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劇場版「進撃の巨人」後編 自由の翼 ★★★★

2015年06月30日 | アクション映画ーサ行
諫山創による人気コミックを基にテレビアニメ化し、そのスタッフが新たに劇場版として再編集した後編。巨人との死闘で自らが巨人化した主人公エレンの運命と、新たに登場する知性を持つ女型の巨人との激闘を活写する。数多くの出演作を誇る人気声優の梶裕貴のほか、石川由依、井上麻里奈らがテレビアニメ版同様本作の声を担当。女型巨人との大迫力かつスリリングな戦いや、エレンのたどる過酷なストーリーに引き込まれる。
あらすじ:兵士として巨人と戦うエレンは自らが巨人化し、審議の結果、調査兵団特別作戦班ことリヴァイ班への所属が決定する。壁外調査へ出発したエレンたちだったが、知性を持つ女型の巨人に襲撃される。多くの犠牲を払いながら、ついに女型の巨人を捕獲することに成功した調査兵団だったが……。

<感想>謎の巨人と人類の戦いを描いた諫山創による人気コミック「進撃の巨人」。そのTVアニメ版の総集編第2弾。巨人化した主人公のエレンをめぐる第14話から、女型の巨人との死闘を描く最終話までを、新ダビングによる5.1chリマスター版として公開。
[劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~]前編を観たので、後編もと観賞したが、これで終わることはまったく無く、まだまだ続きそうでありました。TVのアニメは娘がよく見ておりましたが、私は未見だったので、初めて劇場版を見て気に入りました。巨人化と闘う人間はまるで「ガッチャマン」を彷彿とさせるも、内容はかなり人間を喰らうとは、ドギツくグロイものでした。

前編でエレンが、自身が突如として巨人化するという、驚くべき能力に目覚めてしまう。エレンは巨人から人間へ潜入させられたのか、ミカサを殺そうとしたエレン、自分が何者なのかに葛藤しながらも、その力を巨人との戦いに使うエレン。ですが、冒頭では審議にかけられ、いまにも処分されるような、牢獄に閉じ込められる。
それでも、エレンは調査兵団として巨人と闘うべく、みんなと一緒に塀の外へと馬を走らせます。エレン・エイガは人類の救世主になるのだろうか、それを観たいと思いアニメとて、見応え十分でありました。

歴戦の勇者リヴァイ班に預けられる。生け捕りにされた巨人が何者かに殺されるなど、不穏な空気が流れ始める中、壁の外へと調査へ出たエレンたちは、女型の巨人に襲われ森の中へと逃げ込むのだ。
小さくても知恵を絞って巨人たちを倒すことを考え、目つぶしや足首を斬り、首の後ろを狙うのがコツなのだが、普通の巨人は動作がのろいので何とか小人でもあの手この手で立ち向かうことが出来ます。

ですが、大型の筋肉巨人は頭脳も発達しており、自分の手で首の後ろを隠して狙われないようにする。それに、力も強いのでワイヤーごときは手で引きちぎり、小人たちは地面に叩き付けられて、その後は食べられてしまうのです。
森の中へ入ると、出て来るのは14メートルはある巨人が、走るのは速いのなんの、ワイヤーなんて手で払いのけるし、あっという間に馬に振り落とされたエレンが取り囲まれる。あいつは巨人の身体を纏った人間だ。誰かを探しているのなら、エレンに違いない。巨人の気を引くことができる。

デカ女めが、昔は小人人間たちもこの森の近くに住んでいたのだろう。小さな家がたくさんある。木の上に逃げる小人人間たち、だが、巨人たちはワイヤーを振り払い人間を喰い始める。
エレンが自分の指を噛み始める。つまり自分が巨人化して一緒に戦おうとしているのだ。

その時、力を合わせてメガタの巨人を生け捕りにする小人たち。巨人になる小人の人間が、「俺たち人間を100人の仲間の命を喰ってしまったのだ」と怒るリヴァイ。

捕獲した巨人が森中に聞こえるように雄叫びを上げる。調査兵団たちは、巨人の手足を切り刻み殺してしまう。その後も襲ってくる巨人たち、目を狙え、首の後ろを狙え、エレンが巨人に変身した!・・・森の中で巨人の女とエレンが戦うシーンが凄いのだ。
エレンを巨人になるのを止めていた隊長のアルビンは、もっと早くにエレンを巨人化させておけば、こんなに被害を大きくすることはなかったのに。しかし、筋肉巨人の女は、鋼鉄のように手足がガラスのように光って硬くなるのだ。

二人の戦いは、まるでボクシングをやっているように見えた。だが、鋼鉄のように硬い巨人は、エレンを倒して食いちぎってしまう。首の中からエレンの小さな身体が見えるも、そのまま食ってしまう女巨人。
まるで鋼のような筋肉の身体の巨人、刀も銃も利かないし、手も足もでないとはこのことだ。「足を狙え、目を狙えと、エレンを助け出せ!」と、巧く助けることに成功して、馬で撤退するみんな。
塀の中へと逃げ帰る調査兵団たち、しかし、憲兵団のアニーがな、な、なんと、メガタの巨人に変身するではないか。つまりは、小人人間の中には、エレンと同じように巨人化するものが潜んでいるということなのか。

エレンが手指を噛んで自分もメガタの巨人に変身しようと頑張るも、目的がしっかりしてないと巨人化できないのだ。エレンが胸に杭が刺さったまま巨人に変身する。
ミカサとアルビンが「なんでお前らは戦えるんだ」「仕方がないでしょう、世界は残酷なんだから」って、この二人は塀の中で戦うのかい。それに、塀が崩れて現れたのは、なぁ、なぁんとびっくりしたぞ!・・・この巨大な塀の中には考えられない怪物が塀の柱になっていたとは。

巨人に翻弄されながらも、エレン自身が変身して巨人化するとは、それでも心はエレンのままなので、なんとか襲ってくる巨人と戦い塀の中にいる人間たちを守ろうと必死な姿が印象的です。アニーのように、巨人化する小さな人間がもっといるのだろう、次回に期待したいです。
8月1日から、実写版の「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」が、前後編2部作で巨人対人類のバトルが繰り広げられます。エレン役には三浦春馬が演じるほか、長谷川博己、水原希子、石原さとみ、國村隼といったキャスト陣が集結。原作にはないキャラクターも登場するなど劇場版ならではの展開や、巨人のビジュアルやすさまじいバトルの描写も見どころの一つだそうで、これは観なくては損ですぞ。
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