パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

スパイ・レジェンド ★★★

2015年04月17日 | アクション映画ーサ行
ビル・グレンジャーの小説「ノヴェンバー・マン」を実写化した、スパイサスペンス。CIAの敏腕エージェントとして活躍していた過去を持つ男が、自身が育てた現役スパイからの襲撃とその裏に隠された陰謀に挑んでいく。メガホンを取るのは、『バウンティ/愛と反乱の航海』のロジャー・ドナルドソン。主演は『007』シリーズなどのピアース・ブロスナン、『オブリビオン』などのオルガ・キュリレンコ。肉弾戦、銃撃戦、カーチェイスといったアクションに加え、年齢を感じさせないピアースの立ち振る舞いにも引き込まれる。
あらすじ:ザ・ノヴェンバー・マンというコードネームを持ち、さまざまなミッションを遂行してきた伝説的CIAエージェントのピーター・デベロー(ピアース・ブロスナン)。スイスで引退生活を送っていた彼だが、かつての仲間たちが何者かに殺害されているのを知って彼らを守ろうと動きだす。だが、元同僚で愛していた女性を殺され、その犯人が自分がかつて教育してきた現役エージェントであることを知る。彼と壮絶な戦闘を続けながら、事件の全体像をつかもうとするデベロー。やがて彼は、ロシア大統領選をめぐる陰謀の存在にたどり着く。

<感想>東京では1月に公開されたのに、地方ではやっと4月に入ってミニシアターにて上映。どうしようか迷ったのだが、「007」のピアース・ブロスナンが本格スパイ役に復活ということなので観賞した。かつて5代目ジェームズ・ボンド役で世界中を魅了し、007シリーズの人気を復活させた立役者とも言われるピアース・ブロスナンが伝説のエージェントを演じる本格的スパイアクションです。
「奴が通った後に、生き残ったものはいない。」と恐れられた“ノヴェンバー・マン”というコードネームを持つ伝説のスパイ、ピーター・デヴェロー。

上品かつ洗練された着こなしに、機敏かつ華麗な身のこなし―、ジェームズ・ボンドを彷彿とさせる姿はまさにブロスナンの真骨頂。モスクワ、さらにセルビアの首都ベオグラードを舞台に、チェチェン紛争の悲劇、ロシア次期大統領選の陰謀、諜報員同士の恨み辛みが絡んだ難問に、元CIAの凄腕エージェントが挑む。

ピーターの元教え子、CIAの若手№1のメイソンにはルーク・ブレシーが、ピーターからスパイとしてのノウハウを学んだが、ピーターからしてみるとまだまだ粗さが目立つ。だが、CIAの上司からピーター抹殺の命令が。

そして、ボンドガール役でブレイクしたオルガ・キュリレンコが、事件の真相を知るキーパーソンとして出演している。あのテーマ曲こそ流ないものの、「007」同様にカー&ガンアクション満載のスリリングな展開が、61歳とは思えない渋味を増したピアース・ブロスナンを待ち受けている。

ロシアにいる元恋人を殺された元エージェントが、かつて所属したCIAに報復するというハードな内容である。私怨がらみながら、冷静に反撃の機会を伺うピーター。現役ボンド時代よりも人間味があっていい。

そして、ロシアからきた女殺し屋、かつての仲間であるCIAの追跡をかわしながら、ピーターは恋人のナタリー殺害を命じた黒幕を追う。黒幕の正体と同時にピーターの秘密も明るみになる。
鍵を握る女としてアリス役のオルガ・キュレンコは、ベオグラード在住のソーシャルワーカー。難民たちのケアをしているが、次期ロシア大統領をめぐる陰謀に巻き込まれてしまう。オルガ・キュリレンコのボブのカツラにボディコンスタイルに悩殺されます。
61歳のピアース・ブロスナンなれど、腹のダブダブ感が笑えるのだが、最後が、元CIAの上司が、ロシアの大統領選に便乗して自分の私利私欲のために、ピーターを殺そうとするのだが、それでも元「007」で鍛えた身体のアクションには痺れますから。アメリカ&ロシアの双方を敵に回した元CIA工作員の死闘を描いています。
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