山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

お母さまのロシアのスープ

2011-06-12 17:48:38 | 読書
しばらく前に買った荻原浩の文庫本「押入れのちよ」の一番最初に収録されている短編。
最近、とりあえず、この作品を読んだ。
最初はのどかな児童文学かと思えるような情景だったのだが、最後は衝撃が走った。
ネタばれになるので、書きませんが、ぜひ作品をお読みください。

この作品を読んでいて、か弱い1人の女性である母親が、自分一人で必死に子供を守りながら育てている様子が「4度目の氷河期」と共通しているなと思った。
四度目の氷河期では、日本人の母親とロシア人の父親の間に生まれた息子だったが、この作品では、ロシア人の母親と日本人の軍医の間にできた女の子の双子である。そして、両方とも父親は一緒に暮らしておらず、母子家庭となっている。子供は普通の子供とは様相が違う・・・。

様々な要素のあるすごい短編です。

4 コメント

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Unknown (しのぴぃ)
2011-06-13 05:45:23
おもしろそうですね。ぜひ読んでみたいです。ロシアという国をよく知りたいです。小説はストーリーを通じて時代背景や生活習慣、文化を知ることができますよね。今、谷村志穂著『黒髪』を読んでいます。長編なので、いったん止まってしまうと次に読み始めるときちょっと億劫になってしまいますが・・。巻末の参考文献も興味をひくものがたくさんあります。
1冊の本からどんどん広がっていきますね。時間がいくらあっても足りないくらいです。
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Unknown (飛鳥)
2011-06-13 07:00:43
この作品は全く意外です。
たしかに、ロシアのスープの中身などからはロシアの文化がわかるのですけどね。

「黒髪」こんど見てみます。私は知らない作家が多いです。本当に、作品はいっぱいあるので、一生のうちに読めるものは限られてしまいますね。頑張って読まないと・・・。
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Unknown (しのぴぃ)
2011-06-14 05:58:46
昨日、会社帰りに本屋さんで手にとってみました。
「押入れのちよ」が表紙でこわかったです。。
でもホラーではなく、どちらかというとファンタジーなのでしょうね。たしかに意外なお話のようです。
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Unknown (飛鳥)
2011-06-14 23:56:48
実は、最初のロシアのスープだけしか、まだ読んでないんですよね。
早く読まなくちゃ。
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