パピとママ映画のblog

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図書館戦争 THE LAST MISSION ★★★.5

2015年10月14日 | アクション映画ータ行
表現の自由を巡って政府と図書館が互いに武装して対立する架空の近未来を舞台に、愛する本を守るべく図書館防衛組織に入隊した熱血ヒロインが繰り広げる過酷な戦いの日々と甘酸っぱい恋の行方を描く有川浩原作の大ヒット・アクションの実写劇場版第2弾。出演は岡田准一、榮倉奈々、田中圭、栗山千明、石坂浩二ら続投組に加え、松坂桃李、土屋太鳳らが新たに参加。監督は引き続き「修羅雪姫」「GANTZ」の佐藤信介。
あらすじ:“メディア良化法”が制定され、国家による思想検閲やメディア規制が横行する近未来の日本。大事な本を守ってくれた図書隊員に憧れ、図書隊に入隊した笠原郁(榮倉奈々)は、その類い希な身体能力で鬼教官・堂上篤(岡田准一)の厳しい指導にも耐え、女性では初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)所属となる。その後も優しい上官・小牧(田中圭)や同期の手塚(福士蒼汰)、柴崎(栗山千明)とともに厳しい訓練と苦手な図書館業務を必死にこなし、少しずつ図書隊員として成長していく郁。そんな中、“自由の象徴”と呼ばれこの世に1冊しか現存しない貴重な『図書館法規要覧』が一般展示されることになり、堂上率いるタスクフォースに会場となる芸術展の警備が命じられるが…。

<感想>2013年に公開された図書館戦争」のキャストがそのまま続投したシリーズ第2弾。国家によるメディアや思想の規制が行われ、出版物が厳しく検閲されるようになったパラレルワールドが舞台。
この映画の中に出てくる「図書隊」とは:国家の検閲に対抗し、地方行政の管轄下にある図書館が、「図書館の自由に関する宣言」に基づいて結成した自営の組織。中でも図書特殊部隊(タスクフォース)は選りすぐりの精鋭部隊として厳しい戦闘訓練を重ねている。
本を読む自由を守るために結成された“図書隊“と検閲執行部隊である“良化隊”との前作以上に激しい市街戦が繰り広げられる。

それに、榮倉奈々と岡田准一の凸凹コンビによるプラトニックラブの行方に加えて、図書隊の解散を目論む文部科学省官僚役の、松坂桃李の悪役ぶりも見どころの一つです。ラブコメと戦争アクションが入り交じった不思議な世界となっています。

中でも、榮倉奈々と同期の手塚光(福士蒼汰)と、文部科学省官僚役の、松坂桃李とは弟と兄貴で殺し合いというか骨肉の争いを展開するのです。福士蒼汰くん、銃撃戦ではかっこいいスナイパーを演じてました。

一冊しかない「図書館法規要覧」は、図書隊にとって“自由の象徴”であり、茨城の水戸図書館で一般展示されることになり、榮倉奈々たちに出動命令が下ります。
一冊の本を守るために、54名のタスクフォース全員が警備にあたることに。そして、良化隊と激しい銃撃戦となるが、地元の図書隊は何故か戦闘に参加しないのだ。

これは、何かワナがあると睨んだ。文部科学省官僚役の、松坂桃李を先頭に図書隊を全滅させる策略だったのだ。それに、たった一冊の「図書館法規要覧」を奪い取り燃やすために。彼らは、本を読むことを忘れたのか?

最近は、スマホ電子版などで、単行本や芥川賞をとった「火花」などもスマホで読めるのだからして。紙媒体で立派な表紙に、押し絵などの本は、この世からデーターベース化されて無くなるのだろう。
それにしても、鬼教官・堂上篤に扮した岡田准一くんの柔術や格闘技の素晴らしいことといったら、アクション俳優でもやっていけると思います。フィリピンの伝統武術カリとブルース・リーが考案したジークンドーのインストラクター資格を取得し、アクションシーンに挑んだ映画「SP」でもそう感じました。それでも、戦国時代ならまだしも、日本人同士が殺し合う銃撃戦は目を背けたくなる。

回は、後半部分で鬼教官・堂上と笠原の二人が逃げ惑うところで、堂上が足と首を撃たれて出血、それに防弾チョッキを付けているが、胸を二か所撃たれてもうこれはダメかもと思ってしまった。この、もしかしてご臨終かもという場面で、榮倉奈々が瀕死の岡田准一くんの唇にキッスをするのであります。これは、別れのキッスかもしれないと、憧れの王子様が鬼教官の堂上と分かり、それからはかなり意識するようになっていたはずだもの。

しかし、生きていて病院に入院しており、1か月後に元気に現場復帰とは不死身の身体なのか。図書隊のバッジの花は、カミツレ(カモミール)、花言葉は「逆境に耐える」だから、おいおい、それでもいいじゃないか、2人でカミツレの紅茶のある喫茶店へ、デートするのも素敵だと思いますから。
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