定年退職より5年も前にシニア海外ボランティアのために退職する男性職員を送る会に参加した。3/3に職場の労組女性部のPPNというグループで第2回セカンドライフ学習会があって終了後の会食で「実は~」という話があってびっくりして、それなら「送る会」を開こうということになっていたのだった。
英語は堪能な方なのでいろいろな業務出張で二十数カ国も訪問したり、3年間の海外での出向赴任もあった方だった。しかしながらあと5年の年収を安定してもらうよりも生きがいの感じられる仕事をしたいということで決断されたのだった。募集要項を読んだ瞬間、「ああ、俺を呼んでいる~」と感じたのだという。
結婚相手とめぐり合った時も相手の後ろに後光を感じたという話も今日おききしたのだが、人生の岐路にそういう直感が働く方っているのだなと思った。
とても気さくな明るい方で大好きな先輩だった。関西にいた頃、電話ではよくお話し、東京に転勤してきた後は職場の英会話サークルで一緒だったこともある。彼は文法が弱かったために私と同じレベルだったのだけど会話は抜群だった。私は初心者に毛の生えたレベル(^^ゞ
職場の朗読サークルメンバーも参加されていて、詩の朗読の企画もあった。前向きに生きていく力を喚起する内容も素晴らしく、私まで泣いてしまった。
とにかく、こういう魅力的な先輩が職場からいなくなってしまうのはとても寂しい。今日の参加者の中では私が一番若いので、こういう思いを共有できる方々は私よりも先にいなくなってしまうのだと思うと、私は定年まで頑張らなければならないのに先行きがふと不安になる。
しかし、これからを見据えながらも毎日毎日のくらしをしていかなければ。そして自分の条件の中でできることをしていきたいなと思う。
写真は今日の会場となった私たちのご贔屓の「ビストロ大地亭」のいつものコーナー。ここに陣取って十数人による盛会となった。
ビストロ大地亭のご紹介はこちら
goo東京情報ではこちら