一昨日の夜からの荒れ模様の天気が回復。快晴に恵まれたが風は強いまま。私の風邪?の方は今朝も37℃近い微熱があったが昨日よりは確実に回復。
彩の国さいたま芸術劇場は自宅から自転車で10分なのに、毎度のようにギリギリに自宅を出発。ところが強風で自転車がいつもよりも進みにくくてあせった。本当に開演ギリギリに着席できてホッとする。開演するとしばらく入場できない演出も多いから気をつけなくては(^^ゞ
それからはもう蜷川シェイクスピアの世界に引き込まれる。「冬物語」一幕の幕切れも二幕の大団円もボロ泣き。
千穐楽のカテコの盛り上がりはすごく、スタンディングオベイション。全員が出てきて舞台で観客の拍手に応え、達成感に満ちた笑顔で手を振ってくれていくつもの扉と上手下手にはける。何回目かに蜷川さんは舞台中央の扉から唐沢・田中裕子コンビに連れられて出てきたが、いつものようにすぐに引っ込んでしまいたがる。銀色テープの細切れの吹雪も降ってきた。何回も続くカテコ。終演の案内放送後も拍手が拍子をとり始めるとカテコに応えて舞台にみんな出てきてくれるが、唐沢・田中裕子コンビに再度引っ張り出された蜷川さんはちょっと当惑気味。それでも2回目の登場の方が一生懸命客席に手を振ってくれた。私もこの舞台が予想以上によかったので本当に嬉しい気持ちで打ち出されてきた。
1/29に観たいのうえひでのり初の本格シェイクスピア劇の舞台と好対照なほど舞台装置は本当にシンプルだった。こちらは役者の力で見せきったという感がある。もちろんいずれも堪能できたので、それについては別に一本書いてみたいと思ってはいる。
写真は終演後に撮影した彩の国芸術劇場の敷地に立つ塔に毎公演下がる垂れ幕。快晴の夕焼けの赤い色が塔に映えている。これまでの小さいサイズの写真では両側の幕を入れて撮るとそれぞれの文字まで読めなかったのだが、このサイズにすれば読めるとわかった。要はケチっていたんだってことね(笑)