山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「エ」なのか「メ」なのか

2008-10-05 23:48:48 | 日記
化学系の書物の校正をする場合、やはり化学の知識がないのはかなり苦しい。
先日、誤記の確認をしていた文章の中に、「ジエチルエーテル」と「ジメチルエーテル」が出てきた。文の流れからして、おそらく同じ物質のことを言っているはずなのに、「エ」と「メ」が違う。いったいどっちが正しいのか?
これは、以前書いた「重油」と「C重油」の違いどころではないだろう。「C重油」は「重油」の一部だが、「ジエチルエーテル」と「ジメチルエーテル」は別物のはずだ。しかし、似ているものなのだろうか?それが置き換わっても矛盾はないのだろうか?
恥ずかしながら、そんなこともわからなかった。

そこで、また調べてみる。
まず、これらの物質の共通点は「エーテル」である。エーテルとは「C-O-C]の結合をしているものだ。

ジエチルエーテル(diethyl ether)はC4H10O、示性式はC2H5OC2H5.。別名エトキシエタン。
特異臭があり、麻酔性がある。揮発しやすくきわめて引火しやすい。油脂などの抽出溶媒として用いる。消防法で第4種危険物の特殊引火物として指定されている。普通、エーテルというと、この「ジエチルエーテル」をさすとのこと。

ジメチルエーテル(dimethyl ether)は、C2H6O、示性式はCH3OCH3.。別名メトキシエタン。
エーテルの一種で最も単純なもの。DMEと略称される。LPG(=liquefied petroleum gas液化石油ガス)の代替となる。LPGより引火性が低いので、ドライヤーを使うスプレーなどにも使用されている。

ということで、高校化学の参考書などを調べてみると、メチル基はCH3-、エチル基はC2H5
であって、簡単に言うと、メチル基の方がエチル基より炭素が少ないということだ。

ジメチルエーテルは燃料となり、ジエチルエーテルは溶媒となる。
ジメチルエーテルは引火しにくく、ジエチルエーテルは引火しやすくて危険。

このくらいの基礎知識があれば、文脈からジエチルエーテルなのかジメチルエーテルなのか、どちらがふさわしいかはわかるわけで、やはり、化学の基礎知識が必要だ。
化学のベンキョーしよ~っと。

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本の処分

2008-10-05 18:17:59 | 日記
秋晴れの2日間だった。
今日は、快晴ではないものの、思ったより天気が崩れなくてよかった。

昨日は午後から夕方まで昼寝をしていてもったいないことをしたが、今日は、なかなか有意義に過ごせた。

まず、古本をブックオフにもって行った。多くは日本語教材だが、一般の新刊単行本や、文庫・新書も少しあった。古本を預けて2時間くらいして結果を聞きに行ったら、21冊に値段がついて900円くらいになった。もう少し高くついてくれたらなあと思うが、そんなもんらしい。
しかし、最初に結果を見た時に、見たこともない本の題名やコミック・ゲーム機、などの明細を見せられて、他人のものと間違っていることが判然としていた。それで、違う旨伝えると、何やら調べていたようだが、新たに明細を見せられることなくレシートだけが戻ってきた。それを見ると、文庫と新書は一冊あたり10円、単行本は20円、雑誌は70円くらいに計算されている。雑誌を出した記憶はないのだが、雑誌という分類になったものがあるのか、よくわからない。
ものすごい混雑だったので、人の物とこんがらがってしまったのかもしれないが、もう面倒くさいからそれでいいことにする。

日本語教材はかなり多くもどってきてしまった。新品同様のものだけ出したのだが、小さな名前の版を押してあるものがあった。一時、ボランティア教室に教材を貸してあった時に、個人のものであることを区別するために押してあったのだが、それが裏目にでてしまった。
値段のつかなかったものは廃棄となるという。0円の買取でも売ってくれれば世の中の役にたつが、売りに出さないならば、もったいないから家に持ち帰った。
「みんなの日本語」という教科書はⅠとⅡがあり、ごく一般的な日本語の教科書だが、これは日本語学校で教師に配布されたので、2冊づつもっていた。その新品のほうを持っていったのだが、1冊はどうしても問題の解答が見つからず、古い解答をはさんで出した。そうしたら、それは値段がつかなくて、もどってきた。
だから、家にある古いほうを捨て、新しいほうを自宅に残すことにした。

それから、自宅に帰って、時代遅れの日本語教材は資源ごみに出すように束にしてまとめた。例えば「新日本語の基礎」というものは「みんなの日本語」の前の時代のもので、「文化初級日本語」は「新文化初級日本語」の前のものだ。これらの指導書なども一式捨てる。

そのほか、日本語教師養成講座の教科書や、教育実習のときの資料なども捨てることにした。これで、かなり本箱がすっきりとした。

整理をしていると、買ったものの読んでない本が何冊も出てきた。そんな本買ったことも忘れていた。一度は自分で読もうと思った本なのだから、これから読もうと思う。

まだまだ整理しなければならないものがたくさんあるが、かなり宿便が取れたという感じで、すっきりした。
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