私の勤めている会社では、社員同士のコミュニケーションが不足していると言われている。
個々に仕事に取り組むことが多く、神経を集中させるために、各自の机は高いパーテーションで区切られていた。しかし、それではさらにコミュニケーションが取りにくいということで、数ヶ月前の改装と組織変更の時に、パーテーションを低くしたり、必要以上に区切らないように改善された。しかし、それでもコミュニケーションが行き届くようになったとはいえないようだ。
そうなると、仕事中はともかくとして、それ以外の時間にコミュニケーションをとる機会をもつことが望ましい。そこで、たまに部署ごとの飲み会があったりするし、秋には社員旅行がある。
しかし、この社員旅行に参加する人間も40パーセント程度のようだ。1日目は金曜の平日になるが、2日目が土曜日で、自分の休日がつぶれるというのを嫌がる人も多い。経営者や上司と旅行にいってもくつろげないから、どうせ行くなら個人で勝手に行きたいなどと思うらしい。特に役職のない若い社員の参加率が悪い。幹事は必死に参加者を増やそうとしているが、幹事とて、自分が幹事でなければ参加なんかしたくないという状況かもしれない。
昔は社員旅行といえばほぼ強制的な感じだったが、今ではそうではない。まあ、行きたい者が行ってコミュニケーションをとり、楽しめばいいのかと、割り切った考えをするしかないようにも思う。いずれにしても、パートタイマーには関係なく、その日は有給休暇をとるのでゆっくりできる。
旅行に参加しない社員は、特別の理由がない限り会社で仕事をするということになっているらしい。
ところで、今日は、日本語を教えていた時に買ってあった本などをブックオフに持っていこうかと調べていたところ、「ファシリテーション革命~参加型の場づくり技法」という本が出てきた。この本はほとんど読んでいないのだが、ファシリテーターとは参加者と参加者をつなぎ、情報を引き出したりコミュニケーションをさせたりする役目である。司会者ににているが、むしろ裏方として会場を走り回るというか、お助けマンのような存在だと認識している。
これが日本語を教える場で活用されるのは、言葉や文化の違う外国人が日本にやってきて知らないもの同志緊張しているところを、リラックスさせ、交流させてお互いに情報を交換したり友達になったりするために使うのだった。
知らない者同士に話をさせるというのは難しいことだが、簡単な方法がある。
その中で、以前、地域の日本語教室でやっていたことの1つを思い出した。
何十人かいる参加者に、会場の中で輪になって誕生日順に並んでもらうというものだ。この場合、参加者は自分の誕生日を人に伝えたり、人の誕生日を聞いたりしなければならなくなり、自然に言葉を交わす。その中で、誕生日が近いとか同じとかいうことで親近感をもったりする。一通り並んだところで、間違いがないか誕生日を言ってもらうが、特別な日に生まれた人などもみんなの印象に残ったりする。
そのほかによくやったのが、「部屋の四隅」というものである。ひとつの質問に対して4つの答えの選択肢を与え、それに当てはまる4隅のひとつに移動してもらう。
たとえば、朝食にご飯を食べる人、パンを食べる人、そのほかを食べる人、食べない人というふうに分け、それに当てはまるところに移動してもらう。移動したところでそれに関するインタビューをする。
4隅に分かれるための質問は何でもいい。たとえば、好きな食べ物、好きな色、好きな動物を4択で答えたり、通勤時間や通勤方法を質問し4つに分かれてもらい、分かれたところで、同じ部類の人同士話をする時間をとり、次にみんなの前で、より詳しい内容や、選んだ理由などのコメントをしてもらうと、その人についての再発見があって楽しい。
ふと、思ったのは、会社のレクリエーションなんかでも、ただお酒を飲んだり、新人に自己紹介をさせたりするだけではなく、こういうことをしたら、今までにないコミュニケーションが取れるのではないかなと思ったりした。
個々に仕事に取り組むことが多く、神経を集中させるために、各自の机は高いパーテーションで区切られていた。しかし、それではさらにコミュニケーションが取りにくいということで、数ヶ月前の改装と組織変更の時に、パーテーションを低くしたり、必要以上に区切らないように改善された。しかし、それでもコミュニケーションが行き届くようになったとはいえないようだ。
そうなると、仕事中はともかくとして、それ以外の時間にコミュニケーションをとる機会をもつことが望ましい。そこで、たまに部署ごとの飲み会があったりするし、秋には社員旅行がある。
しかし、この社員旅行に参加する人間も40パーセント程度のようだ。1日目は金曜の平日になるが、2日目が土曜日で、自分の休日がつぶれるというのを嫌がる人も多い。経営者や上司と旅行にいってもくつろげないから、どうせ行くなら個人で勝手に行きたいなどと思うらしい。特に役職のない若い社員の参加率が悪い。幹事は必死に参加者を増やそうとしているが、幹事とて、自分が幹事でなければ参加なんかしたくないという状況かもしれない。
昔は社員旅行といえばほぼ強制的な感じだったが、今ではそうではない。まあ、行きたい者が行ってコミュニケーションをとり、楽しめばいいのかと、割り切った考えをするしかないようにも思う。いずれにしても、パートタイマーには関係なく、その日は有給休暇をとるのでゆっくりできる。
旅行に参加しない社員は、特別の理由がない限り会社で仕事をするということになっているらしい。
ところで、今日は、日本語を教えていた時に買ってあった本などをブックオフに持っていこうかと調べていたところ、「ファシリテーション革命~参加型の場づくり技法」という本が出てきた。この本はほとんど読んでいないのだが、ファシリテーターとは参加者と参加者をつなぎ、情報を引き出したりコミュニケーションをさせたりする役目である。司会者ににているが、むしろ裏方として会場を走り回るというか、お助けマンのような存在だと認識している。
これが日本語を教える場で活用されるのは、言葉や文化の違う外国人が日本にやってきて知らないもの同志緊張しているところを、リラックスさせ、交流させてお互いに情報を交換したり友達になったりするために使うのだった。
知らない者同士に話をさせるというのは難しいことだが、簡単な方法がある。
その中で、以前、地域の日本語教室でやっていたことの1つを思い出した。
何十人かいる参加者に、会場の中で輪になって誕生日順に並んでもらうというものだ。この場合、参加者は自分の誕生日を人に伝えたり、人の誕生日を聞いたりしなければならなくなり、自然に言葉を交わす。その中で、誕生日が近いとか同じとかいうことで親近感をもったりする。一通り並んだところで、間違いがないか誕生日を言ってもらうが、特別な日に生まれた人などもみんなの印象に残ったりする。
そのほかによくやったのが、「部屋の四隅」というものである。ひとつの質問に対して4つの答えの選択肢を与え、それに当てはまる4隅のひとつに移動してもらう。
たとえば、朝食にご飯を食べる人、パンを食べる人、そのほかを食べる人、食べない人というふうに分け、それに当てはまるところに移動してもらう。移動したところでそれに関するインタビューをする。
4隅に分かれるための質問は何でもいい。たとえば、好きな食べ物、好きな色、好きな動物を4択で答えたり、通勤時間や通勤方法を質問し4つに分かれてもらい、分かれたところで、同じ部類の人同士話をする時間をとり、次にみんなの前で、より詳しい内容や、選んだ理由などのコメントをしてもらうと、その人についての再発見があって楽しい。
ふと、思ったのは、会社のレクリエーションなんかでも、ただお酒を飲んだり、新人に自己紹介をさせたりするだけではなく、こういうことをしたら、今までにないコミュニケーションが取れるのではないかなと思ったりした。