『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

2月28日

2006年02月28日 18時58分28秒 | Weblog

明日は高校の卒業式。
ゆえに前日となる今日は、卒業式の練習のために、大学に受かった生徒も、まだ結果が出てない生徒も、依然として受けつづけている生徒も高校へ出向いているはず。
呉越同舟・・・なかなか複雑やろね。

今日も娘のれいを高校まで送る。
しかしメッセ・ウイングでの混雑は一掃されて新記録となる35分で高田に到着。
高田高校に建設されている二つの新校舎がまぶしい。
材質は知らないが、基調となる色は薄い茶色と緑色光が反射する鏡・・・。
しかしこの4月からここを使用するのは6年制だとか。

推薦で津商業に合格した梨央が塾をやめることになり、お母さんともども挨拶に。
「凛として」という表現が似合うお母さんだった。
あまり誉めると奥さんが怖い。
ともかく、高校進学後も梨央のペースで頑張ってほしいよ。

高校の倍率が発表。
ほぼ予想通りかな・・・。
松阪高校の大躍進が予想外だった。
生徒数を減らした津高、しかし倍率は去年と同じ。つまり不安な生徒が、教育指導などで他に流れたわけだ。流れた先が津西と松阪・・・かな。倍率は、去年に比べ津西が少し上昇、松阪が大躍進。
この場合、中勢地区の公立で第三位に位置している津東は、松阪高校を視野に入れた受験生が増えたことで実質4位となったわけだ。今年の津東1年の授業では、かなりの混乱が起こっているとのこと。この松阪への地滑り状態がこれからも続くことになると津東は進学校としての実態を伴わなくなる恐れが十分にある。

津東の合否基準が興味深い。
今まで通りに内申勝負となったら、実力の空洞化ともいえる昨今の内申では、津東の久居高校化が加速する。
ここは高校の裁量に任された範囲内で当日の試験優先を打ち出すしか、津東の活路はないと思われる。
やる気のない生徒に7限授業を強制してみても、さしたる効果は期待できない。それよりも入学段階で、多少は内申に目をつぶり「実力優先」を明確に訴えれば5年間あたりのスパンで生徒たちの風景も変わるんじゃないか。

今年、津東を受けるのは陵と千帆と健斗。
ことに健斗はウチの危険牌だ。まさしく「勝負」と表現しうる試験となろう。
毎日のようにウチの塾で寝泊りしている。
睡眠時間は5時間を切ったあたりか・・・。
内申が一番のネックだが、確実に最低点はクリアするだろう。問題はどのくらいの点数を叩き出すかにかかっている。170点以上叩けば・・・今の風向きを考慮するならば、内申の漆喰で塗り固められた津東の扉が開くかもしれない。

伊勢市長の自殺も不可解ならば、ウチのBBSから紀平と森下の投稿が消えたのも不可解である。
愛の勉強に対する姿勢に共鳴してのコメント、紛失して申し訳ない。
俺のブログが一転、桜が咲く背景となったのは遠く京都の森下の仕業だろう。これについては感謝。
ともかく明日は卒業式だ。

紀平と森下の投稿が消えた理由を尋ねようと森下に連絡、喧騒・・・また酒を飲んでるのか。すると森下、「先生、ちょっと代わるから」「だれと」「先生、越知です」「なんでオマエ、森下と飲んでるの」「森下と二人でコンサートへ行ってさ、その帰り」「そこで飲んでるねん」「梅田っすよ」
いいよな、楽しそうで・・・。

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月27日

2006年02月27日 18時58分38秒 | Weblog

今週も娘のれいの送り迎え。
背骨にひびがいった以上は完治まで2か月程度かかるだろう。

奥さんと久しぶりにドライブ。
目当ては明和町の斎宮博物館。かつて明和町から毎日ウチの塾に通ってきた佐藤(大阪薬科大学)を毎晩のように送ったものだ。
23号から左折すると一面の田んぼの中を疾走した。あの時もこのおんぼろエスティマだった。久居~明和間16分が懐かしい。
森下から電話、「伊勢市長が失踪したらしいけどどうなった」「いったい何の話や、なんで選挙で勝ったばっかの市長が自殺するねん」「だって、今日の朝のニュースでやってるし、ヤフーの一面や」「・・・」「まあ、・・・ところで愛は東大の後期試験を受ける準備してるんかな」「それも知りませんわ。何しろ昨日の今日や。果たして塾に来ているかどうか・・・。一応、願書は出したけどな」「あの東大の後期の試験さ。・・・あれは難しいよ。帰国子女系やな。愛やったら逆にその難度が分かるやろけうど、極端に言えば東大の後期試験だけを見据えてこの1年間勉強してきたような奴が受かる試験や」

森下との話のあと、すかさず鳥羽の先生へ電話、「伊勢市長が失踪! オマエ、何をアホなこと言うてるねん」「だって森下が言ってたぜ。ニュースでやってるって」「・・・分かった、調べてみるよ」

勇躍辿り着いた博物館、月曜日は定休日だそうな。仕方なく俺が一度も行ったことがなかった明和ジャスコへ。
駐車場に入れたところに鳥羽の先生から電話、「読売新聞が自殺やて発表したぞ!」「やっぱりな・・・。去年の11月の選挙で落ちた人が繰り上げかな」「今はブラジルに行ってるらしいけどな、どうなるやろな。そういや、午前中に塾の方に電話したんやけど」「誰もおらんかったやろ」「いや、女の子が『先生はまだ塾に来てません』ってさ」「あれ、誰かな。試験も終わって今日は誰もおらんはずやけどな」
誰だろう? 気になった・・・。

明和ジャスコで久しぶりの二人だけの食事をして23号線を北へ走る。
今日から南郊中が期末試験に入っている。
しかし、この時間から塾に来るのはダイキくらいだろう。後の面々はまだまだアマチュアだ。
しばらく行方不明だった携帯がエスティマのゴミ箱から見つかった途端に、俺の携帯は鳴りっぱなしだ。
今度は誰だ! えっ・・・愛・・・か。

愛は昨日、東京から帰っているはずだった。
しかし度胸のない俺は電話できなかった。それは愛から電話がなかったからだ。
だから夜になって里恵や甚ちゃんから「疲れてるの」なんぞを労わりの言葉を拝聴することになる。

「お帰り!」「あっ、はい」「どやった」「それがですね・・・」「数学でやられたって聞いてたけどな」「古西先輩に聞いたんですか。まあ、周りの席の会話からも『これは難しいよね』って騒いでましたから・・・」「それも標準語でやろ。龍神やたらむかついてたぞ」 なんとか愛を笑わせよう笑わせようと話を紡ぐ。「だから数学はまあ想定内なんですけどね」「アンタ、今どこにおるん」「さっきまで新しい塾にいて、今は古い塾にいます。先生は今日は塾に戻らないんですか」「そんなことはない、アンタのためにすぐにでも帰ります」
伊勢市長は失踪し、俺は疾走する。

奥さんが言う。「愛ちゃんにケーキか何か買ってあげればよかったわね」
このあたり、周波数が違う。いい人だから微笑で誤魔化す。

午後2時半頃に古い塾に到着。
愛の判断では受かる気がしないこと・・・数学に加えて地理で点を落としたことが致命的とのコメントだった。
それからの1時間ほど、本当に久しぶりに俺は昔のように愛と話した気がする。
深夜、白山の実家まで毎晩のように送った時のようにだ。

「それで先生、私、後期試験をやめようと思うんです」「なんで」「あの論述問題は難しい、よくある論述じゃないんです。今から10日ほど調整して受かるほど楽な問題じゃありません。昨日、家に帰ってこのことを言うと、受けてみたら合格するかもしれへんよって言われたんですけど、東大のあの問題にフロックはありません・・・」「わかった、主人公はオマエなんや。後期試験を受ける受けないに関してはオマエ次第、オマエが決めたことに俺は従うよ」「私は前期で受かる覚悟で今まで勉強してきましたから、10日の発表を見て落ちていようとも後悔はしません。その時は納得して早稲田の文学部に行きます」「そういや翻訳者志望やったな」「ええ」「じゃあ、香奈子先輩(一橋大学)にコンタクトつけるから、東京での生活が始まったら一度会ったらいい」

3月10日は塾の関係者が東大を目指すことになっていた。
最後の最後、俺はたずねた。
「その雰囲気じゃ、俺たちが東大へ行くと言ったら気が滅入るかな。もし、それが嫌なら少なくとも俺は行かないが・・・どうする」「・・・いえ、構いません。来てください。東大を受けたことに後悔はありませんから」

れいを迎えに行く時間がとうに過ぎていた。奥さんから催促の電話が入る。・・・名残惜しい。
俺は愛に右手を差し出した。「握手だ」 愛がおずおずと右手を差し出した。俺はこの一瞬のために毎日風呂に入ってきた。
「試験前日にオマエに言ったことに偽りはない。オマエを教えたことが俺の誇りだ。今日はオマエを抱きしめるのはおあずけだ。お楽しみは合格発表会場で」
俺は古い塾から高田高校を目指した。
街中をパトカーと白バイが走り回っている。メッセ・ウイング周辺も依然として戒厳令もどきで物々しい、俺は躊躇なく農免道路へと右折した。

森下に連絡、愛の詳細を述べる。
「そうか、やっぱりな。・・・まあ、後期試験を避けるのは賢明だと思う」「愛の奴、8日の三重大学と名古屋工業大学、9日の神戸大学、そして10日の東大合格発表、古西といっしょに全部付いてまわる気だよ」 しばし沈黙後に森下は言った。
「受かりそうやから見に行くんじゃない、今までの賞賛に値する愛の努力に敬意を表すから見に行くんだ」

東大の試験前夜から今日にかけて、名前を名乗らずに「先輩1号です」と言い張っては、愛に励ましの電話を連夜にわたりかけ続けた紀平が先日BBSに書き込んでいる。
スペイン語は分からない・・・しかし、バイヤ・コンディオスの意味は知っている。

バイヤ・コンディオス・・・神々とともに征け。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月26日

2006年02月26日 11時24分20秒 | Weblog

午前9時にスラム街のベッドから起き出ると、理恵と瞭と健斗が勉強している。
真ん中の部屋ではグッチが眠っている・・・泊まりか。

高校生の部屋ではあゆみが寒いなか一人。「ストーブつけたら」「灯油がないみたい」「もっと早く言えよ」
灯油缶を車に積み込む。新しい塾の灯油を買いに行くときは決まって古い塾の灯油も買った。しかし今、古い塾には誰もいない。
2006年度の大学入試もほぼ終了しつつある。
何かもっとできたんじゃないか・・・この時期になると決まって苛まれる感情が俺に囁く。
しかし、まだ終わっちゃいない。あゆみはいるし、小林もいる。できることはあるのか・・・とりあえずが午前中の2時間をあゆみの英語に捧げてみる。

すごい雨やね、いつのまにか警報が出とるよ。
こんななかを自転車で塾に来るのは大変やな、しかしあゆみの英語を終えて中学生の教室に戻ると雄一が勉強している。

愛の2日目が始まっている。

中3は昼から平成16年度の三重県入試問題。
国語と数学をするものの、数学のあまりのひどさに呆れてしまう。
一挙に5教科!という勇ましさも一気に冷える。残りの3教科は夜にまわして数学の見直しに時間を割く。
あまりにも社会と理科の記述をさせすぎたか・・・あのレベルの数学で30点取れないのが痛い。三重県の問題が新傾向問題が多いというのは言い訳にならない。新傾向を取り除いても34点はある。たとえ雄一であろうとも30点まで来なくっちゃ、しばらく大学受験の方向を見ていたのが祟ったのか・・・。

夜になり英語・・・これは、ほとんどが40点以上を叩く。少しだけ安堵、そして社会・・・最後に理科。
社会もほとんどが40点以上、ここ2週間かけてやってきた記述の効果は確かに出ている。

古西は今日から大学生のダチとスノボーしに行った、・・・ええねえ。
塾に戻るのは3月1日。

高2は里恵の現代文の授業。
昨日は仕事も休みでリフレッシュできたようで、心なしかフットワークも良さそうで・・・。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月25日

2006年02月25日 16時23分57秒 | Weblog

昨夜、国公立二次試験前夜の高揚とは関係なく、4期生の横山が仕事のネタで塾に姿を見せる。聞けば同僚と飲んできたとかで、その延長戦を俺とやろうとの目論見。
「先生は知ってるけど、俺って昔っからアホやったやん」と横山・・・こりゃ今夜は長くなりそうな雰囲気。甚ちゃんと里恵もタジタジである。
国公立二次試験のために禁酒と毎日の禊ぎを続けていた俺も、内容が内容だけに横山と飲み始める・・・ごめんね、愛。
午前1時、古西と紀平が乱入。
紀平は車の修理を森下の親父さんとこでやってもらう目的と国公立二次の高揚感に身を任せ、浜松からの襲来。
古西は午前3時あたりから龍神をおヒキに神戸に向けて出発、千尋をからかってくるという。

一人また一人と退散、残ったのは俺と紀平と甚ちゃん、しかし甚ちゃん睡魔に支配されている。午前3時に紀平と午前5時まで開いている焼肉屋に繰り出す。

午前5時頃に塾に戻り、床にバスマットを敷いて瞬く間に昏睡状態へ。

古西は試験開始前に神戸大学に着けたものの、神戸大学は門が多い。千尋を驚かせてやろうという目論見ゆえに連絡もできず、ヤマをはった門で待つものの待ち人来たらず。

体育館から東へ抜ける新しい道ができるとかで、今日は午前9時から周辺住民の立会いのもとで土地の確認作業が始まる。
二日酔いでふらふらしながら書類に署名、終了するやすかさず家に戻り、炬燵のなかにもぐり込む。
うたた寝をしながら付けっぱなしのテレビからアナウンサーの声・・・全国の国公立大学で二次試験が始まりました。ここ東京大学では・・・。

午後になり森岡が登場、頭を掻きながら「先生、早稲田一文やられてしまいました」
出来はともに今イチなれど商学部よりは一文のほうがよかったとは森岡の言。となると3月1日発表の商学部はきつい。
愛からは古西の携帯に一文に合格したことを知らせるメールが・・・。

午後5時過ぎ、古西が神戸から帰還。
「今から龍神と有加里ちゃん連れて電気屋さんですわ」「なんで」「下宿生活必須のアイテム・・・パソコンやらテレビやら」「なるほどね、下宿生活の先輩大変でんな」

父兄参観日の授業を終えた舞が姿を見せる。
「今日は朝早く小学校に行って付近を見回ったけど何もなかったしね、まあ右翼の街頭車からの音声は聞こえてきたけれど」

三重大学の試験を終えた沙耶加がやって来る。
「発表を3月8日までなんて、待ちきれへん!」「できは?」「難しかったけど・・・」「右翼の音声は?」「かすかに聞こえましたね」

夜になり今日もまた紀平登場。
「暇な大学生はおらんかな」「なんで」「俺の車の洗車を手伝ってもらおかなと」
しかし塾には甚ちゃん、今日が休日の里恵・・・9期生の紀平より年配ばかり。
「じゃあ、高校入試で大楽勝!ていう奴でもええけどな」と、紀平の視線の行き着く先は瞭・・・。さりげなく視線を避ける瞭、顔が笑っている。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月24日

2006年02月24日 15時20分10秒 | Weblog

午前6時頃に起き出す。
安藤美姫選手のパフォーマンスは終わっている、まあいいか・・・それほどの感情輸入もない。
「あと40分ほど睡魔に耐えれたら、荒川選手、村主選手と続きますよ」と甚ちゃん。

荒川静香選手・・・。
採点基準が変わり、代名詞とも言えるイナバウアーを披露しても採点加算がない。そこそこの難度ゆえにもし失敗でもしたらと考えると無用の長物でしかないイナバウアー。それでも今までの愛着ゆえか、荒川静香選手はイナバウアーを敢行する。そこにはメダル獲得への打算が感じられない・・・それを上回る自己に対するこだわりか・・・。
自己に対するこだわり・・・勝負事全般に共通するファクター。
これが俺の女子フィギュアの全てやったかな。

今日はあゆみの試験日。
そして神戸大学を受ける千尋、名古屋工業大学を受ける荒井の移動日でもある。三重大学を受ける沙耶加、今夜は古い塾に来るんかな。

昨夜、クニの席を俺の独断で油木に譲った。
クニは高校生の教室に移動、とりあえずは岡田の席を指定した。
すぐ後ろが悠志の席だから、数学で分からない問題は悠志に聞けばいいだろう。
油木は恐ろしいほど力がない。ただ、性格がいい。今年、性格の良さだけで勝負してきたのはクニだった、だから席を譲った。これからの1年、志望高校の津東を巡る旅が始まる。クニのように努力してほしい、そしてクニ以上の何かも期待している。

古西が古い塾へ行ってきたとか。
「沙耶加ちゃんが勉強しとったわ」「今日が最後の最後やからな」「ああ、なんや明日は右翼が大変やって言うとったけどな」

娘のれいを迎えに行った帰りに中勢バイパスを走っていると、津インターあたりで無数の赤色灯がきらめく。警察車両だ。そこへ舞から電話。
「明日、三重大学を受ける子おったよな」「沙耶加や」「ああ、そうそう。明日は津市内大変よ」「なんで」「日教組の大会がグリーンパークであるらしいのよ」「それどこや」「私もはっきりとは知らんけど、津のインター近くだって」「ああ、分かった。今、俺はその真っ只中におるんやろな。警察車両、めちゃくちゃおるわ。それも三重ナンバーじゃなくて、尾張小牧やら愛知やらの外人部隊」「右翼の車はそのあたりに駐車するらしいけど、あぶれた車が津球場あたりで夜を過ごすらしくて・・・うちの小学校じゃ先生方が集団登校の引率してるし、明日は参観日なんだけど、早く小学校へ行って周囲の見回りをしなくちゃならない」「そりゃ大変なことになってるんやな」「だから、三重大学を受けるのに車で送ってもらうより、明日は電車で行くようにって伝えてよ。それと、頑張って私の後輩になれって」「わかった」

塾に戻って沙耶加に連絡する。
「明日は何で大学まで行くねん」「電車です」「そりゃ何より、なんや明日は日教組の大会に右翼が来るやらで、津市内の交通が乱れるらしいな」「試験の最中に喧しくなかったらいいんやけど」「ところで1日は卒業式ですけど、アンタも特別なカッコするんでっか」「ははは、しますよ。やっぱり卒業式には袴着たいし」「借り衣装でっか」「そうですよ」「高いやろ」「そうみたいですね」「まあ、今の質問は塾の先生からではなく、3人の娘がいる父親からということで」「れいちゃんは制服ですよ。めいちゃんはスーツです」「なんで」「津東はスーツに決められてますから」

千尋にも電話。
「神戸の夜景を眺めてるんでっか」「はい、よく分かりましたね」「ああ、それで神戸大学の下見は」「今さっき行ってきました」「どやった」「広かったです」「景色のええとこやろ」「ええ」「じゃあ、そんな素敵な場所で4年間過ごすために明日の試験、頑張ってください」「わかりました」

荒井の携帯が分からない。まあ、男はいいか・・・。
愛は・・・電話しても、何を話したらいいか分からない。

あゆみが皇學館の試験を終えて姿を見せた。
「どやった?」「英語のときにお腹が痛くなって・・・」「なるほど・・・、で今日は、何しに塾に来たんでっか。勉強でっか、報告でっか」「勉強しにきたん」「となると、後期日程か」「うん」「その姿勢は立派や、自分を誇ればいい」
皇學館は小林も受けている。
「これからどないするねん」「まだ受けます」「3月3日の大阪外語か」「ええ、それと、まだ決めてませんが他にも・・・」「後期日程でか」「ええ」
依然として、試験が終わった今日も、あゆみと小林にとればいつもと変わらぬ一日が過ぎていく。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1992.10.27ケーキ投げ大会!

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メールまたはお電話で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。