ぶらぶら人生

心の呟き

『人間は哀れである』

2022-02-23 | 身辺雑記
 19日(土曜日)の新聞を見て、Amazonへ注文した本。
 東海林さだお著『人間は哀れである』

 早速読了。
 久しぶりに、心をくすぐられる楽しい読書であった。
 東海林さだおさんの作品に接するのは、漫画も含めて初めてである。



  

      紹介記事と文庫本『人間は哀れである』


 人間は哀れである、そう言われてみると、する事なす事考えることから体の造作まで、哀れならざるはなし、と思えてくる。東海林さんの観察眼や思考スタイルが確かに的を射ており、思わず微苦笑させられる。揶揄されていても、確かに! と、苦笑して認めつつ、同時に悲哀の気持ちも湧いてきたり……。
 東海林さんというのは、すごい個性的な人だな、と思う。
 本もしっかり読んでおられる。人間観察の土台が揺るがない。

 閉ざしがちな心、このところのモヤモヤした沈んだ気持ちを、吹き飛ばしてくれた一冊。

 平松洋子編で、お二人は西荻窪に住み、こころの通い合う同志でもあるらしい。
 最後の対談にも味がある。
コメント
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