今夜は久しぶりに奥さんの弁当・・・普段なら夜は食べないが、今日の昼食のランチ・・・ちょっと量が足りなかったようでついついね。俺が食らいつくのを眺めながら奥さん、「良かったわね」 「何が」 「凌之(皇學館高校3年)君よ」 「アイツがどないしたん」 「補欠やけど、最後の大会に選ばれて・・・」 「新聞に出てた?」 「2,3日前かな」 「そりゃ見てみたい。そうか、明日は喬之(三重進学1年)を迎えに行くから、その時にでもメーッセージを郵便ポストに入れてやろ」
喬之がやって来た、「先生、明日は12時半頃にお願いします」 「明日はさ、先輩たちもいるからその時刻に迎えに行けるかどうか分からんけどさ、まあ電話するよ。明日の試験は何や」 「化学と数学です」 「ボランティアで今夜はれい(18期生・某高校講師)が来てくれるから分からんとこ聞きや」
明日の三重高は2限で終わりだ。大貴は掃除当番だとか、午前11時くらいかな。そっから塾に戻り、再び喬之んとこに行く流れやな。
潤奈(津東1年)に尋ねる、「いつから試験や」 「来週の月曜からです」 「みんな同じやな。それに家も引っ越ししたしな、迎えに行けるかどうか分からんで」 「近鉄に乗って久居駅から歩きますから」 「そういや和、初めて昨日久居駅から電話してきてくれたで。あんたとえらい違いや」 潤奈が笑う。
れいがやって来る。喬之の化学・・・周期律表が覚えてないようなのですぐに覚えるよう指示する。
やっぱ、長時間がアカンのかな・・・中1が1枚の数学のプリントをするのに2時間以上かかっている。その間に外に出ること4回、ここはきっちり示しをつけやんとな・・・叱り飛ばし、直ちに家に帰るように指示・・・怒鳴る。また嫌われたかもしれない。
そして連荘、今度は中3が午後8時になりやって来る。午後に来なかったことを叱り飛ばす・・・前から嫌われているかもしれない。
なかなかイメージ通りにはならない。まあ、身体に沁みて分かっていたはずだが・・・でも、詰めが甘い。試験の最後の最後まで同じリズムで過ごせない。こりゃ、今回手痛いしっぺ返しを食らうかもしれない。
中2の人也が社会の試験返却・・・90点、出だしはいい。前回の中間試験では試験前1週間以上も塾に来なかった・・・心の闇? その結果が惨憺たる成績。それが今回の期末では、甘いながらもなんとか1週間塾に居座り続けた。それで90点。・・・まあ、社会は簡単だ。努力がすぐに現れる。ところが英語だ、英語はこうはいかない。
人也には徹底して英語の時制をやり直させている。現在形から過去形、さらに未来形へ・・・延々とこれを繰り返している。さすがに今日は形ができてきた。この夏・・・この夏が人也の津高合格の趨勢を決めることになる。英語を得意にしたかったら、ここは一日も休まずに塾に来い。