竜太(18期生・立命館大学文学部心理に進学)の京都での生活が始まる。
それでも月に2回ほど帰省、倫理と地学を教えてくれることになった。
竜太の受験理科の遍歴は涙なくては語れない。
津高1年時に化学を履修・・・モルあたりでこける。
高2では文系選択で物理を却下、定番の生物を履修。
結局は現役時は生物が受験教科となった。
しかし、去年ウチの塾に出戻って受験生活を始め、一番のネックとなったのは理科の受験教科。
化学と生物の間を逡巡する竜太。
そして一転、地学で勝負することになる。
この決定が6月・・・逡巡のほどがご理解いただけよう。
しかし俺にとり地学は高1の時に習った程度、それもサッパリだった記憶しかない。
それでも艫綱をほどくしかない。
羅針盤を持たない二人、おそるおそる手探り状態のなかでの出航となる。
途中から俺が離脱・・・日々の多忙さにかまけ、いつしか海の藻屑。
一人旅となった竜太だが息も絶え絶えに航海を続け、いつしかセンター試験で9割叩くほどの水先案内人に成長した。
竜太の倫理では理系全員と文系の副教科にと8人が受講。
英語を除けば履修率ダントツ1位。
そして地学・・・今年の新高3では履修者はいない。
来年の新高3のあい(津高1年)を想定してのもの。
「お世話になったぶん、今年の新高3と来年のあいちゃんくらいまではなんとか塾の手助けになればと思ってます」と竜太。
次回の由子(関西外語大学卒業、カナダ留学)の授業が4月3日と決まった。
・・・が、俺は機嫌が悪い。
今しかない。
由子がいてくれて、そしてついつい後に回しがちなリスニングを一挙に畳み掛けるのは今しかない。
受験生の素人が集まっても埒が明かない。
日付が変わる頃に由子に連絡。
「毎日でもいいから、受講者は少なくともできれば毎日やってくれ」
「本当にいいんですか」
森下(8期生・環境学研究者)が論文に追われ、新高3のリスニングに頭を痛めていた。
そこへ由子が現れた。
ツイている・・・こんな時はドラすらツモ切り。
それなのに内部からブレーキがかかる。
・・・皆の時間が合わない。
しかし、クラブや個々の都合などを合わせようとすれば、機を逃す。
来年には皆が浪人するだけだ。
一人でも助けたい。
クラブをするのは個々の趣味の問題。
文武両道・・・大いに結構。
しかし、他の者が勉強する機会を奪っての文武両道はありえない。
クラブやその他もろもろを考えていたら何も進まない。
全員の都合のいい日や時間を考えている余裕はない。
今年の新高3は溺れかけている。
各自にその自覚はないようだが、溺れかけているのだ。
一人でもいい・・・救える者は救う。
由子のタイムリミットは8日まで。
由子次第だが、毎日リスニングだ。
来年度の入試のリスニングを制するには、今この一瞬、これからの一週間が正念場なのだ。
ここを逃すと由子もいない、森下もいない、・・・結局は緊張感のない高校のリスニングでトロトロと時間を食い潰すことになる。
時間は問わない、午前中でも午後でも夜でも深夜でも。
由子が白山の田舎から足がないのなら、俺が迎えに行く・・・往復44km。
鉄砲穴まで完備している城郭建築の由子の家、ボーイフレンドのライアンが驚愕して写真を撮りカナダの家族に送ったほどの一品。
たまには極めつけの純日本風を白山に拝みに行くのも悪かない。
今日の由子のリスニング、午後3時から5時まで。
今しがた、体験に来ていた新高1から連絡をいただきました。
二人目の天栄中出身者、津西の新1年です。
おいしい授業をしたつもりは一切なく、いい意味でも悪い意味でもウチの塾であり続けた。
それでも、ウチの塾で「約束の地」を目指していただく・・・感謝します。
これにより、新高1の募集は終了させていただきます。
今日の里恵(7期生・国語講師)の授業はお休みです。
新高3の古典&漢文は予定通りに実施。
ついでに英文法の試験もします。
クリックのほう、上から下まで何卒何卒。