『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

8月31日

2007年08月31日 16時11分43秒 | Weblog

今日は征希(4期生・カイロプラクティク自営)の治療の日だ。
その征希、俺の身体をなぞるやいなや気配がかわる・・・何かを感じたのだろう。
「オヤビン、最近どこか痛むととこない?」
「べつにないよ」
「痩せたかな」
「ああ、夏期講習ということもあるんやろな・・・62kgくらいやな」
「それでか」
「何が」
「痩せたぶん体重を支える腰に負担がかからないんやろな」
「よくないとこはあるんや」
「・・・ありますね」

俺と征希の治療を珍しそうに見ているのは最近入った中3二人。
後ろでは森下(立命館大学院生命倫理)が来週末に迫ったシンポの準備に忙しい。
辺境サミット・・・日本のもっとも不便な地域、小笠原半島の母島で開催される会議だそうだ。
この会議には辺境のモデルケースとして、沖縄と知床で地域活動を行っている人たちも出席するとか。
小笠原がどこにあるのか・・・海・・・当たり前。
驚いたのは、東京から約900kmの位置にあるということ。
西へ西へと進めば沖縄がある。
ほんの南西にはあの硫黄島である。
「沖縄は合衆国の管理下、小笠原は国連の信託統治・・・そんな日本史の知識でしか知らんかったけど、・・・どえらい田舎やな」と俺。
「よっぽど船に強い人以外は酔い止めを準備してくださいって言われたよ」と森下。
「船で行くんか!」
「うん、所要時間はほぼ一日やて」
森下の出発は9月7日、それからの一週間を日本でもっとも不便な地で過ごす。

今日は高校生の二次対策国語。
去年の岩手大学の問題。
現代文は中嶋義道の「悪について」
カントの導入書ともいえる同タイトルの岩波文庫からの出題。
でもカントが、人間は生まれながらにして悪である・・・なんぞと性悪説を唱えていたなんて知らんかったわ。
大学院哲学科中退の征希も「そやったかなあ」なんて言ってたっけ。
そして古典は上田秋成の「癇癪談」
世に流行るものに限って、誰もがすぐに真似できる内容の無いものだという内容。
雨月物語しか読んだことのない俺にとっては楽しめた。
春華が授業終了後に最終の特急!で伊勢に帰るという。
来週から金曜日の夜は塾に泊めようか・・・。
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8月30日

2007年08月30日 11時08分34秒 | Weblog

昨夜の愛知教育大学の問題のなかで、寿司屋を扱った問題。
Sushi is in fact the coolest thing one could consume.
この cool をどう訳すか。
涼しい・・・却下。
カッコいい・・・少し許せる。
やはりここは「粋な」となるところだろうが、高3では厳しいか。

授業の後、春華を伊勢市の家まで送る。
週に一度のルーティーンワーク。
伊勢まで送り始めて9か月、それなのにエスティマの車中での会話のネタには困らない。
今日は授業内容のこともあり、寿司のネタから始まりファミレスや中華料理などの外食がらみで40分を過ごす。
帰りはNHKテレビのイランの核査察の特集をちらちら見ながら戻る。
所持金は千円少々。
24時間営業のオークワで『清洲・鬼殺し』ときざみネギを買う。
塾に到着、午前1時。
ちょうど里歩が迎えの車に乗り込んだところだ。
きざみねぎと川善の花かつをたっぷり豆腐にかけ、『鬼殺し』を飲みながら源氏物語を読む・・・「あさきゆめみし」ではない。



午前7時に起きる。
またもや睡眠時間は3時間を切っている。
家に帰り朝食を食べて塾に戻ったのが午後9時半頃。
中3男子が3人勉強している。
昨日から入塾した2人は附属中、悠佑とは幼稚園以来の仲だとか。
新たな密航者たちのテンションは高いようだ。
それが塾内に伝播していくことを願う。

拓也(15期生・立命館大学4年)のグログが活性化している。
できればウチの塾のHP内に掲載したいのだが、HPを作成するパソコンが瀕死の状態でそれもかなわない。
今んとこウチのBBSから飛んでいけるが。
拓也にすれば甚ちゃんや谷君、アキラに囲まれ無理やり作らされたかっこうだが、自分を見つめなおすのにはいい好機。
まあ、「お楽しみはこれからだ」というタイトルは刺激的、これまた拓也の色ではなくアキラあたりが仕込んだものだろう。
拓也が自分でこのタイトルを付けることができてたら、今のような展開にはなっていないはずだ。
そんな拓也のブログに、同期で県内の某銀行に内定した大森(皇學館大学4年)が書き込みを入れている。
大森には、皇學館大学の就職課で今からでも間に合う企業のリストをピックアウトしてくれと頼んでおいたのだが・・・。
津アストにある「おしごと広場みえ」か・・・来週にでも覗いてみようか。

森下が京都から戻る。
さっそくHPのことをグチると作業開始、いよ!救世主!
これで拓也のブログを塾のHPのDIARYに掲載できる。
コメントが増えている・・・アキラからだ。
「ボロボロになるまで闘ってみてください」
自信を持ってこんな台詞吐ける奴、3年かけて県職員への道を駆け上がったアキラか、就活42戦40敗2勝の香介(9期生・ヤマハ)くらいなもんや。
拓也が正月に塾に来た時には先輩連中から集中砲火を浴びた。
辛らつな言葉の嵐だった。
しかしバブルがはじけて以降の冬の時代に就職活動に勤しんだ先輩連中から見れば、あの頃の拓也は限りなく歯がゆい存在。
それが・・・
「僕を反面教師にインターンシップなど就活をすでに始めているらしい。・・・なんか複雑な気分」
ブログにこんなホンネの文章が書けるような自分になってホンマ良かった。
あとは・・・俺まで言わんでいいやろ。
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8月29日

2007年08月29日 11時21分10秒 | Weblog

今日は大安。
プロレスラーの坂田が芸能人と結婚するとか。
フリーターでなく、単なる無職のドクター、うまくいったかな。

昨夜は中3の女子と昔話で異常に盛り上がってしまった。
女の子どうしの軋轢の歴史だ。
女連中はウチの塾で暮らすことで人を憎むということを経験する。
そして男連中は、女の子の怖さを経験する。
末娘のあいに引きづられるように帰途についたのは午前1時頃か。
記憶の断片をまさぐる。
確か、ひたすらに女の子達へのお願いをしていたようだ。
今年の中3女子は今んところ仲がいい。
どうかこのままでいってくれよ・・・そう願いつつ22回目の秋を迎える。


今日から中3が二人増えた。
この時期だというのが複雑な気持ちだ。
全国模試をコピーして少しずつさせていく。
しかし夏休み明けの実力試験も迫っている。
夏休みの前ならオーソドックスに進めることができたが、この時期だと実力試験と2学期中間を見ながら俺のやりたいことをさせていく展開。
少しの時間でもいいから欲しい。
なにしろ志望校が志望校なのだ。

今日は里恵の現代文の授業の日。
さすがにすることもなくなり、ままよと三重県入試問題の国語に決める。
作文があると大変だろうと、居合わせた由梨佳に尋ねる。
「オマエさ、平成何年生まれや」
「平成4年です」
「じゃあ、平成4年の入試問題でいこや」
「うわ! 私の1年先輩たちの試験やん」
複雑な気分の里恵を横目に俺は英単語のプリントに専念する。
俺の高校英語のプリント・・・今夜は愛知教育大学だ。
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8月28日

2007年08月28日 11時50分26秒 | Weblog

今日の昼から全国模試実施ということもあるのだろう、昨夜午前様で帰っていった生徒が午前9時には塾にやってきて勉強している。
俺は2週間ぶりに風呂に入った、といってもシャワーだが。
元信(上野高校3年)には風呂に入る必要はないと言ってきた。
そんな時間はないのだ。
それでもアキラが戻ってきてからはちょくちょくいっしょに行ってたようだが。
受験生に過酷な生活を強いる以上は俺も風呂には入らない。
当たり前だ、受験生に睡眠時間を削れ!風呂に入るな!無理してメシを食うな!と言っている本人がぬくぬくした生活を送ったら受験生に対して失礼。
俺の美意識にそぐわない。
しかし元信の親父は電話越しに俺に言ってたっけ、「俺のかわいい息子とオマエをいっしょにするなよ」
大垣もヤキがまわったようだ。
ただ、ここ1週間ほど原因不明の身体のだるさ・悪寒に苦しんでいる。
受験生とともに過ごし、なおかつ社会人やフリーター(当然、橋本ドクターやね)達と、遊びたおし、酒を飲みたおして過ごした負の遺産か。
そんな50歳の夏が終わろうとしている。


午後1時30分、中3の全国模試開始。
午後6時、時間通りに始めた女子の成績が出揃う。
予想通り、今年の夏に一番身体をいじめた里歩が5教科で80点ほど点数を上げてきた。
これで志望校の津高が遥か彼方にその姿を現した・・・。

今年もまた誰よりもしつこく頑固に塾に居続けた奴が一番伸びた。
当然のことが実証されただけのことだ。
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8月27日

2007年08月27日 13時21分59秒 | Weblog

全国模試を今日にも実施するということもあり、昨夜は中3の午前様が数人。
最後まで残った亜里が深夜1時前に帰ったあと、アキラ(12期生)とつらつら話す。
元信(上野高校3年)にとり受験生としての大きな壁が動いた過去2週間が話題の中心。
あとの問題はその勢いをどこまで持続できるか・・・。
その意味ではアキラもまた同様の過去を持つ。
高3の夏に福井からウチの塾に密航。
「偏差値70をとる生徒の勉強方法がわかった」と勇躍福井へ帰省。
しかしいつしかありきたりな高校生に戻ってしまう。
アキラが元信に言ったとか・・・
「名張に帰っても受験生でい続けること。決して高校生に戻らないこと」
かつて自分のしでかしたボーンヘッドを思い起こす。
アキラの志望大学だった立命館大学は高校生に戻ったことで霧散した。
僕と同じことを繰り返してほしくない・・・アキラの声が二人だけの教室に響く。


昼過ぎにアキラを久居駅に送る。
午前中は小学生の相手をしてくれた。
今夜は東京から福井に戻ってくるダチと飲むとか。
たぶん『秋吉』あたりに降臨かいな、うらやましいねえ。

今日は松阪高校のオープンキャンパス。
ゆえに中3はちらほら。
全国模試は明日にしようか。

午後6時36分中川発上本町行急行に元信を乗せるために午後6時に塾を出発。
アキラの話、先輩たちの話をしながら田舎には珍しいラッシュの中をエスティマはトロトロ走る。
「何かが変わったんかねえ」と俺。
「勉強のやり方とか覚え方とかが今までとは変わったような気がします」と元信。
「ところで亜里の現代文、スゴイやろ」
土曜日の現代文の授業では元信58点、亜里の72点の遥か後塵を拝している。
「ええ、あの子にはびっくりしました。中3でセンターの小説が満点なんて信じられへん」
「英語も国語もやったもん勝ちや。それが分かっただけでもいい」
中川駅手前の病院の立ち並ぶ一帯で車の列は鎮座を決め込む。
時刻は午後6時25分。
「ここから荷物を持って駅まで走ってけ」
「わかりました」
大きな荷物を抱えて駆けていく元信、棒高飛びで県5位である以上は同情する気なんぞハナッからねえや。
さっさと走れ!
ただ残念なことがことがひとつ・・・中川駅で元信を見送りながら「万歳!」と叫べなかったこと。
「祭りの準備」・・・原田芳雄が土佐中村駅のプラットホームで演じたラストシーン。
あの奇矯、アキラが関西大学に合格して大阪に旅立つ姿を瞳に凝らしながら福井駅のプラットフォームで演じたアキラの親父だけの専売特許でもあるまい。
惜しいことをした・・・。
しかし困ったことに車の列は一向に動こうとしない。


中3の全国模試は明日に決定。
といっても国語の1教科だけは昨夜の里恵の授業で済ましている。
その成績は見事に二極分化した。
こと国語だけは時間をかけ始めたからといって即効性が期待できない。
ゆえに4月から綿々と進めてきたのだ。
去年から高校生相手にセンター試験で一歩も引かずに突っ張っている亜里に加え、真奈と由梨佳が里恵の授業のなかから育ち、三つ巴の様相となった。
その一方で、未だそれほどの効果が出てこない生徒もいる。
しかしするしかない。
解き続けるしかないのだ。

中藤の世界史が火曜日に入った。
そして宙に浮かんだままの俺の二次試験記述対策は金曜日のままとなった。

コメント (2)
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