パピとママ映画のblog

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ワイルド・スピード SKY MISSION★★★★★

2015年04月18日 | アクション映画ーワ行
高級車や名車が続々と登場し、迫力満点のカーアクションが繰り広げられるヒットシリーズの第7弾。ヴィン・ディーゼル演じるドミニクら、すご腕ドライバーにしてアウトローの面々が、東京、アブダビ、ロサンゼルスといった世界各地を舞台に壮大な戦いに挑む。メガホンを取るのは、『ソウ』シリーズなどに携ってきたジェームズ・ワン。オリジナルメンバーに加え、ジェイソン・ステイサム、カート・ラッセル、トニー・ジャーがシリーズに参戦する。スリリングな展開はもちろん、故ポール・ウォーカーの勇姿も必見。
注意:ネタバレで書いているので、これからご覧になる方にはごめんなさい。

<感想>もうこれで最後かと思うと、居ても立ってもいられず昨日1番で観賞しました。テンションとストーリーの盛り上がりが、マックス超越えを続けている奇跡のシリーズ「ワイルド・スピード」の7作目。ですが、主演のポール・ウォーカーが突然の事故死ということで製作中断になっていたのに、それを乗り越えてのカーアクション最高峰シリーズとして盛り上がりです。

冒頭からして、いきなり暗殺者デッカードこと、ジェイソン・ステイサムが飛んでもない適役を発揮して、捜査官ボブスことドウェーン・ジョンスンと肉弾バトル。ステイサムとロック様とのパンチとキックを繰り返し、勝負は互角のようだが、部屋もろとも小型爆弾で爆破する。爆風で吹き飛ばされたボブスは暫くは病院のベッドで休憩ですから。そこで、デッカードはドムたちのデーターを奪い去っていく。

お次が、ドミニクの家へと悪魔の手が忍び寄る。何と荷物の中に小型爆弾が仕掛けられていて、遊びに来ていたブライアンの家族を巻きこみ大爆発。しかし、間一髪で気が付いたドクが皆に叫ぶのだ。そして、東京にいるハンが殺されたことを知る。ハンの葬式に懐かしい顔ぶれが揃う。しかし、そこに不審な車が、後を付けるドム、デッカードとドムの車が正面衝突するとは、2人共無傷でバケモノのようで、そこへ謎の特殊部隊が現れる。

実は、今回のミッションは、秘密作戦司令官のミスター・ノーバディことカート・ラッセル。凶悪テロリストがラムジーという天才プログラマーを誘拐したという。彼女の開発したのは、世界中の監視システムにアクセスできる驚異のプログラム“神の目”で、これが悪人の手に渡ると世界は破滅するというのだ。

ドクたちの仕事は、テロリストからラムジーを救いだすこと。それが、コーカサス山地の1本道を移送中。そこで、ドミニクたちが空から敵を襲うという信じられない作戦。
何しろ、大型輸送機に乗ったドミニクたち仲間の車が、数千メートルの空の上からダイブして急降下、もちろんパラシュートで着地なんですが、そこが断崖の細い道なんです。ですが、見事に得意のチームプレーでトラックに乗った天才ハッカーの奪還に成功します。

それでも、ハラハラするシーンが満載でした。彼女の乗っているバスにはポールが乗り込んで行くと、ムエタイの使い手が襲い掛かり肉弾アクションの対決に。ラムジーを素早くドムの車に移して、ポール一人で闘うのですから、それに運転手も撃たれてバスは崖下へと転落していくのですから。ポールはバスの上に這い上がるも、寸での差でバスのバンパーにぶら下がる。亡きポールの大活躍がたっぷりと堪能できるシーンです。

そこからは、またもや兄貴のステイサムが現れて、ドムとデッカードとのダウンヒル・カーチェイスも凄まじい。ですが、そこへジャカンデの傭兵軍団が取り囲み、ドムがとったのは崖を下って真っ逆さま。

ところが、ラムジーは“神の目”を友達に送ってしまい、その友達はアブダビの王子に売ったというのだ。砂漠のど真ん中にそびえ立つ超高層ビルの群れ、その一つのビルの最上階にある真っ赤な高級車、ライカン・ハイパースポーツ。その車の中に取り付けてあるいうのが“神の眼”パーティへ乗り込んだ彼らは、余りにも厳しいセキリティに時間を取り、ブライアンとドムはその車を奪い取り、隣の高層ビル目がけてアクセル全開、ガラス窓を突き破り宙を飛びそのまま隣のビルへとジャンプ。ブレーキが利かないので、また隣のビルへとはぶっ飛びもん。

これって、特撮でもCGでもなく本物のスタントだというから凄い。まるで「ミッションインポッシブル」の映画みたいと喜んではいられないのだ。
しかし、折角取り返したのに、その“神の目”でデッカードが潜んでいる工場を見つけて襲い掛かるわけ。そこには、テロリスト軍団のジャカンデー一味に返り討ちに遭い特殊部隊は全滅に、“神の目”も奪われてしまうのです。

それで、“神の眼”を無力化できるのは作ったラムジーだけで、LAにいるテロリスト軍団のジャカンデーの近辺にいれば、ハッカーして壊してしまうことができるというのだ。決戦の舞台は自分たちの生まれ育ったLAのストリート。愛車のダッジチャージャーに乗り込むドム、この時、ブライアンは死を覚悟して妻に別れの電話をする。

これは第1作へのオマージュ。妻ミアとの間には息子が生まれて、それにお腹には妹が出来ているというのだ。幸せな2人に、危険な仕事で命を落としかねないとは。それと、ドムの恋人レティのミシェル・ロドリゲスも、今回は記憶を取り戻してドムとまた幸せになります。

ところが、敵も戦闘ヘリで襲い掛かってくる。それに、無人機ドローンによるミサイル攻撃と敵の攻撃に四苦八苦のドムたち。猛スピードのカーチェイスにブライアンとキエットのファイナルバトルが炸裂。そして、ドムとデッカードの因縁の対決は、鉄パイプにスパナの2刀流での肉体と肉体のぶつかり合い。これは、どうみても車だけのレース展開ではなく、スパイ大作戦のようになってきているのには驚いた。

そこへ助っ人参上のロック様ことボブスである。ガトリングガンを手に人間兵器と化して暴れまくる勇姿に惚れ惚れしました。そして、ドムの車のニトロエンジンが火を噴いた時には、この激闘に決着がつくのである。

最後の海辺が映されて、ドムとブライアンが車を走らせ別々の道を行くシーンに、そして、過去の「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカーの懐かしい映像に、思わず涙が込み上げて来て止まらなかった。
今まで「ワイルド・スピード」を盛り上げて来てくれた、ヴィン・ディーゼル他の俳優さんたちに、最高の映画をありがとう!
そして、さようならポール。本当にありがとう!
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