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パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

インシディアス 第2章 ★★★

2014年01月15日 | アクション映画ーア行
『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督と、脚本家のリー・ワネルのコンビによりアメリカなどで大ヒットを記録した『インシディアス』の続編。前作のラストで霊が去ったのもつかの間、主人公に悪霊が取りついたことにより、次第に明らかになる彼の衝撃の過去を描写する。前作同様パトリック・ウィルソンとローズ・バーンが夫婦役で出演。再び一家を襲う恐怖はもとより、封印された衝撃の記憶に震撼(しんかん)する。
あらすじ:3人の子どもたちを狙っていた悪霊も去り、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)とレネ(ローズ・バーン)夫妻にようやく平穏な日々が訪れたように見えた。だが、息子を救うために幽体離脱したジョシュは、自分と共にこちら側の世界にやって来た何かに取りつかれていた。実は彼には幼い頃から、幽体離脱してあちら側の世界とつながる特別な能力が宿っており……。

<感想>今度は幽体離脱が時空も飛び越え、悪霊との闘いは新たな次元へと。
今回はジェイムズ・ワン監督と「パラノーマル・アクティビティ」のプロデューサー、オーレン・ペリ&ジェイソン・ブラムが再結集して、主人公の知られざる過去を描いている。ですので、この第2章を初めて見る方には、ジョシュの幽体離脱や悪霊のいる“彼方への世界”について、説明がほとんどないままに物語りが進み、前作の復讐は絶対ですね。

悪霊から家族を救うも霊界から連れて来た“何か”に、霊媒師のエリーズが殺される。エリーズの首に咬み傷があり、父親のジョシュが疑われるが違っていた。そして、一家は彼の母親のロレイン宅へ身を寄せるのだが、そこで怪奇現象続発する。
もろ「ポルターガイスト」シリーズへの強烈なオマージュに加えて、キチガイ幽霊軍団が登場するなど、ホラー好きには堪りませんね。それに、タイムスリップもあるよ。
家族は、事件を忘れたいと頑なに言うジョシュに、妻のルネは不信を募らせます。一方、エリーズの助手、巨漢とメガネの2人組みは、前の家で彼女の昔の相棒である霊媒師カールと共に調査を続行するのです。
このカール爺さんは、アルファベットを彫ったサイコロで、幽霊とコンタクトを取るだけという頼りなさ。この幽霊撃退部隊のてんやわんやの騒動は見ていて本当に面白いですから。ですので、そんなに怖くないです。

やがて幼いころの夫ジョシュに、事件の原因が隠されていることが発覚する。幼い頃のジョシュは、悪夢にさいなまれていた。ロレイン(祖母)から相談を受けていたエリーズは、ジョシュが幽体離脱をしていることを知り、その記憶を封印する。相談時の一部始終を記録したビデオを、2011年に亡きエリーズの助手2人が発見。見るとなんと現在のジョシュが写っていたのだ。
しかし、家族は祖母のロレインの家に移っても怪現象は止まないのだ。ロレインとエリーズの助手2人は、エリーズの霊魂がもたらしたヒントに導かれ、かつてロレインが勤務していた病院へ。そこで、当時の入院患者パーカーを思い出した祖母のロレインは、その男の自宅へと急ぐ。そこで、幼い少年少女の霊に遭遇。ここは少し幽霊屋敷のようで怖かった。

しかしだ、病院も患者の自宅も廃墟となっていた。患者の老人は飛び降り自殺。そこでロレインは、何度か目撃していた女の幽霊とそっくりな肖像画を発見する。それは、患者の母親で、娘が欲しかったのに男の子が産まれ、どういうわけか母親は息子に女の服を着せておさげ髪にし、嫌がる息子を女の子として育てる。その廃屋で何度か母親と見られる白いワンピースを着た女と娘の幽霊が見られます。

それと、夫のジョシュは息子を探しに“彼方の世界”へ行き、帰って来たのだが、実は体も心も悪魔のような感じがする別の人間。奥さんのルネがピアノの音とか、赤ちゃんの歩行器が勝手に動くしで頭が変になる。このピアノが勝手に響くのが、実はルネが夫のために作ったピアノ曲なんですね。これも本作の伏線となります。

それに、廃屋のパーカーの部屋の本棚を動かすと、奥に部屋がありそこには白い布を被された遺体がたくさんあった。パーカーは女に変装して人殺しをして、遺体をこの部屋に隠していたのです。変人として扱われ、警察は知らなかったことで、このような痛ましい女性の遺体の霊が浮かばれないで浮遊しているのでしょう。
夫のジョシュと霊媒師のカールが“彼方の世界”へと行くも、エリーズと出会い、幽体離脱中の体は魂が不在状態となるため、その身体に入り込もうと幽霊やら悪魔たちが集まってくるところなのだと。早く現実の世界へ帰りなさいというのだ。どうやら幽霊が、人間に憑りついて、また現実の世界へ戻りたいと襲いかかってくるのだ。
息子が父親を探しに”彼方への世界”へ来て現実の世界へと導くのです。

いや、母親は強い、ローズ・バーンが子供たちを守るためにフライパンで叩いたりして悪霊と闘う姿は、素晴らしい。それにしても、この映画の婆ぁといい、迫力あって凄いにつきます。
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