職場の勉強会仲間から回してもらって城南信用金庫の吉原毅理事長の『原発ゼロで日本経済は再生する』 (角川oneテーマ21 新書)を読んだ。ぜひとも読んでいただきたいという方ができて自分でも買うことにしたが、いざ買おうとしてびっくり。アマゾンでは現在品切れ中。著者印税はすべて「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄附されるというし、なんとしても買うことを決意!
自宅の最寄り駅近くの書店はずいぶん前になくなって一箇所は託児所、もう一箇所は居酒屋になり、数日前の職場の昼休みに四ツ谷駅近くの書店に行ってみたらやっぱりなくなっていて、セブンイレブンの開店予告が貼ってあった。街中の中小の書店がなくなっていく現実をあらためて痛感。
その日に帰宅途中で下車して浦和駅西口のコルソの中の須原屋に行ってみたら営業時間が終わっていたようで、東口のパルコの中にある紀伊国屋書店に行って在庫僅少とあって2冊しかなかったのを書架の下の在庫ストックの引き出しから探し出してようやく買うことができた。
本当は紀伊国屋書店が「美味しんぼ問題」でビッグコミックスピリッツは店頭に置かないと本社指示をしたということを怒っていたので、ここでは買いたくなかったんだけどなぁ。浦和パルコの中のレストランフロアにあるため、午前10時から午後10時まで営業している。このフロア配置の絶妙さに舌を巻いた。
私は睡眠障害で寝る時は睡眠導入剤、昼間眠くなるとカフェインが必要という情けない状態だが、開き直り中。職場に常備してあるリポビタンが在庫切れ。今日は朝からどうしても眠気がとれなかった私は、昼休みにセブンイレブン(本社の社屋にある店)に買いに行った。その窓に「セブンイレブンは街の本屋さん」という貼紙があるのが目に入った。セブン&アイはネットショッピングの中心に本を置いている。最近ではニッセンなども傘下においてますますコンビニ引取りでのネット通販に力が入りそうだ。
同社の代表取締役会長、最高経営責任者(CEO)の鈴木敏文氏は出版労連でも活躍された方だということを最近聞いたばかり。その経歴をネット検索してなるほどと合点した。
ウィキペディアの「鈴木敏文」の項
街の本屋さんがなくなっている上にその跡にセブンイレブンが入っているのを目の当たりにすると、とてもやるせない気持ちになる。
本をネット検索して買うのもいいけれど、本の背文字が微妙にずれている写真集が届いてから、あまりネットで買わなくなってしまった。芝居のプログラムですら背文字のずれたのは嫌なので別の冊子にしてもらうくらいだからダメ。さらに、本の現物が書架に並んでいるのを見て手に取って買いたいという気持ちが強い。
読むのも老眼鏡をかけてもいいからページをめくって読みたいしね。こういうこだわりを大事にしようと思っている。
さて冒頭の写真は昼休みにセブンイレブンに向かう途中の花屋さん「hanadouraku」の店頭にあったサボテンの花。1鉢1800円といいお値段だ。小さいながらもショッキングピンクの花が可愛い。下の写真は与野駅前でプランターに植えられたサボテンが大きな白い花を咲かせているところ(5/24に撮影)。毎年楽しみにしているが、同じような形のサボテンなのに、こんなに花の大きさが違うんだと感心至極。昨年6/20に夜に撮影しているが、闇の中に白い花が咲いているのは幻想的に美しい。今年は8つも花が並んでいて豪華、豪華!
(追記)
ビッグコミックスピリッツの件は、店頭に出さないというやり方で、スタッフに聞けば出して売ってくれるという自主規制をかけたようです。以下のような情報がありました。
書店業界の情報記事