしたくともできない生徒たちが現にいるのだ。
今夜のメール、お父さんの血を吐くような文章を前に俺は自分の無力さを思い知らされている。「いい子」たちを養成することに汲々としている俺を・・・。
無力だ。
硬直化した現状の三重県の内申優遇システムでは全国学力テストでの全国43位は早々には覆らない。通塾率は全国屈指を誇っている・・・塾は何をしているのか、遊んでいるのかと馬鹿にされても甘んじて受けるしかない。ただ、自己弁護するわけではないが、合格させようとするなら実力を磨くことよりまずは内申。つまりは内申を上げるために中間試験と期末試験を上げることが肝心。ゆえに重箱の隅をつつくような勉強を生徒たちに強いることになる。現に俺も期末に向けてそれを強いている真っ最中だ。しかし、塾こそが現状のシステムを変えてほしいと切に願っている・・・それもまた事実なのだ。
そう言うはたやすい、しかし無力なのだ。
ただ、三重県の教育委員会がごそごそと動いている。県内一斉の学力テスト実施を検討している気配がある。それが事実ならば、その狙いは何なのか、それをここひと月ほど考えてきた。開明派との評価が定着しつつある鈴木知事が43位、ドンベから5番目という勲章に業を煮やしたのか・・・それなら光明となるかもしれない。
あ~あ、鈴木知事に会いたいねえ。