ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/02/22火曜サスペンス劇場『容疑者』藤田まことVS左とん平!

2005-02-26 00:46:35 | テレビ
咳風邪がこじれてついに気管支喘息になってしまった。おととしの夏風邪をこじらせた時と同じだ。咳の感じが変わるのでわかる。前回の残りの気管支拡張剤の残りを飲んだらラクになった。ということはやはり喘息だ。もう一度医者に行ってその薬をもらうことにする。

さて、標記のTVドラマだが、私は「必殺仕事人シリーズ」で藤田まことが大好きだった。フレックス勤務で重役並み出勤の私は埼玉TVで最近まで朝、必殺シリーズをやっていたので朝ごはんを食べながら見て出勤ということもたまにはあった。「はぐれ刑事シリーズ」もまたラクに見ることができるシリーズで夜ごはんを見ながら食べることも多かった。ワンパターンシリーズって仕事に疲れていても気軽に見ることができるので好き。もちろん、主人公の好感度が高いことが必須。

風邪だし早く帰れたので新聞のTV欄に紹介文が載っていたので、楽しみに帰ってきて見た見た。いつもは刑事役の藤田まことが容疑者になっていて、追う刑事の方が左とん平。ふたりのやりとりを見ているとそれぞれの持ち味が楽しめて気持ちがよかった。
過去を隠した藤田まこと演じる容疑者は実は伝説の県警の刑事だったということが明かされて、自分が追っていた事件の容疑者の妻だか愛人だかを愛してしまい、その女がその容疑者を殺してしまったのを隠蔽する工作の末に姿を消し、時効のころになって今度はその娘が同じような事件を起こしたのを再びかばって容疑者になっているという変な話だった。ストーリーはかなり無理があるが、藤田まことVS左とん平でみせてしまうというお話。過去の女との恋愛シーンも藤田まことならなんとなくあるかもと思わせてしまうから、おかしい。

最近のTVでは『剣客商売』の先生役もいい。爺さんなのに立ち回りはさすがの風格だし、おしんのあの小林綾子のお春というかなり年下の女を娶っていてまだまだ現役というところを嫌な感じもなく、魅力的に演じられるところが藤田まことだ。こういう男は本当にイイね。
彼が主役をはった『その男ゾルバ』を15年くらい前に新宿コマ劇場で母親と観た。市原悦子と小鹿番と共演していた記憶があるが、なんとも魅力的な舞台だった。森繁久弥の『屋根の上のヴァイオリン弾き』とともに日本人の個性豊かな俳優の魅力で海外物を立派に成り立たせることができるんだなあと感心した。

と、こんなことを思いながら見てしまったドラマだった。
さて、そろそろ風邪から復活して、『将門(長いのでタイトル省略)』も観たので近々書くことにしたい。