ぶらぶら人生

心の呟き

『老いも病いも受け入れよう』

2022-02-08 | 身辺雑記
 施設の移動図書から瀬戸内寂聴著『老いも病も受け入れよう』を借りてきて読む。

 老いてなおテレビ出演をなさる機会が多かったので、最晩年の病いまでは、比較的お元気で活躍なさっているのかと思っていた。が、そうではなかった。
 この本は、94歳当時の様子が綴られているのだが、私なら悲鳴をあげそうな不具合を、あれこれ抱えておられたのだと知る。
 老いを生きるのは、なかなか大変なことだ。



     



 圧迫骨折、手足のしびれ、痛み、加齢性黄斑変性症、糖尿病の持病、背骨圧迫骨折、腰椎圧迫骨折、鬱状態、胆嚢ガン手術、腰部脊柱管狭窄症等など。(順序不同)
 大変なことだ。お手伝いさんはおられても、痛みや不具合を代わってもらうことはできない。寂聴さんは、<それらを受け入れよう>とおっしゃっているが、私には無理なことに思える。
 今のところは、耐えうる不調だが、今後どうなってゆくのやら?!
 受け入れよ、と言われてもなあ、と頭を抱える。

 それでも、心に留めて心がけたいと思ったことばは、

 忘己利他
 和願施 笑顔は妙薬
 歩かないでいると、心肺機能が低下して持久力なくなる

 などなど。

  寂聴さんの理想の最期は、ペンを持ったままの死だとおっしゃるが、私は本を読みつつ…が、願いである。容易なことではあるまいと思いつつ。
 寂聴さんも願いは叶わず、病院で亡くなられたはず。




 お隣の方が、気分が良くないと言いにこられ、午後、3時以降はしばしば様子伺いをする。と同時に、施設の人にも報告する。早速、施設の方が様子を見に来てくださったが、熱もなく、血圧や酸素量にも異常なしとのこと。しかし、ほとんど目を開けずに横臥しておられる。夕ご飯のときものぞいてみたが、食べておられぬ様子。夕食膳の片付けを手伝ったあとは、ゆっくり休まれるよう言って、退去。

 施設では、異常があれば、ナースコールが可能で、それが救いである。が、状態によっては、果たして自分で活用できるかどうかはわからない。
 


              今朝の雲


 




 


コメント
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